シドニー夏の風物詩、トワイライト・フード・フェアで屋台料理に舌鼓を打つ金曜の夜

シドニー夏の風物詩、トワイライト・フード・フェアで屋台料理に舌鼓を打つ金曜の夜

ノース・シドニー住人が毎年楽しみにしている、夏限定のイベント、トワイライト・フード・フェア。ライブ・ミュージックあり、屋台あり、子供向けエンターテイメントあり、訪れる人誰もが楽しめます。夏本番を前にしてますます日が長くなるシドニーで、日没まで存分に野外の空気を満喫できます。さあ、ピクニックシートを持って出かけましょう!


トワイライト・フード・フェアとは?

シドニー市民にとって夏の訪れを告げるイベントは数多くありますが、その一つにトワイライト・フード・フェア(Twilight Food Fair)があります。10月下旬から3月上旬まで、シドニーの郊外で金曜の夕方から夜にかけて屋台が出現、ローカルは待ってましたとばかりに仕事帰りや学校帰りに立ち寄って夜ご飯を食べにきます。

シドニー北部で特に有名なのが、ノース・シドニーで開催されるトワイライト・フード・フェア。元々は「ヌードル・マーケット」という名前で知られており、名前が変わった今でもローカルの多くは昔の名残でこの名前で呼んでいます。最初の開催は1990年と、意外と歴史のあるマーケットなのです。

筆者の推測ですが、シドニーCBDにあるハイド・パーク(Hyde Park)で毎年10月頃の春先に、やはり期間限定で開催される恒例イベントが「ナイト・ヌードル・マーケット」という名のものなので、混乱を避けるために名前を変更したようです。

大抵のフード・フェアは公共の広場や芝生上で開催されるので、皆ピクニックシートを持ってやってきます。屋台とピクニックが合わさったようなものといえばわかりやすいでしょうか。ノース・シドニーのフード・フェアは、スタントン図書館横のシヴィック・パーク(Civic Park)という芝生の広場で行われています。

10月からサマータイムに入り、これから夏本番を迎えるシドニー。日に日に日照時間は長くなる一方で12月には日没が8時近くになりますので、アウトドアが大好きなオージーはトワイライト・フード・フェアに訪れて心ゆくまで屋外でのんびり過ごします。

アクセス

この噴水が目印です。

電車:ノース・シドニー駅下車、ミラー・ストリート(Miller Street)出口より徒歩10分
ほど直進するとシヴィック・パークの広場に着きます。駅周辺は再開発の真っ盛りでかなりごちゃごちゃしていますが、両側に木々が生えた長い上り坂がミラー・ストリートです。

大きな交差点を渡る際、ミラー・ストリートと交差するパシフィック・ハイウェイと間違えないように注意して、通りのサインを確認してから行きましょう。迷いそうになってしまったら、通りすがりの人に「ミラー・ストリートはどこですか?」と聞けば大丈夫です。

バス:シティ方面からは、202、203、207が走っており、ノース・シドニー駅前経由でシヴィック・パーク目の前のバス停で止まります。ノース・シドニー駅前バス停には他にも229、230のモスマン方面行きのバスも走っています。こちらの2ルートも同じくシヴィック・パーク前停留所に停まりますので、大変便利です。

車:ミラー・ストリートはノース・シドニーのビジネス街に直結する大通りであり、路上駐車スポットはオージーが帰宅を始める午後5時以降になるとわりと空いてきます。マクラーレン・ストリート(McLaren Street)にあるノース・シドニー・カウンシルの駐車場や、リッジ・ストリート(Ridge Street)の駐車場も、夕方以降は空きが多くおすすめです。

エスニック屋台の数々

手前のお店はドイツ・ソーセージ屋さん。焼きたてアツアツのソーセージがもらえます。

屋台といっても、日本の夏祭りのように通りの両側に所狭しと並んでいるようなものではなく、10店舗あるかないかくらいの数でこじんまりとしたものですのであしからず。毎年エスニックな顔ぶれが揃いますが、今年のラインアップもまた国際色豊かなものになっています。

表向きは5:30開店ですが、準備ができたら早めにビジネスを始める屋台もありますので、早く着いてしまっても屋台へ行ってササッと注文することも可能です。6:30以降になるとどこも長蛇の行列ができますので、夕食の調達はお早めに。

シドニー各地のマーケットに顔を出す常連店もあれば、他の郊外にレストランを構えていて出張で来ているお店もあります。前回訪れた時に出ていたお店は下記の通り。

・モダン・ヤキ(我らが日本代表!お好み焼き、たこ焼き、唐揚げなどを売っています。スタッフも日本人の方々でした。)

・オーセンティック・ターキッシュ・ギョズレメ(トルコ版クレープ)

・コシャリ・コーナー(エジプトのストリートフード)

・ソフリート・パエリア(スペインのパエリア)

・ベルリン・バーガー(ドイツのソーセージが入ったホットドッグやハンバーガーなど)

・バンブー・ストーリー(点心)

・ドルチェ・バーチョ(イタリアンジェラート)

・ニュー・マドラス・クイジーン(インドカレー)

・フィッグジャム・クレペリ〜(フランスクレープ)

屋台によっては、現金払いのみとところもありますので、事前に手持ちの現金をしっかり確認しておきましょう。だいたい一皿10〜15ドルほど、家族連れなら50ドルちょっとあれば十分でしょう。最寄りのATMはノース・シドニーのビジネス街まで行かないとありませんのでご注意を。

たまに屋台のスタッフ同士で、「お釣り用の小銭ある?」「あるよ〜、いくら要るの?」なんて会話も聞こえてきますので、小銭がジャラジャラとポケットに入っている方は救いの手を差し伸べてあげましょう。ひょっとしたら後でおまけしてくれるかもしれませんよ。

ちなみに、屋台にお酒類は売っていませんがオージーお得意のBYO(Bring Your Own)アルコールは大歓迎。皆さんピクニックバックに必ずワイン数本とワイングラスを忍ばせてやってきます。こちらの人は、和食レストランなどでもワインを合わせて飲んでいる方が本当に多くて最初はギョッとしましたが、どんなジャンルの食事にも合わせたスマートな飲み方ができるのはよいですね。

ちなみに、ミラー・ストリートの反対側にあるセント・レナーズ公園敷地内ではラグビー場と隣接するレストラン「Greens」以外での飲酒は法律で禁止されていますので、くれぐれもビール缶片手に公園内をぶらぶらしたりはしないようにしましょう。

週替わりのミュージシャン

こうした野外イベントには必ずといっていいほどミュージシャンの生演奏がつきもので、トワイライト・フード・フェアも例外ではありません。毎週異なるジャンルのアマチュア・ミュージシャンが喉を鳴らしにきてくれます。皆さんとっても上手で、聴きやすい方ばかりです。

舞台は芝生のゆるやかな下り坂の一番下方にありますので、ピクニックをしながら遠くから眺めることもできますし、すぐ近くまでいって鑑賞してもOK。いつ行っても必ずよちよち歩きの幼児が数人、演奏中のミュージシャンのすぐ目の前で踊っていたりして大変愛らしいですよ。ヴォーカルの方も思わず笑みがこぼれて、時折歌うのが大変そうです。

この日のミュージシャンは、男性トリオでした。

周辺施設

シヴィック・パークの片隅には小さな公共トイレがあります。隣接するスタントン図書館の中にも各フロアに設置されていますから、お手洗いには困ることはありません。平日でも9時まで開いていますから、夕食後にちょっと立ち寄ることもできますよ。オムツ替えは図書館のLG(グラウンドフロアの下のフロア、地下一階のことです)か、図書館横のコミュニティー・センターにもあります。

子供向けエンターテイメント

学校帰りの子供達で賑わうフード・フェア。週によってはお絵描きコーナーが設けられていたり、フェイス・ペイントをやっていたりして、子供心をくすぐる演出も忘れません。今年は子供達が中に入って遊べる巨大オーナメントや、お菓子の家が登場しています。どちらもLEDライトが散りばめられており、日が暮れるとちょっとしたイルミネーションに変身して訪れる人を楽しませています。

食事が終わって飽きてくると、前述の噴水に群がってくる子供たちもたくさん。この噴水は外斑から中央にかけて階段があり、そこからつながって中央部分にもぐるっと回って歩けるスペースがあり、親はいつ水の中に落ちるかとハラハラして目が離せません。中には、水着持参で噴水をプール代わりにして泳ぎにくる確信犯も!

広場の中心に生える大きな木も、子供達に大人気の木登りスポットです。たまに小学校高学年くらいの子が一番上まで登っていてやはりハラハラしますが、今の時代でも子供たちがのびのび外遊びを楽しんでいる光景は大人にとっても嬉しいものです。

12月のクリスマス近くになると、サンタ・クロースが遊びに来てくれることもありますよ。今年も顔を出してくれるのか気になるところです。

のんびりと夏の夜長を過ごします。

シドニーの一年の気候のうち最も過ごしやすい10月〜3月まで、祝日を除いたほぼ毎週金曜の夜に開催されているトワイライト・フード・フェア。お友達、家族、同僚や恋人など、誰と来ても楽しめるイベントです。週末のおとずれを楽しむ格好のチャンスを逃さないよう、夏の間にぜひ訪れてみてください。

開催時間:5:30〜9:00
住所:Civic Park, 200 Miller St, North Sydney
開催期間:2017年10月27日〜2018年3月2日(12月22日、29日と1月26日は除く)

この記事のライター

ニュージーランドとシンガポールでの生活を経て2009年よりシドニー在住。三児の子育て中です。

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