「三賢者の日」とは?
1月6日(5日夜から6日)が、"Dia de los Reyes Magos (ディア デ ロス レジェス マゴス)" =「三賢者の日」です。東方の三人の賢者がキリストの誕生を祝い、贈り物を届けにやってきた日です。贈り物は三つ、黄金・乳香・没薬と言われています。
その言い伝えから、この日は子供たちがプレゼントをもらえる日になっています。サンタにお願いするように、この日は三賢者へ何が欲しいかを手紙に書きます。
ショッピングモールや大型スーパーマーケットでは三賢者の日までがセール期間で、おもちゃを買いにくる親御さんがいっぱい。レジにはおもちゃを抱えたお客さんで大行列です。
子供へのプレゼントだけで言うならば、サンタクロースはイベント的で、三賢者の日は宗教からきているのでより大切な日とのことです。

1月6日のショッピングモール。クリスマスのよう!
この日に欠かせないパン「ロスカ・デ・レジェス」
三賢者の日には、 Rosca de Reyes (ロスカ・デ・レジェス) というリング型のパンを食べます。メロンパンをしっとりさせたような甘いパンで美味しいです!リング型は王冠を表しているそうです。
そのパンの中には小さなプラスティックの人形が入っています。人形が当たった人には幸運が訪れると言われています。

昨年買ったロスカ・デ・レジェス
写真のパンのサイズが一番よく売られているサイズなのですが、夫婦で食べるには大きすぎました…。数日かけて食べました。
今年は夫婦二人で食べるのに丁度いいものを購入。今年はスターバックスで!

今年買ったロスカ・デ・レジェス
さすがスターバックス。パッケージもシンプルながら可愛いです!
人形は誰に当たる?切り分けていただきます!

スターバックスのロスカ・デ・レジェス
パッケージにスペイン語でも書いてありましたが、リング型のパンに、バターとチョコのクッキー生地、そしてテホコテ(フルーツ)を煮たものがトッピングしてあります。ドライフルーツがのっているパンもあります。

自分の分は自分で切ります
食べたい分だけを自分で切ります。昨年は一刀目で人形に当たるというミラクル!今年はミニサイズなので、一回目を夫婦それぞれ切り、二回目は残りを半分に。

二回目で人形に当たりました!
二回目に切る際に人形に当たりました。夫婦半分にする時に当たったので、二人に幸運が来るね…と信じています (笑) 大人でも当たると嬉しいものなんですよ!


人形もミニサイズで可愛い
この天使のような白い人形はキリストです。
「スタバのパンだからスタバファッションしてたら面白いかも」とも思いましたが、そうすると怒るお客さんもいるでしょう。このパンは宗教から来ている伝統的なパンだからです。スターバックスがしっかり伝統を守っていることにメキシコ人の夫は嬉しそうでした。
パンは美味しくいただきました。人形は洗って保管したいと思います!
クリスマスは終わり。でもまだまだ続く習慣!
この三賢者の日をもって3週間ほどのクリスマス期間は終わりです。我が家のクリスマスリースも片付けました。ご近所さんも家のデコレーションを片付け始めています。
しかし、あともうひとつ。
ロスカ・デ・レジェスで人形が当たった人は、2月2日にタマレスをごちそうするという習慣があります。タマレスとは、トウモロコシ粉の生地を丸めたものに、味付けしたチキンやチリなどの具を入れたメキシコの伝統料理です。トウモロコシの皮で包んで蒸します。

トウモロコシの皮で包まれているタマレス
2月2日はタマレスを買って、メキシコの習慣を楽しみたいと思います!
Hola!ご覧になってくださりありがとうございます。国際結婚メキシコ在住です。異文化に涙、でも面白いメヒコ。魅力をお届けします!