イタリアの小都市ロヴェレートで美しい山々に囲まれた癒しのひと時を過ごそう!

イタリアの小都市ロヴェレートで美しい山々に囲まれた癒しのひと時を過ごそう!

美しい山々に囲まれた小都市ロヴェレートは、ゆっくり自分のペースでイタリア旅行を楽しみたい方におすすめしたいスポットです。日本ではほとんど知られていない都市ではありますが、数々の魅力が散りばめられた素敵な場所です。この記事では、私が見てきたロヴェレートのおすすめスポットを、徒歩で行ける順路に沿ってご紹介したいと思います!


ロヴェレート(Rovereto)はイタリアの北部のトレント自治県、イタリア・アルプスのほど近くに位置する町です。人口4万人足らずのこの小さな町には、イタリアの田舎ならではの魅力が詰まっています。古き良きイタリアを、ゆったりとした時間の流れの中で満喫するには最適な場所と言えるでしょう。

鉄道駅を一歩出れば、雪化粧をまとった山々が出迎えてくれます。イタリアに数多くある大観光地とは打って変わって、人混みをかき分けながら歩く必要もありません。空気は澄み、治安は良好、透き通った小川が心地よい音色を奏で…この記事ではそんなロヴェレートの魅力をリポートします!

ロヴェレート鉄道駅前

鉄道駅から徒歩10分!まずはパラッツォ・デル・ベンを見に行こう!

ロヴェレートはヴェネツィアやヴェローナなど、周辺にある一大観光都市の数々から電車一本で行くことができます。大都市を体験してからこの地に足を踏み入れると、空気の美しさにちょっとした感動を覚えるかもしれません。

鉄道駅を出たら大きな一本道が目の前にまっすぐ伸びています。まずは山々の美しさを愛でながら、この一本道を東へ進みます。10分も歩かないうちに、とても美しい古い建物が、広場の正面に雄々しく佇んでいる姿が見えてきます。

洗練された街並みの中でも、ひと際目を引くこの建物は、パラッツォ・デル・ベン(Palazzo del ben)と呼ばれており、ルネサンス時代から残る、歴史的そして芸術的価値がともに高い建造物です。かわいらしい外壁の装飾が印象的で、しばらくボーっと眺めていたくなってしまいます。

現在は内部で銀行が運営しているため、観光スポットとは呼べないかもしれませんが、外観だけでも一見の価値ありです。中もチラッと覗くだけなら、銀行に用が無くても可能ですよ。

パラッツォ・デル・ベンの正面

観光の順路上にあるおすすめのカフェテリア

噴水の後ろ側にあるのがカフェテリアです

パラッツォ・デル・ベンのある広場を右に曲がり、町の中心街を進んでいくと、100メートルほどでもう一つの広場に差し当ります。ネプチューンの噴水が印象的なこの小さな広場に、とても美味しいカフェテリアがあります。

カフェテリアの名前は「ボンターディ(Bontadi)」この町にとても古くからあるお店らしく、地元の人々で一日中賑わっています。日曜日にも営業しているので、日曜にほとんどのお店が閉まってしまうイタリアの田舎町ではとても重宝します。

カフェテリアと名前がついてはいますが、その内容はほとんど喫茶スペース付きのパティスリーです。本格的でフレッシュなイタリアン・スイーツが味わえます。もちろん、コーヒーやカプチーノの味も上々です!

一階のスペースは狭く、小さなカウンター席がいくつかあるだけで、ほとんどのお客さんが立ったままコーヒーを飲んだりスイーツをつまんだりしています。私が最初に入店した時は、座る場所がなさそうだな…と思ったのですが、二階に広い喫茶スペースがありました!

座っても数十セント会計に上乗せされるだけなので、せっかくなら腰を据えてコーヒーやスイーツを堪能したいですよね。

カフェテリア・ボンターディの二階スペース

写真に写っている地元の方々は、なぜかコートを着たまま談笑していますが、店内は決して寒かったわけではありません。ちなみに、無料のWI-FIも完備されていたので、時間を潰したり観光途中に休憩したりするにはとても便利な場所になると思います。

ただし、午前中はコーヒーを飲んでとっとと出て行ってしまうお客さんが多いので問題ないのですが、夕方からはアルコール類のサービスもあるため少々騒がしくなります。広い喫茶スペースにぱんぱんに人が入って談笑するので、向かいに座っている友人の言葉を聞き取るのにも少し苦労しました。イタリア人は大きな声で話をするので特にですね。

そのため、できれば午前中か、午後早い時間の来店をおすすめしたいと思います。

期待以上の美しさ!サン・マルコ教会へ行ってみよう!

サン・マルコ教会の外観

カフェテリア・ボンターディから南へ徒歩で3分ほど行くと、サン・マルコ教会が姿を現します。外観は上の写真の通り比較的シンプルで、「まぁよくイタリアにある普通の教会かなぁ」と思ってしまいますが、ここで素通りはせずにぜひ中に足を踏み入れていただきたいと思います。

内部はびっくりするほどの美しさです。そして外観から想像していたよりもずっと規模の大きな教会です。残念ながら教会内部の照明がとても暗いため、写真ではイマイチその美しさが伝わらないかもしれません。

絢爛豪華で細やかな、おびただしい数の壁画に彫刻、天井の装飾、どれもパステルカラーのピンクや黄緑で調和が取られており、イタリアに古くから残る芸術的センスを肌に感じることができます。

 サン・マルコ教会の祭壇

レーノ川までの散歩道で古き良きイタリアを感じよう!

サン・マルコ教会を見学したら、もう少しだけ南へ足を延ばして町中を散策してみることをおすすめします。この辺りはロヴェレートのいわゆる「旧市街」で、古く美しい建物が乱立しています。サン・マルコ教会の内部同様、ピンクや黄緑、淡いエメラルドグリーンなどのかわいらしい壁の家々が続いています。建物の合間から時計塔も見えたりして、ちょっとジブリ的な雰囲気もありますよ。

そんな旧市街を5分ほど歩いて抜けると、レーノ川(Reno)が姿を現します。水は澄み、遠くに見える橋がとても美しく、癒される光景が広がっています。

 旧市街から見たレーノ川

まとめ

ちなみにロヴェレートは、20世紀前半に活躍したクラシック作曲家リッカルド・ザンドナイの故郷でもあります。町には「ザンドナイ劇場」と、彼の名前を掲げた劇場があり、定期的にオペラ公演などが催されています。美しい景色と澄んだ空気に癒されたら、夜には地元の英雄となっているザンドナイの音楽を聴きに劇場に足を運ぶのも良いのではないでしょうか。

他の有名都市ともアクセス良好で、一味違ったイタリアを味わえる小都市ロヴェレート。ちょっとした寄り道候補として、次回のイタリア旅行のプランに組み込んでみては?

この記事のライター

ヨーロッパ在住歴13年の経験を活かしてイタリア、スイス、ドイツ、フランスのちょっとディープな観光情報をお届けします!

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