南米ボリビアの風物詩?あちこちでしょっちゅう道路封鎖が起こって困ってしまいます

南米ボリビアの風物詩?あちこちでしょっちゅう道路封鎖が起こって困ってしまいます

南米のボリビアは日本でもウユニ塩湖や首都ラパスなどで知名度が上昇しています。それでも、実際に行ってみて住んでみないとわからないこともたくさんあります。ブロケオと呼ばれる道路封鎖もその一つ。ボリビアでは市民が政府に対して何か訴えるときよくこの道路封鎖という手段を講じます。ボリビアならではのこの道路封鎖についてご紹介します


ボリビア国民の抗議は道路封鎖で

ボリビアで起こる道路封鎖には様々な理由があります

ボリビアを一度でも訪れたことがある方ならブロケオと聞くと嫌なイメージが染みついているかもしれません。こちらボリビアでは道路封鎖の事をブロケオと呼びます。利用者の多い重要な道路を封鎖することで知られます。なので、旅行者にとってこのブロケオは大敵です。

例えば、ウユニ塩湖を旅行したいと思っていてラパスから長距離バスで行くとします。その時バスターミナルに行ってチケットを買おうと思ってもブロケオがあるから通れないよ!という返事来ることも。ブロケオは突然行われますので長距離の旅行のプランを持っているときにはたまったものではありません。

しかも、その抗議の要求が通るかどうかによっていつまでその道路封鎖が続くのかわかりません。この道路封鎖のせいで交通はマヒします。いわゆる市民の政府に対する強硬抗議がこのブロケオというわけです。何日も続くブロケオもありますので、常に交通情報とブロケオ情報は仕入れておく必要があります。

このブロケオですが、行われる理由は様々です。例えば、労働者が雇用先に対して賃金の値上げや支払いを要求したり、水道や電気といった公共サービスの向上を要求するため。教師が労働状況の改善を求めて行うものなど理由は多岐にわたります。いわゆるストライキなども兼ねて行われることも。

少し面白いのが、ブロケオを行う前日にはたいていテレビのニュースで明日ブロケオがこの場所でありますと流れます。突発的に起こるわけではありません。道路封鎖を行うためには事前に警察に許可が必要なのです。そして警察から許可をもらってブロケオを行いながら、ブロケオの時警察と衝突することも。

なんじゃそらと思ってしまいますが、これがボリビアなのです。

実際の道路封鎖の様子

木の枝やタイヤなどでブロケオ。これだけで道路って封鎖できるんです

実際に行われているブロケオですが、やり方は非常にシンプルです。封鎖するポイントに木の枝やタイヤ、大きめの石を置いて何人かの人がいて成立します。事前に道路封鎖を行うということをみんな知っていますので、この封鎖地点より先に車やトラックで誰も行こうとしません。

本当にたったこれだけでブロケオが成立してしまいます。面白いのはバイクは自由に通過できたり、人も歩いて通過することができます。車とトラックは通過することができません。なんでしょうか?そのローカルルールの様なものは。そしてたくさんの野次馬がこの場所を占拠します。

この道路封鎖を実際に行う人たちも実はお金をもらって雇われている人たちだと聞きます。仕事として道路封鎖を行っているようです。その辺も面白いなぁと思ってしまいます。でも何も知らずにこの封鎖にあってしまえば最悪です。迂回しようにもほかの道は目的地まで倍以上の道のりと値段がかかります。

そしてものすごく道が悪く最悪です。交通事情がまだまだよくないボリビア。なので利用者の多い良い道を封鎖するなら交通機関がマヒして、抗議の要求先はその抗議の内容を考慮して妥協するようになるのだそうです。市民の強硬抗議である道路封鎖は旅行者にとっては大変迷惑です。

しかし、市民にとっては大切な訴える手段の一つなのかもしれません。ボリビアを旅行していると一度はこのブロケオという言葉を聞くかもしれません。その情報には通じるようしてください。旅行のプランが一発でくるってしまいますから。

しかし、裏技もあって長距離バスも封鎖地点までとりあえず走らせます。そしてその封鎖地点の向こう側から別の長距離バスを回します。バスの利用者は歩いて封鎖地点を超えて、その別の長距離バスに乗って移動を続けるということもできます。封鎖地点からバイクタクシーに乗って移動する手段もあります。

いずれにせよ、ものすごく体力的にも精神的にも疲れる裏技です。道路封鎖のある道路は利用しないのが一番の手段でしょう。

医療ストライキも起こり、少し道路封鎖に似たような感じ

ボリビアでは最近、医療ストライキが話題になっています。大統領が新たな刑法を取り入れようとしていることへの抗議で医者や看護婦など医療に携わる人たちが長い期間にわたってストライキや抗議を政府に対して行っています。

政府は医療事故が起こった場合、その治療に携わった医師や看護師たちを違法とする刑法を制定しようとしています。しかし、それに医療団体は激しく反発しています。その抗議やストライキが幹線道路などで行われることがあり、医療関係者の行進が。

ただでさえも狭い道路を長距離バスでさえも迂回。

このストライキによる行進は交通をマヒさせます。ただでさえも狭い道路を長距離バスでさえ迂回せざるを得なくなります。最近ボリビアはブロケオを含むストライキが多いです。現大統領が次期の大統領選に出馬しようとしていますが、以前の憲法ではもう出馬はできません。

ですが、法律を変えたことで出馬できるようになりました。それに反発する国民が多く首都ラパスやオルーロ、サンタクルスなどで大規模な抗議が起こっています。少し前にはサンタクルスの町中で抗議運動が行われ、爆竹や花火が鳴りやまない状況でした。

なので、この時期の大統領選に向けて道路封鎖も積極的に行われてゆくのではないかと思います。ボリビアを旅行される際、長距離移動の大敵であるこのブロケオ。その情報によく通じておくことがボリビア旅行をスムーズに楽しむ秘訣ではないかと思います。

この記事のライター

南米ボリビアに在住。まだまだマニアックな観光地や穴場スポットがたくさんある国ですので、少しづつ紹介できたら嬉しいです。

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