ちょっとグロテスクだけど大丈夫!中国の市場で肉を買ってみよう!地元の人々が通う地下市場と生肉の購入方法

ちょっとグロテスクだけど大丈夫!中国の市場で肉を買ってみよう!地元の人々が通う地下市場と生肉の購入方法

中国でお友達ができたなら、簡単な日本料理を作って振舞ってあげるととっても喜ばれます。調理は彼らの家でするとして、お買い物はどうしますか?全部イオンで揃えるなんてもったいない!この機会に、中国の野菜市場を体験してみましょう。今回は、特に難易度の高そうな(?)ちょっとグロテスクな肉の購入の仕方をメインにお届けしていきます。


中国における野菜市場とは

中国では、市場で日々の買い物をするのが一般的です。多くの年配の方たちの毎日の日課は、今でも朝一で近所の野菜市場に新鮮な食材を調達しに行くことです。市場は大抵午後6時か7時まで営業していますが、新鮮さを重視する中国人たちは朝市場が大好きなんです。

野菜市場の行き帰りの人々。

でもみんながみんな朝市場に行けるわけではありません。それでローカルな市場は昼時や夜も多くの人でにぎわっていますし、夜閉店間際に安売りをすることも多々あります。必ずしも午前中に行かなくても大丈夫ですよ。

ただ、午後1時~3時過ぎ位までの時間帯は避けた方が良いでしょう。お店は開いているものの、お昼休憩でやる気のない人がほとんどです。みんな商売命のはずなのに、まともに客の相手をしてくれなかったり(笑)昼寝をしている人も多く、全く活気がありません。

では早速、地元の人でにぎわう地下の市場へ潜入してみましょう。

地元の人でにぎわう地下の市場へ潜入

地下市場へ通ずる入口。

地下に作られている市場とは、この辺りではちょっと珍しいです。地下なので暗くて閉鎖的な雰囲気は否めませんが、それでも毎日たくさんの地元の人(中国広東省の広州人)たちがお買い物していきます。まずは簡単に、地下市場の中の様子をご紹介しましょう。

行列必至の「餃子屋」

毎日のように行列のできる餃子屋さん。

地下市場の一番人気は、市場の入口付近にある餃子屋さんです。市場の中に餃子屋があるのは珍しいことではありませんが、毎日大勢の人が並んででも買っていく餃子にはきっとそれだけの価値があるのでしょう。筆者も是非今度購入してみたいです。

餃子、ワンタン、麺や餃子の皮などを販売しています。

見たところ、餃子のお値段は一斤16~18元(*約268円~302円程)です。この辺りでは平均的な金額なので、特にお安いわけではありません。値段でなければ、きっと味がいいのでしょうね!準備されている餃子の数が半端じゃないことからも、餃子の売れ行きがバッチリなことがよくわかります。

これらの餃子は「一斤ください。」「半斤ください。」もしくは「10元分ください。」といった具合に購入します。家に帰って茹でるだけで美味しい水餃子が食べられるので、とっても便利です。ワンタンを購入して、自分でワンタン麺を作って食べるのも良いですよ。

とっても充実している「八百屋」

大振りの綺麗な野菜が並んでいます。

野菜の種類、かなり多いと思われませんか?中国の最南端に位置する広東省は、野菜も果物も大変豊富だと言われています。日本ではほとんど見ることのないような野菜もたくさんありますよ。

中国に来た頃、野菜の大きさにも驚きました。例えば上の写真のキュウリや茄子などがそうですが、日本のそれと比べてかなり大きいです。私はてっきり品種が違うのかと思っていたのですが、地元の人によるとこれは「成長剤」を投与した結果だとのことでした。

「成長剤を大量に投与した野菜ばかり食べているので、中国の子どもたちは体が大きい」なんて噂もあります。あまり気にすると中国では生きていけないのですが(汗)、あまりにも大きくて立派な野菜は農薬の量も違うでしょうし、避けた方が良いでしょう。

種類が豊富で、どんな野菜でも大抵はあります。

野菜も「一斤いくら」という計算です。ほしい野菜を店主に手渡すと、量りで量ってくれます。この時、しっかりと量りの数字を見るようにしましょう。たとえよく見えなくても、見ても意味がわからなかったとしても、「見ていますよ~ごまかしはダメですよ~」というサインを送ることができます。

地下市場には、他に果物屋もあります。完全にパジャマとツッカケで来ているようなおばちゃんもいたりして、それこそ「ちょっと近所のコンビニに行ってきます」という感覚なのでしょうね。

中国らしさが感じられる「乾物・調味料屋」

中国漢方のための材料が揃っています。

市場には、必ず乾物や調味料を扱っているお店もあります。特にここ広東省では「漢方スープ」が大人気で、毎日作るという人もいるほどです。それで、漢方の材料になるような不思議な食材がたくさん準備してあります。

また醤油、塩、胡麻油、料理酒、オイスターソース、お酢などの中華料理でよく使いそうな調味料は大抵揃っています。上の写真で一番右下に写っている赤いものは、日本でも女子に人気のナツメです。ここでも瓶や袋入りの調味料を除いて、食材は全て量り売りとなっています。

最も難易度が高い(?)「魚屋(水産品)」

個人的には、市場の魚屋さんは肉屋よりもだいぶ買い物の難易度が高いと思っています。それはひとえに筆者が魚の名前(中国語でも日本語でも)に通じていないからなのですが・・・(汗)肉は大抵鶏か豚か牛で、これは私でも見れば分かりますからね(笑)

魚も基本的に量り売りとなっていて、「一匹まるまるほしい。」とか「半分ほしい。」と言うと量って金額を伝えてくれます。希望があれば、お好みの大きさに切ってもらうことができるので遠慮なく伝えましょう。

こんな若い女性が魚屋で手袋はめて魚を売っています。たくましいですね。

私のように魚はよく分からないという人は、貝類や「鱼胶(ユージャオ)」と呼ばれるミンチ状になった魚の部分なら購入しやすいと思いますよ。

グロテスクなんて誰も思わない市場の「肉屋」

※ここから4枚ほど生肉の写真が続きます。日本人的にはグロテスクなものも含まれているので、苦手な方は工夫して読んでくださいね(笑)

豚肉を売る男性二人。

これは市場に限らずなのですが、中国では同じエリアで同じものを並べて売ります。それで、市場のお肉コーナーは右も左も全部生肉です。多少生臭いのは否定できませんが、日本人としては新鮮な光景です。中国に来たら買い物するかどうかに関わらず、市場の肉コーナーは覗いていくべきだと思います。

結構グロテスクな鶏肉屋さん(こちらではごく一般的)。

鶏肉なら「一羽ください。」「半羽ください。」と購入します。中に玉子が入っているものもあって、広東人たちは好んで買って行きます。ここでも「頭はいらない。」とか「足の先はいらない。」、「ひと口サイズに切ってほしい。」などの注文を聞いてもらうことができます。

特に鶏肉は骨があって切るのに苦労するので、市場の人に切ってもらった方が良いでしょう。場所によっては、まだ生きている鶏の中から好きなものを選んで、その場でさばいてもらうなんてことも珍しくありません。

これは中国人にとって幼い頃から見慣れた光景、何でもない光景です。今時の若い女子でも市場で買い物しますし、買い物の際にわざわざ手で生肉に触れて良し悪しを確かめる人も多くいます。「彼らにとってグロテスクとは何なのか?」というのがとっても気になります。

生肉の購入方法(豚肉編)

ではここからは、ちょっと詳しく中国市場での生肉の購入の仕方をご紹介していきます。今回は、一番難易度が低い(一般的な)豚肉の購入方法です。

簡単なのは、肉を指差しで指定することです。店主が大きさは?と聞いて来るので、そのままでも良いですし、必要ならジェスチャーで「このくらい」と伝えて切ってもらいましょう。店主が肉の重さを量って金額を伝えてきます。もし聞き取れなければ、電卓を見せてもらうのもOKだと思いますよ。

私がいつもするのは、「不要皮(ブヤオピー)」と言って、肉にまだ付いている薄い皮を剃ってもらいます。その方が食べやすいです。それから考えている料理に合わせて、肉をカットしてもらいます。カットの他に肉をミンチにする機械もあるので、挽肉にしてもらうこともできますよ。

市場では、豚肉は提げてあるか置いてあるかのどちらかです。

肉がより美味しそうに見えるように、肉屋のライトは赤くなっています。地元の人のように素手で触りたくはないのですが、できるだけよく観察して、変色しているところがないかどうか見た方が良いです。

また、中国では「肉も野菜のように水で洗ってから調理する」のが基本です。確かに、市場ではあまり清潔そうな場所には置いてありませんし、ほこりも付いているでしょうからね。慣れないうちは何だか変な感じがしますが、しっかり洗ってから調理しましょう。

豚肉が特価で一斤13元(約218円)。これはなかなか安い!

市場での買い物は一見外国人には難易度が高そうですが、そんなに中国語力も必要とされませんし慣れれば簡単です。スーパーでのお買い物よりずっと面白いので、結構はまりますよ。

また私の住む広州市では、広東語が主流です。ローカル市場では広東語ばかりが飛び交っていて、中国語普通話は滅多に聞こえてきません。でも他の地方から来た中国人の中にも広東語がわからない人はたくさんいますし、地方から来ていて普通話が下手な中国人もそれなりにいます。

ですから臆する必要はありません。相手もきっと「他の地方の中国人なんだろう」と思っているので、外国人だと思って値段をつり上げてきたりはしないでしょう(日本人の場合、外見ではそうそう判断がつきません)。ちなみに私は、よく「中国のどこかの少数民族」だと思われているようです(笑)

おわりに

有名観光地や高級広東料理も良いですが、中国のローカルな市場では日本にない面白いものをたくさん見ることができます。その時によって違いますが、筆者はこれまで市場でワニやヤギの肉(頭がそのまま置いてありました)や謎の魚介類を目にする機会がありました。

なかなか自分で調理するまではできないことも多いのですが、色々見て回って見聞を広げていきたいと思っています。いつか中華レストランや中国人のお宅に招いていただいた時に、そういった珍しい食材を使ったお料理に出会えたら嬉しいです。

こちらは燻製にした肉の類です(たぶん)。

中国人に日本料理を振舞うと言っても、本格的に寿司やラーメン、天婦羅のような凝った料理を作らなくても大丈夫です。簡単なもので言ったら肉じゃがやポテトサラダなんかも、中国人にとっては新鮮で良いみたいですよ。

ただ配慮してあげたいのが、若い世代は割と問題ないのですが、年齢が上がると生の野菜を食べるのに抵抗があると言う人がいます。例えばポテサラだったら、タマネギなどの野菜も少しだけ湯通ししてあげればみんなで美味しく食べることができますよ。

簡単な食を通して、お互いへの理解を含めるのも良いですね。少し長めに中国に滞在される場合は、中国のローカル市場を是非是非お試しください。

*記事内のレートは全て2018年3月のものです。

この記事のライター

中国広東省広州市に住む30代主婦です。今の目標は広東語をマスターすること!大好きな広州を、楽しく詳しくレポートしていきます★

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