【中国広州】個人旅行では必須!旅行者でも簡単に使える交通手段「広州地下鉄」の利用方法や注意点

【中国広州】個人旅行では必須!旅行者でも簡単に使える交通手段「広州地下鉄」の利用方法や注意点

中国広東省の広州市を個人旅行する場合、以下の交通手段が考えられます。(1)地下鉄(2)公共バス(3)タクシー(4)レンタサイクルです。この中で、短期滞在予定の旅行者が最も活用しやすいのは地下鉄でしょう。それで今回は、知ってさえいれば旅行者でも簡単に利用することができる「広州地下鉄」の利用方法と注意点をご紹介しましょう。


広州地下鉄の路線図(約2年前のもの)。

現在広州地下鉄には1号線~14号線まであります(どういうわけか、10~12号線はありません)。上の路線図は私が普段持ち歩いている約2年前のものですが、この時はまだ8号線までしかありませんでした。短い期間に何本も増えていますね。

地下鉄は中国語で「地铁(ディーティエ)」で、日本人なら見てすぐにそれとわかります。今回は、どんどん発展し続ける広州地下鉄の利用方法や注意点をまとめてご紹介しましょう。

広州地下鉄の探し方

まずはこの赤いポールを探しましょう。

各地下鉄の駅には少なくとも2つ、大きな駅ならば10個近くの地下鉄出入口があります。地下鉄の近くまで行くことさえできれば、この目立つ赤いポールを見つけることができるでしょう。黄色い矢印の方向に少し歩けば、地下鉄の出入口を見つけることができますよ。

ちなみに、上の写真は地下鉄5号線「淘金(タオジン)」駅のものです。

始発や終電に関する情報です。日本語表記はありませんが、十分理解できます。

ネット上で簡単に広州地下鉄の路線図をダウンロードすることができます。目的地によっては乗り換えも必要ですし、事前に保存していつでも見れるようにしておくと便利です。広州地下鉄は年々増線しているので、ダウンロードの際は最新版に近いものを選ぶようにしてくださいね。

広州地下鉄のシステム

入場からチケット購入・乗車まで

以前は一部の大規模な駅のみ実施されていましたが、2017年11月初旬から全ての駅で持ち物検査が始まりました。

地下鉄のチケットを購入しましょう。

チケット購入画面は外国人でもわかりやすいです。

持ち物検査の後、地下鉄のチケットを購入しましょう。購入するのは比較的簡単です。ただ、場所や時間によってはチケット売り場は大変混雑しています。さり気なく割り込みしてくる人もいますので、自分の順番は固守してください。

チケットはグリーンのコインのような形をしています。日本の電車の切符より紛失しやすそうな気がするので、十分気を付けましょう。隣の駅までの最低料金は2元(*約34円)で、日本と同じように距離が遠くなればなるほど料金が高くなるシステムです。

広州地下鉄の地下鉄カード「羊城通(ヤンチェントン)」。

もし少し長期の滞在になるなら、「羊城通」カードの購入もおススメです。一部の記念カードを除いて、大体15元~20元(約254円~338円)で購入することができます。羊城通を購入する一番のメリットは、地下鉄に乗る度に毎回地下鉄チケットを購入するために並ぶ必要がないことです。

羊城通カードは50元(約846円)からチャージすることが可能で、カードを利用すると現金よりもわずかながら割引になります。また同月内にカードを15回以上利用すると、16回目からは料金が6割引となります。例えば最低料金の2元の場合、6割引で1.2元(約20円)となるので結構お得です。

もう一つ羊城通の大きなメリットは、広州市内を走る全公共バスでも利用可能ということです。同じ月にバスと地下鉄に乗った回数を合わせて15回を超えれば、割引対象となります。多くの広州人が愛用しているカードです。

改札の様子。

改札機(注:この写真は地下鉄から出る時のものです)。

改札に入る時は、チケットでも羊城通カードでも「读卡区」というサインの部分にタッチすると改札が開きます。羊城通カードの場合、地下鉄から出る際も同じようにカードをタッチすればOKです。チケットで地下鉄を出る場合は、チケット(コイン)を上の画面のように投入口に入れましょう。

初心者にありがちなのですが、改札を入る時にコイン投入口が見当たらなくて焦る人がいます。改札を入る時はコインを投入するのではなく、コインを「读卡区」部分にタッチするんですよ。コイン投入口が見当たらないわけです。

ホームの様子

広州地下鉄1号線「烈士陵园(リエシーリンユエン)」駅のホーム。

駅によっては月~金の朝7:30-9:30、17:00-19:00は女性専用車両があります。男性の方は気を付けましょう。

人数が少なければ皆さん何となく並んでいますが、ラッシュ時の地下鉄は本当に大変なことになります。日本のラッシュも大変ですが、とにかく前へ前へ!押されてもぶつかっても謝らない人がほとんどですが、みんな必死です。悪く思わず、何とか乗り込むようにしましょうね。

地下鉄車内の様子

車内アナウンスは中国語、広東語、英語の3種類で、車内ドアの上部にも駅名が表示されているのでわかりやすいです。(上の写真のように、平日昼間の田舎方面へ行く列車は空いていました。)

ラッシュより少し前の時間帯の地下鉄車内。このくらいの混み具合が日常的。

広州市は中国第3の大都市で、その人口はなんと1400万人を超えると言われています。日々の地下鉄利用者数の各日の平均は700万人以上となり、市中心部においては地下鉄は基本混雑しています。

地下鉄に乗ると、中国の良いところを垣間見ることもできます。お年寄りや妊婦さん、小さい子どもが乗り込んでくると率先して席を譲る人が多いんです。見習いたいですね。

ただし「降車する人がまず先に降りてから、乗車する人が乗る」という感覚がない人が多いので、ドアが開いたらどんどん乗り込んできます(汗)

車内アナウンスは中国語、広東語、英語の3種類で、車内ドアの上部にも駅名が表示されているのでわかりやすいです。それで降車駅に近づいたらドアの前にスタンバイして、ドアが開くと同時に降りるようにしましょう。(ドアが開く方向も表示されているのでご注意ください。)

気が弱い(もしくはタイミングが悪い)人が、雪崩のように乗り込んでくる人々に押し戻されて、結局降りることができなかった例を何度か見たことがあります。(中国人にもそういう人はいます・・・笑)事前にドアの前まで移動しておくことがポイントですよ。

降車してから地下鉄を出るまで

場内案内は線ごとに色で区別されているので、見れば誰でもわかるようになっています。

目的地によって改札の位置がかなり変わってくる場合があるので、改札を出る前にアルファベットの何出口を出るべきなのかをよく確認するようにしましょう。

基本地下鉄内の案内はどれもわかりやすいのですが、一部の駅で駅の構造が複雑になっている場合があります。行く方面ごとにホームが分かれていることがあるので、できれば場内案内の番号と色だけでなく、どちら方面に行く列車なのかまで確認するようにしましょう。

今回の地下鉄料金は1.9元(約32円)で、他に残額や今月の乗車回数が表示されます(写真は羊城通カードを利用しています)。

広州地下鉄利用の際の注意点

これまで見てきたように、広州地下鉄は慣れない旅行者にとってもハードルが高くないので大変おススメの交通手段です。でも、いくらか注意点もあります。乗り降りの際の注意点はすでに挙げたので、その他旅行者が気を付けるべきことを簡単にまとめておきます。

数ある広州地下鉄の中で最も混雑するのが「体育西(ティーユーシー)」駅。

注意点の一つ目はスリです。空いている時は大丈夫だと思いますが、混んでいる地下鉄車内や駅構内でスリに遭ってしまうケースが多いようです。財布やスマホ・パスポートなどの貴重品は、必ずチャック付きバッグの中にしまうようにしましょう。

チャックなしのトートバッグのようなタイプのバッグは中国ではおススメできませんし、ズボンのポケットに入れておくなどもってのほかです。混雑時はリュックを後ろに背負わず、必ず前に持ってくるようにしましょう。

広州市を含む広東省は中国北部と比べてプロのスリが少なく、治安が良いと言われています。筆者は広州生活もうすぐ6年となりますが、一度もスリ被害に遭ったことはありません。注意してさえいれば大丈夫ですよ。でも、油断しているとやられます(汗)

悪名高い(?)広州地下鉄3号線。駅内で乗り換えのため移動中の風景。

もう一つ注意すべきなのは広州地下鉄3号線です。3号線はとにかく混雑するということで有名なんです。3号線は、広州市の中心部から番禺区と呼ばれるエリアの往復線です。

広州市内は地価も物価ももの凄く高いです。それで、多くの人は田舎で地価・物価ともにお安いながらもどんどん便利になっていく番禺区に居を構えて、そこから給料の良い広州市中心部に働きに行っています。

実際番禺区の地価は、広州市中心部の2分の1~3分の1と言われているので、少し遠くても番禺区に住んだ方が断然お得と考える人が多いのもわかります。東京近郊から東京都内に出勤するのと同じですね。

でもそのお陰で、地下鉄3号線は「殺人的に」と言われる混雑具合です。スリはもちろん、押されたりぶつかったりはもはや普通という世界ですので、旅行中、特に朝晩のラッシュ時はできれば利用しないようにした方が良いでしょう。

広州地下鉄を利用しての感想

これまで見ていただいたように、広州地下鉄は初心者でも簡単に利用することができる便利な公共交通機関です。コストパフォーマンスも日本の電車・地下鉄よりずっと良いですし、いくつかの注意点さえ覚えておけば旅行者に一番おススメの移動手段です。

こんな可愛い駅もあります。(広州地下鉄5号線「動物園(ドンウーユエン)」駅)

中国広東省広州市の観光旅行には、圧倒的に地下鉄が有利です。広州市内全域に広がる広州地下鉄をマスターして、効率良く広州のグルメや観光スポットを制覇していきましょうね。

*記事内のレートは全て2018年2月現在のものです。

この記事のライター

中国広東省広州市に住む30代主婦です。今の目標は広東語をマスターすること!大好きな広州を、楽しく詳しくレポートしていきます★

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