意外なビール産出国?高山地帯の清流からつくられるボリビアビールは世界で一番おいしい?

意外なビール産出国?高山地帯の清流からつくられるボリビアビールは世界で一番おいしい?

南米のボリビアというとウユニ塩湖や首都ラパスをイメージされる方が多いかもしれません。それ以外の事はあまり知らないという方も多いかもしれません。実はボリビアはビール好きにはたまらない国でもあります。ボリビアのビールはビールのワールドカップで世界一にも輝いたことがあります。高山地帯の水からつくられたボリビアビールをご紹介!


ボリビアの熱帯地方ではとにかくビールが飲まれている

特にボリビアの熱帯では年中熱い気候ですのでビールが好んで飲まれます。

ボリビアというと首都ラパスやウユニ塩湖があるような山岳地帯をイメージされる方が多いと思います。確かに国土の半分は標高3000mを超えるような山岳地帯ですが、実はボリビアはもう半分はアマゾンのジャングル地帯になります。いわゆる熱帯気候、熱帯雨林気候です。

灼熱の熱帯では気温が40度を超える場所もありますし、50度にまで達する場所もあります。そんな極限の暑さの中で、人々が好んでよく飲む飲み物と言えばビールになります。暑い日差しの照り付ける熱帯の気候の中でのビールは最高に体を冷やしてくれます。

豊饒なアマゾンに囲まれた隣の国ブラジルも世界的なビールの産地として知られますから暑い気候にはビールというのは世界共通なのかもしれません。そんな熱帯生活の中で憩いを与えてくれる人々にとっても大切なビール。ボリビアの熱帯地方でもビールは幅広く飲まれています。

少し興味深いのですが、ボリビアの熱帯地方でもビールは製造されていますし、ブラジルのほうから輸入されるものも広く流通しています。しかし、ボリビアビールの有名なものは実は山岳地帯で造られています。

最強のボリビアビールは山岳地帯から

すり鉢状の独特の風景を提供する標高3800mのラパス。

世界的にも評価の高いボリビアビールは2つの銘柄があります。それはパセーニャとウワリというものです。その2つのビールが造られているのは首都のラパスと高山地帯にあるオルーロという町です。どちらも標高3000m越えの山岳地帯です。

興味深いのがこの山岳地帯はどちらも年中水不足に悩まされます。雨が少なく、荒野の様な山岳地帯には水がもともと少ないというわけです。そんな山岳地帯にあって、貴重な高山の清流の澄み切った水を利用して造られたビールが、パセーニャとウワリです。

どちらもものすごく深みがあり美味しいビールです。日本人旅行者もこの2つの銘柄はおいしいと気に入ります。ボリビアを旅行される際はぜひこの2つを探してみてください。ちなみに、山岳地帯の標高の高い場所を旅行される際にはビールを飲むときには注意をしましょう。

アルコールを摂取することによって高山病を悪化させてしまうことがあります。低地の熱帯地方を旅行するときにビールを飲まれることをおすすめします。とはいっても、山岳地帯は年中寒いので体を冷やす効果のあるビールはあまり飲まれません。

それよりも体を温める、ワインやシンガニの様なお酒が好まれます。土地や住む場所によって飲むお酒の種類が変わってくるのも面白いです。また、山岳地帯のラパスと熱帯地方のサンタクルスは人の習慣や文化も全然違います。同じボリビアですが、違う国の様な感覚になるもの面白いところ。

ボリビアに来たならぜひ飲んでおきたいビールの銘柄

ビールのワールドカップで何度も優勝している最強ビール、パセーニャ

ボリビアに来たなら絶対に飲んでおきたいビールナンバーワンは間違いなくパセーニャです。ビールの世界選手権でも優勝を飾ったこともあるこのビールは、山岳地帯の首都ラパスで製造されています。パセーニャという言葉はラパスの人という意味があります。地元の人にとっても大切なビールです。

深いコクとほどよい苦み、そしてすっきりした飲み心地はまさに絶品です。日本人旅行者に言わせるとボリビア版のプレミアムモルツという風にも言われます。ボリビアを訪れたならぜひ飲んでください。

瓶で飲むのがやはりおいしいですが、缶で飲むのが一般的。

ボリビアの町でビールを探しているととにかくよく目にするのがこのパセーニャの缶バージョンです。もちろん、瓶で飲むほうが鮮度がありおいしいのですが、缶で飲むのが一般的です。ちなみにこのパセーニャは関税が含まれており、ほかのビールと比べると4ボリビアーノ(60円ほど)高くなっています。

他のビールは5ボリビアーノほどで購入できるので2倍の値段ということになります。なので、実際にこちらで生活していると安いビールを飲みがちですが、たまの贅沢でパセーニャを飲んでみたくなるのはボリビアあるあるです。

個人的におすすめしたいボリビアビールです。

ボリビアの山岳地帯で造られるビールの中でパセーニャと双璧をなすのはこのウワリです。標高3000mのオルーロという町で造られているこのウワリは本当においしいです。個人的にはウワリのほうが好きで、ぜひ味わってほしいと思います。

ボリビアで流通しているビールの共通点ですが、少し味が薄いということです。熱帯地方はとにかく熱いのでクッとのどをすーっと通るビールが望まれているのでしょう。すぐに飲み干せる薄味のビールが好まれています。なのでおいしいのですが、少し物足りない感じもします。

しかし、このウワリは味が濃く深みがあるので本当においしいです。パセーニャよりもウワリのほうがおいしいから好きだというボリビア人の方も多くいます。それは外国人旅行者にとっても同じです。パセーニャとウワリの味の違いを飲み比べるのも楽しいかもしれません。

また、ウワリの銘柄から珍しい種類のビールも売り出されていることも話題です。ボリビアのTVでもCMが流れていますが、あの健康食品キヌアを混ぜ込んだバージョンのビールも発売されています。キヌアビールということです。キヌアとビールがどのように混ざり、どんな味になっているのかまだ試していないのでわかりません。

一度試してみたい品目です。

レアルという銘柄もおいしいです。味は濃いめ

ピルスナーの味付けが印象的で味は少し濃いめのレアルというボリビアビールもあります。すごくおいしいのでぜひ試してほしいです。価格は7ボリビアーノとパセーニャとウワリに比べるなら割安になっていますのでお勧め。

標高4000m級の町で造られるボリビアビール、味は薄味。

ポトシーニャは標高4000mのポトシという町で造られたボリビアビールです。ウユニ塩湖がある県の中にある町で、人部住む町の中で最も標高の高い場所と言われることもあります。その高山地帯で造られるビールがポトシーニャです。他のボリビアビールに比べると割安で買うことができるのが魅力。

しかし、味は少し薄味で、ラガーが好きな方には物足りないかもしれません。個人的にですが、ノンアルコールビールの様な味がします。薄い味のビールが好きな方にはお勧めですが、濃い味のビールをグッと飲みたいという方にはお勧めできない味です。

ボリビアにはアルコールにまつわる問題も

休日にはたくさんの空き缶が道に捨てられます。

ボリビア人にとって大切な嗜好品ビールですが、実は大きな問題もあります。それはボラッチョという問題です。ボラッチョはスペイン語で酔っ払いの意味がありますが、これがボリビア国内において大きな問題となります。日本では酔っ払いは少し飲みすぎて警察に介抱された程度で済みます。

しかし、こちらボリビアではビールを含むアルコール類を浴びるように飲みます。飲んで飲んで意識を失うほどにまで飲みます。一種の娯楽のようになっています。特に田舎のほうではお酒を買うお金がない人は消毒用アルコールに少し炭酸飲料を足してそのまま飲んで意識をなくしたりします。

休日などではビールを何ケースも購入して、どんちゃん騒ぎをして酔っ払うという習慣がボリビアにはあります。そのせいで週末には働いたお金がすべてなくなったり、アルコール漬けになって仕事に行かなかったりとボリビアの過程をアルコールが壊しているという現実もあります。

ボラッチョの問題を抱えることで仕事をできない若者たちもいます。ボリビアにおいて一種の社会問題となっています。その中でもきちんとビールと向き合って、ほどほどに楽しむボリビア人も増えています。特に田舎の町では浴びるほどビールを飲むボリビア人男性がいるのは悲しい現実です。

終わりに

南米のボリビアというと特になじみのない国かもしれませんが、実はビール好きにはたまらない国です。世界的にも評価の高い銘柄のビールがここにはあります。特にパセーニャとウワリは少し高いですが一度飲む価値が十分にあります。他にもブラジルから輸入されたビールも堪能することができます。

日本ではなかなか飲むことのできない珍しいビールもありますから、ぜひボリビアを訪れたなら飲んでください。あと、高山地帯を旅行する際は高山病を悪化させる恐れがありますから体調とよく相談してください。

この記事のライター

南米ボリビアに在住。まだまだマニアックな観光地や穴場スポットがたくさんある国ですので、少しづつ紹介できたら嬉しいです。

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