南米ボリビアに来たならぜひ味わってほしいブドウの蒸留酒!その名もシンガニ

南米ボリビアに来たならぜひ味わってほしいブドウの蒸留酒!その名もシンガニ

南米ボリビアと言えば山岳地帯というイメージがあります。その山岳地帯は標高4000mを超えるような場所もあり、アルティプラーノとも呼ばれています。極寒の場所ともいえるその山岳地帯でひろく飲まれているボリビアの地元のお酒があります。その名はシンガニ。ブドウの蒸留酒で、日本でいう焼酎の味にも似た独特のお酒シンガニをご紹介!


アルティプラーノの生活に欠かせないお酒

標高4000m級の山々の中にある町。山岳地帯を指すアルティプラーノはお酒で温まりたい極寒の寒さ。

ボリビアでは標高4000m級の山々の中にある町があります。首都ラパスは標高3800mの場所にあります。また、ウユニ塩湖は標高3600mの場所に。そしてポトシという町では標高はなんと4000mを越えます。ポトシなどではマイナス10度を下回るほどの強烈な寒さに見舞われます。

そんな極寒の山岳地帯にあって、食生活も体を温め免疫を高めるスープが中心になります。そして、体をカッと温めるお酒も必要になってきます。そんな時に飲まれるのが、シンガニというお酒です。スペイン統治時代にスペイン人がワインを飲みたいためにブドウを栽培し始めたのがこのお酒の起源です。

ボリビアを代表するお酒シンガニの産地

ポトシの山岳地帯ではブドウを栽培できても良質なワインを作れず。これがシンガニのきっかけに

ボリビアのポトシという標高4000mを超える町は何世紀か前に銀山として知られていました。多くのスペイン人もこの地にやってきていました。そして、彼らの文化でもあるおいしいワインを飲むことを切望するようになりました。そして、実際にポトシの渓谷があるような場所でブドウを栽培します。

着実にブドウが栽培されるようになり、念願のワインを造ることができるようになりましたが、良質のワインを作ることができなかったようです。そして、保存を行うことも難しかったようで、いったんワインを蒸留し、アルコールをさらに加えるという処置をしました。

そうすることで、シンガニが誕生したのです。今、このお酒はボリビア中で販売されていて、特に山岳地帯では体を温めるように飲まれる非常にポピュラーなお酒ともなっています。ブドウ畑で有名なボリビア南部のタリハという町で多くのシンガニが作られています。

シンガニを買いに行こう

ボリビアのスーパーのお酒売り場にはシンガニがまとめて売られています。

ボリビアは実はお酒の産地でもあります。さきほども紹介しましたが、タリハという町で造られるワインはボリビア内で有名です。おいしいワインが安くてたくさん飲める街としてタリハは知られています。また、年中温暖な気候であることからも理想郷としても有名です。

そんなタリハやポトシの南部、また首都ラパスの近郊でもシンガニは造られています。シンガニの原料はアレキサンドリア・マスカットと言われています。それからいったん造られたワインを蒸留することによってシンガニは完成します。ブドウの蒸留酒。いわゆるブランデーといったところでしょうか。

ボリビアもこのシンガニを本当に大切に思っているようで、法律でこのお酒を守っています。ボリビアのマスカットからつくられたもののみをシンガニと呼ぶように義務付けているようです。これだけでもボリビアにとって本当に大切なお酒なんだと分かると思います。

工法を真似すればおそらく原料さえあればどこででも作れるかもしれないこのシンガニ。でも、このボリビア国内で造られているものこそが本当のシンガニなのです。写真のカサ・レアルというメーカーのシンガニは有名です。品質も良く日本の友人や家族にお土産で買っていってほしい一品。

右のLos Parralesは世界的にも評価が高い一品

ボリビアに旅行でやってきてシンガニがお土産におすすめと言われてもどれを選んでよいのかわかりません。もちろん、先ほどのカサ・レアルもおすすめですが、写真のLos Parralesは世界的にも評価の高い一品です。ボリビア国内でもCMでバンバン宣伝されています。

ブドウの蒸留酒であり、ブドウの焼酎もといブランデーであるこのシンガニは日本ではほとんど知られておらず知名度も低いままです。ぜひ、日本でもブレイクしてほしいと思います。ぜひ、ボリビアを訪れたならこのシンガニをお土産に買って帰ってください。

お酒好きの方にきっと喜ばれると思います。

実際にシンガニを飲んでみた

無色透明ながら、ほんのりとマスカットの甘い匂いが漂います。そして、アルコールは40%ときつめ。

実際にシンガニを買って飲んでみました。平均して価格は一本30ボリビアーノほど(470円)なので、お土産に買って帰るにはぴったりの値段設定。開封してみるとほんのりと甘く、マスカットの匂いがただよいます。無色透明のお酒です。そして、アルコール度数は40%と高めです。

アルティプラーノ、山岳地帯の極寒の寒さをこのお酒で温まってるんだろうなと目に浮かびます。私はボリビアの熱帯地方に住んでいますが、ボリビア人が飲むお酒と言えばほとんどビールです。熱帯のうだる暑さにはビールでスッキリしたいのかもしれません。

しかし、山岳地帯ではこのシンガニで体を温めるようです。ロシアのウォッカと同じような感じでしょうか。気候が変わればお酒の文化も変わるんだなぁとしみじみ感じます。

スプライトと飲むのが最高の組み合わせとのこと。

シンガニはアルコール度数が40%と高めなので、ストレートで飲むのは結構きついです。ボリビア人もそうらしく大抵の人はほかの飲み物と割って飲むそうです。日本人なら、氷を入れてロックで飲むかお湯割りといったところになるかもしれません。お酒好きにはたまらない味のようです。

そういう意味でもブドウの焼酎として日本でもシンガニがブレイクしてほしいところ。ボリビアでは炭酸飲料や紅茶、フルーツジュースと割って飲むのが一般的だそうです。炭酸飲料、コカ・コーラやスプライトと割って飲むそうです。

ボリビア人いわくスプライトと割って飲むのが一番おいしいとのことです。なので、実際にやってみました。本当においしかったです。ブドウの甘みとスプライトの糖分がうまく混ざり、そして高めのアルコールが薄まって絶妙のコンビネーションを見せてくれます。

シンガニのスプライト割りというカクテルが日本のバーで出ても不思議ではないような気がします。それほどおいしかったです。お酒好きの方は氷でロックで飲んでもおいしいようですが、私は炭酸飲料と割って飲むのが美味しかったです。ボリビアだけではなく、日本でも流通してほしいそう思います。

日本で出回っていないボリビアが誇るお酒、シンガニ。ブドウの焼酎、ブランデーといったところのほんのり甘くかっと温まるお酒です。なかなか味わえない珍しく貴重なボリビアのお酒です。ぜひ、ボリビアを旅行で訪れたら、このシンガニを味わってください。

そして、日本にお土産で持って帰ってください。一人でも多くの人がこのお酒の魅力に触れることを願ってやみません。

この記事のライター

南米ボリビアに在住。まだまだマニアックな観光地や穴場スポットがたくさんある国ですので、少しづつ紹介できたら嬉しいです。

関連する投稿


コーヒー好きにたまらない、カフェ天国のジャカルタ人気カフェめぐり

コーヒー好きにたまらない、カフェ天国のジャカルタ人気カフェめぐり

インドネシアはコーヒーの生産量・輸出量が世界第三位です。コーヒー栽培は植民地支配していたオランダが持ち込んだものですが、インドネシアの気候にあい地域や各島ごとに特徴あるコーヒーが作られています。国内のコーヒーメーカーも多く、インドネシア人が気軽に楽しむ、インドネシア独特の飲み方のコーヒーから、若いオーナーがこだわってブレンドしたコーヒーを出すカフェ、インスタ映えするお洒落カフェまで様々です。おなじみスターバックスでもインドネシア各地のコーヒー豆を使ったコーヒーもだされているので、ジャカルタにきたらコーヒー好きの人には天国です。インドネシアのお土産として最適なコーヒーや、幻のコーヒー、今話題のカフェなどを紹介します。


途上国ならではの光景が広がる?南米ボリビアの交通事情を把握してしっかりと旅をする

途上国ならではの光景が広がる?南米ボリビアの交通事情を把握してしっかりと旅をする

南米大陸の真ん中にある国ボリビアは南米の中でもまだまだ途上国です。日本の国土の3倍ともいわれるボリビアには都市と都市を結ぶ道が少なく交通事情はまさに途上国そのもの。道路封鎖があったり、雨の日には水があふれかえったりとボリビアならではの景色も。しっかりとボリビアを旅行できるように、独特の交通事情をご紹介します!


週に1度はバティックデー。本気の買い物もお土産用にも、伝統の布バティック

週に1度はバティックデー。本気の買い物もお土産用にも、伝統の布バティック

ジャワ更紗の名で知られている、インドネシアの伝統の布バティック。老若男女も毎週金曜日はバティックデー、日本の浴衣とは違い、現在も普段着から正装まで幅広く着用されています。柄も地域で違うという、奥深いバティック(ジャワ更紗)の選び方と、普段着として着られるものから、お土産にオススメのお店やアイテムを紹介します。


日本でもぜひ知名度アップを!ボリビアの隠れて秘境スポットその名もチョチス

日本でもぜひ知名度アップを!ボリビアの隠れて秘境スポットその名もチョチス

南米ボリビアはまだまだ途上国です。それは観光業においても同じで、数年前に世界一観光客に不親切な国として第一位に輝いたという不名誉な記録もあります。それだけ観光客に対しても観光スポットに対してもまだまだ上手に向き合えていないという現状があります。それで隠れた秘境がたくさんあるボリビアのチョチスといいう観光スポットをご紹介


南米ボリビアで味わえるおしゃれなスイーツ?独特でカラフルなのが印象的です。

南米ボリビアで味わえるおしゃれなスイーツ?独特でカラフルなのが印象的です。

南米ボリビアは近年経済発展を遂げています。以前に比べると人々の生活も裕福になり、余暇にお金を利用できるようにもなっています。都市部などではおしゃれなカフェなども徐々に浸透しています。そして、ボリビア人はケーキとパーティーが大好きで町の中では日本ではあまり見ないような色合いのケーキが!ボリビアのスイーツ事情についてご紹介


最新の投稿


【ベトナムホーチミン】ローカルスパでオイルマッサージとボディスクラブを初体験!!

【ベトナムホーチミン】ローカルスパでオイルマッサージとボディスクラブを初体験!!

ベトナムに来てから、ベトナムはマッサージ天国なんだよ〜多くの人が教えてくれました。いいサービス、良心的な価格でリラックスできる娯楽として海外から来た人だけでなく、ローカルの人々もたくさん利用しているようです。今回は私が現地の女性たちに連れて行ってもらったローカルのCoconut Spaというマッサージ屋さんを紹介します


コーヒー好きにたまらない、カフェ天国のジャカルタ人気カフェめぐり

コーヒー好きにたまらない、カフェ天国のジャカルタ人気カフェめぐり

インドネシアはコーヒーの生産量・輸出量が世界第三位です。コーヒー栽培は植民地支配していたオランダが持ち込んだものですが、インドネシアの気候にあい地域や各島ごとに特徴あるコーヒーが作られています。国内のコーヒーメーカーも多く、インドネシア人が気軽に楽しむ、インドネシア独特の飲み方のコーヒーから、若いオーナーがこだわってブレンドしたコーヒーを出すカフェ、インスタ映えするお洒落カフェまで様々です。おなじみスターバックスでもインドネシア各地のコーヒー豆を使ったコーヒーもだされているので、ジャカルタにきたらコーヒー好きの人には天国です。インドネシアのお土産として最適なコーヒーや、幻のコーヒー、今話題のカフェなどを紹介します。


人生初マウイ島!島で最も歴史のある町、ラハイナタウンで自転車を借りてフラフラとサイクリングで散策してみた

人生初マウイ島!島で最も歴史のある町、ラハイナタウンで自転車を借りてフラフラとサイクリングで散策してみた

自然いっぱいのマウイ島を満喫するために自転車をレンタルしてみました!出だし好調でしたが思った以上に登り坂が多く苦戦!運動不足の足が悲鳴をあげながら、美しい海と平原を冒険してきました!今回はラハイナ地区のマップ、マウイ島でのバイクレンタルの価格、またサイクリング中に見つけた美しい景色の写真などを紹介します。


街中が世界遺産!街歩きが大好きな人にオススメの場所、ベトナムのホイアンの魅力とは?

街中が世界遺産!街歩きが大好きな人にオススメの場所、ベトナムのホイアンの魅力とは?

ベトナムのハノイとホーチミンの間にダナンというベトナム第3位の都市があります。ダナンから南にバスで1時間ほどの場所に、ホイアンという街があります。ホイアンはとても小さな街ですが、街中が世界遺産になっていて、建物がとにかくとても可愛いんです!歩くだけでもとても楽しい気分になるので、街歩きが大好きな人にぴったりの場所です。


【中国広東省広州市】あの広州タワー観光時に便利!広州タワーの真下にある地下のグルメ街「花城汇」について知っておこう

【中国広東省広州市】あの広州タワー観光時に便利!広州タワーの真下にある地下のグルメ街「花城汇」について知っておこう

広州観光と言ったらやっぱり広州タワーです。でも一見して広州タワーの周りって、大きな広場とちょっとした出店の他はみんなオフィスビル。広州タワーの近くでお食事やお茶できる場所ってないの?実は、広州タワーの「真下」にたくさんのグルメスポットがあるんですよ。今回は、広州タワー観光時に役立つ地下街に関する情報をまとめていきます。


アクセスランキング


>>総合人気ランキング