スペインでフラメンコの衣装を着てお祭りに行こう!フェリアの楽しみ方を紹介

スペインでフラメンコの衣装を着てお祭りに行こう!フェリアの楽しみ方を紹介

静かな場所を訪れるのも素敵なのですが、いっぱい人の集まるお祭りを体験するのも旅の楽しみですね。その中でも宗教色が薄く、地元の人が楽しんでいるようなお祭りに行くと3倍楽しめます。グルメもファッションも踊りも体験できるフェリアに行ってみましょう。


フェリアはアンダルシアでは大事な地元のお祭り

エントラーダ・デ・トリーゴに参加する人々、カソルラで撮影

フェリアって何?

フェリアといえば、セビージャの春のフェリアが有名ですが、各地で開催されています。それぞれの町で、守護聖人のお祭り、聖週間(セマーナサンタ、イースター)などが行われますが、フェリアはアンダルシアやエストレマドゥーラでは住民にとって大事なお祭りです。

フェリアの期間にも、宗教に関連した行事もありますが、元々はフェリア=市という意味で、農業の収穫を祝ったり、豚や牛などの家畜の売買が行われたりします。そして、そういうことで収入のあった農民たちのために、お買い物のできる市も立ちます。

その他、食事ができるスペース、ゲーム、ミニ遊園地など、昔のままに、収穫を祝うセレモニーの一環として開催されます。

フェリアはどこで開催されるの?

エントラーダ・デ・トリーゴ、フェリアの女王と貴婦人(レイナ、ダマ)を乗せた馬車、カソルラにて

一番有名なのはやはりセビージャのフェリアでしょう。セビージャのフェリアは4月に開催され、その後、コルドバ5月、グラナダが6月です。ほぼ、アンダルシアのどこかで4月から10月までフェリアが開催されています。

人口が1,000人にも満たないような集落でもフェリアは開催されます。一つの地域で同じ週に開催されるということはありません。市(いち)を立てる人やミニ遊園地を持ってくる人たちが、それぞれのフェリアを巡回するのです。そして、その時期は自分の町のフェリアだけではなく、隣町やいとこのいる町などに行って楽しんでいます。

フェリアに行ったら何ができる?何を見る?

エントラーダ・デ・トリーゴに参加するポニーに乗った女の子、カソルラにて

フェリアでどんなことができるのか、何が見られ、どのような体験ができるのか見ていきましょう。

お祭りの一大イベント!エントラーダ・デ・トリーゴ

フェリアはだいたいどの町でも1週間開催されますが、やはり一番楽しいのはエントラダ・デル・トリーゴでしょう。フェリアでは毎年、女王(レイナ)と貴婦人(ダマ)が選ばれます。だいたい、16歳くらいのお嬢さんたちから選ばれます。そのレイナたちを乗せた車と、その他町の参加者によるパレード。

エントラーダ・デ・トリーゴに参加している車の一つ

パレードは、セビージャなどの都市とは違って、小さな町ではトラクターや農作物を運ぶ小型トラックなどに飾り付けをして、テーマに合わせた衣装を着用した人たちが乗っています。それから馬、ポニー、ロバなどでの参加者。そういう和気藹々とした雰囲気のパレードです。一番素敵な車を飾ったグループに賞が授与されるんで毎年、家族で集まって案を練ります。

屋台で食べる・飲む、そして闘牛

色々な屋台が並びます。ジャガイモにトッピングしたものやローストチキン、チューロース。飲み物で最近人気はモヒートです。モヒートはキューバリブレ同様、キューバの飲み物。なぜか、キューバ由来の飲み物が好きなようですね。ホームパーティーでもよく作られます。

それ以外にも闘牛が楽しめます。闘牛士とフェリアの女王が一緒にいるところはとても絵になります。

フェリアに行くなら、衣装を用意しよう!

日本のお祭りといえば、浴衣でしょうか。スペインではセビジャーナやヒターナと呼ばれる衣装を着てお出かけします。あつらえの衣装が欲しい場合は、布を布専門店で購入して、仕立屋さんに頼みます。

フラメンコを習っていて、衣装を作ったことのある人はご存知だと思いますが、10m近い布が必要です。しかし、仕立ては意外とリーズナブルですから、ゆっくり滞在できる人はあつらえを頼むのも良い経験です。特にセビジャーナは背中のラインがぴったりなので、合わないとシワが出てしまいます。仕立て代は40ユーロから100ユーロ前後です。女性用衣装の仕立屋さんはmodista(モディスタ)と呼ばれます。

既製品はあるの?どこで買える?

写真はエル・コルテ・イングレスで150ユーロ

フェリアが近づくとお店で既製品のセビジャーナが売られ始めます。赤ちゃん用からありますから、出産祝いなどにも喜ばれるかもしれません。フェリアが開催される1,2ヶ月前にその町の洋品店で売られます。

観光客が購入しやすいのは、スペインで唯一のデパートであるエル・コルテ・イングレス(El Corte Ingles)でしょう。試着を何枚しても大丈夫ですし、最終的に購入しなくても問題ありません。

ですから、まず、どんな感じか知りたい場合、エル・コルテ・イングレスで試着してみて、好きなデザインがない場合、町の洋品店を当たってみましょう。エル・コルテ・イングレスには比較的リーズナブルなものも多く、150ユーロくらいからあります。

でも、大きすぎるなんてことはないの?

セビジャーナは背中がポイント

サイズは胸回りはちょっと大きめかもしれません。背中のファスナーのところに少し胸部をしめる紐が付いていますからそれで調節ができます。丈の方は、スペイン女性で身長は160cmない人もいますから合うものが見つかるでしょう。

少し詰めてもらいたい場合、エル・コルテ・イングレスの場合は、別料金で1日でしてくれます。洋品店の場合もしてくれますが、どのくらいの時間が必要かは、店にもよりますから注意が必要です。

衣装はバッチリ!そのほかに必要なものは?

靴は、一般的にはセビジャーナ・ダンス用シューズですが、普通のパンプスでも問題ありません。髪はアップでバラの花なんていうのが一般的でしたが、今では自分の顔に一番似合うヘアスタイルにするのが主流です。さあ!セビジャーナを着用して、フェリアに参加しましょう。

フェリアが終わった後なら、バーゲンも!

せっかくフェリアに行こうと思ってスペインに行ってもフェリアが終わってしまっていたなんて場合もありますね。その場合でもいいことが一つあります。セビジャーナなどの衣装が安く買えるのです。特にエル・コルテ・イングレスが狙い目です。

フェリアを楽しもう!スペインから戻れなくなるくらい楽しめるかも

せっかく夏にスペインを訪れるのでしたら、ぜひ、フェリアを楽しんでください。いつフェリアが開催されるのかは、大使館に問い合わせれば調べてもらえます。できるだけ、小さな村の素朴なフェリアが意外と楽しめますよ!

ご紹介したフェリアの写真は全部私が住んでいるアンダルシア、ハエン県カソルラで撮影したものです。

この記事のライター

スペインに住んで17年になります。小さな素敵な町やお祭り、工芸品などスペインらしいスペインの旅を楽しむ情報をお届けします。

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