ドイツのクリスマスマーケットへ行こう!ラインラント・プファルツ州からレポート!

ドイツのクリスマスマーケットへ行こう!ラインラント・プファルツ州からレポート!

冬のドイツの一大イベントとなっているクリスマス・マーケットを、ドイツ西端のラインラント・プファルツ州からレポートします!かわいらしい小物や装飾品の数々に、イミネーションで彩られた古い街並みは、歩いているだけでとても楽しい気分にさせてくれます。日本では味わえないヨーロッパならではの伝統行事を、存分に楽しみましょう!


ドイツでは11月も半ばを過ぎれば、町はクリスマスモードになります。寒い寒いドイツの冬を少しだけ温かくしてくれる、とても大事な定例行事です。この時期には数か月にも渡ってイルミネーションを楽しむことができ、様々なイベントも開催され、長く暗い冬に光を添えてくれます。

そんな冬のドイツの一番の見どころと言えば、各地で盛大に催されるクリスマス・マーケットです!近隣のヨーロッパ諸国でももちろん同じように特設のマーケットが出されますが、特にドイツのものは規模が大きくて有名ですよね。日本の旅行会社などでも、ドイツのクリスマス・マーケットをメインに据えた旅行プランを提案していたりします。

周辺の国々と比べると観光名所に乏しい国であるという実情もあってクリスマス・マーケットが有名なのではないかという疑念も、正直なところぬぐい切れないのですが、行ってみればとても楽しいのも事実です。

この記事ではドイツ西端に位置するラインラント・プファルツ州から、クリスマス・マーケットの様子をお伝えします!

華やぐ街並みは散策するだけで最高に楽しい!

日暮れ時のベルンカステル

ドイツにはベルリンやミュンヘンなどの大都市も多くありますが、昔ながらの美しい街並みを見てみたいなら、小都市へ足を運ぶことをおすすめします。近年頻発しているテロが怖いから、人の少ない小都市の方がリスクが小さいという理由も少しあるのですが、それだけではありません。小さな都市や村には、昔ながらの建築方法で作られた、いわゆる「木組みの家」が軒を連ねており、グリム童話に出てきそうなメルヘンチックな雰囲気を今なお残しています。

木組みの家の数々が、クリスマス・シーズンにはたくさんの装飾を纏い、イルミネーションに照らされて、さらにその魅力をアップさせます。各都市の中心となる広場には必ず大きなクリスマス・ツリーが建てられ、町のあちこちにクリスマス・マーケットの小さな小屋を発見することができます。

ベルンカステルはモーゼル川沿いにあり、木組みの家ばかりで形成されているとてもかわいらしい町です。この町のクリスマス・マーケットは、町のサイズに比べてとても大きな規模で開催されるため、周辺住民からは密かな人気を集めています。タイムスリップしたような独特の雰囲気に溢れる街並みを楽しみに、クリスマス・シーズンに是非一度、訪れていただきたいと思います。

各都市のクリスマス・マーケットには、子供向けのメリーゴーランドも設置されます。このメリーゴーランドが、またひとつの大きなイルミネーションとなって、町に色どりを添えてくれます。乗らなくても見るだけで充分に楽しめますよ。

トリーアのメリーゴーランド

お土産やプレゼントに最適!個性豊かなキャンドルの数々

お花や果実入りのキャンドル

クリスマス・マーケットでは、主にクリスマス用の装飾品が販売されています。たくさんの小さな小屋が並んでいて、それぞれのお店でとても個性豊かな商品が展開されているので、一軒一軒見て回るだけでとても楽しく、あっという間に時間が過ぎてしまいます。

中でもひと際目を引くのが、個性豊かなキャンドルの数々を扱っているお店です。ラインラント・プファルツ州はフランスやルクセンブルクとの国境沿いに位置しているため、お店を出しているのはドイツ人だけではなく、フランスから来ているキャンドル・アーティストのお店などにも出会えます。

上の写真はフランス人の方が出しているお店で、生花や果物などを使ってオシャレに仕上げたキャンドルの数々を販売しています。色合いもとてもかわいらしく、プレゼントに最適です。値段はどれも10ユーロ前後と、ドイツの物価からしてみれば若干高めではありますが、日本人の金銭感覚からすれば妥当な値段ではないでしょうか?

このお店以外にも、様々な趣向を凝らしたキャンドルが出品されています。キャンドルがたくさん売られているだけに、キャンドル・スタンドも可愛らしいものがたくさん売られています。キャンドルに火を灯すとトナカイや雪の結晶が回転し始めるなど、動きだすものも多数あります。

あまりにかわいい商品が多く、キラキラしていて目移りしてしまいますが、テンションが上がることは間違いありません。そんなクリスマス・マーケットを一周してみれば、きっとお気に入りが見つかりますよ。

華をかたどったおしゃれキャンドル

意外と喜ばれたお土産のスノーボール

私が日本人の友人から頼まれて意外に思ったのは、スノーボールのお土産です。日本ではずいぶん値段が張る上に、あまり種類や数が多く売られている店がないと聞きました。「日本にも昔からある子供のおもちゃ」という印象だったので、これには少しびっくりしました。

ドイツのクリスマス・マーケットにはスノーボールも大小様々、実にバリエーション豊かなモチーフで出品されています。値段も安いものでは3ユーロほどから、大きいものでも20ユーロはしない程度の価格帯で設定されているので、お土産の選択肢としてはなかなか有力候補です。

もちろんクリスマスがモチーフになっているものが大半なので、メインはサンタクロースやトナカイなのですが、稀にあまりクリスマスに関係ないものも紛れ込んでいます。ヨーロッパでは幸福をもたらすとされているブタや馬の蹄、ふくろうやテントウムシなどをあしらったものも見られます。

どれもハンドメイドなので、同じに見えても微妙にサンタの顔の表情が違う、なんてことも多々あります。じっくり間近で点検してから購入することをおすすめします。

私はこのスノードームを、リクエストがあった友人と、自分の甥っ子たち用に買って日本へ持っていったのですが、一年後に2つのスノードームの現状をそれぞれに尋ねたところ、なんと2つとも子どもが落として割ってしまっていました。捨てるのは忍びないからと、2つともビニール袋に入れられて、ただのオブジェと化して部屋の隅に置かれていました。頑丈そうに見えたガラスは、実はとても薄く作られていてもろいのだそうです。子ども向けのお土産としてはあまり適していないかもしれません。

また、飛行機に乗る際には液体物と見なされてジップロックに入れなければいけないケースもあるそうです。私は普通にスルーできましたが、没収されたことがあるという人もいるので、飛行機移動の際には注意が必要です。

スノードームの数々

クリスマス・マーケットの代表的な食べ物や飲み物

ドイツはご飯があまり美味しくない、というのは有名な話ですよね。ウィンナーとビール、そしてジャガイモ料理などがメジャーどころではありますが、事実ドイツは美食の国とは言えません。

クリスマス・マーケットでもいくつかの食べ物のお店を見かけますが、そのクオリティーは正直言って高くはありません。ワッフルや揚げドーナツなどが売られていますが、私は一度試してそれっきりになりました。不味いわけではありませんが、イタリアやフランスで味わえる食べ歩きフードと比べると雲泥の差です。

ドイツのクリスマス・マーケットで唯一お勧めしたいのは「グリューワイン(Glühwein)」と呼ばれる温かいワインです。どの町のクリスマス・マーケットにも必ず数軒グリューワインのお店が出ていて、人々が大勢、ワイン・ジョッキを片手に肩を寄せ合っている光景が見られます。かわいらしいデザインの施されたジョッキは買い取ることもできるので、思い出にひとつ購入するのも良いかもしれませんね。

まとめ

寒くて暗いドイツの冬に光を灯してくれるクリスマス・マーケット。この時期にドイツを訪れるならば一度は足を運んでみてください。ドイツの各都市には特設のスケートリングも設置され、子どもも大人も期間限定のアクティビティとして大いに楽しんでいます。スケートで身体を温めてからクリスマス・マーケットを楽しむのも良いでしょう。

夜遅くまでやっているので、仕事終わりに同僚たちと立ち寄ることも可能です。冬のドイツは北海道レベルに冷え込むので、お出かけの際にはくれぐれも温かく着込むことは忘れないようにしましょう。季節限定の独特のドイツの雰囲気を、是非一度楽しんでみてください。

この記事のライター

ヨーロッパ在住歴13年の経験を活かしてイタリア、スイス、ドイツ、フランスのちょっとディープな観光情報をお届けします!

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