【簡単スペイン語会話】ありがとうと言われたらどう答えればいい? すぐに覚えられて役に立つ

【簡単スペイン語会話】ありがとうと言われたらどう答えればいい? すぐに覚えられて役に立つ

1990年に一人でスペインを3ヵ月の間、歩き回ったときは本当に少しのボキャブラリーでした。ありがとうなどの簡単な会話だけでもなんとかなるものです。そして、ちょっと言い方を覚えておくと、楽しさも倍増します。今回はありがとうとありがとうと言われたときの返し方を中心に紹介します。


「ありがとう」と言うときは?

カソルラ山脈の4つ星ホテル「コト・デル・バジェ」。コーヒーを持ってきたらグラシャスの一言を。

ありがとうと言う意味のことばはいろいろありますが、基本的には「グラシャス(Gracias)」の一言でじゅうぶんだと思います。17年住んでいても、グラシャス以外の言い方をしたことは2回程度ですから、多分これからもほぼ使わないでしょう。

グラシアスと日本語筆記がされているページもありますが、グラシャスの方がより近い発音になります。グラシアスと発音するには、iにアクセンチ記号が必要です。例えばマリアという名前の場合、María というようにiにアクセント記号がついて íとなります。ラテン語でiはyと同格になりiaはyaと同じ扱いになるからです。

強調するときは、たくさんという意味のムーチャス(muchas)さらに強調するときはムチッシマス(muchísimas)をグラシャスの前につけます。

ありがとうと言うときに大切なこと

カソルラの市場。お野菜を買うときも受け取ったらグラシャスと一言。

ありがとうと言うときに一番重要なことは、語尾に名前をくっつけると言うことです。

「グラシャス、マリア」とか、「グラシャス、ホルヘ。」と言うようにできるだけ名前をつけます。これはグラシャスだけではなく、一般的にどのような会話でもできるだけ実行しておくといい習慣です。

うちの母は78歳でスペインに住み始めましたが、なぜかこの習慣に関してはよくわかっていて、スーパーマーケットなどでは、店員さんの名札やレシートに刷り込まれる名前を確認して、いつも「グラシャス、マリア・ヘススさん」と言っていました。マリア・ヘススはMaría Jesusと書くので、マリア・ジェススと読みそうなのにちゃんと発音しているので、なぜ知ってるのか訊くと、長い名前のときは本人に訊くと言っていました。そう言うわけで、母はほとんどスペイン語を話さないのに、ちゃんとスペインでの生活を楽しんでいました。母はフランス文学などヨーロッパの文学が好きなので、自然にそう言う習慣を理解していたのかもしれません。

ところでスーパーマーケットなど名札のあるところは問題ないのですが、普通のお店はどうしたらいいのでしょうか。

名前を質問すればいいのです。

「お名前は?(コモ・テ・ジャマス¿Cómo te llamas?)」
「マリアよ」
「ありがとう、マリア。(グラシャス、マリア)」

と言う感じの会話をよく耳にします。

お店の人はお店の人でたいてい名前を訊いて、来店したときや買い物をした後に「やあ、こんにちは、くみこ!」「ありがとう、またね、くみこ!」と言うようにやはり名前をつけるのが普通です。もちろん大型スーパーは別ですが、それでも何度も行って、カードで購入していると自然に名前を覚えて、いきなり話しかけられたりしてびっくりします。

ありがとうと言われたらなんて答える?

ウベダのティトさんのお店。お店の人とのコミュニケーションはだいじ。

どういたしましての一般的な言い方はデ・ナダ(De nada)で、「なんでもないよ。」と言う感じでしょうか。しかし、実際のところデ・ナダはあまり耳にしません。それより煩雑に使われている別の言い方があります。

それは「お礼を言うのはこっちの方よ。こちらこそありがとう。」と言う言い方。なんだか長ったらしくて、そんなんこと簡単に言えるのだろうかって思いますよね。実はこれだけのことをあっという間に言えるのです。

「ア・ティ(A tí)」

すごく簡単ですよね。ア・ティと口を2回動かすだけですから、誰にでも言えます。

ここで若干文法を学んだ人が出会う疑問は、ウステ(usted)を使わなくていいのか。いきなりトゥトテアールしてもいいのか、と言うことではないでしょうか。

ウステは、「目上」の人に使うと言うふうに覚えた人も多いと思いますが、それは間違いではないのですが、必ずしもそれが全てではないのです。どちらかと言うと相手との距離を保ちたいと言う場合がウステ。店の人に対して、こっちは客なんだから距離があるんだよねと言う気分で使っています。そのため、今は「平等」と言うコンセプトから、意外とトゥ(tu)、ティ(tí)を使います。(もちろんこれはスペインのスペイン語です。ラテンアメリカはウステをよく使うようです。)

ア・ティを他のシチュエーションで使う

愛してるは家族間でも。長男と長女です。

ア・ティのもう一つの使い方はテ・キエロ(Te quiero.)、つまり「愛しているよ。」と言われたときに言い返す場合。「私も(僕も)愛しているよ。」と言いたいときは、ありがとうのときとは違って、主語をつけることが一般的です。ジョ・ア・ティ(Yo a tí.)と言うように第一人称のジョ(yo)をつけることで、「私があなたを好きなの(あなたが私を好きと言う気持ちよりもっともっと好き)。」と言う気持ちを伝えます。

とは言え、愛してると言い返すのが照れ臭い日本人でも比較的楽に答えられるのではないでしょうか。ただし、いつもア・ティばかりで自分からテ・キエロと言わないと、たまには愛してるって言ってよと抗議されることもありますが。

スペインでは名前を覚えることがだいじ!

名前で呼びかけて、個人として大切に扱うことをとてもだいじにしている国スペインです。できるだけ名前を覚えて、ありがとうの気持ちを伝えましょう。例えば、観光バスの運転手さんの名前もちゃんと覚えて、お別れするときは名前をつけてお礼を言いましょう。

この記事のライター

スペインに住んで18年になります。小さな素敵な町やお祭り、工芸品などスペインらしいスペインの旅を楽しむ情報をお届けします。

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