国内でも指折りのブランド力と信頼性を併せ持つ三井住友VISAカードの中でも、より上を目指す方におすすめなのが「三井住友VISAゴールドカード」です。
このページでは、三井住友VISAゴールドカードを検討しているあなたのために、特徴と注意点などまとめました。
三井住友VISAゴールドカードはこんなカード
三井住友VISAゴールドカードは、安定したサービスと世界で通用するブランド力が魅力の1枚です。
初年度は年会費無料ですし、2年目以降も4,000円からカードを利用することができます。
出張で頻繁に海外に行かれる方も安心できるよう、最高5,000万円までの海外旅行保険や国内ラウンジ利用権がついています。
ただし、ロストバゲージや航空便遅延の補償はついておらず、ポイントの還元率も0.5%と一般カード並みです。
一番の難所は、このカードを手にするために厳しい審査を通過しなくてはいけないことといえるでしょう。
もし、あなたが20代の方であれば、「三井住友VISAプライムゴールド」を迷わずおすすめします。
ゴールドカードと同等のサービスが、通常の半額以下で受けられます。
創業数百年の老舗旅館のように、いつどんなときでも変わらない信頼感を持ってくれるのが、この三井住友VISAゴールドといえるでしょう。
三井住友VISAゴールドの特徴
このカードの特徴は、次の5点にまとめられます。
・初年度年会費無料!2年目以降も4,000円(税別)から
・奥さん(旦那さん)のカードも無料発行&年会費0円
・最高5,000万円の旅行保険が付帯。家族もOK
・国内28の空港で、ラウンジが無料で使える
・ドクターに無料相談ができる(国内のみ)
■1. 初年度年会費無料!2年目以降も4,000円(税別)から
Webからの申し込みであれば、初年度は年会費無料で利用することができます。
2年目以降は通常であれば10,000円(税別)の年会費がかかりますが、条件を満たせば4,000円(税別)にまでおさえることもできます。
4,000円にするにはWeb明細に設定したうえで「年間300万円以上使う」、もしくは「マイ・ペイすリボに申し込む」のいずれかを満たす必要があります。
三井住友VISAゴールドカード の年会費(税別) | 年間の利用金額 | ||
~99万円 | 100~299万円 | 300万円~ | |
Web明細 | 9,000円 | 7,000円 | 4,000円 |
マイ・ペイすリボ | 5,000円 | ||
Web明細+マイ・ペイすリボ | 4,000円 |
■2. 奥さん(旦那さん)のカードも無料発行&年会費0円
1枚までであれば、家族カードも無料で作ることができます。年会費も0円です。
本会員同様のサービスを受けることができ、支払いやポイントは1つにまとめることができるため、夫婦で1枚ずつ持っておくよりお得になります。
なお、2枚目以降は、1枚につき1,000円(税別)の年会費がかかります。
■3. 最高5,000万円の旅行保険が付帯。家族もOK
最も利用頻度の高い「傷害・疾病治療費用」が300万円まで補償されるのは、さすがゴールドカードです。
JCBゴールドと比較もしてみましたが、死亡・後遺症と賠償責任が1億円でないこと以外は、ほぼ同じ補償を受けられそうですね。
ただし、一部利用付帯なところもありますので、念のため航空券代やツアー代をカードで支払っておくといいでしょう。
また、家族特約もついていますので、「家族そろって海外旅行へ」というときでも安心です。
サービスの内容 | 三井住友VISAゴールドカード | (参考)JCBゴールド | ||
本会員 | 家族会員 | 本会員 | 家族会員 | |
傷害死亡・後遺障害 | 自動付帯 1,000万円 利用付帯 5,000万円 |
自動付帯 1,000万円 | 自動付帯 5,000万円 利用付帯 1億円 |
自動付帯 1,000万円 |
傷害治療費用 | 300万円 | 200万円 | 300万円 | 200万円 |
疾病治療費用 | 300万円 | 200万円 | 300万円 | 200万円 |
賠償責任 | 5,000万円 | 2,000万円 | 1億円 | 2,000万円 |
救援者費用 | 500万円 | 200万円 | 400万円 | 200万円 |
携行品損害 | 50万円 (免責 3,000円) |
50万円 (免責 3,000円) |
50万円 (免責 3,000円) |
50万円 (免責 3,000円) |
お買い物安心保険 | 300万円 (免責 3,000円) |
× | 300万円 (免責 3,000円) |
× |
補償期間 | 出国から3か月間 | 出国から3か月間 |
■4. 国内28の空港で、ラウンジが無料で使える
日本国内の主要空港にあるラウンジを無料で使うことができます。
出発前の時間をゆったり過ごしたり、お仕事の時間に充てたりと、何かと忙しいビジネスマンにはありがたい特典です。
ただし、無料で使えるのはカードを持っている会員のみです。
夫婦で一緒に入りたいのであれば、家族カードを1枚作っておくといいでしょう。
■5. ドクターに無料相談ができる(国内のみ)
ゴールドカードの特典として、ドクターへの無料相談がいつでも何度でも使えます。
24時間対応しているので、「子供が急に熱を・・・どこの病院に連れて行けばいいの・・?」といった場合でもすぐに相談することができます。
ゴールドカードの特徴をご紹介してきましたが、発行するまえにおさえておくポイントもあります。
三井住友VISAゴールドの注意点
このカードに決める前に、注意点を先におさえておきましょう。
・【原則30歳以上】ゴールドカードの中でも審査は厳しい
・ポイントの還元率は0.5%と一般カード並み
・ロストバゲージや遅延損害は付帯していない
■【原則30歳以上】ゴールドカードの中でも審査は厳しい
このカードの発行条件を見ると、次のように書かれています。
『原則として、満30歳以上で、ご本人に安定継続収入のある方』
JCBゴールドをはじめ、多くのゴールドカードが「20歳以上」となっていることから、厳しい審査にとおった人にだけ発行するカードだといえます。
各クレジットブランドで信用情報は共有されますので、このカードを狙いたいのであればVISAブランドを優先して使っておくといいでしょう。
一般カードからインビテーションを狙うのもあり
三井住友VISAゴールドは、インビテーション(招待制)もあります。
同じ三井住友VISAカードである、「クラッシクカード/Aカード」「アミティエカード」「エグゼクティブカード」などが対象のようです。
若いうちからこうしたカードを所有して使っておき、―もちろん支払い遅延などはしないようにー、インビテーションを待つのも一つの手です。
とはいえ、インビテーション限定のメリット(年会費優遇など)はありません。
強いていえば、審査がほぼ確実に通ることぐらいといえます。
※最初に初年度年会費無料の条件は「Webからの申し込み」と述べましたが、インビの場合も初年度0円のようです。
■ポイントの還元率は0.5%と一般カード並み
三井住友VISAゴールドは、1,000円(税込)の利用につきワールドプレゼントが1pt貯まりますが、一般カードと全く同じレートです。
ボーナスポイントが2倍(例:50万円の利用で50pt→100pt)というのはありますが、他の高還元率カードには及びません。
ステータス性や会員サービスに特化したカードともいえます。
■ロストバゲージや遅延損害は付帯していない
ゴールドクラスにもなると、一部のカードではロストバゲージ(手荷物紛失)や航空便遅延の補償もついてきますが、このカードには付帯していません。
これらの補償はプラチナカードか、JAL・ANAなどの航空会社のクレジットカード(ゴールド以上)に付帯することが多いです。
年会費は単純に考えても2倍かかってしまいますが、もう1枚カードをもっておくと、いざというときでも安心です。
20代ならば「三井住友VISAプライムゴールド」
20歳から29歳の若手ビジネスマンがゴールドカードを手にしたいのであれば、「三井住友VISAプライムゴールド」がおすすめです。
通常のゴールドカードとほぼ同じサービス内容にも関わらず、年会費は5,000円(税別)、場合によっては1,500円(税別)にまで安くできます。
もちろん、初年度の年会費は無料です。
なお、プライム限定特典として、通常のゴールドにランクアップする際に「ボーナスポイント500pt」と「グルメクーポン」がもらえます。
おわりに
三井住友VISAゴールドの特徴と注意すべき点、20代であれば「プライムゴールド」がおすすめであることをご紹介しました。
際立ったポイントサービスや斬新さはないものの、長年培ってきた信頼性が光る1枚となっています。
これを読んでくれたあなたの一助になったら幸いです。
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