南米ボリビアに存在するJAPAN!サンファン日本人移住地区ではまるで日本にいるような気分になります

南米ボリビアに存在するJAPAN!サンファン日本人移住地区ではまるで日本にいるような気分になります

日本から見れば地球の裏側に位置する地球上で最も遠い場所南米ボリビア。実はこのボリビアに日本人になじみの深い場所、そして日本の文化が色濃く流れる町があります。その町の名はサンファン日本人移住地。60年以上前に日本からこの地へ移り住んだ日本人がつくった町です。半世紀以上の時を経てそこにあり続けるJAPANの様子をご紹介!


サンファン日本人移住地へはボリビア第二の都市サンタクルスから

隣町にあたるヤパカニ行きの乗り合いタクシーに乗っていきましょう。

サンファン日本人移住地はボリビア第二の都市サンタクルスからアクセスすることができます。サンタクルスからサンファン日本人移住地まではおよそ100㎞、2時間30分ほどで到着することができます。サンタクルス市内にエクス・テルミナルという乗り合いタクシー乗り場があります。

また、第二環状のキリスト像の近くにヤパカニ行きの乗り合いタクシー乗り場があります。この2つの場所から隣町にあたるヤパカニ行きのトゥルフィーと呼ばれる乗り合いタクシーに乗ってください。そして、サンタ・フェという町でサンファン行きの乗り合いタクシーに乗り換えます。

合計28ボリビアーノ(450円ほど)でサンファン日本人移住地まで行くことができます。2時間30分と少し長い移動で、サンタクルスは熱帯の町で暑く、トゥルフィーにもクーラーがついていないことが多いので飲み物だけは忘れないようにしましょう。

日本語が通じる町!サンファン日本人移住地

町の入り口には思いっきり日本語が現れます。

町の入り口にはサンファン日本人移住地と大きな日本語が現れます。これを見たときにああ、日本語があって日本人が居るんだとすごくホッとしたのを思い出します。ボリビアに滞在しているとすべてがスペイン語で言葉の壁にぶち当たり疲れます。

しかし、ここでは普通に日本語で話すことができるのです。南米ボリビアにあってJAPANが確かにここにあります。

入り口の看板から少し進むと、日本ボリビア協会が

少し入り口の看板から進むと、日本ボリビア協会があります。こちらの職員はすべて日本人です。町の管理や日本との連携を受け持っている場所。建物の中に入るとNHKがテレビから流れていて、日本語の雑誌があり、職員と日本語でコミュニケーションをとることができます。

また、この建物に隣接する形でこのサンファン日本人移住地の歴史資料館があり、ここで鍵をもらって無料で見学することもできます。移住60周年を超えたこのサンファンにあって当時の日本人がどのようにこの町を切り開いたのか興味深い貴重な資料を見ることができます。

町の広場にも日本人の名が

そして町の入り口ともいえる場所に広場あり、その広場の真ん中にはモニュメントが建てられています。ここにも日本人の名前がはっきり載せられています。そして感じで魂拓という力強い文字が書かれています。これだけでこの町の開拓の過酷さをうかがうことができます。

今から60年以上前、ちょうど第二次世界大戦時にボリビア政府から日本政府に土地を提供するという話があり、そこには豊饒な土地があり自由な暮らしができるということで夢を見た九州の人々は地球の裏側にあるボリビアに移住を決意します。

1か月の船旅とブラジルからボリビアへの悪路を超えての陸移動。そしてたどり着いたボリビア政府から与えられた土地は密林地帯でした。豊饒な楽園とは程遠いその密林地帯を一から開拓して町をつくらなければならなかった人々。水害や病気などで命を落とした移住者たちもいます。

密林の中でのキャンプ生活にアナコンダやピューマにおびえる日々。そうした過酷な状況を打破して作られた町がサンファン日本人移住地です。町の開拓に大きく貢献した日本人のモニュメントに魂拓という文字が刻まれるのも至極当然です。

平穏で静かな町

町に入ると1本のアスファルトの道があります。興味深いのはこの道を隔てて右側が日本人が住んでいる場所。そして左側がボリビア人が住んでいる場所。日本人居住区とボリビア人居住区なんて呼ばれ方を現地ではしています。

昔は日本人だけが住んでいるような町でしたが、時が経つにつれて日本人が持っている土地を売るようになりいつしかボリビア人の方がたくさん住んでいるという状況になりました。日本人が住んでいる町ですので綺麗で治安も良いのでたくさんのボリビア人が引っ越してきたがります。

最近では土地もどんどん売れて、新たな家を建てるボリビア人も多く日本人とボリビア人がうまく住んでいる場所でもあります。日本人に対する敬意と尊敬があって上手に共存している場所。それがサンファン日本人移住地です。

ほぼ日本と同じ生活ができる場所?

日本食が簡単に食べられるのは嬉しいです。

このサンファン日本人移住地に住む多くの日本人は日本語の方が話しやすいという方が多いです。60年以上前から移住が進み、1世から2世3世まで時代は引き継がれています。2世3世の方はスペイン語の方が話しやすいと言われる人も多いですが、それでも日本語で話しかけると嬉しそうにされます。

高齢になった1世の方はもちろん日本語の方が話しやすいです。町で見かける時に声をかけると嬉しそうに話してくださいます。少し時間があれば当時の様子なども尋ねると楽しそうに話してくださります。

そして、日本食レストランが何軒もあり日本食をボリビアで食べられるのが本当にうれしいところ。

夏にそうめん!いやー日本ですね。

町の中央通りに位置する小料理屋ITOはボリュームたっぷりの日本食を食べることができます。日本人だけでなくボリビア人も良く訪れるレストランです。夏場暑い時期にそうめんを頼みましたが、めんつゆの具合がおいしく本当に日本にいるかのような気分になりました。

夏にそうめんを食べることができるとは!本当に日本だなぁと。

沖縄そばを食べられるお店も

また、少し町の中側に入っていくと、沖縄そばという上りがあるお店が。ボリビアにはサンファン日本人移住地区とオキナワという日本人が作った町が2つあります。サンファンは九州出身の人々がつくった町。オキナワは沖縄出身の人たちがつくった町です。

それも相まって、サンファンでも沖縄そばを味わうことができます。日本でもなかなか味わえないこのメニュー。この漢字ののぼりを見るだけでホッとするのはやはり自分が日本人なのだと実感。

店内もまさにJAPAN

店内に入ると日本語ののれんがあり、ものすごくうれしい気分になります。このお店では沖縄そばだけでなくラーメンやうどん、丼ものなどを食べることができます。また、味噌や豆腐、おから、豆乳など貴重な日本の食材を注文することができます。

日本語で生活ができるという事、そして日本と同じ食事ができるという事。南米ボリビアに居ながらほぼ日本と同じ生活ができるというのは本当にありがたいことです。

日本食が手に入るスーパーがあります。

サンファン日本人移住地区にはいくつかの商店があり、そこで日本食を簡単に手に入れることができます。ごま油や七味やほんだし、みりんといった調味料から、おくらやゴーヤ、なす、キュウリといった野菜まで本当に日本食を堪能できる場所です。

そして、町の入り口にはカイシーと呼ばれる農協があり、こちらでもたくさんの日本食を手に入れることができます。

幅広い日本の食材が。

みそ汁やお菓子、インスタントラーメンなどなど。まるで日本のスーパーに迷い込んだかのような気分になりますがここは紛れもなく南米のボリビア。日本人移住地区だからこそのこの品揃えです。もちろん日本からの輸送料も商品には含まれていますので少し割高になります。

それでも、貴重な日本の食材の数々。お目にかかれるだけでどれほど嬉しいことか。

とにかく嬉しいのが日本米!

そして、とにかく嬉しいのが日本米が食べられるという事。ここボリビアで売っている米は細長いインディカ米タイプのものでチャーハンにする分にはおいしいのですが、本当においしくないです。ボリビアの滞在が長いほど日本米が恋しくなります。

しかし、ここサンファンには日本米があります。この町の日本人の多くは農業を営んでいます。ボリビア政府から受け持った広大な土地を切り開き、広大な水田をつくりました。そこに日本から取り寄せた米を植えてプロデュースしています。

日本から取り寄せた日本人が作ったお米をこの町では買うことができます。ふっくらもちもちのお米はボリビアではありえないほどの絶品です。もうこれを食べた後ボリビア米を食べられなくなります。

ボリビアに来たならぜひ訪れてほしい場所

確かにあるJAPAN

またこの町には日本人の医者がいる日系病院もあり万が一のことがあったときも安心です。そういった意味でも南米ボリビアにあった確かにこの町にはJAPANがあり、深く根付いています。移住60周年を超えてその歴史をまざまざと感じることができます。

今でこそ、ほぼ日本と同じ生活ができるようになったこの場所。しかしはるか昔の始まりの開拓の歴史は過酷なものです。その過酷な歴史を経て今があることを決して忘れたくはありません。もし、ボリビアを訪れる機会がありましたら、ぜひこの場所に立ち寄ってほしいです。

もちろん、観光地ではありませんので特に何があるわけではありません。それでも地球の裏側に当たる南米ボリビアに確かに日本の文化が根付いている場所があることを知ってほしいですし、その開拓の歴史にも触れてほしいです。そして現地の日本人の方と知り合ってください。

きっと、喜んで日本語で話してくださるに違いありません。南米ボリビアのサンファン日本人移住地。ここには確かにJAPANがあります。

この記事のライター

南米ボリビアに在住。まだまだマニアックな観光地や穴場スポットがたくさんある国ですので、少しづつ紹介できたら嬉しいです。

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