バンコクにある動物園について
バンコクで動物園というと、「ドゥシット動物園」と「サファリワールド」です。
入場料が安くのんびり楽しめる「ドゥシット動物園」に対し、入場料はそれなりにするものの、動物好きにはたまらないのが「サファリワールド」です。人気があるのもサファリワールドでしょう。サファリワールドは「キリンに餌付けできる」ということで、一部の人の間で最近話題にもなっています。
・ドゥシット動物園
ドゥシット動物園はバンコク市内の動物園で、先代のラマ5世国王陛下の私庭(植物園)だったものを1938年にバンコク都が譲り受け動物園としてオープンしたもので、その後Zoological Park Organizationに経営を移され今にいたります。
現在では300種を越える哺乳類、200種を越える爬虫類そして800種を越える鳥類が飼育される国内でも最大規模の動物園で、日本の動物園と似た展示方法となっています。タイの動物園らしくもちろんゾウもいますし、コアラだっています。
バンコク市内の動物園ではあるものの、難易度高めかもしれません。目的まで辿り着くのは少し大変なので、タクシーに乗るのが手っ取り早いでしょう。電車やバスなどの交通機関を使って向かうには少し大変で、BTSビクトリーモニュメント(Victory Monument)駅のN3番出口を降りてすぐのバス停からバスで目的地へ行くという方法もあります。
交通機関を乗り継いでドゥシット動物園へ向かう場合は、515、528番系統のバスに乗って車掌さんに「スワンサッドゥシット」と告げて料金(12バーツ)を払えばOKです。バスに乗る場合、支払い時に渡される小さな紙切れはレシートなので降りるまでは無くさないようにしてくださいね。
デュシット動物園の入場料は大人100バーツ、子供50バーツとなっていて、とてもリーズナブルに設定されています。入場料が安い上に、無料でカバにエサも与えられ、充実した時間を過ごすことができます。 私が行った時は休日でしたが、そんなに混んでいる印象はありませんでした。最近はサファリワールドの方が人気があるように思います。
・サファリワールド
バンコク市内から車で1時間の距離にあるサファリワールドは、動物の居住区域内を車で見てまわる「Safari Park」と、動物園と各種のショーが見られる「Marine Park」からなるアニマルワールドとなっています。
サファリ ワールドでは、カウボーイのスタントショーや、動物園とは思えないハリウッドのようなパフォーマンスが売りのショ「スパイ ウォー」も見ることができたりするので、動物園が苦手な方でも楽しめるスポットです。サファリワールドには自由に動き回れる広大なスペースが与えられているので、ふつうの動物園では体験できない開放感があります。
サファリワールドのみどころといえば、なんといっても250頭ものキリンです。動物園のキリンの群飼育としては世界最大といわれているので、キリンのエリアに来たら餌をあげて記念に写真を撮ってくださいね。

しまうま
動物を至近距離で楽しみたいならサファリワールドがおすすめ!
サファリワールドがオープンしたのは1988年で、今年で30年になります。園内は2つのエリアに分かれていて、動物の居住区域内を車で見てまわる「Safari Park」と、動物園と各種のショーが見られる「Marine Park」からなります。
動物の居住区域内を車で見てまわる「Safari Park」では、全長8kmの敷地を動物が自由に動き回っているので、非日常の光景に興奮します。このエリアに暮らしているのは、シマウマ、ラクダ、レイヨウ、ガゼル、サイなどのたくさんの草食動物と、ダチョウ、ペリカン、ツル、などの大型鳥類で、車は動物を見るために好きな場所に停めることができるようになっています。
車は動物を見るために自由に停めることができるようになっていますが、動物の数が非常に多いのでぶつからないようにゆっくり運転してくださいね。動物に食べ物を与えることやクラクションなどの大きな音を立てることは禁止されているので、こちらも注意しましょう。
車から降りることはできませんが窓を開けることは可能となっているので、動物たちを間近に感じることができます。車を走らせていると、多くのキリンが悠々と歩いている光景を目にすることができます。

サファリワールド
トラやライオンがいるエリアになると、少し緊張が走ります。肉食動物エリアのゲートが開く前に、監視員から車に戻ってすべての窓を閉めるよう案内があります。背後のゲートが安全に閉まると前のゲートが開き始めるようになっています。
迷彩模様の警備車両が待機し問題が発生しないように監視していますが、トラブルがゼロとは限りません。「車にトラブルが発生した場合は、車外に出ないでください。クラクションを鳴らし、救助を待ってください」と書かれた標識が立てられているので、何かトラブルが発生したら、クラクションを鳴らして救助を待ってくださいね。
「Safari Park」の方は車で回っていきますが、園内にはバスも走っているのでそちらを利用しても大丈夫です。動物園と各種のショーが見られる「Marine Park」の方は、歩いて回るので、子供連れの場合はベビーカーを利用するといいですよ。園内でも貸出しはしていて、1時間80バーツ(約250円)、1日400バーツ(約1,300円)となっています。
「Safari Park」を満喫したら、歩いて「Marine Park」に向かいます。「Marine Park」は従来型の動物園と巨大な遊園地が一緒になったような場所で、動物のショーを楽しんでだり、レストランで昼食をとったりすることができます。 可愛らしいカフェも入っているので、是非ご利用くださいね。
「Marine Park」のエリアでは、オランウータンショー、アシカショー、バードショー、イルカショー、エレファントショー、カウボーイスタントショー、スパイ・ウォーショー、とさまざまなショーがあるので、入り口でタイムテーブルを確認するようにしましょう。
中でも「象」のショーは必見ですよ。オランウータンのショーは子どもから人気があるので、お子様連れの方におすすめです。ショーの中で最も人気があるのは「イルカ」のショーになります。イルカのショーは水族館や動物園で定番ですが、見る価値はありますよ。スパイ ウォーでは爆発シーンがあり、その爆音は動物園中に響き渡るほど大きなものです。

ライオン
気になる料金ですが、
外国人料金が、大人1,500バーツ(約5,000円)、子供1,400バーツ(約4,500円)、
タイ人料金が、大人680バーツ(約2,200円)、子供:580バーツ(約1,900円)、
となっていて、外国人料金とタイ人料金では大きな差があります。ちなみに、この10年間で外国人料金が倍以上に値上がりしているという事実もあります。それでも人気は相変わらずなのですよ。タイ在住者であれば、チケット売り場でワークパーミットを出すことで値引きしてくれます。タイ在住者の方はワークパーミットをお忘れなく。
キリンだけでも250頭!動物園のキリンの群飼育としては世界最大!

キリンがたくさん
マリンパークでマストなのは「キリンの餌やり」です。250頭ものキリンがいるそうなのですが、動物園のキリンの群飼育としては世界最大なのだとか。確かに動物園でここまでの規模はすごいですよね。本当に近い距離でキリンと触れ合うことができるのでおすすめです。
ほとんどの観光客はこの「キリンのの餌やり」を1番の目的にしていることと思います。キリンさんはあらゆるところから首を出してくるので、買った餌をあげます。受付で100バーツ渡すとバナナの入ったバケツを渡してくれるのですが、キリンがかわいいので私は何度もバナナを買いました。
長い舌をべろんと出して巻きとる姿がおもしろくて、見ているだけで癒されます。最初は恐る恐るですが、次第に慣れてきますよ。手ではなく口で餌をあげるつわものもいたりします。

餌待ちのキリンさん

キリン
たくさんのキリンとこんなに間近で触れ合えることは、サファリワールドでしか体験できません。大人も子どもも大興奮できるスポットなので、機会があれば是非訪れてみてくださいね。
タイ在住の専業主婦です。今でも、カルチャーショックに驚く日々。タイのおすすめ情報や、ローカルな部分をお伝えいたします。