ボリビアを長距離移動するときに心がけておきたいこと!長距離バスをうまく乗りこなす秘訣

ボリビアを長距離移動するときに心がけておきたいこと!長距離バスをうまく乗りこなす秘訣

南米大陸の真ん中に位置する、日本から見れば地球の裏側に当たる国ボリビア。まだまだ発展途上のボリビアは道の整備がまだまだ進んでおらず、長距離バスで移動する際には大きな苦労が伴います。大きな都市から都市への交通の便も決して良いとは言えず、道も悪く長距離移動は大変。そんなボリビアの長距離バスをうまく乗りこなす秘訣をご紹介!


日本の国土の3倍のボリビア!移動時間もスケールが違う

山岳地帯とアマゾンのジャングルを含む広大な国ボリビア

雄大なアンデス山脈に沿い、そしてアマゾンのジャングルに隣接する国。南米大陸のボリビアはなんと日本の国土の3倍を誇ります。9つの県があり、それぞれに大きな都市がありますがそれらをつなぐ道も場所や方面によってはなかなか整備されていない現状があります。

例えば、首都ラパスと第二の都市サンタクルス、また第三の都市コチャバンバをつなぐ道路は利用する人が多く、需要もあるので道がきちんと整備されて、アスファルトの快適な道を走ることができます。山岳地帯の主な都市をつなぐルートも近年整備されています。

しかし、ベニ県やパンド県といった北の熱帯地方になるとまだまだ道が整備されておらず、砂埃の伴うガタガタ道を延々と走らなければなりません。田舎になればなるほど、舗装されたアスファルトの道ではなく土の道になってゆきます。

結果、やっぱり飛行機が楽なんです。

そして広い国土と山岳地帯を含むボリビアの陸路での移動は超タフです。例えば、首都ラパスから第二の都市サンタクルスまでは陸路では18時間かかります。サンタクルスからスクレまではバスで14時間。サンタクルスからボリビアの一番北にあるブラジルとの国境沿いの町グアジャラメリンまでは26時間かかります。

10時間越えのバス移動はザラにあります。しかし、悲しいかなこれらのルートを国内線の飛行機を使えば30分~1時間で到着できてしまいます。もちろん、バスの値段よりも3~5倍は飛行機の方が高いです。それでも最近、プロモーションで飛行機の値段が下がってきています。

なので、もしボリビアを旅行する際に快適に移動されたい方は国内線での飛行機の移動をおすすめします。

ボリビアの長距離バスを利用する上で知っておきたいこと

長距離バスターミナルでは特にスリに注意してください。

ボリビアは南米の中でも比較的治安が良いとされています。それでも日本と同じレベルで考えることはできません。ボリビアにはスリがたくさんいるからです。特に長距離バスターミナルには人がたくさん集まるので、スリも機会をうかがっています。

なので、目立つ服装を避けて、肌身離さず貴重品を持っていましょう。自分の持ち物がどこにあるのか常に確認してください。あと、警察が身分証の提示を求めることがあります。なのでコピーではなくパスポートの原本を持ち歩くようにしましょう。

もし、原本を持っていないと罰金として200ボリビアーノ(3000円ほど)を徴収されることがありますので注意が必要です。

バスのランクによって快適度が違う。

そしてバスを選ぶときに注意したいことは、ランクによって快適度が違うという事。セミカマ、ブスカマ、レイト、スイートという風にバスのランクは上がっていきます。セミカマは4列シートのノーマルのバスになります。席で足を伸ばすことができません。

ブスカマもしくはレイトは3列シートのバスで、足をゆったり伸ばすことができるのでおすすめです。また、スイートと呼ばれるバスはフルフラットシートの3列シートバスで席をフルに倒すことができ、寝転ぶことができます。快適ですが、セミカマよりも2倍くらいする高級バスです。

とにかく安く移動したいという場合はセミカマを進めますが、長距離の移動になると本当に疲れますので、少し値段はセミカマよりも高くなりますが、ブスカマやレイトをおすすめします。

空調調節の感覚がおかしい?毛布やダウンジャケットは必須

40℃の熱帯地方、クーラーなしのバスは本当に厳しい!

ボリビアの長距離バスで、熱帯方面を走るバスの中にはクーラー付きのものもあります。レイトやスイートは確実にクーラーがついています。セミカマの一番安いクラスだと、熱帯の40℃を超えるような場所でもクーラーなしで走る場合は熱くてきついです。

なので、熱帯方面を走る場合クーラーがあると本当にありがたいのですが、ひとつ問題があります。ボリビアの長距離バスではクーラーの調節がおかしく、キンキンに冷やすことが多いです。まるで冷蔵庫の中にいるのかというくらいに室温は低くなります。

なので、地元のボリビア人で慣れている人は毛布を持ち込んで乗り込むことが多いです。特に、夜にクーラー付きのバスに乗ると確実に冷えて風邪をひくこともあります。クーラーを効かせすぎ、何ともぜいたくな悩みなのかもしれませんが、防寒具を持ち込むことを忘れないようにしましょう。

バスターミナルでの風景

そして、山岳地帯を旅行する場合も防寒具は絶対に必要です。3000mを超える標高の高い場所をバスで走るとき、特に夜にはバスの中は冷え込みます。バス会社は暖房があるから大丈夫と言いますが、暖房が機能しているバスをボリビアで見たことがありません。

なので、その言葉をあまり信用することなく防寒具で寒さ対策をしましょう。日本のバス会社は車内の温度調節もしっかりして快適な旅を提供してくれますが、途上国のボリビアではまだまだそこまでサービスが追い付いていません。その点も注意が必要なところです。

長距離移動でのトイレ事情

日本のパーキングエリアのトイレとは異なります。

ボリビアの長距離バスを利用するときにもしくは長距離を移動するときに気を付けておきたいのはトイレ事情です。ボリビアは途上国で、トイレに対するサービスもまだまだ先進国に比べて遅れています。なので、少し注意が必要です。

セミカマや安い値段のバスには車内にトイレがついていないことが多いです。なので、トイレ休憩の為にパーキングエリアの様な場所に止まってくれることがありますが、ほとんどの場所のトイレは汚く、また便座がついていないものあり少し用を足すのにも工夫が必要。

また、乗客が全員戻っていないにもかかわらずバスを出発させることもありトラブルがつきもののボリビアの長距離バス。うまくいくことがなくて当たり前と少し開き直ることも必要です。

トイレを使わせてくれないバス会社も。

ブスカマやレイトといったトイレ付きのバスでも、バス会社がトイレを使用できますと言っても運転手たちが使わせてくれないこともあります。バスが走っているときにトイレを利用しようとするとカギがかけられていて使えないことがあります。

理由としては運転手たちが後で掃除するのが嫌だということで鍵をかけて使わせないという事もあります。その上、トイレ休憩のためにパーキングエリアに立ち寄らないという事もあり、時にバスの中でトイレに行かせろとトイレ戦争が起こることもあります。

そうした細やかな乗客に対するサービスに対してはボリビアはまだまだ途上国です。特に山岳地帯を旅行する場合にトイレを使わせてくれないバス会社があります。チケットを買うときに本当にトイレを使わせてくれるのか確認しておく必要があります。

工夫して快適なバスの旅を

少し工夫して快適な長距離バス移動を

ボリビアは国土が広く陸路での移動となるとどうしても時間がかかります。やはり10時間を超えるバス移動は体力勝負になります。おすすめしたいのはブスカマやレイトといった足を伸ばせるクラスのバスです。そして防寒具を忘れずに持っていきましょう。

クーラーのありなしにかかわりなく、特に山岳地帯を通る場合夜は本当に冷え込みます。また、トイレ付きのバスを選んだ場合は確実に利用できるのか受付で何度も確認しましょう。その上でトイレにカギがかけられていたら、運転手に抗議しましょう。

そして、移動の連続で疲れていたら、思い切って飛行機を利用するのもおすすめです。体が資本のボリビア旅行、体調を崩して寝込んでしまったらもったいないので体力を節約する上でも飛行機はありです。たくさんの見どころがあるボリビア。ぜひ、長距離バスを利用する際の参考になれば嬉しいです。

この記事のライター

南米ボリビアに在住。まだまだマニアックな観光地や穴場スポットがたくさんある国ですので、少しづつ紹介できたら嬉しいです。

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