中欧の国「ポーランド」が、1年で最も華やぐシーズン! クリスマス・シーズンの楽しみ方

中欧の国「ポーランド」が、1年で最も華やぐシーズン! クリスマス・シーズンの楽しみ方

12月に入り、世界中がクリスマスモードに突入。どこでディナーをしようか、恋人へのプレゼントは何にしようか……など、クリスマスのプランについて考え始めた人も多いのではないでしょうか。今年は思い切って海外で過ごしてみるのはいかがでしょう? 今回は中欧の国のひとつ、ポーランドのクリスマスを紹介します。


なぜポーランドでクリスマス?

まずポーランドとは、「中欧(あるいは東欧)」と呼ばれるエリアに位置する国のひとつ。ざっくりとした説明ですが、東にロシア、西にドイツのあたりと言えば、想像しやすいでしょうか。首都はワルシャワで、総人口のうち97%がポーランド人です。第二次世界大戦中、旧ナチスドイツによって大勢のユダヤ人が送り込まれた収容所「アウシュヴィッツ」は、現在はポーランドの有名な観光スポットのひとつです。

実はポーランドは、90%以上がカトリックと知られるほどのキリスト教国家。カトリックにとって最大のイベント、クリスマスが充実していないはずがありません! では実際に現地ではどのようにクリスマスを楽しむのでしょうか。筆者が暮らしている、第五の都市「ポズナン」のクリスマスをご紹介します。

この時期限定オープン。クリスマス・マーケット

本格的にクリスマス・シーズンが始まるのは11月末頃から、12月頭にかけて。ここポズナンでは、観光地として人気の「旧市街地」と、週末はイベントを開催されることも多い「リヴァティー広場」にて、この時期限定のマーケットやアトラクションが登場します。

普段の「旧市街地」の様子。カラフルな街並みはまさにフォトジェニック!

週末は観光客で賑わう旧市街地には、この時期特別にクリスマス・マーケットが登場。広場に並ぶ小さなお店には、クリスマス用のキャンディーやジンジャー・ブレッド、暖かい毛糸の靴下たち、マトリョーシカなどのロシア雑貨に、旧ユーゴスラビア諸国の伝統的なお菓子など、さまざまな商品が販売されています。

たくさんの銘柄のワインが飲める屋台。おすすめを聞いてみるのも屋台を楽しむポイント。

なかでもマストアイテムなのが、ホットワイン。零度前後に冷え込む季節だからこそ、しっかり身体を温めてクリスマスを楽しみたいところ。プラスチックのカップいっぱいに入ったもので1杯8PLN(約250円程度)。飲み終えると返金されるデポジット式のオリジナルマグカップもあるので、旅の記念に購入するのもおすすめ。キャベツとザワークラウト、お肉などを煮込んだ「Bigos(ビゴス)」など、ポーランド料理と一緒に味わってみて。

街の名前入りのオリジナルマグカップ。ホットワインのほか、レモン入りのホットビールやホットチョコレートも。

マーケットの目玉、アイスフェスティバル

さらに、クリスマス前の最大(?)イベントとして、旧市街地ではアイスフェスティバルも開催されます。1枚の大きな氷を、チェンソーなどを使って削り、目の前でいろんなかたちに変わっていく様子は見もの。ショー自体は12月2週目の週末あたりですが、機会があればぜひ見てみてください。

指先までリアル。

街の中に小さな遊園地が開園!?

旧市街地からすぐ、道一本でつながっているリヴァティー広場には、なんと小さな遊園地が開園します。

日本のように、各都市に遊園地があるわけではないポーランド。クリスマス間近に出現するアトラクションたちは、子どもたちにとっては特別そのもの。もちろん規模は小さく、子ども向けではありますが、ジェットコースターやメリーゴーランドなど、誰にでも馴染み深いアトラクションばかりで思わず乗ってみたくなります。

なかでも今年の目玉はずばり観覧車! ポズナンの街並み、クリスマスの様子を一望できる観覧車は、週末は行列ができるほどの人気。去年はなかったそうなので、毎年は登場しないのかもしれません。見かけた人は、ぜひ乗ってみては。 

日本のように窓がない上に、スピードも速めですが……。

完全なオフシーズンもあるので注意

クリスマスが近くにつれ、華やぎを増し楽しいイベントも増えますが、22〜26日頃は要注意。レストランやスーパーなど、全てのお店が閉まり、紹介したマーケットや遊園地なども全てなくなってしまいます。

ポーランドでは、クリスマスはそれぞれの家で、家族で過ごす大切な日。そのため仕事や学校を完全に休むのです。「クリスマス当日を楽しみたい!」と思っても、街に人はおらず店も閉まっている……という状況になりますので、20日頃までに楽しむのがベターです。

旧市街地からリヴァティー広場へと続く道。ライトアップされた街並みもこの季節ならでは。

ちなみにポーランドでは、クリスマスの食事に鯉を食べる風習があるそう。マーケットの魚売り場で、生きたままの鯉を販売する風景もちらほら。いただく当日まで、お風呂に泳がせておく家もあるのだとか。そんな日本にはない風習に触れられるのも、特別なシーズンに旅行する醍醐味かもしれません。

この記事のライター

2017年1月より、ポーランドのポズナン在住。フリーランスの編集者、ライターとして活動中。旅と文学が好きです。

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