となりのトトロがペットに?中国で見かけた不思議で超可愛い生き物「龙猫(ロンマオ)」!その正体と特徴まとめ

となりのトトロがペットに?中国で見かけた不思議で超可愛い生き物「龙猫(ロンマオ)」!その正体と特徴まとめ

最近、広州市内で得体の知れない可愛い生き物を発見しました。中国語表記によると、その名は「龙猫(ロンマオ)」。ロンマオってまさかあのトトロのことでは?いやいや、いくら中国でもトトロがペットショップにいるわけがないでしょう・・・今回はそんないきさつで調べたロンマオと、広州市にあるロンマオ専門ショップの様子をレポートします。


街で見かけた「龙猫(ロンマオ)」専門店に衝撃を受ける

中国広東省広州市の街中で。この辺りでは珍しくない中国涼茶のお店と麻辣汤(マーラータン)食堂の間に、一風変わったショップがあることに気付きました。店内にはたくさんのケージが並んでいて・・・ペットショップかな?

様相としては、この辺りではあまり見かけない日本のペットショップのような綺麗なお店です。

広州では珍しいロンマオ専門のペットショップ。

気になってお店の外から店内にいる小動物を観察してみると・・・ウサギに似てるけど耳が長くない、モルモットのようだけれどどうも違う、ネズミやハムスターの種類にしては大き過ぎる・・・これは一体何!?

店名を見上げてみると、そこには「龙猫(ロンマオ)」とあります。中国語でも「猫(マオ)」はネコの意味ですが、ロンマオという動物は聞いたことがありません。ロンマオって何?

ロンマオの正体は「チンチラ」です

辞書で調べると、ロンマオとは「チンチラ」のことでした。よく見ると、店名にもアルファベットで「Chinchilla」と書いてありますね。ここは、広州市でも珍しいチンチラ専門のペットショップなんです。

野生のチンチラはもともと南アメリカのアンデスで、標高が3000mとも4000mともなるエリアで生活しています。そのため暑さや湿度に弱く、ここ広州市でチンチラを飼う場合、一日中エアコンを稼動させるのは必須でしょう。(日本でも、梅雨から夏の時季は特に注意が必要です。)

気持ち良さそうに眠っているチンチラ(恐らくブラックベルベット)。

店内には、チンチラに関する説明がありました。簡単に訳してみると、「南アメリカのアンデス山脈から来たチンチラの寿命は15年~20年。可愛く人によく懐き、賢く好奇心が旺盛の極めて面白い小動物。静かな生き物で独りで週末を過ごせるから心配いりません。

清潔で寄生虫はいないし、体も排泄物も臭くない。自分でちゃんと水浴びができます。毛はとっても細くて柔らかくて、大抵の動物アレルギーの人でもチンチラにはアレルギー反応が出ませんよ。」となっています。さて、これは本当でしょうか?(笑)後ほど簡単に検証してみます。

「となりのトトロ」の正体は実はチンチラ?

最初にロンマオという単語を見た時、実はロンマオという単語自体は知っていました。中国語で「龙猫(ロンマオ)」と言えば、中国でも大人気のアニメ「となりのトトロ」のことです。

でもペットショップにトトロがいるわけないし・・・と思ったのですが、実は本当にこの子たちがトトロのようですよ。

お店には、明らかにトトロを意識したロゴが(笑)

知らなかったのですが、「となりのトトロ」のモデルはチンチラだという説があるそうなんです。なるほど、ずんぐりむっくりとした体系や大きめの耳としっぽ、薄いグレーの体毛は確かに似ていなくもないですね。

でもそうすると、中国において「となりのトトロ」は単に「チンチラ」と訳されているということです。作中ではトトロは森の精ですし、制作側もチンチラと断定はしていないと思うのですが・・・(汗)

広州市のチンチラ専門ショップ「龙猫仔乐园(チンチラちゃんの楽園)」紹介

アクセス

チンチラ専門店「龙猫仔乐园(チンチラちゃんの楽園)」。住所は、広東省広州市越秀区惠福東路451号です。最寄り駅は、広州地下鉄1号線と2号線が交わる「公園前」駅。公園前駅のD出口から教育路を徒歩で直進、7~8分すると右手にあります。

ここは有名な観光地「北京路」の歩行者天国からも歩いて5~6分の位置なので、動物好きの方は北京路観光のついでに寄ってみると良いですよ。可愛いチンチラたちの姿に癒されます。

店内の様子

店内のほとんどのケージはチンチラです。さすがは専門店!

壁際に並んでいるケージは全てチンチラです。店内の壁二面に渡るケージには、大抵チンチラが1匹ずつ入れられています。

時々2匹一緒に生活していたり、空のケージもあります。筆者は近くを通る度に何度か店内を覗いているのですが、その時によって飼育されているチンチラの数はまちまちです。でも、少ない時でも十分選べるだけのチンチラはいますよ。カラーも様々です。

店内は、どうやら写真撮影OKの様子。(少なくともお咎めなしです。)お店を訪れる人々は、珍しいチンチラにテンション上がり気味です。その気持ち、よくわかります。

ペット用品も充実

チンチラちゃんの楽園は、ペット用品が充実しています。並んでいるのは、主に店内で扱っているチンチラ、ウサギ、ハムスター用のものです。なぜか日本語表記を使っているものも多くありましたが、特に日本からの輸入品というわけではなさそうでした。

店内のペット用品の数々。

動物を入れるケージやエサの類、トイレ用の砂やチンチラやハムスターが喜ぶ回し車など、大抵の物はここで揃えることができそうです。これだけ揃っているところを見ると、ペットを購入した後のアフターケアも充実していそうな印象を受けます。

チンチラ購入後の「里子サービス」

チンチラ専門店「チンチラちゃんの楽園」では、チンチラ購入後のアフターサービスとして「里子サービス」なるものがあります。チンチラ購入後に長期の旅行などでチンチラのお世話ができない場合に、チンチラちゃんの楽園がペットホテルのようになってくれるんです。

お得なことに、なんと5日間の無料里子サービスがあります。それを超えると料金が発生するのですが、チンチラの場合は1日15元(*約257円)、医療や訓練目的での里子は1日30元(約513円)です。日本のペットホテルの感覚からするとかなり安価ですね。

万一15日以上支払いが滞ったら、飼い主がその権利を放棄したとみなされ、動物はペットショップに戻されることになります。

5日間の無料里子サービスカードが付いてきます。

里子サービスの約束事としては、飼い主側はペットを預ける又は引き取る場合に少なくとも前日にはショップに連絡を入れること、必ず連絡先を残すこと、そして預ける時点でのペットの健康状態をよく把握しておくことなどがあります。

ショップ側は、24時間体制で室温管理をすることや必ず一人担当者をつけること、毎日十分の世話をして2日に1回は砂浴びをさせることや健康チェックを怠らないことなどが挙げられています。こういうサービスがあると、飼った後も安心ですね。

チンチラについて

チンチラは一見ウサギにもよく似ていますが、実はネズミの仲間です。ただネズミとの決定的な違いとして、チンチラは草食です。中国では路上に(下手をすると建物の中にも)野生のネズミが多く生息していますが、彼らは雑食でゴミをあさって何でも食べていますよ。

ネズミの仲間だけど草食という点では、チンチラはモルモットと近い種類なのかもしれません。確かに外見も似ていますね。

アップで見ると、ネズミの仲間というのがわかる気がします(スタンダードグレー)。

チンチラは色々な面でペット向き

一般に、チンチラは人懐っこくて甘えん坊だと言われています。抱っこしたり、手からエサを食べさせてあげたりできるんです。見た目だけでなく、性格もとってもキュートなんですね!

またチンチラはにおいがほとんどなく、鳴き声もか細くて近所に迷惑をかけることはないので、日本でも中国都市部でも注目のペットなのでしょう。

気になるチンチラのお値段は?(日本・中国)

どんな動物でもそうですが、年齢や固体の状態によってお値段は変わってきます。でも実はチンチラは、それ以外にもカラーによってお値段がかなり変動するんですよ。

安い→高いの順で、スタンダードグレー(ライトグレー)、シナモン(薄い茶色)、ブラッグベルベッド(お腹周りなどホワイトが交じったブラック)、ブラックエボニー(真っ黒)、ホワイト、パイド(シルバーに近いお色)、そしてバイオレット(薄い青紫)です。

美しさと言うよりは、カラーによって希少価値が変わってくるためお値段にも差が出てくるようです。でもやっぱり高級感漂うバイオレットは、写真で見てもかなり綺麗でした。(今回チンチラちゃんの楽園にはパイドとバイオレットがいなかったので、写真で確認しました。)

希少価値の高いホワイトのチンチラ。

カラーによってお値段に幅がありますが、日本では1匹2万円~8万円ほどするようです。では中国ではどうでしょうか?大体ですが、千元~2千元(約17100円~51400円)程度のようですよ。

ただ、希少価値の高いホワイト・パイド・バイオレットに関しての情報が得られなかったので、強いて言えば中国の方が少しお安いようですが、日本との販売価格の差はそれ程大きくないと思います。

実は中国のネットショップでもチンチラは売買されていて、中には800元(約13700円)のものもいるようです。でも、もし状態が悪くて早死にしてしまったら悲しいですよね。実物を見ることができない状態で購入するのは、特にここ中国ではリスクが高そうです。

意外と寿命が長いチンチラ

チンチラの寿命は、5年~20年とかなり幅広いようです。(チンチラちゃんの楽園の説明では、寿命15年~20年となっていましたね。サバを読んでいるわけではないようですが、情報をやや誇張している傾向があるようです。)

どうして寿命にこんなに開きがあるのかわかりませんが、チンチラは繊細な生き物です。温度管理や騒音、生活環境次第では弱ってしまうので、残念ながら短命な子もいるのかなと思いました。でも、もし20年も生きてくれたら犬猫よりも長いですね。

チンチラの飼い方と注意点

チンチラはペットとして飼いやすい性格ですが、体質はなかなかデリケートです。先に挙げた温度や湿度の管理が絶対なだけでなく、ストレスに弱いのです。

チンチラは夜行性なので昼間は寝ているのですが、例えば騒音があって日中も休まらないとストレスが溜まってしまうようですよ。他にも、運動不足にならないように回し車を用意してあげたり、ケージの中(特に砂浴び用の砂)を清潔に保つのも大切です。

各ケージにチンチラのネームプレートが。

また、購入する前に毛並みや体格などの健康状態を確認する必要があります。実際に触ったり、できれば抱っこしてみてから購入しましょう。悪環境で飼育されている子は気性が荒くなってしまいます。懐いてくれそうな子かどうかをきちんと確かめてくださいね。

「チンチラちゃんの楽園」の感想

1ケージに2匹のチンチラがいることも。

こちらのペットショップ、静かで清潔な環境なのは好感が持てました。ただ、ネット上では接客についての不満の声があります。(もともと情報が少ないので、ほんの数人の利用者の声です。)今現在購入意思のない客は、全く相手にしてくれないとのことです。

私も動物が大好きで色々とチンチラについて聞いてみたかったのですが、二人の店員さんはどちらも「話しかけるな」オーラを出していて、接客と言うよりは、どちらかと言うと客を見張っているという印象を受けました。もうちょっと感じ良くしてくれると良いなと思います。

接客が悪いと、果たしてチンチラたちのコンディションはどうなのか?一見充実しているアフターサービスは大丈夫なのか?と少し疑問を感じてしまいますね。

最後に

ユーザーによると、今回ご紹介したショップには以前はとても親切な店員さんがいたようです。今後また良い人が入ってくれると良いですね。旅行者の方も、北京路散策のついでに是非寄ってみてください。きっとモフモフの愛らしい姿に癒されますよ。

今のところ店員はやや威圧的ですが(汗)、静かに見ている分には文句を言ってきたりはしません。大勢の中国人客にまぎれて可愛らしいチンチラたちを見に行ってみましょう。

*記事内のレートは全て2018年5月のものです。

この記事のライター

中国広東省広州市に住む30代主婦です。今の目標は広東語をマスターすること!大好きな広州を、楽しく詳しくレポートしていきます★

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