ボリビアのメルカード!市民の生活を支える市場は文化の違いとカルチャーショック両方を感じます。

ボリビアのメルカード!市民の生活を支える市場は文化の違いとカルチャーショック両方を感じます。

南米大陸の真ん中に位置する内陸国ボリビア。まだまだ途上国のこの国ですが近年経済発展により徐々に生活レベルや物価も上がってきています。そんなボリビア人の生活を支えるメルカードと呼ばれる市場がありますが、日本の市場と違い少し衝撃的な光景も。そして、新鮮な野菜やフルーツを量り売りで手に入れられます。そんな市場事情をご紹介!


ボリビアにはたくさんの市場が存在する

南米ボリビアにはメルカードと呼ばれる市場がたくさんあります。

日本から見れば地球上で最も遠い場所とも呼ばれる国、南米のボリビア。インディヘナと呼ばれる先住民族の文化を色濃く残しながら、スペイン統治時代の名残も漂う不思議な文化の国です。熱帯地方にはスペイン系のボリビア人が多く、山岳地帯にはインディヘナの血を受け継ぐ人たちが多いのが特徴。

行き交う人々を見るのも興味深いですが、人々の生活を支える市場も非常に興味深いものがあります。日本の市場とは一味違うボリビアの市場。日本から初めて訪れた人はカルチャーショックを受けることも多いです。

生活必需品がたいていそろうメルカードは市民にとって必須の場所

食料品から野菜、美容品や服や靴類そして電化製品に至るまでありとあらゆるものが手に入る場所、それがメルカードです。もちろん、ボリビアにはスーパーマーケットやブランド品の服やバッグなどが入荷するようにもなりました。

経済発展によって少しづつ人々の暮らしも以前に比べるなら良くなっています。そして、生活のレベルも少しづつ上がっています。ここ5年でボリビア経済は急激に成長しました。それから貧富の差もどんどん広がっているように感じます。

しかし、どれほど経済が発展して暮らしが豊かになっていこうと、普段暮らしの必要品は安く手に入れたいのが人間の本質。そんな人々のためになくてはならない場所、それがメルカードと呼ばれる市場なのです。

ボリビアには本当にたくさんのメルカードがあります。そんなメルカードの様子をご紹介します。

野菜や食料品もメルカードが安い

大量に積まれた野菜の数々。たいていはボリビア第三の都市コチャバンバで生産されています。

ボリビアの大きなメルカードにはとにかくたくさんの人がいます。そして、モノが乱雑に並んでいたり、排水が道に流れ込み悪臭がただよっていたりとカオスな状況を生み出すことがあります。その様子を見てカルチャーショックを受ける外国人も少なくありません。

私自身、初めてボリビアに到着してメルカードを訪れたときに衝撃を受けました。パック売りではなく、外で砂埃にさらされた野菜や果物を見て、本当にこれを買うの?と思ったのを覚えています。しかし、住めば都というもので、本当にすぐに慣れます。

大量に外、もしくは半屋内に放置されている大量の野菜を見ても、洗えば食べれる、皮をむけば大丈夫という風にボリビアのメルカードに適応できます。もちろん、パック売りされているスーパーでも野菜は買えますが、メルカードに比べるなら少し割高です。

なので、お得に野菜を手に入れたい方はメルカードで買われることをおすすめします。

食料や雑貨も市場で販売されています。

トイレットペーパーやドリトス、かみそり、コンソメ、果ては携帯電話のカードなどなんでもござれの食料兼雑貨を販売しているお店もあります。こちらボリビアではこうした小さな商店の様な店をベンタと呼びます。メルカードの中にはこうしたベンタがたくさん並んでいる場所もあります。

たくさんの穀類や粉類が売られています。

ほかにも大きな袋詰めにされた穀類や粉類が売られているブースもあります。小麦粉や片栗粉、トウモロコシ粉、ユカと呼ばれる植物の粉など多岐にわたって販売されています。こうした粉類を安く手に入れることができるのはメルカードの大きな魅力です。

ボリビア人の多くはこうした粉から料理を作ることが多いです。地元料理の特に軽食に用いることが多く、こうした品々がやすく手に入るのは市民にとって大変ありがたいのです。

豆や米もこうして売られていることも。

豆や米、そしてきな粉までもがこうした形で販売されています。1キロいくらとはかりで計上して購入します。ただし、聞いた話ですがこうして外においてあって吹きさらしになっている米を量り売りで買って、食べたときに石が混じっていて歯が欠けてしまったというボリビア人がいました。

袋詰めされて売られているお米もありますが、こうして量り売りで買うことを習慣にしているボリビア人もいます。石や砂が混じっている危険があることも買うときは注意が必要だとアドバイスされました。日本では袋売りされた米を買うのが当たり前なので、少し文化の違いを感じた瞬間でもあります。

電化製品が屋外で?

私自身カルチャーショックを受けたのがこれです

そして、メルカードを更に進んでいくと、電化製品を扱うお店が現れます。私自身一番カルチャーショックを受けました。電化製品は高温多湿をさけて室内の安全な場所に保管しておくものと思っていたのですが、こちらボリビアのメルカードでは屋外に吹きさらしで置かれています。

砂埃、雨風上等の場所に冷蔵庫や大型スピーカー、扇風機、洗濯機などが置かれています。もちろん、屋根のある場所にテレビは置かれていますが、それでもなぁという状況です。もちろん、ちゃんと管理されているショッピングセンターなどでも電化製品をそろえることができます。

しかし、こうした屋外で販売されている場所のほうが電化製品は安く手に入ります。故障の有無に関しては当たり外れがありますが、たいていのものはちゃんと動きます。こんな状態で放置されても電化製品はきちんと機能するんだと感心した覚えがあります。

日本の電化製品に対する扱いが過保護なのか、ボリビアが放任主義すぎるのか、その間がちょうどいいのかなんて思ったりします。

衝撃の光景が広がる肉市場

この光景にカルチャーショックを受ける人は多数

そしてボリビアのメルカードで一番衝撃を受けるのが肉市場の光景でしょう。牛肉や豚肉そして鶏肉がダイレクトに吊るされて販売されています。鶏肉を1キロほしいと注文した時、店の方が大きな包丁を持ってきて鶏一匹を半分に切る光景なども普通に見られます。

そして、吊るされている肉にはハエがとまっている風景も見ることでしょう。最初見たときには衝撃の光景でした。しかし、ちゃんと肉に火を通せば安全に食べられるのでそれも生活しているうちに慣れてゆくのは人間の適応力でしょうか。

スーパーマーケットではパックに詰められた肉を買うことができますが、スーパーはボリビアでは都市部にしかありません。少し郊外の町はやはりこのメルカードで肉類を購入することになります。ボリビアは内陸国で海がありません。

なので、海産物はほとんど出回らず、川魚が売られることがあっても高いです。なので人々は牛肉や鶏肉、主に鶏肉が一番安いのでよく食べます。なので、この肉市場はボリビアの人々の食をささえているといっても過言ではありません。

フルーツ売り場を見てみよう

旬のマンゴーやアボカドが

そして、フルーツ類が売られているブースがあります。ボリビアの熱帯地方はフルーツの宝庫です。日本では食べられないようなフルーツをこちらでは安い値段で食べることができます。熱帯産の短く甘みが詰まったヒネオと呼ばれるバナナやレモン。

そして、スターフルーツやスーパーフルーツとして最近話題のアチャチャなども手に入れることができます。日本にいればなかなかお目にかかれないフルーツばかり。そして、マンゴーが格安で食べられます。こちらでは大きなマンゴーでも5個で10ボリビアーノ。160円ほどです。

日本では高級なマンゴーは一つ5000円、1万円はくだらないものもありますが、こちらではひとつ16円ほどで食べることができます。なんて安いんだと感動しました。

赤いものがアップルマンゴー、そして長く黄色いのがバナナマンゴーです。

たくさんの種類があるマンゴーの中でこちらボリビアでとりわけおいしいのがアップルマンゴーとバナナマンゴーです。赤と黄色の色を持つことから双方そのように呼ばれています。日本でマンゴーを一度も食べたことがなかったのですが、こちらで食べて感動しました。

アップルマンゴーは少し酸っぱみが残りながらも甘い味で、クセになります。そして、バナナマンゴーは糖分がたっぷり含まれていてやわらかい口触りとその甘みが本当においしいです。こんなおいしいフルーツがこんな安い値段で手に入るとはなんて贅沢なんだろうと思ってしまいます。

実際、悲しいことにボリビアにはありあまるほどのマンゴーがあります。1本の木から100から200ほどの実が落ちてきます。売りに行ってもたいていの家にマンゴーの木があって誰もいらないということもあるそうです。なので、道に捨てられてしまう大量のマンゴー。

農薬など使わず、天然のマンゴーがこうして捨てられていくのを見るのは悲しいです。たしかに腐るのが本当に早いフルーツですが、なんとか日本に輸出できないかなんて考えます。こうしたフルーツまでも安く手に入れることのできるメルカード。

ボリビアの人々の間ではなくてはならない存在です。これから長期でボリビアを旅行される方、滞在される方にとってもお得に買い物を済ませるならメルカードが一番お得。もちろん、カルチャーショックを受けることもありますが、すぐに慣れます。

ぜひ、ボリビアでの市場巡りを楽しまれてくださいね。

この記事のライター

南米ボリビアに在住。まだまだマニアックな観光地や穴場スポットがたくさんある国ですので、少しづつ紹介できたら嬉しいです。

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