【中国の公園シリーズ】都会のオアシス的な「東風公園」は、広州旅行でちょっとひと息つくのにピッタリの憩いの場所

【中国の公園シリーズ】都会のオアシス的な「東風公園」は、広州旅行でちょっとひと息つくのにピッタリの憩いの場所

私は中国の公園が大好きです。海外旅行で公園?とはあまり考え付かないかもしれませんが、中国の公園って、中国の良さが発見できるとっても面白い場所なんです。今回は、規模的にはそれほど大きくないものの最近筆者が気に入った「東風公園」をご紹介します。都会の真っ只中にあるオアシス的な公園で、市民の憩いの場です。どうぞご覧ください。


東風公園があるのは、大都会広州の中心部「天河区」の真っ只中

中国広東省の広州市は、北京・上海に次いで中国第三の都市と言われ、広州市だけでも人口は1270万人以上と言われています(これは2010年度の統計なので、8年経った今はだいぶ増えていると思われます・・・)。さすが世界一の人口を誇る中国、数字の桁が違いますね。

こんな大都会の只中にポツンとあるのが東風公園。

広州市にはたくさんの区があり、中でも中心部にあるのが「天河(ティエンフー)区」と「越秀(ユエシゥ)」区です。越秀区が古き良き広州を思わせる「古い広州」なのに対して、今回ご紹介する天河区は「新しい広州」。高層ビルと行き交う車のクラクションが特徴の典型的な都会です。

天河区は高層ビルと高級マンション、大型ショッピングモールが集中するエリアとなっていて、人気のスポットではありますが、こういう都会の喧騒を離れてちょっとひと息つきたいと思う人もいるはずです。そんな人におススメなのが、都会のオアシス「東風公園」。

広州市の東風(ドンフォン)公園とは?

花に囲まれた癒しの公園。

公園の正式名称は「広州東風公園」で、場所は広州大道北西側199号です。私たちの場合、わざわざ探して行ったのではなく、たまたま通りかかって綺麗な花壇に引き寄せられるように入って行きました。

中国のショッピングエリアには、座るところがないことが多いです。それで公園は、「ちょっと休憩」にちょうど良い場所なんですよ。

公園内の風景

ちょっと癒されない雰囲気の動物たち(笑)

只今の音量レベル64.1dB。

「日常のアクシデントでの怪我に対処するための常識」。必要な知識かもしれませんが、公園に置くにはリアル過ぎて怖い看板。

中国の公園には大抵「あんまり可愛くないキャラクターもの」と「音量レベル測定器」、「何だか怖い看板」が揃っています。ここ東風公園も、例に漏れなくといった感じです(笑)

公園内に「婚姻届所」まであるのが気になります。

子どもテーマパーク

公園内には子どもテーマパークがあります。

中国の公園の多くには、ちょっとした子どもテーマパークがあります。今まで見たことのある公園テーマパークでは、小規模なローラーコースターや海賊船の形をしたバイキングが主流でしたが、東風公園のテーマパークは割と小さなお子さん向けのアトラクションが多いように思いました。

中国ではほとんどの家庭で、お爺ちゃんお婆ちゃんが一切の孫の面倒を見ています。親は他所の都市へ出稼ぎに行っていて年に数回しか会えないというパターンもザラです。活発な孫たちを年配者がお世話するのに、各公園に設置されたミニテーマパークは大きな助けとなっていることでしょう。

東風公園のテーマパーク利用料金は確認しませんでしたが、大抵1回10元(*約167円)で遊ぶことができるので、保護者も気楽です。

なかなか画期的だと思ったアトラクション。

東風公園で、他の公園では目にしたことのないアトラクションを発見しました。開始のブザーと共にネットの中の乗り物がグルグル回り出すのですが、それと同時にアトラクション中央からカラーボール(のようなもの)がポンポンと雨アラレと飛び出し、降り注いできます。

アトラクション参加者は、グルグル回る乗り物に乗りながら、手にした網でどれだけボールをキャッチすることができるのか?というゲームのようです。

大抵就学前の小さなお子さんを抱えて大人も一緒に乗り込むのですが、見ていると完全に大人の方が躍起になってボールをキャッチすべく、すごい勢いで網を振り回しています。一人比較的若いお父さんがはまったらしく、二回連続でトライしていましたよ。平和な光景です(笑)

中国に来たら一度は見てみたい「太極拳」

中国の公園と言えば、太極拳の訓練を思い浮かべる方もいるでしょう。そうです、大抵の公園には太極拳をする人(単独もグループもあり)がいて、極めて真剣に練習をしています。

太極拳をする人の年齢層が高いのは、中国人にとっては一種のスポーツ、健康のために習うという感覚が強いからかもしれません。今日も中年の男女が熱心に太極拳を習っていました。

真剣に太極拳に取り組む人々。

写真ではちょっと被ってしまっていますが、左奥に立っている白シャツ白ズボンの男性がコーチです。手の伸ばし方や動きなど、細かいところまで指導しているようでした。先頭の女性のように、胴着のようなものを身に着けている人もいて、本格的です。

中国人の多くは、人前でパフォーマンスをすることに抵抗がありません(たぶん)。それで、こんな公開の場でも堂々と太極拳ができるんですね。私だったらつい照れ隠しで笑ってしまいそうです。

太極拳中の人々の写真を撮るのを遠慮したり、コソコソと盗み撮りをする必要はありません。彼らはギャラリーが多ければ多いほど燃えるようなので、写真まで撮ってくれる人がいたら、動きの一つ一つが一層引き締まるに違いありません(笑)

園内のあちこちに可愛い花壇があります。

不思議な木々に囲まれる穏やかな広場

東風公園の中心部には、芝生の広場があります。

公園中央には広場もあって、小さな幼児から小学生ぐらいまでの子どもたちが仲良く一緒に遊んでいました。お孫さんを連れてシャボン玉をしてあげているおばあちゃんの姿が微笑ましかったです。中国にしては人が多過ぎず、フリスビーを飛ばしたり凧を揚げたりして遊んでいる親子もいました。

南国らしい木々。

背の低いこちらの木は初めて見ました。

東風公園の特徴の一つとして、普段あまり見ることのない種類の木が何本もあります。南国らしいヤシの木やバナナの木などは、中国最南端の広州市では珍しくないのですが、まだまだ見たことがない植物もたくさんあるようです。それもあってか、この広場はちょっと不思議な空間に感じました。

ここでテントを張っても良いという意味でしょうか?

公園の広場を取り囲む道はちょうど良いジョギング&お散歩コース

公園中央の広場を囲むようにして、公園全体を散策することができるようになっています。よく見ると、大勢の人がこの道をジョギングコースとしていました。本気モードの人が多く、下は中高生、上は結構なお爺ちゃんお婆ちゃんまでがいい汗を流していましたよ。

これだけ大勢の人が走っていれば、ジョギングの日課を守りやすそうです。中国人、特に広東人には健康志向の人が多く、20代の若者でも真剣に水泳やジョギングの日課を保っている人によく会います。本当に頭が下がります。

これまたとっても不思議な木。

広州東風公園まとめ

都会の真ん中で自然界のものに触れるとホッとします。

特にここが素晴らしい!というわけではないのですが、広州東風公園はどこか人の心を和ませてくれる、都会のド真ん中にありながらもその喧騒を忘れさせてくれる素敵な公園です。

天河区でのショッピング&グルメ観光にちょっと疲れたら、是非東風公園まで足を伸ばしてみてください。大都会広州で暮らす人々の日常で人間らしい姿が垣間見れて、ホッと息をつくことができると思いますよ。

*記事内のレートは全て2018年3月のものです。

この記事のライター

中国広東省広州市に住む30代主婦です。今の目標は広東語をマスターすること!大好きな広州を、楽しく詳しくレポートしていきます★

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