ちょっとミーハー?歴史と小説の舞台でもあり、日本人とも関わりが深いデビ夫人の元邸宅へ

ちょっとミーハー?歴史と小説の舞台でもあり、日本人とも関わりが深いデビ夫人の元邸宅へ

インドネシア初代大統領の第三夫人である、現在テレビで活躍のデビ夫人の元邸宅。本人の著書にも登場し、実話を元にした小説の舞台にもなりました。ガイドブックには載っていませんが、インドネシア建国当時の様子が分かる軍事博物館となっています。歴史から入るのは難しそうですが、テレビでみている人の関係する観光スポットとして楽しめます


小説ガルーダ商人とは

小説「神鷲商人 (ガルーダ商人)」をご存知でしょうか?深田祐介氏の小説で、登場人物の名前を少し変えて、脚色した実話に基づいた小説です。そこにインドネシア独立の初代大統領スカルノの第三夫人デビ夫人をモデルにした登場人物がでてきます

神鷲商人(ガルーダ商人)

今ではテレビで大活躍のデビ夫人ですが、建国の父と呼ばれる初代大統領の奥さんでした。デビ夫人がかかわって建てられた建築物が今もジャカルタに残っています。
ミーハーなようですが、インドネシア近代史から入るとおもしろくなさそうな観光名所も、デビ夫人を絡めてみると非常に分かりやすく、興味深い場所です。

小説にでてくる、デビ夫人がかかわったとされる建築物

1945年にインドネシアが独立して72年たちますが、そのころに建設された建物が今でも現役で残っています。小説を読むのとあわせて町並みをみると,歴史的な背景もわかり面白いと思います。

独立記念塔モナス

モナス

モナス(独立記念塔)です。上にも昇ることができますし、地下にも博物館があります。夜はライトアップされ、土曜日の夜7:30~と8:30~30分間、目の前の噴水で音楽に合わせたショーもあり、ローカルで一杯になります。

噴水ショー

この噴水ショーが、非常によくできていて、最初はクラッシックで始まりますが、途中から子供が誰でも踊れるような有名な曲やアップテンポな曲調にかわり、噴水をスクリーンにした映像なども映し出されます。

昼間は日陰がほとんどないムルデカ広場ですが、モナスもライトアップされ夜は涼しくなるので、土日の夜はオススメです。平日夜は人が少ないので危ないです。

サリナデパート

戦争賠償金のお金で、日本が建てた高級デパートでした。現在は周りに高級モールが立ち並んでいますので、ローカル色の濃いデパートで、日本人や外国人は少ないですが、低所得者の運転手などは「高いデパートだ。」ということで、高級イメージのままのようです。

サリナデパート

インドネシアの初代大統領スカルノが作ったデパート。日本の会社のなかでどこが請け負うかをデビ夫人がとりもったといわれています。『サリナ』という名前はスカルノ初代大統領の乳母だった女性の名前で、スカルノ元大統領としても力の入ったプロジェクトだったようです。

インドネシア料理のレストランが多く、売り場はインドネシアの伝統生地であるバティックや木彫りなどの民芸品のお土産物売り場や、インドネシアのチョコレートブランドのピピリティンのカフェが唯一あったり、実は観光客こそ行けば楽しいデパートです。

クリス

マレー系男性の正装の時の持ち物、短剣(クリス)です。日本人駐在妻御用達のお土産ものやさんなどではなかなか取り扱いがないです。本格的な民芸品のお土産の品揃えは、ジャカルタで一番だと思います。

デビ夫人が生活した家

ムルデカ宮殿(大統領官邸)

建国当時から使用されている大統領官邸です。初代大統領の第三夫人だったデビ夫人もインドネシアに来て、寝泊りしたと本人の著書にも書かれています。ただ長く住んだわけではなく、スカルノ大統領の第一夫人の子供たちが暮らしていた為、デビ夫人には他の家が用意されました。

元邸宅(軍事博物館)

デビ夫人元邸宅

建築当時の様子とそのままだというバリ風のデザインで建てられた元邸宅です。広大な敷地に平屋風の2階建ての建物があります。

中には武器がたくさん

軍事博物館だけあって、中には独立戦争時の様子のジオラマや軍隊の制服、機関銃やミサイルまで武器がいっぱい。男の子は興味あると思います。

広く長い廊下

バリ風建築ですごくシンプルです。この長い廊下からは池のある広い庭があります。母屋から別棟までずーっと続いています。

本人の回想録にも、この正面玄関で記念撮影した写真がでてきます。現在は軍事博物館となっており、広い駐車場にも、戦艦やヘリコプターなど展示されています。

最初に大統領からもらった土地の周りを買い足していったということで、非常に広い庭があります。今は戦闘機が6台くらい展示されていて、その中には日本製のゼロ戦もあります。

高速道路や高層ビルが連立して、今ではこの元邸宅の前はいつも渋滞する道路になっていますが、敷地が広い分、建物や庭は道路から離れていますので、現在でも中にいるとすごく静かで、大都会にいるのを忘れるくらいさわやかな風が吹きます。

たまにデビ夫人がインドネシアに来ると立ち寄るそうで、私たちが行った前の週にも来ていたそうです。日本に出産のために一時帰国していた時に政変が起こり、その後この家が次の政権に没収されてしまいましたが、日本人ともかかわりが深い建物ということで、一度は訪れていただきたい場所です。

この記事のライター

2017年4月よりジャカルタに在住。旅行者と同じように観光スポットめぐりをしてますので、在住者ならではの情報をあわせてお届け

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