【看板のない人気店】広州のB級グルメ「牛肉丸」が美味い!地元の人と相席でコリッコリの牛肉丸をいただいてきました

【看板のない人気店】広州のB級グルメ「牛肉丸」が美味い!地元の人と相席でコリッコリの牛肉丸をいただいてきました

ご存知の通り、中国広東省の広州市は古くから「食の都」、「グルメ都市」として名を馳せています。今回ご紹介するのは、その中でも「看板のない人気店」の一つです。本当に看板がないんですけど、どうしてこんなに混んでいるのでしょう?地元の人しか知らない「知る人ぞ知る名店」に広東省名物のコリッコリ「牛肉丸」を食べに行ってみましょう。


知る人ぞ知る「看板のない人気店」とは?

グルメ都市広州とは言っても市の中心部から郊外までと広大ですが、広州市内で美味しいものを探すのなら、越秀(ユエシュー)区と荔湾(リーワン)区が断然おススメです。この2つのエリアには古き良き広州が残っていて、代々続いているB級グルメの老舗がたくさんあると言われています。

広州市荔湾区の風景。味がありますね。

中国版グーグルの「百度」で「广州・美食・荔湾(または越秀)」などと検索してみると、たくさんのお店がヒットしますが、今回筆者が注目したのは看板のない人気店の一つです。「看板がない=店名がない」ということです。

でも、名前がないとネット上で検索しずらいですよね?今回ご紹介する名店に関しては、ネット上では便宜上「日月年小食店」という名前が付けられていました。お店の関係者が提示した名前なのか、お店の雰囲気から誰かが勝手にそう呼び始めたのかはわかりませんが、面白いですね。

通称「日月年小食店」のご紹介

日月年小食店の営業時間は「午後2:30前」と書いてあったので、毎日朝から昼までの営業のようです。昼間での営業で採算が取れるとは、かなりの人の入り具合ですね。本当は夜にゆっくり行ってみたかったのですが、それは断念してお昼過ぎに到着するようにしました。

検索した住所通りの場所に人だかりを見つけました。

場所は、広州地下鉄1号線「長寿路」E出口から歩いて数分のところです。数分の距離とは言っても、地下鉄出口からお店は見えません。E出口は大きめのデパートに隣接していて、そのデパートのちょうど後ろ側の道路2本目「逢源路」沿いに通称「日月年小食店」があります。

住所は逢源路72号となっています。お昼時は人だかりができているはずなので、看板がなくても比較的簡単に見つけることができますよ。

本当にどこを見ても看板がありません。

最初に少し、このお店のツートップ人気メニューの一つ「牛肉丸」をご紹介しておきましょう。「牛肉丸(ニュウロウワン)」とは、中国広東省汕头市の伝統料理の一つです。日月年小食店でもそうですが、「牛丸(ニュウワン)」と呼ばれることもあります。

要するに肉団子ですが、広東料理の代名詞飲茶の点心となっていたり、こちらのお店のように麺やスープと一緒になっていたりと色々なところで見かけます。特に潮山地区のものが有名で、コリコリと引き締まった牛肉丸はとっても美味なんです。

今まで中国で見たメニューの中でも一番と言って良いほど味のあるメニューです。鉄の門に手書きって(笑)

牛丸面又は牛丸粉(小)11元:*約189円、(中)12元:約206円、(大)15元:約257円
牛腩面又は牛腩粉(小)12元(大)15元
牛丸湯12元
斋粉面(小)5元:約86円、(大)6元:約103円。

実にリーズナブルなお値段です!「牛丸」の他に「牛腩」というのもありますね。「牛腩(ニュウナン)」とは牛バラ肉のことで、このお店では牛肉丸と共にこちらの牛腩も看板メニューとなっています。というか、それしかありません(笑)

本当は私たちも一人が牛肉丸、一人が牛腩にしたかったのですが、この日は12時半近くですでに牛腩は売り切れていました。残念ですが、二人とも牛肉丸をいただきます。「牛丸湯」というのは牛丸のみのスープ(麺なし)のことです。最後の一つは追加用の麺の意味ですよ。

これで全メニューです。メニューがこれしかなくても、毎日毎日満員で行列ができるってすごいですね。

店先には材料が全部揃っています。ここでサッサッと老舗の味を作ってくれますよ。

ここで食券を購入し、食券を店先にいるお店のおばちゃんに渡すとすぐに準備してくれます。何と言っても必要な物はほぼ全て店先に揃っているようなので、速いです!

店内はとっても狭くてまず確実に相席です。そんなお店に引っ切りなしにお客さんがやって来る混雑ぶりでも、作るのが速ければ食べるのもあっという間。麺のみで回転が速いので、それ程行列にならずに済むというわけです。一見混んでいても、並べばすぐですよ。

麺は2種類あります。写真左のいわゆるイエローヌードルは「面(ミェン)」、右のうどん状の麺は「粉(フェン)」と言います。

店内は大きめのテーブルが3台と他にいくらか食事スペースがあるだけです。とっても狭いので、自分で何とか人数分の座席を確保しましょう。混雑時は隣の人と手がぶつかりそうなくらいひしめき合うことが予想されますが、それも地元らしさと受け止めて楽しむようにしましょうね。

老舗の「牛丸粉」の登場です

老舗の看板メニューの一つ「牛丸粉(ニュウワンフェン)」。

日月年小食店の牛丸粉には、牛肉丸と薬味のネギの他に「魚皮(ユーピー)」が乗せられていました。魚皮とは魚の皮を軽く揚げたもので、コリコリの牛肉丸とサクサクの魚皮が乗った牛丸粉、とっても美味しかったですよ。

個人的には黄色い「面」の方が好きなのですが、面がちょうど売り切れで今回は「粉」となりました。一般に「粉」は、日本のうどんよりもずっと柔らかいやや平たい白い麺です。(透明に近い、少し透き通っている粉もあります)。

上の写真は私が注文した牛丸粉(中)です。主人は(大)を頼んでいましたが、女性であれば(中)でも十分ではないかと思います。ただ(大)の方が牛肉丸の数がだいぶ多かったので、名物の肉団子を思う存分食べたいという人には(大)もおススメです。

スープは割と普通のお味だったので(笑)、ここの売りはやっぱり牛肉丸&牛腩なのでしょう。次回はもう少し早い時間帯に来るようにして、是非とも牛腩面も食べてみたいです。

私たちは当然一人一碗だと思っていましたが、どうもテーブル上のお碗が人間よりも多いです。

相席しているお客さんの中には、一人で2つ3つ注文している人が何人もいました。随分たくさん食べるんだなと思っていたのですが、よく見るとどうもそうではありません。

先程メニューに「スープ」がありましたが、常連さん方は麺一杯&スープ一杯(人によっては&追加の麺)と別々に2~3碗注文していたわけです。そういう方法もあるんですね。

各テーブルには醤油や辛味調味料などが用意されています。スープはあくまで普通でこだわりは感じられないので、後半ちょっと味が単調だと思ったら途中から味替えも可能ですよ。

知る人ぞ知る老舗「日月年小食店(通称)」の感想

調べた限りだと、広州市内の特に荔湾区にはまだまだ「名もなき名店」があるようです。こんなに人気になってもどうして看板を出さないのかなと思いますが、そこは何か店主のこだわりがあるのかもしれませんね。看板がなくても味とコスパで勝負!ということでしょうか。

ちなみに荔湾区の中でも特にこの「長寿路」駅一帯は、B級グルメ街として有名です。このすぐ近くにある観光地「上下九路」沿いにもたくさんのグルメがありますが、隠れた名店とは観光地化されていない、ちょっと目立たないようなところにあるものです。

看板のない人気店は有名な上下九路のすぐ近くにあります。

実は今回ご紹介した「牛肉丸」や「牛腩」は、広州市内であればどこででも口にすることができる、もの凄くメジャーなB級グルメです。でもせっかくなら、やっぱり「ここは美味しい!」というお店のものを食べてみたいですよね。

B級グルメ好きの皆さん、中国広東省広州市に来られる際は、是非「長寿路」駅付近に足を向けてみてください。お食事時に地元の人でいっぱいになるような知る人ぞ知る名店に出会うことができるかもしれませんよ。

*記事内のレートは全て2018年2月現在のものです。

この記事のライター

中国広東省広州市に住む30代主婦です。今の目標は広東語をマスターすること!大好きな広州を、楽しく詳しくレポートしていきます★

関連するキーワード


中国 広州

関連する投稿


【中国広東省広州市】あの広州タワー観光時に便利!広州タワーの真下にある地下のグルメ街「花城汇」について知っておこう

【中国広東省広州市】あの広州タワー観光時に便利!広州タワーの真下にある地下のグルメ街「花城汇」について知っておこう

広州観光と言ったらやっぱり広州タワーです。でも一見して広州タワーの周りって、大きな広場とちょっとした出店の他はみんなオフィスビル。広州タワーの近くでお食事やお茶できる場所ってないの?実は、広州タワーの「真下」にたくさんのグルメスポットがあるんですよ。今回は、広州タワー観光時に役立つ地下街に関する情報をまとめていきます。


覚悟して食べよう!中国で大人気の「肉松パン」とは?中国のパンとパン屋事情あれこれ

覚悟して食べよう!中国で大人気の「肉松パン」とは?中国のパンとパン屋事情あれこれ

海外旅行をすると、誰でも「これはどうしても食べられない・・・」というものに一つか二つはぶち当たるものではないでしょうか?今回は、食べるのならある程度覚悟が必要な中国で大人気の「肉松パン」をご紹介します。肉松って何?どんなお味なの?気になる肉松パンをレポートする前に、まずは今の中国でのパン事情からご説明していきましょう。


中国広州旅行で手っ取り早く中国らしいお土産をゲットするには?北京路にある大変便利なお土産屋さんで旅のお土産を揃えよう

中国広州旅行で手っ取り早く中国らしいお土産をゲットするには?北京路にある大変便利なお土産屋さんで旅のお土産を揃えよう

中国広東省広州市からお届けしています。皆さん、広州旅行のお土産はどうしようとお考えですか?行き当たりばったりも旅の醍醐味ではありますが、観光で忙しく、ゆっくりお土産屋さんを回る時間が取れないかもしれません。今回は、大切な旅のお土産を買いそびれてしまわないように、いざという時に利用できる便利なお土産屋さんをご紹介します。


全世界共通ではない!?中国広州のケンタッキー(KFC)でおススメの美味しいご当地中華メニューとは?

全世界共通ではない!?中国広州のケンタッキー(KFC)でおススメの美味しいご当地中華メニューとは?

真っ赤な看板と白髪老人の笑顔。中国広東省の広州市には、数え切れないほど多くのケンタッキー・フライドチキンがあります。もう何年も前から、ケンタッキーは中国社会にも受け入れられているようです。今回は、中国版ケンタッキーの日本にはないおススメ中華メニューや中国旅行時の中国ケンタッキー活用方法をレポートしていきたいと思います。


となりのトトロがペットに?中国で見かけた不思議で超可愛い生き物「龙猫(ロンマオ)」!その正体と特徴まとめ

となりのトトロがペットに?中国で見かけた不思議で超可愛い生き物「龙猫(ロンマオ)」!その正体と特徴まとめ

最近、広州市内で得体の知れない可愛い生き物を発見しました。中国語表記によると、その名は「龙猫(ロンマオ)」。ロンマオってまさかあのトトロのことでは?いやいや、いくら中国でもトトロがペットショップにいるわけがないでしょう・・・今回はそんないきさつで調べたロンマオと、広州市にあるロンマオ専門ショップの様子をレポートします。


最新の投稿


インドネシアのお土産はバティックだけではありません。欧米人に人気のインドネシアの木彫り

インドネシアのお土産はバティックだけではありません。欧米人に人気のインドネシアの木彫り

インドネシアのお土産の代表といえばバティック(布)ですが、実は欧米人には、インドネシア各地の木彫りが大人気です。住宅環境のせいもあるかもしれませんが、日本人はあまり目をむけていない木彫り。博物館や美術館には、木彫りの物があり、見ることもできますが、各地の特徴があり手に入りにくい貴重なものも多いのです。ベルギーには専門の雑誌まであります。日本人がよく利用するお店には取り扱いが少ないこともありますが、各民族の伝統が反映された面白いものや、味のあるもの、1つとして同じものがないという高価なものもありますので、購入できるお店とあわせて紹介します。


【ベトナムホーチミン】ローカルスパでオイルマッサージとボディスクラブを初体験!!

【ベトナムホーチミン】ローカルスパでオイルマッサージとボディスクラブを初体験!!

ベトナムに来てから、ベトナムはマッサージ天国なんだよ〜多くの人が教えてくれました。いいサービス、良心的な価格でリラックスできる娯楽として海外から来た人だけでなく、ローカルの人々もたくさん利用しているようです。今回は私が現地の女性たちに連れて行ってもらったローカルのCoconut Spaというマッサージ屋さんを紹介します


コーヒー好きにたまらない、カフェ天国のジャカルタ人気カフェめぐり

コーヒー好きにたまらない、カフェ天国のジャカルタ人気カフェめぐり

インドネシアはコーヒーの生産量・輸出量が世界第三位です。コーヒー栽培は植民地支配していたオランダが持ち込んだものですが、インドネシアの気候にあい地域や各島ごとに特徴あるコーヒーが作られています。国内のコーヒーメーカーも多く、インドネシア人が気軽に楽しむ、インドネシア独特の飲み方のコーヒーから、若いオーナーがこだわってブレンドしたコーヒーを出すカフェ、インスタ映えするお洒落カフェまで様々です。おなじみスターバックスでもインドネシア各地のコーヒー豆を使ったコーヒーもだされているので、ジャカルタにきたらコーヒー好きの人には天国です。インドネシアのお土産として最適なコーヒーや、幻のコーヒー、今話題のカフェなどを紹介します。


人生初マウイ島!島で最も歴史のある町、ラハイナタウンで自転車を借りてフラフラとサイクリングで散策してみた

人生初マウイ島!島で最も歴史のある町、ラハイナタウンで自転車を借りてフラフラとサイクリングで散策してみた

自然いっぱいのマウイ島を満喫するために自転車をレンタルしてみました!出だし好調でしたが思った以上に登り坂が多く苦戦!運動不足の足が悲鳴をあげながら、美しい海と平原を冒険してきました!今回はラハイナ地区のマップ、マウイ島でのバイクレンタルの価格、またサイクリング中に見つけた美しい景色の写真などを紹介します。


街中が世界遺産!街歩きが大好きな人にオススメの場所、ベトナムのホイアンの魅力とは?

街中が世界遺産!街歩きが大好きな人にオススメの場所、ベトナムのホイアンの魅力とは?

ベトナムのハノイとホーチミンの間にダナンというベトナム第3位の都市があります。ダナンから南にバスで1時間ほどの場所に、ホイアンという街があります。ホイアンはとても小さな街ですが、街中が世界遺産になっていて、建物がとにかくとても可愛いんです!歩くだけでもとても楽しい気分になるので、街歩きが大好きな人にぴったりの場所です。


アクセスランキング


>>総合人気ランキング