【マカオの旅②】もはや公認の裏技!?中国国境のボーダーゲートと「セナド広場」間を無料のシャトルバスを使ってお得に移動する方法

【マカオの旅②】もはや公認の裏技!?中国国境のボーダーゲートと「セナド広場」間を無料のシャトルバスを使ってお得に移動する方法

マカオ旅行に行く前に必ず押さえておきたいのが、マカオ内の交通事情。実はマカオには、プライスレスで旅行者でも簡単に使いこなすことができるおススメの移動手段があるんです。それは「無料のシャトルバス」。どうして無料のバスがあるの?どうやったら無料バスを上手に活用できる?今回は、そんな「マカオの無料バス活用術」を大公開します。


中国広州市からマカオまでの移動

私が住む中国広東省の広州市からマカオまでは、バスで約4時間(途中寄り道や休憩あり)です。中国高鉄(中国の新幹線)を使えば、1時間もあればマカオの玄関口珠海に着いて、イミグレを含めてもマカオまで2時間はかからないでしょう。広州発の日帰り旅行も十分かなう距離なんです。

多くの日本人旅行者は香港とマカオの観光をセットにして、香港からフェリーでマカオに向かうようですね。でも実は、「広州+マカオ」という観光旅行セットも十分アリなんです。

広州からマカオまでの往復バス。

広州からマカオまでの高鉄は、一人片道70元(*約1,172円)です。バスでも片道70元~80元(約1,340円)が主流となっています。

でも実は、中国の楽天のような存在の「陶宝(タオバオ)」で事前にチケットを購入すると、なんと往復35元~40元(約586円~670円)になるんです。片道ではなく、往復です!

今回私たちは二人で往復76元(約1,273円)でマカオまで行ってくることができました。本当にお得です。バスの場合、途中で一回トイレ休憩があります。意外にも普通に綺麗(十分許容範囲)なお手洗いで助かりました。そんなこんなで、あっという間にマカオに到着です。

マカオの玄関口「ボーダーゲート」

中国からイミグレーションを経て国境を越えると、徒歩でマカオに入ることができます。外国人は中国への出入国には「出入国カード」が必要になりますが、マカオ側では特に何も必要ありません。パスポートさえ持っていれば大丈夫です。

入国管理局を出ると、すぐにいかにもマカオらしいクリーム色の欧風の門が観光客を出迎えてくれます。これはかつての国境ゲートで、今では歴史的な建造物としてここに保存されています。

今はマカオも中国の特別行政区ですが、中国側とマカオ側で色や建物、文字(中国は簡体字、マカオは繁体字)などが違ってくるので、その変化が楽しいです。

マカオ到着!ここがいわゆる「ボーダーゲート(中国語:关闸)」です。

マカオの最北端に位置するボーダーゲートを毎日大勢の人々が往来しています。国境を通過中に周囲を見回すと、大勢の観光客に紛れて買い物用の手押し車を引いているおばあちゃんや自転車を押しているおじさんがいっぱいいます。

カゴには新鮮な野菜がたくさん詰めてあって、ごく日常的なお使いのようです。そうです、マカオの人たちが物価の安い中国に毎日のように国境を越えて食材を調達しに行っているんです。他ではあまり見られないここのイミグレの様子は、何とも面白いですね。

平日の午前中であれば、30分もあればイミグレを通過することができます。でも週末や祝祭日、何らかのイベント開催時にここを通過する場合は覚悟してください。入管の前にあり得ない長蛇の列ができて、2時間以上かかることもあるそうです(友人談)。できるだけ休日は避けたいものです。

今朝も大勢の人が入管を通り抜けて来ます。

マカオの通貨「パタカ」と両替について

マカオの通過は「パタカ(MOP)」です。このパタカがちょっと曲者で、世界中マカオでしか通用しないだけでなく、両替できないケースが多々あります。一歩マカオを出てしまうと、パタカを扱っているエリアがかなり少ないんです。

でもそれでは観光客がみんな困ってしまうので、マカオでは「香港ドル」を使用することもできるというルールになっています。「マカオではパタカと香港ドルが使える」、でも「香港ではパタカは使えない」という図式となります。

面白いことに、マカオと香港ドルの価値はやや異なるのですが、マカオでは便宜上どちらの通貨も「等価」として扱われています。実際には「マカオで香港ドルを使うと、ほんの少し損をする」計算になります。

でも旅行者にとってはパタカより香港ドルの方がずっと扱いやすいので、筆者は香港ドルを使うことをおススメします。(カジノやショッピングでかなり高額の取引をするとしたら、この限りではありません。最初はパタカに両替して、パタカから優先的に使うようにするという方法もあります。)

もしマカオで日本円に両替することができなかったとしても、香港ドルであれば香港で利用したり日本で両替することも可能です。くれぐれも、日本にパタカを持ち帰ってしまうことがないように気を付けましょうね。

街中の銀行や両替屋、カジノなどで両替することができます。

私たちは中国の銀行カードを持っているので、マカオの同じ銀行のATMから香港ドル(もしくはパタカ)を引き出すことができます。日本からマカオ旅行に行く場合、最もレートが良いと言われているのはマカオの市内の銀行の窓口での両替です。

ただ銀行窓口は並ぶ必要があるので、時間が惜しいならカジノの両替屋を利用しましょう。市内にある両替屋よりはレートが良いという話をよく聞きますよ。空港やフェリーターミナルでの両替は割が悪いので、必要最低限にした方が良いと思います。

手数料が取られることがありますが、クレジットカードでの決済という方法もあります。ただ、全てのお店でクレジットカード可となっているとは限りません。

カジノの「無料シャトルバス」とその活用方法

さて、ここからが本題です。ついに有名な「セナド広場」に移動します。普通は公共バスかタクシーを使うことになるところを、公認の無料シャトルバスでお得に移動しちゃいましょう。

「ボーダーゲート」から「セナド広場」まで(行き)

各カジノまでの無料シャトルバスに並ぶ人々。

入国管理局を出てすぐ左手に、バスターミナルがあります。市内の各カジノまで向かう無料のシャトルバス専用のターミナルです。以前係の人に確認したところ、これら無料のシャトルバスは「カジノを利用しない人でも自由に乗ることができる」とのことでした。

ですから、コソコソ並ぶ必要はありません。恐らくここに並んでいる多くの人が、市内観光目当てのバス利用者です。公認の裏技と言えるのは、そのためです。ちなみに、このバスターミナルの隅には公共トイレがあります。比較的清潔で問題なく利用することができますよ。

お目当てのカジノ「グランドリスボア」のバスはグリーンの車体が目印。

特におススメなのはカジノ「グランドリスボア(新葡京)」のシャトルバスです。この超巨大カジノは、マカオで最大の観光名所「セナド広場」や「聖ポール天主堂跡」まで徒歩10分程の位置にあるからです。観光客の間では、このシャトルバスが一番人気です。

大型バスと小型のややしょぼいバスがあるのですが、いずれにしても無料で目的地まで連れて行ってもらえるので文句はありません。バスの乗車時間は、大体15分~20分程度だと思います。外の景色を見ていたらあっと言う間にカジノに着く感覚です。

この超ド派手な建物がグランドリスボア。

まるで異空間とも言えるカジノの中を大きく横切って外に出ると、「世の中にこれ程までに派手な物があるだろうか?」と思ってしまうくらいの超ド派手なグランドリスボアの外観を見ることができます。

カジノを出てからセナド広場の方向がよくわからなかったら、カジノの従業員に「大三巴(ダイサンバッ)?」と聞いてみましょう。これは「聖ポール天主堂跡」の広東語読みで、広東語にしては発音が簡単です。マカオの高級カジノの従業員は皆さんとても親切で、丁寧に教えてくれますよ。

カジノの前には人力車の客引きが何人かいて、その先に続く道路をずっとまっすぐ歩いて行くと10分程で右手に目的地の「セナド広場」が現われます。「聖ポール天主堂跡」も、セナド広場から歩いて行くことができますよ。

無料シャトルバスのお陰で、マカオに来てからまだ1ドルも使っていません。本当に有難いサービスです。(グランドリスボア内にもお手洗いがたくさんあります。カジノ内のトイレは豪華&綺麗なので、必ず立ち寄ってから観光に出掛けるようにしましょう。)

カジノ「グランドリスボア」から「ボーダーゲート」まで(帰り)

ひと通り市内を見て回ったら、来た時と同じくグランドリスボアのシャトルバスでボーダーゲートまで戻ることができます(筆者は中国の広州からマカオへの日帰り旅行です)。利用するのは同じバスですが、帰りは行きと違ってバスの「乗車券」を入手する必要があります。

グランドリスボアから無料シャトルバスに乗る際には、カジノ内であらかじめバスチケットを受け取っておく必要があります。

無料バスの乗車券は、カジノの4階(確か4階だったと思うのですが・・・。)にあるサービスカウンターで受け取ることができます。特にカジノの利用証明その他を提示する必要はありません。

乗車券を手に入れたら、あとはカジノの外にある無料シャトルバス乗り場に並べばOKです。夕方になるとボーダーゲートに戻りたい人が増えてきますし、多少道が混雑することもあります。時間に余裕を持って乗車するようにしましょう。

夕方グランドリスボアに戻ってみると、今日に限ってもの凄い行列が。

私たちがマカオに行った日は、平日だったにもかかわらず何となく人が多い感じがしていたのですが、案の定帰りのシャトルバスに乗ろうとグランドリスボアに戻ってみると、普段だったらあり得ない程の行列ができていました(何かのイベントがあったのかもしれません)。

案内の人に待ち時間を尋ねてみると、何と3時間待ちとのこと。何かの聞き間違いかと思って上記乗車券のサービスカウンターの人にも同じ質問をしてみたものの、間違いなく3時間待ちのようです。私たちは広州へ帰るバスをすでに予約してあったのですが、これでは完全に間に合いません。

カジノのすぐ目の前にあるバス停から公共バスでボーダーゲートまで帰ることができます。

それで急遽公共バスを使って帰ろうと思い、カジノの従業員のおじさんに聞いてみると、グランドリスボアのすぐ目の前にあるバス停からバスがあることを礼儀正しく教えてくれました。こんな対応、普段中国で経験することはないので(笑)本当に嬉しくなります。

このバス停からは「9」と「9A」のバスがボーダーゲート(关闸)まで行くようです。たまたまバス停に居合わせた親切なお兄さんが、「ボーダーまで行くんだろ?終点まで乗っちゃダメだよ。終点の1個前で降りるんだ。」と中国語で教えてくれました。ありがとうございます!

終点の1個前のバス停は「巴波沙大馬路」です。今回の私たちのように無料シャトルバスに乗りそびれた場合は、公共バスでボーダーゲートまで戻りましょう。バスは一人3.2ドル(約43円)ですから、バス代を惜しむ程でもありませんね(お釣りは出ないので気を付けましょう)。

マカオから中国珠海、そして広州へ

帰途につく人々で埋め尽くされる入管前。

マカオからまたボーダーを越えて中国の珠海へ戻ります。私たちはあらかじめ広州⇔珠海の往復バスを予約していたので、帰りは待ち合わせの時間にバスガイドさんと会って行きと同じバスに乗り込むだけです。

同じように各地から格安バスで来ている人が大勢いるようで、夜7時前後の入管前はもの凄い人の数となりますが、皆それぞれ自分のバスを待っているので並ぶ必要はありませんよ。

マカオ旅行で役立つ無料シャトルバスシステムの感想

今回は、主に中国ボーダー側からのマカオ無料シャトルバスの使い方をご紹介しました。どこからマカオ入りしたとしても、「いきなり両替をしなくても良い」というのは安心ですね。とてもわかりやすいシステムですし、旅行者には嬉しいお得なサービスだと思います。

皆さんもマカオ旅行を計画される際には、是非この便利なシャトルバスにチャレンジしてみてくださいね。

*記事内のレートは全て2018年3月のもので、パタカは香港ドルと等価として日本円で表示しています。

この記事のライター

中国広東省広州市に住む30代主婦です。今の目標は広東語をマスターすること!大好きな広州を、楽しく詳しくレポートしていきます★

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