中国広東省広州市で毎年行われる見事な菊祭り!冬季のお花鑑賞は黄花岗公園で決まり

中国広東省広州市で毎年行われる見事な菊祭り!冬季のお花鑑賞は黄花岗公園で決まり

中国広東省の広州市では、年中温暖な気候から、一年中様々な草花を楽しむことができます。ただ、日本のように四季がはっきりしていないため、季節ごとの変化を楽しむという風潮はあまりありません。そんな中、今回ご紹介する「菊祭り」は、多くの人が足を運ぶ人気イベントとなっています。私も初めて行ってきましたので、様子をお伝えしますね。


菊の花というと、日本では秋から冬にかけての花というイメージが強いでしょうか。地域によって違いはありますが、一般に菊の見頃は10月下旬から11月頃ですよね。菊は、大きさや形が様々で見ごたえがあるだけでなく、冬の寒い時期をじっと耐えて美しさを保ち続ける、芯の強い素敵な花です。

私の住む中国広東省の広州市は、高温多湿の気候で、一年のほとんどが蒸し暑いもしくは暖かい気候となります。それで、菊の見頃時季も日本と多少ずれるようで、今回ご紹介する「菊祭り」は、毎年11月下旬から12月上旬にかけて行われるようです。

年中熱帯系の花を見ることができる広州市ですが、こちらの菊祭りは珍しい「この時季ならではのフラワーイベント」ということで多くの人が集まるようです。では、広州市で行われた見事な菊祭りの詳細をご紹介しましょう。

中国広東省広州市の菊祭りレポート

今回の菊祭りの紹介文です。2017年11月24日から12月10日までの期間限定イベントのようです。

菊祭りの舞台となっているのは、広州地下鉄6号線の「黄花岗駅(中国語ではファンファーガン駅)」から歩いて5分程のところにある「黄花岗公園」です。普通の公園が今だけ菊祭り会場となってしているので、入場は無料ですよ!

黄花岗駅周辺は、それ程賑やかな場所ではありませんが、隣には広州地下鉄5号線と6号線を交える「区庄(オウジュアン)駅」や1号線と6号線を交える「東山口(ドンシャンコウ)駅」など乗り換えに便利な駅があるので、比較的交通の便が良い場所です。

また、近くには火車(中国の列車)の出入りがある「広州火車(グァンジョウフォーチャー)駅」や中国高鉄(日本で言う新幹線のようなもの)の発着がある「広州東(グァンジョウドン)駅」があり、遠方からのアクセスもなかなか良い位置だと言えます。

黄花岗公園の正門です。他にもいくつか小さな門があり、多方面から出入りすることができます。

黄花岗公園は、普段はひっそりとした公園です。中国の大きな公園では、大抵は日夜人々が音楽会を催したり、大音量のBGMでダンスの稽古をしていたりするのですが、こちらの公園では騒音を発する行為は禁止されているのです。基本的には賑やかさを好む中国人ですが、静かな公園でゆっくり散歩する良さを知っている人達に特に好まれている公園です。

今日は菊祭りの最中ということで、肩から本格カメラを提げた大勢の人々が公園に集まってきていましたが、この日も普通イベント事には欠かせないBGMは流れていませんでした。とても心地良い公園ですよ。

こちらのモニュメントは何を意味するのでしょう?(答えは後半にあります。)

正門には少し変わった形のモニュメントが飾られていました。普段こちらの公園にはないものなので、菊祭りならではのもののようですが、この形が何を意味するのか、はたまた何も意味していないのか・・・。(後程意味が解明したので、ご紹介しています。)

公園内には様々な種類の菊がありました。私は詳しくないのでわからないのですが、写真最下段のも菊の一種なのでしょうか?

可愛らしいですね!

なかなか見事な作品です。

モニュメントの下には、今回の菊祭りの正式名称がありました。日本語に訳すと「第三回黄花文化祭」という感じです。道理で大勢の人がここで写真を撮っているわけですね。

本物の菊でできているわけではないのかもしれませんが(ここで写真撮影をしている人が多過ぎて、近寄って確かめることができませんでした。)、会場の雰囲気を壊さない菊風の作品で、なかなか綺麗でした。

では早速、菊祭り会場内を散策してみましょう。

公園内はまさに菊一色です

私は以前にも何度か黄花岗公園内を通り抜けたことがありますが、私の知る限りでは、普段こちらの公園に菊の花はありません。今回の菊祭りイベントに合わせて一斉に咲いたのでしょうか?それとも、どこかから移植してきたのでしょうか?

実際のところはわかりませんが、いずれにしても公園内はいつもと全く違う光景になっています。まさに菊一色です。

冒頭でご紹介した通り、中国の広東省は一年のほとんどが夏に近い気候で、日本のように四季ははっきりしていません。短いながら冬はありますが、春と秋がほぼないと言われています。それで、「春は桜、夏のひまわり、秋は紅葉」のような季節の花があまりありません。

緑の草木は一年中緑のままですし、花も南国風の赤や黄色の原色の花が年中咲いています。それでこちらの菊祭りで、秋冬の風物詩とも言える菊の花を目一杯楽しむことができるのは嬉しいことです。

公園の正門を入ってすぐの辺りです。お花の見せ方が素敵ですね。

菊にはそれぞれ名前(種類)が記載されていて、飾り方も工夫されていて、センスを感じました。色とりどりの菊の配色も素敵ですね。年配の方で本格的な一眼レフを構えている方が多い印象を受けました。なかなかいい趣味ですね。

若いカメラマンもそれなりにいました。

アップにしても可愛いです。色も形も本当に様々ですね。

中華風飾り棚に飾られた菊の花。

こちらは、中華風の飾り棚です。よくこういった円形のスペースに茶器が展示してあるのを見かけますが、こうして菊を飾るのも良いですね。

ただ撮影者としては、どうやっても反対側にいる撮影者が背景に写り込んでしまうのが、難しいところでしょうか?個人的には、人は写らない方が綺麗に見えるように思いますが、まぁでも菊祭りの楽しい雰囲気が出るという意味では、大勢のカメラマンが背景に写ってしまうのも、欠点とはならないのかもしれません。

こちらの写真の中だけでも、「小菊」「中菊」「大菊」がありますね。一体何種類あるのでしょうか?

みんな撮影に夢中です。

スマホにしても、一眼レフにしても、老若男女ともに撮影に夢中になっています。夏と比べて、洋服にしても何でも何となく街の色が淋しくなってきた秋の風景ですが、ここに来た途端華やかなピンクや黄色の菊がパッと目に飛び込んできて、明るい気持ちになります。撮影しないではいられませんね。

(もう12月ですので、秋より冬と言っても良いかもしれませんが、この日の最高気温は24度で、気候的にはまだまだ冬ではない広州市でした。)

革命の時のことを記念した公園

実は黄花岗公園は、単なる庶民の憩いの場ではありません。私は詳しくないのですが、こちらの公園は、1911年にここ広州市で起こった革命当時の出来事や亡くなった人々を記念する記念公園となっているんです。騒音禁止なのは、そのためかもしれません。

黄花岗公園はあくまで1911年の革命を記念する場所なので、日本との戦争とは直接関係はないと思われます。でも、近くに住む日本人の友人からは「一応、公園内では大きな声で日本語を話さない方がいいと思うよ。」とのアドバイスをもらいました。

中国では、戦争に関する日本との歴史を理由に、日本が嫌いだと言う人がいたり、日本人を揶揄する中国語の表現があったりして、日本に対する負の感情が根強い場合があります。

ただ私の住む広東省広州市では、そういう人は比較的少ないように思います。戦争時に直接日本と関わっていないエリアですし、首都からもかなり遠いので、そういう意識が薄いようです。一般に、中国の北の人は教育や政治を重んじるのに対して、南では商売や娯楽を楽しむ風潮が強いと聞いています。

もちろん偏見を持たれるのは嬉しくないですが、当時の辛い出来事を直接経験したり、親族が経験していたりする方々もいるので、その感情は尊重したいものですね。

革命時の出来事を描いた絵が何枚も飾られていました。

こちらの絵の説明です。「1911年4月27日の革命」という説明をよく目にするのですが、こちらのパネルは3月29日となっていますね。なぜかはわかりません。

こちらは、1911年4月27日に広州で起こった革命当時のことを描いた作品です。しかも当時、この革命は「広州の乱」と呼ばれただけでなく、「黄花岗の乱」(中国語訳は適当ですみません)として知られたということなので、ここ黄花岗公園で記念するにふさわしいということなのでしょう。

革命時のパネルは何枚もあって、それぞれに解説文が添えられています。

菊の花のすぐ隣に革命時のパネルがあります。

革命時を描いたパネルは五~六枚程あり、どれも炎の中で戦う男たちを描いたものです。勇ましくもあり、ちょっと怖いとも思えるパネルが菊の花のすぐ脇に設置されているので、角度によっては菊の背景に炎の男たちが・・・撮影時はいくらか気を付けて撮る必要がありそうです。

メインはやっぱり菊祭りです

このように、ここは革命記念公園ではありますが、今日のみんなの目当てはやっぱりお花、綺麗に咲き誇る菊たちです。公園の正門から中央にかけて、ゆっくりと様々な菊の花を観賞しながら歩いてみましょう。

こちらは一般の方の作品のようです。出品者の名前が添えられています。

後程詳しく紹介しますが、こちらの菊祭りでは、事前に手続きすれば自慢の菊の花を作品として出品することができるようですよ。本当にいいご趣味だと思います。

見ていて引き込まれそうです。

高低があって素敵です。

撮影に夢中になる人々と警備員さん。

公園内には数人ですが、警備員のような人たちもいました。こちらの警備員さんが、撮影に夢中になるあまり垣根をやや踏み越えてしまっていたおじさんを注意する場面があり、やっぱり大勢の人が集まる場所にはこういった配慮が必要ですね。

こうして警備員さんがいても、会場は物々しくはならず、むしろ和やかなに雰囲気になっていました。今回はきっと警備員さんも、こんなに綺麗な場所でお勤めできるので、普段よりも仕事を楽しめているんじゃないかなと思いました。

公園の中央付近

実は、黄花岗公園全体が菊祭り会場になっているわけではありません。特に線引きされているわけではありませんが、かなり広いこの公園の一部、正門から中央広場辺りまでが菊祭り会場となっていて、普段と違う景色となっています。(それ以外の部分は、ほぼ普段通りの公園でした。)

ゆっくり歩いて、今は公園の中央付近、菊祭りの一番メインとも言える場所までやって来ましたよ。引き続き見てみましょう。

こちらも見事です!通行止めとなった橋が菊の絨毯に早変わりしていました。

当然絶好の撮影スポットとなって大人気でした。みんななかなかどいてくれないんです(笑)

展示品の説明

先程少し触れたように、この菊祭りでは事前に申請して自慢の作品を展示してもらうことができるようです。以下が展示品に関する条件の詳細です。

第三回黄花文化祭に出品されている個人の作品に関する説明です。

作品出品のためにはいくつかの条件があるようです。また菊祭りのイベント自体は11月24日から12月10日までのようですが、個人の作品も含めて菊の花は12月30日まで展示されているということでした。

菊の花に彩られて、いくつかのパネルが用意されています。

公園の中央広場には、普段はない特設パネルが何枚も設置されていました。こちらは革命関係ではなく、菊祭り関係です。ここでは去年の菊祭りにて撮影された写真の投稿の中で、特に優秀だったものが紹介されていました。

こちらは特等賞となっています。作者と作品名も記載されていますね。去年の正門はこんな感じだったようです。毎年凝ったデザインでなかなか良いですね!

こちらは一等賞の作品です。作品名は「来年もまた会おう」。

こちらも去年の写真で一等賞の作品となっています。

一等賞の作品は、もちろん悪くないのですが、何だか私でも撮れそうな感じが(笑)どちらもほとんどメインの菊の花が写っていないのは、どういうわけでしょうか?

賞を取る作品の評価基準はわかりませんが、上の写真を見た限りでは、菊の花の美しさや撮影の技術と言うよりは、メッセージ性や菊祭り全体の雰囲気が重視されているのかなと思いました。中国の人は基本お祭り大好きですから。

こちらは二等賞の作品で、タイトルは「彼女は群がる(生い茂る)中で笑う」。(直訳過ぎて素敵じゃなくてごめんなさい。)

絵のように綺麗な写真です!こちらも二等賞。「菊と水の溶け合い」という作品です。

個人的には、完全に一等賞より二等賞の作品の方が数段上に見えます。一枚目は、菊の花に吸い寄せられてきたミツバチと菊の花がとっても綺麗です。

実は、今日もそこら中にミツバチがぶんぶん飛んでいるのですが、花にとまっているミツバチの姿をカメラでとらえるのは思った以上に難しいんです。飛んでいると、動きが早過ぎて全く写真に写ってくれませんし。

そして二枚目もとっても綺麗ですね。絵のように美しいとはこのことです。本当に写真なのかな?加工していないのかな?と疑いたくなるくらいです。私だったら絶対にこちらの二枚の作品に一票入れます!

こちらは三等賞の作品二点です。

こちらも三等賞作品。

これも個人的な感想ですが、二等と三等の差があまりにも激しいと思いました。上の女性の写真は、失礼ながらもちょっと怖いですよね。でも、上手に訳せませんが、タイトル的には菊の麗しさを切り取って残すためにこの方が一生懸命な姿を写したということみたいです。

二人の若者の写真は、もはやどうしてこの写真を投稿したのか、そして何故受賞を果たしたのかが全く分かりません(笑)もちろんどれもダメではありませんし、完全に私の主観ではということですが。でもこちらもタイトルを見ると、撮影者は彼女たちが菊祭りを楽しんでいる様子がいいなと思ったようです。

審査基準はわかりませんが、なかなか面白い作品が受賞していました。私自身、スマホではありますが写真を撮るのが大好きなので、こうやって人の写真を見せてもらえるのは新鮮で楽しいです。また、去年のここでの菊祭りの様子を垣間見れるという意味でもいい企画だなと思いました。

さらに菊祭り会場を散策します

中央広場の噴水と菊のコラボレーション。お天気もバッチリです。

ご夫婦でそれぞれ立派な一眼レフを提げています。同じ趣味で一緒に自然観察できるなんて、素敵ですね。

外国人観光客も何組かいましたよ。(私たちも外国人ですが、完全に中国人に溶け込んでいるので、誰も気付きません。)

公園のすぐ向かいには大きなビルが。一応ここも大都市広州の真ん中なんです。

社会主義の心得として、誠実さや友好な態度を奨励しています。

他にも色々な特質が掲げられていますね。

こちらの一角は普段通りの黄花岗公園の風景です。この公園はベンチがかなりたくさん設置されているので、休憩スペースがたくさんあり、過ごしやすいです。

こちらの電光掲示板には、本日の日付、天気、気温、そして・・・

「騒音」の音量も測定されているようです。本日の騒音レベルは60.6となっています。

中国の公園では時々この「騒音測定結果」を見かけることがあります。数字の解釈の仕方がよくわかりませんが、こちらの公園はダンスや歌などの騒音行為禁止となっているので、これだけの人が集まっていても、きっと騒音レベルは低い方でしょう。

特に今日は、全体的に子連れの人は少なくて、真剣にカメラを構え黙々と写真を撮る大人たちがほとんどですから、全くうるさくありません。面白いですね!

中華風の休憩所。中国の公園にはよくあります。

お天気が良くてポカポカしていたのに、実はこの近くのベンチで休憩していたところ、急ににわか雨が降ってきました。一瞬ではありましたが、こちらに屋根付きの広いスペースがあって助かりましたよ。

こういう休憩スペースには大抵イスとテーブルがあって、場所によっては中でおじさんたちがマージャンに熱狂していることもあります。ここはとっても静かだったので良かったです。

竹林もあります。自然豊かな公園です。

こちらが菊祭りのメインイベント会場のようです。

先程一等賞の写真の中にあったイベント会場です。今日は平日だからか、特に何も催し物はないようでした。

左端のロゴに注目してください!

これを見てやっとわかりました!正門に合った今年の菊祭りの代表的オブジェは、この「菊」の字の形だったんですね。お手数ですが、記事の最初の方まで戻っていただけると、あの黄色い謎の形が確かにこの菊の字になっていたことを確認することができます。謎が解けて、スッキリしました。

とっても綺麗ですね!バッグの橋にかかっている黄色い菊との配置関係もバッチリです!看板は「文化的に観賞しましょう。触れてはいけませんよ。」というものです。

見事です!ちょっと傾げている辺りがまた可愛らしいですね。

ここには相当数のミツバチが飛んでいるのですが、前述のようにちっとも写ってくれません。

中国の人たちは、写真に「撮られ慣れ」しています。

中国の人たちは、写真に写る時にどうすれば良いかを本当によく心得ています。上の写真の女性も立ち姿がスッキリしていますよね。自分が一番綺麗に見える角度やもちろんキメ顔もみんな持っています。これが、若い人だけでなく年長の人でもそうなので、驚きです。

私は写真を撮るのは大好きでも、どうやって写れば良いのかわからない人なので、是非勉強したいものです。(よく観察したことがないので男性はよくわかりませんが、少なくとも女性は年齢問わず「撮られ姿」が綺麗ですよ。)

こちらのおじさん、かなり熱心にこの辺りでずっと撮影していました。こだわりがあるっていいことです。

巨大な扇の前で、大勢いる中怯むことなく写真を撮ってもらう女性。

ここからは革命記念公園となっています

ここまでが、中央広場の菊祭りの様子でした。ここから先は、菊祭りとは関係なく本来黄花岗公園のメインとなる部分、つまり革命記念公園の部分です。

「七十二烈士之墓」つまり「七十二の革命勇士の墓」となっています。

こちらが、黄花岗の乱で命を落とした七十二革命勇士の墓となっている記念堂です。きっとこの数字は、七十二人の勇士という意味でしょう。

孫中山(黄花岗の乱の指導者)の民主革命に関する説明です。

孫中山の活躍の歴史やそれによって中華人民にもたらされた益などを説明したパネルがたくさんあります。

菊に囲まれている革命勇士の墓。華やかな菊祭り会場とは打って変わって、どこか寂しげで厳かな雰囲気です。

献花台ですね。今日も誰かが花を供えていったようです。

どのような方かはわかりませんが、特別な時でなかったとしても献花したいという心の持ち主がここ中国にもいらっしゃるということですね。

「七十二の革命勇士の墓」の前から、公園の正門を振り返った構図です。何度見ても美しい景色です。

中央広場まで戻ってきました。ちょっと雲が出てきてしまい残念ですが、まだまだ大勢の人が本格的カメラで熱心に撮影しています。

予想以上に素晴らしかった黄花岗公園の菊祭り

入場無料で公園の一部だけを開放したイベントで、私の周りではそれ程宣伝もなされていない企画のように思えたので、正直それ程期待していませんでした。そもそも私が菊祭りを見に来たのは、たまたま近くに住んでいる友人宅にお邪魔した帰りに、遠目に鮮やかな菊の花が目に入ったから寄ってみただけなのです。

とにかく菊の花が綺麗で、ディスプレイの仕方もなかなか凝っていて見応えがありました。菊にしても去年の菊祭りの写真にしても、個人の作品が出品されているのも楽しくて良いなと好感を持ちましたよ。

街の緑化は進んでいても、やっぱり広州市は中国第三の大都会です。たまにこうして花を愛で、自然を楽しむことができるとホッとします。会場が広過ぎず狭過ぎず、短い時間でも楽しめるという点もポイントが高いですね。

メイン会場は、愛らしい菊たちのお陰でいつまでも和やかな雰囲気ですね。

中国ではゴミのポイ捨ては結構よくあることなのですが、こちらの公園はとても綺麗な状態に保たれていました。外では路上でタバコを吸うのも当たり前のこととなっていますが、こちらの公園内ではあまりそういう光景に出会わなかったように思います。

ポイ捨てやタバコが抑制されているのは、禁止されてはいないまでも、この美しい花々とここに祭られている革命勇士たちへの敬意からなのかもしれません。

可愛いお花に見送られて、公園を後にします。

来年も広州にいることができたら、またここに来てみたいです。菊祭りは終了したものの、今年いっぱい(12月30日まで)はこの状態が保たれているということなので、時間を見つけてまた来てみるのもいいかなと思っています。

小規模のお祭りなのでわざわざ日本から見に来ることはないかと思いますが、広州に住んでいる方やちょうどこの時期に広州を訪れるという方は、是非ふらっと立ち寄ってみてください。以上、中国広東省広州市におけるおススメの菊祭りレポートでした。

この記事のライター

中国広東省広州市に住む30代主婦です。今の目標は広東語をマスターすること!大好きな広州を、楽しく詳しくレポートしていきます★

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