ボリビアの憲法上の首都!そして町自体が世界遺産にも認定された美しい白い街、スクレ!

ボリビアの憲法上の首都!そして町自体が世界遺産にも認定された美しい白い街、スクレ!

ボリビアの実質上の首都は標高3800mに位置するラパスですが、実は憲法上の首都はスクレという町になります。1800年代は首都として機能していたこの町はスペイン統治時代の名残を残し、白く塗られた町は世界遺産としても知られます。ボリビアに来たならこの町の観光を外すことはできません。そんなスクレの町の様子を歴史と共にご紹介


ボリビアの憲法上の首都スクレへのアクセス

長距離バスは安いですが、なんだかんだで飛行機が楽ですしおすすめ

スクレはボリビア国内のちょうどおへその位置にあたる部分です。南端よりも少し上に位置しています。なので、首都ラパスや第二の都市サンタクルスからはかなり距離があります。長距離バスで移動することができますが、首都ラパスからもサンタクルスからも10時間以上かかります。

しかも、スクレに至るまでの道は舗装されていないようなボコボコ道もあり、バス移動は決して快適とは言えません。10時間越えのバス移動にガタガタ道、砂埃がバスに入ってくることもあります。最近、ボリビアの国内線の飛行機がプロ―モーション価格を行ったりしており、スクレまでの飛行機の値段が安くなっています。

片道で250ボリビアーノ(4,000円ほど)で買える時期もあります。長距離バスに比べれば割高ですが、決して悪い値段ではないので日本から到着してフライトもしくは旅の疲労が残っている場合は、スクレまでは飛行機で移動されることをおすすめします。

町自体が世界遺産!白い街スクレ

ヨーロッパの町に迷い込んだような気分になりますが、ここは南米ボリビア

スペイン統治時代の名残、コロニアル建築の様式を残し町全体が白く塗られている白い世界遺産の町スクレ。自分が一体どこにいるのか。どこかのヨーロッパの国に迷い込んだような気持ちになってしまいますが、ここは紛れもなく南米ボリビアです。

標高2600mで年中を通して温暖で涼しい気候のこの町は外国人旅行者に大人気。たくさんの外国人がこの町を気に入ってそのまま住み着くというケースも珍しくありません。1991年にその町の美しさが認められて世界遺産にも認定されました。

それもあって、もし住宅を改装するようなことがあれば外壁は白く塗らなければならないというきまりもあるそうです。白い街あるあるでしょうか。それによって現在まで町は白く保たれているというのは興味深いです。

真っ白に塗られた建造物がひときわ輝きます。

街を歩いていて白く美しく塗られたその町の様子は本当に綺麗です。建物の一つ一つがきれいに白く塗られているのが本当におしゃれです。実はこの町は1500年代にスペイン人によって建設がすすめられました。なので、ヨーロッパのコロニアル建築が当時のまま残っています。

そして1800年代にボリビアはスペインからの独立を宣言しました。そして首都の名前は初代大統領アントニオ・ホセ・デ・スクレの名前をそのまま使用。なので、この町の名前はスクレです。実はこのスクレは長らくボリビアの首都でした。しかし1890年ごろに首都の機能がラパスへと移りました。

現在ではほとんどの法的機関はラパスへと移ってしまい、実質上の首都はラパスになっています。スクレに残っている主だった期間は最高裁判所のみ。憲法上ではいまだに首都はスクレですが、実質の首都はラパスになっており非常に興味深いです。

1800年代の首都、そしてスペイン統治時代の名残をそのまま残す白く美しいコロニアル建築、赤い屋根の住宅群。世界遺産にも認定されたのがよくわかります。一度行けば忘れられない風景を見せてくれる美しい白い街、スクレ。ボリビア旅行でぜひとも訪れておきたい場所の一つです。

ボリビア独立の歴史に触れる!自由の家

自由の家。スクレに来たならぜひ行っておきましょう

スクレの中央広場、5月25日広場とも呼ばれますが、その広場の近くにボリビアの独立を記念する博物館があります。ボリビアの独立宣言に対して署名が行われた歴史的な場所としてボリビア国内でも有名な場所。内部は当時のまま保存されている貴重な場所です。

ほかにも植民地時代の美術品や独立戦争、太平洋戦争などの貴重な品々や、歴代の指導者の肖像がなどが展示されていてボリビアの歴史に触れることができます。実際にスペインからの独立を果たし、署名が行われた場所もそのまま残されているのでボリビア独立の空気を肌で感じることができます。

スペインの植民地からの脱出、ボリビア独立の歴史を知ることができる貴重な場所です。日本にいるならなかなか知ることのできない南米とスペインの歴史についても学ぶことができます。憲法上の首都、そして独立直後の首都であったスクレだからこそ味わえる歴史旅。

ぜひ、この自由の家はスクレに来たなら行っておきましょう。

スクレの名物!おいしいチョコレート

お土産にも買って帰りたいスクレ名物のチョコレート

この白い世界遺産の町にはある名物があります。それはPara Tiというチョコレート。スペイン語であなたのためにという意味があるこのチョコレートはスクレ名物として有名です。甘くミルクが少し混じったようなこのチョコは絶品です。

本店がこのスクレにあるだけでなくて、実際にチョコレート工場を見学することもできるそうです。チョコレート好きにはたまらない場所です。

唐辛子がブレンドされた珍しいチョコレートを食べてみました。

いろいろな種類が売っているのですが、唐辛子がブレンドされた珍しいチョコを食べてみました。最初はほんのり甘い普通のチョコレートですが、後味にガツンと唐辛子のパンチが来ます。なかなか面白い味でしたが少しクセになるそんな感じのチョコレート。

ノーマルのタイプのチョコは甘くとろけるような味ですのでおすすめです。また、ウユニ塩湖の塩がブレンドされたチョコもあるようで外国人旅行者の間で人気のようです。いずれにせよ、スクレを訪れたなら名物のチョコレートもぜひご賞味あれ。

少し足を延ばして恐竜の足跡を見てみよう

5000個以上あるといわれる恐竜の足跡!絶景です。

スクレの町よりタクシーで20分ほど走った場所にファンセサ白亜紀公園があります。ここには5000個以上の恐竜の足跡が保存されています。ファンセサとはセメント会社の名前です。もともとセメント工場の採掘場であったこの場所から採掘中に恐竜の足跡が大量に発見されました。

専門家の調査によってこれが恐竜の足跡であることがわかり、そのまま保存されています。世界的にも類を見ない大量の恐竜の足跡が見れる場所として知る人ぞ知る観光スポットとなっています。しかし、残念ながら保存のための資金不足やセメント会社が開発を進めたいことから、この場所がなくなってしまうという懸念があります。

せっかくの恐竜の足跡ですが、開発のほうが重要なのでしょうか。少し悲しい気分になります。世界遺産にも登録しようという動きもあるようですが、どうなるのでしょうか。また、足跡が残っているうちにこの場所を訪れてほしいものです。

夜は5月25日広場へ

穏やかな雰囲気が漂う、スクレの中央広場

スクレの街のもうひとつの見どころ、それは夜にやってきます。夜になればぜひスクレの中央広場、5月25日広場へ行きましょう。町の人々の憩いの場として、外国人旅行者の球形の場としていつでも多くの人がこの広場で休憩を取ります。

こうしたのんびり、穏やかな空気に包まれているのがこの広場の良いところ。ボリビア全体に言えるのですが、町の人が中央広場に集まってのんびり過ごしているこの時間は忙しい日本人が忘れてしまったような感覚かもしれません。のんびり公園で時間を過ごすなんてことが今では珍しいかもしれないですね。

夜にはライトアップされた噴水ショーが

そして、この広場は夜になるとライトアップされた噴水ショーが始まります。それは途上国とは思えない光景です。音楽に合わせて美しくきれいに踊る噴水の様子はまさに絶景です。もちろん、日本や先進国に住んでいるならばこの光景は当たり前。

しかし、ここは途上国であるボリビアです。スクレはきれいに整備された町ですが、ほかの町はまだまだ汚い光景も広がります。ボリビアではこの噴水ショーは本当に絶景です。町の美しい景色を体感したい時はぜひこのスクレを訪れることをおすすめします。

ここがボリビアであることを忘れそう

綺麗な噴水ショー。そして白く塗られた美しい町。おいしいチョコレート。ヨーロッパの観光地に来たような気分になる憲法上の首都スクレ。ここを訪れるとボリビアにいることを忘れそうになります。スペイン統治時代の名残を残しながらボリビア独立の歴史に深くかかわり、今も世界遺産として残るスクレ。

国際線の飛行機が乗り入れる首都ラパスやサンタクルスから少しアクセスが悪く遠いですが、それでも行く価値はあります。標高2600mと高山地帯に適応する場所としてもちょうど良く、標高3600mのウユニ塩湖へ向かう前にここで1,2泊して体を高山に適応させることもできます。

いずれにせよ、ボリビア旅行で絶対に外せないおすすめスポット、スクレ。ぜひボリビアを旅行する際は立ち寄ってくださいね。そしてその歴史に触れて、美しい町を散策してください。

この記事のライター

南米ボリビアに在住。まだまだマニアックな観光地や穴場スポットがたくさんある国ですので、少しづつ紹介できたら嬉しいです。

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