日本人であるなら絶対に訪れたい!地球の裏側、南米ボリビアにあるもうひとつのオキナワ

日本人であるなら絶対に訪れたい!地球の裏側、南米ボリビアにあるもうひとつのオキナワ

日本から見て一番遠い場所に当たる南米大陸の真ん中に位置する国ボリビア。ウユニ塩湖や首都ラパスを訪れる旅行者も近年増えていますが、実はこの国には日本人の私たちにとって深くかかわりのある場所があります。その町の名はオキナワ。地球上にあるもう一つのオキナワです。沖縄出身者が作ったこの町は日本人として訪れておきたい場所です。


オキナワへ行くなら、まずはボリビア第二の都市サンタクルスへ

サンタクルスまでダイレクトに到着できるのが大きなメリット

日本からボリビアまではちょうど日本から見て地球の裏側に当たりますので、最も遠い場所と言っても過言ではありません。ヨーロッパ周り、アメリカ周り、中東周りと様々なルートがありますが、一番メジャーなのはアメリカン航空を利用するアメリカ周りです。

アメリカのマイアミからボリビアのサンタクルスまで直行便が就航しているので大変便利。もちろん、スペインのマドリードからもサンタクルス行きの直行便がありますが、ヨーロッパ内で乗り継ぎをしないといけない場合もあるのでアメリカ周りが一番簡単にサンタクルスに到着できます。

ボリビア第二の都市サンタクルス、近年巨大ショッピングモールができるなど発展中

ボリビア第二の都市サンタクルス。広大な熱帯の平野に位置するこの町はボリビア経済を支えていると言われています。まだまだボリビアは途上国ですが、近年巨大ショッピングモールや高級マンションが建設されるなど経済成長の途上にあります。

このサンタクルスから北上してモンテーロという町を介して東へ進んだ場所にオキナワはあります。サンタクルスから100㎞ほど。車で1時間30分ほどで到着できます。ここに私たち日本人として訪れておきたい場所があるのです。

町の入り口には日本語でのお出迎え

めんそーれ!オキナワへ

モンテーロからオキナワ行きのトゥルフィーと呼ばれる乗り合いタクシーに乗って40分ほどすると、めんそーれオキナワへと日本語で書かれた看板を目にすることになります。この瞬間、自分が南米のボリビアにいることを忘れてしまいそうになります。

南米で言葉も通じず四苦八苦する中、こうして看板だけでも日本語を見るとなぜかほっとしてしまうのが人間の性。そして、乗り合いタクシーはいよいよオキナワの町へと入っていきます。

観光地ではありません

そして、町の中へ入っていくと特に何もありません。もちろんここは観光地でも観光スポットでもなく南米ボリビアの日本人移住地です。こうして町を見渡すと、ボリビア人もたくさん住んでいますが、ちらほらと日本人の方を見受けます。

すっと会釈すると、会釈されます。ああ、やはりここは日本人が住んでいる町なんだとこの瞬間に実感します。南米のボリビアの小さな町の中に日本の文化が根付いているのです。

乗り合いタクシー乗り場

そして乗り合いタクシーは、タクシー乗り場で停車します。この看板にもくっきりとオキナワと書かれており、日本の名残を残していることがわかるでしょう。そして、このタクシー乗り場の裏には日本の文化を垣間見ることができます。

オキナワを散策しよう

なんと、南米の町に鳥居が

タクシー乗り場から裏へ歩いてゆくと、町の中心の広場に出ます。そこには日本人の私たちにとって見慣れたある物が現れます。そう、鳥居です。これを見るだけでここは日本人がつくった町なんだなと改めて実感します。

日本語をすぐに見つけられます

また、広場のすぐ横にはまたまた日本語でオキナワ第一地域振興会の建物が。実はこのオキナワは第一地区から第三地区まであります。それぞれに距離がありますが、点々と日本人が住んでいます。この広場がある場所はオキナワ第一地区と呼ばれ、ここにたくさんの日本人が住んでいます。

もともとは日本人だけが住んでいる町でしたが、今は多くのボリビア人もこの町に移り住んでいて7対3の割合でボリビア人の方が多く住んでいるのだとか。それでも日本人に対してボリビア人は深い敬意をもっていてやはり日本人の町なんだと実感します。

至る所に日本語が

至る所に日本語を見つけることができます。遠く離れた地球の裏側に当たるこのボリビアにいったいなぜ日本人は移住してきたのだろうか。そんな疑問がふつふつとわいてきます。そんな時、このオキナワの歴史を知ることができる場所があります。

そこは日本人としてぜひ訪れてほしい場所です。広場よりもさらに進んだ場所にあるオキナワの歴史資料館です。

もう一つのオキナワの歴史を知ろう!

オキナワの文化会館へ

オキナワ第一地区には文化会館があります。日本の援助によって建てられたこの建造物はこのオキナワの入植者、移住者たちのその開拓の歴史を記念するために建てられました。この同じ建物の中には歴史資料館があり、オキナワ開拓のその歴史を深く知ることができます。

オキナワ自体には見どころはほとんどありません。しかし、この場所を訪れたときにはきっとここまで来て良かったと心から思えるに違いありません。

文化会館で歴史資料館のカギをもらいましょう

文化会館の受付で歴史資料館の見学の旨を伝えると、鍵をもらうことができます。そして見学をすることができます。その受付でNHKの番組予定表を発見。実は南米ではNHKを見ることができます。NHKの番組をボリビアで見ているとなんか日本にいるような不思議な気分になります。

しかし、時差が日本よりも13時間遅れているので夜に朝ドラが流れていたりとか少し不思議な感じはありますが。それでも日本のテレビを南米の地で見ることができるのは日本人移住者にとってどれほどありがたいことでしょうか。さて、鍵をもらってさっそく歴史資料館へと向かいましょう。

日本ボリビア歴史資料館へ

こちらも日本の援助もあり建造された日本ボリビア歴史資料館です。この中に沖縄からの移住者たちによる町の開拓の歴史と貴重な品々を見ることができます。

入り口を入るとすぐ世界地図が

入り口を抜けるとすぐに世界地図とオキナワの町の第一地区から第三地区までの案内図があります。どのようなルートを通って沖縄からボリビアへたどり着いたのか、そしてどれほどの土地を開拓したのか見ることができます。

貴重な品々が展示されています

第二次大戦時に疎開と新たな肥沃な土地を求めて、沖縄からたくさんの日本人がこのボリビアの地を目指しました。船での移動は1か月かけて。そしてようやく地球の裏側にある南米のボリビアにたどり着いたのです。

ボリビア政府が日本人の為に提供した土地は楽園とうたわれ、胸を高ぶらせて到着した沖縄からの移住者たちの前に現れたのは密林地帯でした。そうです、彼らは一からこの密林地帯を開拓して町をつくらなければならなかったのです。

その歴史の様子をこの資料館で見ることができます。本当に壮絶な開拓の歴史です。そして、その重労働を支えたたくさんの品々。日本から持ち込まれた貴重な品々が展示されています。

道が悪すぎて進めないことも

日本語と共にスペイン語でも説明文が書かれた写真がいくつも展示されていて、その壮絶な開拓の歴史を知ることができます。密林地帯を切り開き、どろどろの道を改良して道を造りとゼロからの町づくり。しかもそれを南米の密林地帯で行うとは、本当に日本人の侍魂を感じます。

時にはピューマが現れることも

密林地帯の開拓ですので移住者たちはキャンプ生活を余儀なくされ、時にはアナコンダやピューマに襲われるという事もあったようです。それでもたくましく開拓を続けました。水害に見舞われたり、伝染病に見舞われたりして、何人もの方が命を落としたそうです。

そんな過酷で苦しい開拓作業を経て、多くの挫折や涙を経て今のオキナワ日本人移住地は完成したのです。自分たちのルーツがある沖縄からこの移住地の名をオキナワと人々が命名したのも自然な流れです。

歴史資料館をたくさんの日本人が訪れている

そして、この歴史資料館の入り口部分には感想を書き込めるノートが置いてあります。本当にたくさんの日本人がこの場所を訪れて感動していったことがうかがえます。本当に、気の遠くなるような過酷な開拓作業。写真や資料を通して見るだけでも本当にすごいと思います。

同じ日本人として尊敬のまなざしで見てしまうでしょう。そして、その歴史を見た後はこのノートに書いてあるように、心から感動します。

ボリビアで日本人の医者がいる病院

日系病院

またオキナワには日本人の医者がいるオキナワ診療場があります。ボリビアの医療状態はあまりよくありません。しかも言葉の壁もあるのでなおさら適切な治療を受けるのは難しいです。しかし、ここには日本人の医者がいて、日本の援助もあり充実した医療機器が揃っています。

安心して治療を受けることが可能です。なので、もしサンタクルス近辺を旅行している際、体調を崩すようなことがあれば思い切ってこのオキナワの病院にまで来ることをおすすめします。

病院食で日本食

私もボリビアを旅行中に食中毒になり、ひどく苦しみましたがこの病院に来て薬をもらって無事に回復したことがあります。入院もしましたがそれほど高い値段ではありませんでした。安価で確実な治療を受けられることでボリビア人もたくさん訪れます。

病院食もおかゆとみそ汁と日本食を食べることができ、ボリビア料理に疲れた胃袋を癒してくれます。なので、もしサンタクルスで体調を崩したならこの病院をおすすめします。

日本食も食べられる

日本食はやっぱり美味しいですね

またこのオキナワでは何軒か日本食レストランがあります。沖縄そばを食べられるお店もあります。なので、ボリビアを旅行中、本当にボリビア料理は脂っこくて胃袋にダメージを与えるものも多いので日本食を食べられる場所はありがたいです。

オキナワを訪れたなら、その開拓の歴史を深く知り、そして日本食で胃袋を癒しましょう。そして町で出会う日本人の方々と知合ってください。日本語で話されることを喜びます。日本の沖縄県民と同様明るい方々も多いので、その交流を楽しんでください。

きっと、この町での出会いも素敵なボリビア旅行のハイライトになるに違いありません。

この記事のライター

南米ボリビアに在住。まだまだマニアックな観光地や穴場スポットがたくさんある国ですので、少しづつ紹介できたら嬉しいです。

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