アムステルダムと言えば運河!地図で見られる様に、アムステルダムのどこもかしこも運河が広がっていて、観光客向けに船で大体一時間で運河を渡るツアーも沢山あります。
また、天気のいい日は地元の人たちが小さなモーター付きボートに友達や家族4-6人で乗って、ワインやシャンパンを片手に遊覧していることも。
カイクデュインの記事で書いたとおり、オランダの夏の日照時間の最大は19時間!と長いですから、夏は人々が仕事を終えた午後5時頃から、このようなボートが運河を渡っているの景色を見るのは珍しくありません。
もしアムステルダムにいらしたら、運河上からゆっくり街並みを観光するボートツアーの後、地元の人に混じって運河沿いでゆったりコーヒーやオランダビールを飲むのはいかがでしょうか?アムステルダムは観光客がとても多い街ですので、観光客相手のお店は沢山ありますが、今回は客層が地元の人が多く集まるオシャレで隠れ家的なカフェバーをご紹介したいと思います。
地元の人が集まるオシャレで隠れ家的なカフェバー
場所は観光名所で有名なレンブラント広場の近くにあり、そこから徒歩4分程です。Café de jaren(カフェ・デ・ヤーレン)という名前は英語に訳すとCafé of year、意味は年中楽しまれるカフェ、という感じで意訳できますね。17世紀に建てられたこちらも素敵で趣のあるNSホテルの隣にあります。天気のいい日は外に座るのが最高なテラスがあるんです。

Café de Jaren - Amsterdam カフェ・デ・ヤーレン 公式ウェブサイト
http://www.cafedejaren.nl/In het hart van Amsterdam aan de grachten vindt u Café de Jaren. Een ruim café met restaurant, bar en terras, waar u lekker kunt lunchen, dineren.
カフェの周りには蔦が渡っていて、緑が気持いいテラスです。カフェからの景色はアムステルダム特有の運河沿いにレンガの家並みが続く景色。観光船、カモメ、地元の人が乗るボート、鳩に癒される景色です。
モダンなラウンジバー音楽とともに、飾らない雰囲気の屋内
夏以外の季節は中からの景色もおすすめです。モダンなラウンジバー系の音楽とともに、お洒落なポスターがあちこちに貼ってある、飾らない雰囲気の屋内です。客席も多いので、満席ということはほとんどなく、中にはパソコンを持ち込んでリラックスな雰囲気でお仕事や勉強をしているオランダ人も見受けられます。
もちろん窓がガラス張りなので、テラスからの景色も屋内にいながら見られます。
あと、オシャレな外観の割に良心的な値段にも惹かれます。扱っているビールはオランダビールが主で、その他にもワインやコーヒー、ミントティーも揃っています。
オランダのチップ文化(トイレ編・レストラン編)
少し驚いた点は、こちらのカフェ、トイレが地下一階にあるのですが、階段を下った後人が座っていて、チップを求められる雰囲気です…(写真は撮れませんでした、笑)。一般的なオランダのカフェやレストランでチップを求められることは今までなかったので、びっくりして50セント置いてしまいました。オランダではショッピングモールや、公共トイレ(駅やイベント会場など)では30~70セントを求められるのが通常ですが、レストランで?と腑に落ちなかったので、後からオランダ人の友人に聞いてみました。
答えは「あげなくていい」とのこと。もしカフェを利用しない人がトイレを使用するならまだしも、カフェのお客さんであれば素通りでよいとのことです。万が一何か話しかけられたら、「こちらのカフェでお食事させていただいております」と言って客であることを主張すればよいとのこと。皆さんも同じような境遇になった場合は、素通りでよさそうですよ^^;
また、ヨーロッパの他の国(イギリスやドイツ、フランス)では、通常店員さんに支払額の10%程度のチップを渡すのが普通ですが、オランダはこちらも基本的に必要なし。特にサービスが満足だったという場合にのみ、端数のお釣りをあげるくらいでよいとのことです。
筆者もオランダに初めて来たときはヨーロッパ内なので不思議な感覚でしたが、慣れてくると日本と同じでチップをあげなくても店員さん達は普通に笑顔で対応してくれるので、住みやすい国だと感じています。
ドイツなどではチップをあげないとケチだなと思われる習慣があるので、隣国でも違う文化なんですね。
筆者は6月の下旬にこのカフェに行って、友達とミントティーを頂き、運河の景色を満喫してきました。店員さんたちも笑顔で素敵な対応でした。
アムステルダムでのお買い物や街歩きに疲れた時は、運河沿いのこちらのオシャレなカフェバーで是非ほっと一息していってください。天気のいい日はテラスで、曇りや肌寒い日は屋内で、どちらも満喫できる環境のカフェですよ。
カフェ、自転車、ビール、オランダのアート(絵画、建築等)をこよなく愛しています。