2018年シンガポール紀行②チャンギ空港の癒しスポット、バタフライ・ガーデンで搭乗前にちょっと充電

2018年シンガポール紀行②チャンギ空港の癒しスポット、バタフライ・ガーデンで搭乗前にちょっと充電

チャンギ国際空港第3ターミナルにあるバタフライ・ガーデンは、搭乗前や乗り継ぎの合間のちょっとした空き時間に気軽に立ち寄ることのできる穴場スポット。ガーデン・シティの異名と取るシンガポールの底力を、ここでもまた実感できます。1000羽以上の蝶々が飛び交うオアシスで、フライト前にリラックスしてみてはいかかですか?


バタフライ・ガーデンの概要

今回の一時帰国兼シンガポール旅行で、一ヶ月の間に二度お世話になったチャンギ国際空港。いつの間にか第4ターミナルまでできており、アジアと世界をつなぐトップクラスのハブ空港としての地位を確固たるものにしています。

この日、シドニー便の搭乗前に子連れでちょっと立ち寄ってみたのがバタフライ・ガーデンでした。空港内に作られたバタフライ・ガーデンとしては世界初だそうで、第3ターミナルの2階出発フロアと3階トランジットエリアにまたがっており両フロアからアクセスできます。開園は2008年8月と、もう10年前のこと。そんなに月日が経っていると思わせないほど、園内はきれいにお手入れがされていました。

シンガポールの造園術には、毎回本当にうなってしまいます。「大学は造園学科でした」なんていうシンガポーリアンの友人は1人もいないでので、こういう庭園の開発などは海外から才能のある庭師やランドスケープ・アーティストなどを雇ってあれこれデザインするんでしょうか。そして近隣の途上国からやってくる出稼ぎの労働者の方たちが汗水流して作り上げるのでしょう。

3階から見下ろしたところ。自然光を存分に取り入れています。

園内では200種以上の熱帯植物と、1000羽以上の蝶を鑑賞することができます。写真におさめるのを忘れてしまいましたが、幼虫が孵化する様子を観察できるサナギコーナーもありました。園そのものはそれほど大きくないものの、曲線を描いたガラスパネルの屋根が高いので開放感はたっぷり。背景に見える滑走路では飛行機が行き交います。こんなユニークな組み合わせ、世界のどこを探してもチャンギでしかお目にかかれないでしょう。

バタフライ・ガーデンへの入場は無料ですが、搭乗券を持っている空港利用者のみが利用できるエリアにありますので、お見送りのみの方はアクセスできません。ご注意ください。

プラスチックの鎖をジャラジャラとかき分けて入ります。

迷わずにたどり着くには

バタフライ・ガーデンの出入り口は多くの店舗が立ち並ぶ主要エリアからはやや見つかり辛いところにあります。またターミナル内に案内サインはほどんどありませんので、目を凝らしていないとうっかり出入り口を見逃してしまいます。

一番分かりやすい行き方は、出国審査を終えて巨大なルイ・ヴィトンのサインを目の前にしたら、右手にある出発ゲートB1〜4の案内サインに向かって歩くことでしょう。ゲートにたどり着いたら滑走路側のお手洗い近くにバタフライ・ガーデンの2階出入り口があります。付近にある他の目印は、鯉の池(Koi Pond)やハドソンズ・コーヒー(Hudsons Coffee)などです。

出国審査を出てすぐのところ。ここから右手に歩きます。

筆者は出国審査を終えてから真っ先にインフォメーション・カウンターで係員の方に行き方を確認してから探しましたが、やはり出発フロアの出入り口を見落としてしまい、その後上りエスカレーター近くにあったサインに沿って辛うじて3階の出入り口にたどり着きました。

ちなみに係員のお姉さんから頂いたディレクションは、「このフロアのあちら側(右手)の隅にあります。」の一言でした。こちらの人の道案内は妙に大雑把なものが多いのは気のせいでしょうか。行く方向によって地図を上下ひっくり返さないと読めないような筆者にはなかなか良い訓練となりました。

第3ターミナル2階のフロアマップ。

つかの間の休息時間

チャンギ空港はどこにいっても床はピカピカでお店はキラキラ、旅行でクタクタの身の筆者には、あの眩しすぎる非現実的空間が堪えました。その点バタフライ・ガーデンの園内は温室の気温、また人口滝が作り出すほどよい湿気が冷房で冷えた体をやわらかく包み込んでくれます。園内を流れる静かな音楽に滝の音が重なるのが大変耳に心地よいもので、長時間のフライト前にほんの15分ほどでも立ち寄ることで、心身ともにリフレッシュできました。

第3ターミナルには室内遊具場や巨大滑り台など、子連れで時間を潰したい親のお助けスポットがいくつかありますが、「もう行くよー」「まだ遊ぶ!」と去り際の交渉をこじらせると搭乗時間ギリギリにターミナル内をダッシュ、なんてことになりかねません。

バタフライ・ガーデンは小さな園内を短時間で一通り鑑賞したら「じゃ、行こうか」と促して移動できましたので、搭乗前の時間を無理なく効率良く使えたのがありがたかったです。

パイナップル蜜のお食事中。贅沢ですね。

荷物は少なめ、時間は多めに

バタフライ・ガーデンを訪れる際、搭乗ゲートが真横のB1〜4であればたっぷりと時間をかけて蝶を鑑賞できますが、ルイ・ヴィトンの左側、Aサイドの搭乗ゲートまではかなりの距離があります。ゲートまで徒歩でかかる時間もしっかり計算しておきましょう。

この日のシドニー便搭乗ゲートはA14、動く歩道を利用してスイスイ動いても15分ほどかかりました。A15以降のゲートはさらに遠くスカイ・トレインで移動する必要がありますので、十分な余裕をもって移動することをお忘れなく。

また園内の鑑賞スペースはそれほど広くないうえに、上下階をつなぐのは階段のみ。大きなスーツケースなどをゴロゴロ転がして入るには便利な場所ではありませんのでご注意ください。

一年を通してお目にかかれる蝶々は全部で47種類。

終わりに

巨大な空港内に数え切れない数のレジャー・スポットがひしめき合うチャンギ国際空港。利用客がどこかに集中して混雑することもなく、搭乗前に快適な時間を過ごすことができました。バタフライ・ガーデンは第3ターミナル開業当時からある古株なのもあって、すっかり穴場として落ち着いています。ほんの少しの待ち時間で気軽に立ち寄ることができますので、ぜひ覗いてみてください。

2階出入り口前の案内パネル。

この記事のライター

ニュージーランドとシンガポールでの生活を経て2009年よりシドニーに居住しています。6・3・1歳の子育て中です。

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