イタリアのクリスマス・マーケットは美味しいものの宝庫!昔ながらの味をご紹介!

イタリアのクリスマス・マーケットは美味しいものの宝庫!昔ながらの味をご紹介!

12月上旬から1月上旬まで楽しめるイタリアのクリスマス・マーケットは、一大エンターテインメントです。地元の人たちも心待ちにしているこのマーケットで、このシーズンならではの伝統的なイタリアのお菓子を堪能してみたいと思いませんか?この記事では私が特におすすめするスイーツをいくつかご紹介します。是非参考にしてくださいね。


クリスマス・シーズンが近づくと、イタリアの各地でクリスマス・マーケットが開かれます。小さなテントやコテージ型の店舗が軒を連ね、思い思いの商品を販売しています。クリスマス・プレゼントや、この時期にしか手に入らないスイーツなどを買い求めるお客さんで、昼夜問わず毎年大いに賑わいます。

このイベントは、観光客向けと言うよりも地元の人々のためのもので、毎年イタリア人たちはこのクリスマス・マーケットをとても楽しみにしています。イタリアに住んでいた時は私もそのうちの一人でした。

今回は久しぶりにイタリアのクリスマス・マーケットに行くことができました。懐かしいスイーツたちを買い込み久しぶりの味に舌鼓を打ち、マーケットの雰囲気も存分に満喫してきました。

今回はその様子とイタリアのクリスマス・マーケットでおすすめの商品をご紹介したいと思います!

私の一押しスイーツ!各種ナッツのクロッカンテ

ハーゼルナッツのクロッカンテ

イタリアのクリスマス・マーケットに来たら是非一番最初にチェックしていただきたいのが、お菓子屋さんです。どの町のマーケットにも2~3軒は必ず入っています。たくさんの伝統的なクリスマス・スイーツが売られているのですが、その中でも私の一押しは「クロッカンテ(croccante)」と呼ばれるお菓子です。

アーモンドやピスタチオ、ハーゼルナッツやクルミと様々な種類がありますが、イタリア在住時代に私が一番気に入って買っていたのは、上の写真にもあるハーゼルナッツのクロッカンテです。ナッツを贅沢に板状に敷き詰め、それを飴で固めた、イタリアに古くから伝わる伝統的なお菓子です。

どのクロッカンテも大きな板状で売られていますが、要望を伝えれば小さなサイズにカットしてくれます。値段は基本、量り売りになります。自分ひとりで食べる分だけ欲しい場合ならば5ユーロ分も買えば充分でしょう。

「クロッカンテ」とはイタリア語で「歯ごたえのある」というような意味なのですが、その名の通り飴の部分がとても固いのが特徴です。私の前歯では文字通り歯が立たないので、奥歯でかぶりつくか、口に入れる前にある程度の大きさに砕いてから食べます。そのため、食べ歩きにはあまり向いていないお菓子かもしれません。

味はというと、甘い飴とナッツの風味がクセになる美味しさです。ひとかけ食べるだけで相当な満足度とボリュームが感じられるので、かなりの高カロリー食品だと推察されます。日持ちもかなりするスイーツですので、ちょっとずつ時間をかけてちびちび食べるのがおすすめです。常温保存で数週間かけて食べても悪くなりません。

歩きながらつまみたいオレンジ・ピールのチョコレート・コーティング

伝統スイーツが並ぶショーウィンドウ

イタリアのクリスマス・マーケットでは、ドライフルーツもたくさん売られています。ヨーロッパを中心としたキリスト教の国々では1か月かけてクリスマスを祝うので、大量買いして少しずつ食べ続けることのできるような、日持ちするスイーツが多いようですね。

ドライフルーツを使ったスイーツの中で、私のお気に入りはオレンジピールにチョコレート・コーティングがされているものです。上の写真の左から3番目、下から2段目の木箱の中に入っている細長いのがそうです。

このお菓子はイタリア語で「スコルツェ・ダランチャ・アル・チョコラート(scorze d'arancia al cioccolato)」と言います。「スコルツェ・ダランチャ」だけでも通じます。料金はこちらもグラム売りで、100グラム2.5ユーロから3ユーロほどが相場です。100グラム買えばひとりで一日つまみ食いしながら散策できるだけの分量になります。

念のためお店のお姉さんに「どれくらい日持ちするの?」と聞いてみたところ、少し困ったような顔をして「あなたが食べ切るまでよ。」という返事が返ってきました。こちらも常温保存で何週間も持ちますが、チョコレート・コーティングがパリッとしていたほうが美味しいので、私はいつも冷蔵庫に入れて保存します。

幸せな味で止まらなくなってしまうアーモンドのプラリナート

イタリアのクリスマス・マーケットで購入することのできるスイーツの代表格が、各種ナッツのプラリナートです。私のお気に入りは皮つきアーモンドのプラリナート、イタリア語で「マンドルレ・プラリナーテ(mandorle pralinate)」です。プラリナートとは、砂糖でコーティングされローストされた状態のことを指します。

こちらも主流はグラム売りで、100グラム2.5ユーロから3ユーロ程度が相場になります。店によっては小分けにしてプレゼント用にパッケージになっているものもあります。

アーモンドには皮つきと皮無しの2種類があり、その他にはピスタチオ、クルミ、ハーゼルナッツなどのものがあります。店舗によってはプラリナート用の機械をテント内に設置してあり、製造過程を見ることもできます。とても良い香りが立っていて食欲をそそられますよ。

お土産にも喜ばれる伝統菓子トッローネ

所狭しと並ぶトッローネ

写真の中央から奥にかけて積み重なっている白いお菓子がトッローネです。こちらも超メジャーなイタリア伝統菓子で、クリスマス・シーズンになると市販のものもスーパーなどにズラッと並びます。ですがもちろん、市販のものより写真のようなお店で手作りのものを買う方が風情もありますし、美味しいのでおすすめです。

こちらもナッツがふんだんに詰まった砂糖菓子です。トッローネには固いものと柔らかいものがあります。写真右上に「torrone morbido」という表示があるのがおわかりでしょうか。「モルビド(morbido)」が「柔らかい」を意味するイタリア語です。

小分けにされたトッローネは見た目もキュートなので、お土産にも喜ばれます。日持ちもかなり長いので、長期の旅行でも心配なく持って帰れますよ。

スイーツ以外で注目すべき商品たち

ボローニャのクリスマス・マーケット入口

もちろんイタリアのクリスマス・マーケットは、スイーツだけが売っているわけではありません。クリスマス・プレゼントに喜ばれそうなかわいらしい小物やアクセサリーも豊富に揃っています。

特に手作りのアクセサリー屋さんが多く見られ、訪れる人々の目を楽しませてくれます。既製品のアクセサリーとは一味も二味も違った商品が数多く集まるのも、イタリアのクリスマス・マーケットの特色です。パワーストーンをあしらったアクセサリーなどもあるので、プレゼントに何か意味を込めたいときにはぴったりではないでしょうか。

その他、手作りの帽子やバッグ、衣服なども販売されています。

まとめ

ジェノヴァのクリスマス・マーケット

イタリアのクリスマス・マーケットは12月上旬に始まり、1月上旬まで続きます。ドイツのクリスマス・マーケットはクリスマス・イヴには終わってしまいますが、イタリアではまだまだ楽しむことができますよ。

この時期にイタリアを旅することがあれば、是非お近くのクリスマス・マーケットに足を運んでください。美味しいスイーツの数々を味わいながら、カトリックの本場イタリアのクリスマス・ムードを、是非一度は堪能してみてくださいね。

この記事のライター

ヨーロッパ在住歴13年の経験を活かしてイタリア、スイス、ドイツ、フランスのちょっとディープな観光情報をお届けします!

関連するキーワード


イタリア

関連する投稿


生ハムの町パルマは観光地としても魅力的!イタリアの食と芸術を贅沢に味わおう!

生ハムの町パルマは観光地としても魅力的!イタリアの食と芸術を贅沢に味わおう!

イタリアはエミリア・ロマーニャ州に位置している小都市パルマ。生ハムやパルメザンチーズで有名なこの町は、観光地としても見所たっぷりです。イタリアの伝統文化や芸術の底力を感じさせてくれるこの町で、食、美術、音楽、ショッピングまで、イタリアの良さを短期集中で上手に堪能するために、私の個人的なおすすめポイントをご紹介します!


ミラノ近郊都市ベルガモのオリオ・アル・セリオ空港で楽しめるショッピング!

ミラノ近郊都市ベルガモのオリオ・アル・セリオ空港で楽しめるショッピング!

オリオ・アル・セリオ空港は、格安航空会社専用ともいえる空港ですが、空港内でのショッピングに関しては大型の有名空港と比較してもなんら遜色ありません。イタリアならではのとってもオシャレなショップたちがギュッと詰め込まれているので、効率よく回れます。この記事では、私が特に気に入っている空港内のショップをいくつかご紹介します!


斜塔だけじゃないピサの魅力をご紹介!空港アクセスや食事情、ショッピングも!

斜塔だけじゃないピサの魅力をご紹介!空港アクセスや食事情、ショッピングも!

ピサと言えばピサの斜塔で有名なイタリア屈指の観光地ですが、実は斜塔以外にも見所はたくさんあります。それぞれ毛色の違ったレストランでトスカーナ州のグルメに舌鼓を打ったり、プチプラ・ショッピングを楽しんだり、美しい歴史的建造物を訪れたりしながら、斜塔までの道のりを最大限に楽しむためにおすすめのスポットをご紹介します!


ボローニャ旧市街で観光するなら知っておきたいディープな情報をご紹介します!

ボローニャ旧市街で観光するなら知っておきたいディープな情報をご紹介します!

学生の町として有名なボローニャは、日本人にはあまり馴染みのない町かもしれません。ですが実は隠れた名所や、それにまつわる数々のエピソードが語り継がれている興味深い町なんです。超有名都市間の移動途中に立ち寄ることのできる便利なポジションを利用して、コンパクトにボローニャの町を楽しむためのポイントをご紹介したいと思います!


アマルフィ海岸を見に行こう!カプリ島などの周辺スポット情報も一緒にお届け!

アマルフィ海岸を見に行こう!カプリ島などの周辺スポット情報も一緒にお届け!

イタリアの南西部、ティレニア海に面する美しい海岸線アマルフィ。ユネスコ世界遺産にも登録された、断崖絶壁に立ち並ぶカラフルな家々と青い海と花々が織りなすコントラストは、この地域でしかお目にかかることのできない絶景です。この記事ではそんなアマルフィ海岸を訪れる際に知っておきたい基本情報とおすすめスポットをご紹介します!


最新の投稿


コーヒー好きにたまらない、カフェ天国のジャカルタ人気カフェめぐり

コーヒー好きにたまらない、カフェ天国のジャカルタ人気カフェめぐり

インドネシアはコーヒーの生産量・輸出量が世界第三位です。コーヒー栽培は植民地支配していたオランダが持ち込んだものですが、インドネシアの気候にあい地域や各島ごとに特徴あるコーヒーが作られています。国内のコーヒーメーカーも多く、インドネシア人が気軽に楽しむ、インドネシア独特の飲み方のコーヒーから、若いオーナーがこだわってブレンドしたコーヒーを出すカフェ、インスタ映えするお洒落カフェまで様々です。おなじみスターバックスでもインドネシア各地のコーヒー豆を使ったコーヒーもだされているので、ジャカルタにきたらコーヒー好きの人には天国です。インドネシアのお土産として最適なコーヒーや、幻のコーヒー、今話題のカフェなどを紹介します。


人生初マウイ島!島で最も歴史のある町、ラハイナタウンで自転車を借りてフラフラとサイクリングで散策してみた

人生初マウイ島!島で最も歴史のある町、ラハイナタウンで自転車を借りてフラフラとサイクリングで散策してみた

自然いっぱいのマウイ島を満喫するために自転車をレンタルしてみました!出だし好調でしたが思った以上に登り坂が多く苦戦!運動不足の足が悲鳴をあげながら、美しい海と平原を冒険してきました!今回はラハイナ地区のマップ、マウイ島でのバイクレンタルの価格、またサイクリング中に見つけた美しい景色の写真などを紹介します。


街中が世界遺産!街歩きが大好きな人にオススメの場所、ベトナムのホイアンの魅力とは?

街中が世界遺産!街歩きが大好きな人にオススメの場所、ベトナムのホイアンの魅力とは?

ベトナムのハノイとホーチミンの間にダナンというベトナム第3位の都市があります。ダナンから南にバスで1時間ほどの場所に、ホイアンという街があります。ホイアンはとても小さな街ですが、街中が世界遺産になっていて、建物がとにかくとても可愛いんです!歩くだけでもとても楽しい気分になるので、街歩きが大好きな人にぴったりの場所です。


【中国広東省広州市】あの広州タワー観光時に便利!広州タワーの真下にある地下のグルメ街「花城汇」について知っておこう

【中国広東省広州市】あの広州タワー観光時に便利!広州タワーの真下にある地下のグルメ街「花城汇」について知っておこう

広州観光と言ったらやっぱり広州タワーです。でも一見して広州タワーの周りって、大きな広場とちょっとした出店の他はみんなオフィスビル。広州タワーの近くでお食事やお茶できる場所ってないの?実は、広州タワーの「真下」にたくさんのグルメスポットがあるんですよ。今回は、広州タワー観光時に役立つ地下街に関する情報をまとめていきます。


スープを頼むともれなくパンがついてくるカフェとは?シンガポールのcedeleで休憩してきました!

スープを頼むともれなくパンがついてくるカフェとは?シンガポールのcedeleで休憩してきました!

今回cedeleというカフェに行ってきました。シンガポールのあちこちに展開しているチェーン店です。テーブルでカフェラテを飲みながら休んでいると、多くの人が共通のものを注文していることに気づきました。テーブルにある、大きなボールと美味しそうなパン。このカフェの面白いシステムについてご紹介します。


アクセスランキング


>>総合人気ランキング