ローカルに一般的に食べられている「ナシラマ」
ナシラマはローカルに一般的に食べられている、マレーシア料理です。ナシとはご飯、ラマとはココナッツを意味します。それで直訳すると「ココナッツライス」ということになります。ココナッツミルクを入れて炊き込んだご飯に、サンバルというチリソースやきゅうり、豆を添えて食べます。
時には、鶏肉や目玉焼きを添えて食べることもあります。ご飯からココナッツのいい香りがさりげなく漂い、少し辛いサンバルとの相性は抜群です。ローカルの間ではサンバルの味の違いが、ナシラマの味の決め手になるようです。それで、どの店のサンバルが美味しいと言ったことが話題になります。
マレーシアですっかりと親しまれているナシラマ。そんなナシラマがマクドナルドでハンバーガーとして登場しました!ナシラマならぬロティラマ(ココナッツパン)です。
マクドナルドでナシラマバーガーが限定メニューに!

ナシラマバーガー期間限定の看板
日本と同様、マクドナルドには、期間限定のものが売り出されます。そして今回はなんと!ナシラマバーガーが売り出されていたのです。
先ほども説明した通り、直訳するとココナッツライスという意味のナシラマが、「パンに?」と、とても興味津津になりました。そして早速……ナシラマバーガーを注文してみることにしました。
大抵の場合、期間限定メニューは少し高めの値段設定になっています。と言ってもだいたい15RM(リンギット)前後といったところでしょうか。今回のナシラマバーガーは、セットメニューで約20RM、アラカルトでも約18RM。限定メニューにしてもかなり高めの値段設定です。
マクドナルドのやる気(?)を感じる値段設定だなと思いながら注文しました。

Making delicious feel-good moments easy for everyone.
登場したナシラマバーガーは?

ナシラマバーガーセット
私たちはセットメニューを注文しました。他のセットメニューと同様、ソフトドリンクは、自分たちの好きなものを注文することができます。そして、フライドポテトも付いて来ました。

箱を開けた状態
箱を開けてみてビックリ!普段のハンバーガーサイズの1.5倍はあるのではないかと思われるほどの、ビックサイズのハンバーガーが入っていました!
ちょっと大き目のフライドチキンや、目玉焼きも中に挟まれていて、一口で食べるのが大変なくらいのボリュームがありました。このサイズだと17RMもするのは仕方ないと妙に納得しました。
食べてみた感想は?

早速一口いただきます。味は……「ナシラマそのもの!」というのが私の率直な感想です。ハンバーガーのソースにはナシラマのサンバルが使われていました。サンバルには魚が使用されていることがあり、独特の香りがしますが、サンバルのその香りまでしっかりと感じました。
いつもハンバーガーに入っているレタスの代わりに、キュウリが挟まれていたのもナシラマらしいと感じました。
■具が落ちないように食べるのが大変だった!

具がこぼれ落ちそうになってしまったバーガー
ただ、ナシラマバーガーはビックサイズ&ボリューム満点のハンバーガーなので、食べているうちに、フライドチキンが落ちそうになります。具を落とさないように食べるのがなかなか大変でした。
食事の間の、おやつ代わりに注文したのですが、2人で1つのハンバーガーでお腹がいっぱいになりました。
ローカルの反応は?

マクドナルド(KL国際空港)店内の様子
マレーシア人はマクドナルドなどのファーストフードが好きなので、年齢や性別を問わず多くの人が訪れています。その中で、ナシラマバーガーは人気なのか、興味を持って観察していました。
そうすると、かなり多くの人が注文していることに気づきました。実際に私がカウンターに並んでいた時、私の前にいた人もナシラマバーガーを注文していました。注文後、他のテーブルの様子をちらっと観察してみても、ナシラマバーガーの箱が置かれている様子をよく見かけました。
どうやら、私の周りでみる限りでは、ナシラマバーガーは盛況のようです。
マレーシアらしいハンバーガー

今回、期間限定のナシラマバーガーはマレーシアらしいハンバーガーだと思いました。個人的には、「ナシラマ」が「ロティ(パン)ラマ」になってしまったことには、少し違和感がありました。ご飯として食べるナシラマが好きだからです。
でもマレーシアらしさを味わうとしては、最適なハンバーガーだと思いました。ローカルにも人気のナシラマバーガー。6月末までの限定メニューなので、今マレーシアに行く予定がある人は、一度試してみるのも楽しいかもしれません。
マレーシア在住です。海外旅行とコーヒーが大好き!マニアックなマレーシア情報や海外旅行の様子を、ハプニングを交えてお伝えします!