一足早い春の声?オランダの「チューリップ解禁日」イベントに参加してみた!

一足早い春の声?オランダの「チューリップ解禁日」イベントに参加してみた!

オランダを代表するモノの1つと言えば、チューリップ。何百年も昔からその本場として名を馳せる国には、なんと「チューリップの解禁日」があった!?そんな「ナショナル・チューリップ・デー(National tulip day)」に参加しましたので、花に溢れたそのイベントの様子をレポートします。


オランダを代表する要素の1つ、チューリップ

「オランダと聞いて頭に思い浮かべるものは何ですか?」と尋ねられたら。1つだけなら10人のうち5人、3つ挙げてと言われれば8人は答えが返ってきそうなもの。そう、タイトルの通りチューリップです。

シンプルな色合いのチューリップ

品種によっては球根たった1つで家一軒が買えるほどだったと言われる17世紀オランダのチューリップバブル、最近では仮想通貨ビットコインの急騰をこれになぞらえる記事をよく見かけます。

在住者としてはオランダが話題にのぼると嬉しいものですが、さてそんなチューリップにも旬があります。3~5月、春の日差しが暖かい頃ですね。

オランダもピークの時期は同じですが、さすがはチューリップの本場。オランダにはなんと「チューリップの解禁日」があるのです。

チューリップの季節がオフィシャルにスタートする「ナショナル・チューリップ・デー(National tulip day)」と呼ばれるこの日は、毎年1月の第3土曜日にそれを祝うイベントが開催され、今年2018年は1月20日が開催日となりました。

ナショナル・チューリップ・デー(National tulip day)の開催場所

イベントが開催されるのは、オランダはアムステルダムのど真ん中にある「ダム広場(Dam square)」。太っ腹なことにこのイベントでは、開花直前の球根付きチューリップが無料で配布されるのです!

いつもは観光客で賑わう場所ですが、この日ばかりは人間よりも花の数の方が多くなります。その数、実に200,000本(2018年の配布量)。やはり世界中に年間17億本のチューリップを輸出してるだけあって、桁が違います・・。

ダム広場(Dam square)

ちなみにこのダム広場、すぐ横には東京にも分館のあるマダム・タッソー蝋人形館やオランダの老舗デパート、バイエンコルフ(Bijenkorf)があり、観光の際は訪れる機会もある場所だと思います。

蝋人形の館

今回のイベント会場となった、ダム広場の地図はこちらです。

ゲートを抜けるとそこは、花畑

さて、私はイベントの開始時刻ちょうどぐらいに到着したのですが、毎年10,000人以上が参加するというだけあってかなりの混雑振り。

広場の角の列に加わろうとしたらそこはまだ列の終わりではなく、「違う違う、あっちの方に行きな!」と並んでいたおじさんに言われて100mほど離れた列の最後尾へ。結局、入口ゲートに辿りつくまで40分も掛かってしまいました。

列をなす人々

お待ちかねの入口ゲートに到着したら、係員からチューリップを入れるビニール袋を1人1枚手渡してもらいます。この中に入る分は詰め放題です。

やっと入口に到着

中はこの通り花畑から切り取ってきたかのごとく、彩り鮮やかなチューリップが立ち並んでいます。まだまだ冬真っ盛りでチューリップには程遠い季節ですが、春を一瞬先取りしながら皆楽しそうに花を摘んでいきます。

人、花、人

ところで、下の写真で右手に写っているのが老舗デパートのバイエンコルフ(Bijenkorf)です。その手前に見える入口上部のアーチには階段があり、中入らなくても写真撮影ができるようになっていました。

ちなみに、人がいないときに更に高いところから見ないとわからなかったのですが・・実はチューリップのパレットが「LOVE」の文字を形づくるようにして配置されていたとのことです。

並んで待っている間、先ほどのマダム・タッソー蝋人形館(有料ですが)の上層階から見下ろしている人たちが目に入ったのですが、全体を見渡すにはあそこがベストスポットの1つかもしれません。

階段から「見るだけ」もOK

オランダのメインカラーであるオレンジ色のパーカーに身を包むボランティアの中には、こんな可愛らしいスタッフも。会場を囲む長い列に並び疲れた人たちに「はい!」と一輪のチューリップを先行して渡してあげる姿に周囲はほのぼのでした。

※オランダの建国者「オラニエ公ウィレム」にちなんでいます。オラニエ(Oranje)は英語でオレンジ(Orange)の意味です。

小さくても立派なスタッフ

千差万別なチューリップの色と柄

イベントで配布されていたチューリップは形状としてかなりベーシックな種類のものが多かった印象ですが、それでも冒頭の紫、その他に赤(ピンク)、オレンジ、黄色、白とカラフルなラインナップでした。

ピンク + 白

黄色 + 赤

上だけ見ていると綺麗ですが、下はどうなってるの?と覗き込んでみると、こんな風に球根が1つ1つパレットに刺さっていました。摘むときに少し力を入れないといけないのが、畑から採っているようでリアルな感覚でした。

舞台裏

そして、家に持って帰ってきたチューリップを花瓶に生けてみたところ・・。

急に暖房の効いた室内で水分を補給したせいか、花びらが全開の珍しい画が出来上がりました。チューリップってこんな花だったっけ!?

これ・・何の花!?

解禁日イベントは年に一度のピンポイントですが、ちょうど旅行のタイミングと重なったときは是非参加してみてください。

この記事のライター

在オランダ2年近く。以前は東南アジア(香港・シンガポール)にも4年半住んでいましたので、そちらについての記事も書いていきます!

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