空色のようなデザインが目を惹く「セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カード(SAISON BLUE AMERICAN EXPRESS CARD)」は、海外によく行くあなたにピッタリなクレジットカードです。
その中でも特におすすめするのは、20代の若者。
このカードは25歳までであれば、年間3,000円(税別)かかる年会費が免除されるんです!
26歳以上の方であっても、海外旅行に頻繁に行かれるのであれば、年会費以上の恩恵を受けられます。
今回は、セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カード(以下、「セゾンブルー・アメックス」と略します)のご紹介をしましょう。
年会費は3,000円(税別)!初年度と25歳以下であれば年会費は0円!
セゾンブルー・アメックスの大きな特徴として、「25歳以下の若者」と「カード利用初年度」は年会費が無料なんです。
公式HPを見た感じだと大きく宣伝されていませんが、それは3,000円払ってでもサービスを受ける価値があるという自信なのかもしれません。
また、25歳以下は年会費をサービスしていることから、大学生や若手社会人に使ってほしいという意図も考えられますね。
なお、名称にもあるとおり、クレジットブランドは「American Express」一択となります。
家族カードも発行でき、年会費は1,000円(税別)です。
ただし、本会員の方が無料であるうちは家族会員の年会費も0円となります。
とはいえ、1年で3,000円ということは月額換算でたったの250円。
この金額を高いと見るか安いと見るかは人それぞれですが、筆者個人としてはサービス内容から考えるに十分安いといえます。
セゾンブルー・アメックスが海外旅行におすすめな6つの理由
セゾンブルー・アメックスが海外旅行におすすめな理由として、
・最高3,000万円までの旅行保険が自動付帯&ショッピング保険もあり
・帰国時に1個のスーツケースを無料で自宅まで送れる
・53か国にある24時間対応のサポートデスク
・海外用携帯電話、海外用Wi-Fiレンタルの優遇
・海外なら常時ポイント2倍
・最短即日発行
の6つがあります。
■1. 最高3,000万円までの旅行保険が自動付帯&ショッピング保険もあり
海外旅行には保険がつきものですが、セゾンブルー・アメックスであれば海外旅行保険が自動付帯します。
保険の中でもよく使う、傷害費用と疾病費用はそれぞれ300万円までカバーされるので、心おきなく旅行に行くことができます。
「300万で足りるか心配・・・」という方は、旅行保険がついたクレジットカードをもう1枚用意しておいたり、民間の保険に加入しておくとより安心できますね。
上限が100万円までではあるものの、ショッピング安心保険もついています。
現地での買い物も現金ではなくセゾンブルー・アメックスで済ませると◎。
なお、国内旅行については自動付帯ではなく利用付帯となるため注意しましょう。
サービスの内容 | セゾンブルー・アメックス (自動付帯) |
傷害死亡・後遺障害 | 最高 3,000万円 |
傷害治療費用(1事故あたり) | 300万円 |
疾病治療費用(1疾病あたり) | 300万円 |
賠償責任(1事故あたり) | 3,000万円 |
救援者費用(1旅行中) | 200万円 |
携行品損害 (1旅行中) | 最高 30万円(免責 3,000円) ※ただし、1組あたり10万円まで |
ショッピング安心保険(動産総合保険) ※カードで購入したものが対象 |
最高100万円(免責 10,000円) |
有効期限 | 出国から90日 |
■2. 帰国時に1個のスーツケースを無料で自宅まで送れる
ゴールドカード以上についてくる、「スーツケース(荷物)の宅配サービス」がセゾンブルー・アメックスにもついてきます。
往路(出国時)は割引サービスだけですが、復路(帰国時)は1個までであれば無料、2個目からは割引価格でサービスを受けることができます。
スーツケースのゴロゴロがなくなるだけで、帰国時の疲れは半減するといっても過言ではないかもしれませんね。
3. 53か国にある24時間対応のサポートデスク
「パスポートが盗まれた・・・!」といった非常事態の類はもちろん、「ドイツでおすすめのお店はどこ?予約もいいかな?」というアシスタント系まで対応してくれます。
スタッフも日本語を話せるため、自力で調べるよりもサポートに電話したほうが早く解決することもありえます。
現地で「?」マークが頭に浮かんだらすぐに電話できるよう、電話番号をメモしておくといいですよ。
■4. 海外用Wi-Fi、海外用携帯電話レンタルの優遇
スマートフォンが手放せない現代では、現地で使える海外用Wi-Fiを利用する人が増えています。
ホテルにはFree Wi-Fiが備わっていることも多いですが、セキュリティ面が不安という方も多いのが事実。
自分だけのWi-Fiを持っていれば、場所を選ばず通信することができますし、セキュリティ面でもプラスになります。
また、海外用の携帯電話を優待価格でレンタルすることもできます。
日本の携帯電話(スマホ)で電話できなくはないですが、通信料が非常に高く設定されているため、あえて海外用の携帯電話を借りる方もいます。
■5. 海外なら常時ポイント2倍
セゾンブルー・アメックスは1,000円の利用につき、永久不滅ポイントが1pt付与されますが、海外利用では2倍になります。
これまでの4つに比べると、そこまで特徴的なサービスではありませんが、海外でカードを使う方にとってはこのボーナスポイントはありがたいといえます。
■6. 最短即日発行
お近くにセゾンカウンターがある方であれば、最短即日でカードを発行してもらえます。
初年度は年会費無料ですし、海外旅行保険は自動付帯ですので、急な出張が入ったときでも頼りになる1枚です。
ここまでが海外旅行でおすすめする6つの理由でしたが、海外での利用をメインとしているため、国内での恩恵は相対的に小さくなってしまうのも事実です。
とはいえ、セゾンブルー・アメックスの永久不滅ポイントも中々に良いサービスとなっています。
運用もできる!?セゾンブルー・アメックスは永久不滅ポイントが0.5%還元
1,000円につき1pt貯まり、1ptは5円相当のため、還元率としては決して高い値とはいえません。
しかし、セゾンブルー・アメックスの利用で貯まる永久不滅ポイントの特徴は、その名の通り有効期限がありません。
200pt(交換最低ポイント)貯めて交換するもよし、何千ポイントも貯めて欲しいものを手にするのもいいでしょう。
■イトーヨーカドー・セブンイレブンなら、nanacoポイントとの二重取りができる【要登録】
事前登録をしておくことで、ヨーカドーとセブンイレブンにおいて、永久不滅ポイントとnanacoポイントの2つが同時に貯まります。
二重取りのよくある手法として、「クレジットカードから電子マネーへチャージ(カードのポイント)、チャージした電子マネーで買い物(電子マネーのポイント)」というのがあります。
こうした面倒なステップを踏まずとも、該当店舗でセゾンブルー・アメックスを使って支払うだけで、2つのポイントが同時にゲットできちゃいます。
ポイントの二重取りは公式ページでは描かれていないことも多いですが、セゾンブルー・アメックスなら公式ページでも告知しています。
筆者の個人的な意見ですが、こういった清々しい表現がより好感を持つことにつながりますね。
■ポイントを使って投資を疑似体験【手数料無料】
永久不滅ポイントでおもしろいのは、貯めたポイントを使って、無料で擬似的な投資体験ができるという点です。
ポイントを使っているため、ご自分の懐が直接痛むことはないので安心して行えます。
このサービス内での価格変移は、マネックス・セゾン・バンガード投資顧問㈱が運用する投資信託の価格に合わせているとのこと。
ハイリスク・ハイリターンの「アクティブコース(1年あたり15%程変動)」と、ローリスク・ローリターンの「バランスコース(1年あたり3%程変動)」が2コースがあるため、投資初心者はもちろん、経験者がチャレンジしてみるのもいいでしょう。
セゾンブルー・アメックスで気をつけておきたいこと5つ
メリットばかりお伝えしてきたセゾンブルー・アメックスですが、カードを持つ上で気をつけておきたいこともあります。
・海外旅行保険の遅延損害と家族特約はない
・国内旅行保険は利用付帯
・ラウンジは使えない
・マイルを貯めるには不向き
・ブランドがAmerican Expressのみ
1つずつ見ていきましょう。
■1. 海外旅行保険の遅延損害と家族特約はない
補償内容が充実しているセゾンブルー・アメックスですが、航空便が遅延したり、手荷物が紛失してしまった場合の保証はついていません。
また、家族特約も付帯していないため、家族と一緒にでかけるときには家族カードを発行するか、別途民間の保険に入る必要があります。
■2. 国内旅行保険は利用付帯
補償内容としては、死亡・後遺障害3,000万円、入院費用5,000円(日額)、通院費用3,000円(日額)と上々の内容です。
しかし、ツアー代金・公共交通機関の交通費・ホテル代のいずれかをカードで支払わなければ補償を受けることができません。
国内旅行保険は自動付帯ではなく利用付帯であることに注意しましょう。
■3. 空港ラウンジは使えない
ゴールドカードに近い特典内容ですが、ゴールドカードではないため空港ラウンジを利用することができません。
ラウンジの利用を検討しているのであれば、上位カードである「セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード(年会費10,000円・税別)」をおすすめします。
■4. マイルを貯めるには不向き
ANAマイルやJALマイルなどを貯めたい方は、別のカードを用意しておくのがいいでしょう。
セゾンブルー・アメックスでも、永久不滅ポイントをマイルに交換することができますが、交換レートは悪いです。
JALマイルは200pt(通常利用で200,000円相当)で500マイル、ANAマイルは600マイルです。
他のクレジットカードでは、1マイルあたり200円の利用で交換できるのに対し、セゾンブルー・アメックスは1マイルあたり333~400円かかってしまい、マイルを貯めるには不向きのカードです。
■5. カードブランドがAmerican Expressのみ
海外でポイント2倍といっても、行った先でAmerican Expressのカードが使えなくては元も子もありません。
日経業界地図2017よれば、アメックスの世界シェアは全体の8.8%で第3位(2015年時点)となっていますが、サブカードとしてVISAやMastercardを1枚持っておくと安心です。
セゾンブルー・アメックスをおすすめなのはこんな人
以上のことから、このセゾンブルー・アメックスをおすすめできる人は、次のような方々といえます。
・独身、もしくはまだ子供がいない夫婦
◎20代の学生、若手社会人(特に25歳以下)
◎仕事や旅行で海外によく行く
・ポイントサービスより、トラベル関連のサービスを受けたい
・海外旅行保険が自動付帯しているカードがほしい
・nanacoカードを持っており、セブンイレブンやイトーヨーカドーを頻繁に利用する
25歳以下であれば年会費無料ですし、それ以上でも年間3,000円支払うことでこうした恩恵を受けられます。
海外旅行に初めて行く方も、何度も行っていてベテランの方も、このセゾンブルー・アメックスは持っておいて決して損はない1枚といえるでしょう。
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