スイスの美しい湖畔の小都市ルガーノでゆったり癒し系のバカンスを満喫しよう!

スイスの美しい湖畔の小都市ルガーノでゆったり癒し系のバカンスを満喫しよう!

イタリアとの国境からほど近くに位置するスイスの美しい都市ルガーノ。ゆっくりとした時間の流れる洗練されたスイス文化と、活気あるイタリア文化の良いところを混ぜ合わせたような、魅力あふれる町です。この記事では2年の滞在歴を活かして、ルガーノ周辺で楽しめるアクティビティから絶景スポットまで、私のおすすめ観光情報をご紹介します!


ルガーノは、スイスの南部、イタリア語圏に位置する小都市です。イタリア語を公用語とするティチーノ州に属しています。

穏やかで美しいルガーノ湖を見下ろすような形で形成されたのどかな町には、スイスの良さとイタリアの良さが混合したような、独特の雰囲気が溢れています。その文化と街並みは、のんびりゆったり型のバカンスを楽しむのにはもってこいです。そのため、多くの富裕層が別荘を構えているリゾート地でもあります。

この記事ではそんなルガーノの魅力を、メジャーどころの観光名所から穴場までにわたって幅広くご紹介します!

イタリアのミラノから電車一本で行けるアクセスの良さ

スイスとイタリアの国境近くに位置しているルガーノへは、ミラノから電車一本で到着することができます。「スイス旅行」となると、日本から出発する場合はチューリッヒかジュネーヴなどのメイン空港を利用しようと思う人が多いのではないでしょうか?実は日本からの直行便の多いミラノ経由でもアクセスは良好なんです。

ミラノ中央駅からルガーノの鉄道駅へは、1時間16分で到着します。途中、コモ湖を通り過ぎ、国境を超え、電車は進みます。スイスへ入ってから程なくすると、大きく、穏やかなルガーノ湖が姿を現します。その美しさに、思わずシャッターをきってしまう乗客の姿がよく見られます。

近年ではテロ対策などで、国境駅での一時停止が以前より少し長くなり、電車内のパトロールも入念に行われているようですが、日本人はめったに荷物を開けさせられたりパスポートの提示を求められることはありません。あまり緊張せず、気長に電車が再出発するのを待ちましょう。

ルガーノの鉄道駅に着いてしまえば、美しい街並みはもうすぐそこです。駅から中心街へは下り坂で距離も短いので徒歩でも問題ありませんが、帰り道は短い距離と言えど急な坂道を上ることになるので、安価で利用できるケーブルカーを使うことをおすすめします。

駅近&穴場のパノラマ・スポット!タッシーノ公園

タッシーノ公園からの眺めとおやつのフルーツタルト

ルガーノの鉄道駅のすぐ裏に入り口のあるタッシーノ公園(Parco del Tassino)は、私がイチオシしたい穴場的パノラマ・スポットです。おすすめの理由は駅のすぐ裏という便利な立地にも関わらず、ルガーノ湖の風景を高台から一望できる点と、いつ行ってもほとんど人がいないため、独り占め気分を堪能できるという点です。

ルガーノはイタリア寄りという地理関係のためか、スイスの都市としては比較的晴れの日が多い町です。気持ちよく青空が広がった日にタッシーノ公園へ足を運ぶと、最高に贅沢な気分のピクニックができます。入場は無料ですので気楽に何度でもリピートすることができますよ。

少し急な坂道を登らなければいけないのですが、ヒール付きの靴でも辛くならない程度の坂道です。つまみ食い用の美味しいものを近場のパン屋さんなどで仕入れて、美しい景観の中でボーッとするひと時は極上の味わいです。

入園可能な時間:毎日6:00~23:30

ルガーノの中心街を探索!湖まで降りてみよう

ケーブルカー横の坂道

駅から東へ向かって歩を進めると、すぐにルガーノの中心街に到着します。ルガーノの街並みはとてもかわいらしく洗練されていて、歩いているだけで気分が高揚してくるような素敵な雰囲気です。

スイスの都市に共通して言えることですが、とても坂道が多いのが特徴です。ルガーノ湖を縁取るような形で、様々なお店やモニュメントなどが軒を連ね、観光客で賑わっています。賑わう、とは言っても、人混みにもまれて歩きにくくなるほど人出があることはほとんどありません。ゆったりまったり、自分のペースでバカンスを楽しむことができるのが、ルガーノの良いところです。

中心街には大型のデパートなどもありますが、お土産を買うならおすすめしたいのが「レダラッハ(Läderach)」というチョコレート屋さんです。店名はドイツ語ではありますが、正真正銘スイス・ブランドかつスイス・クオリティーのチョコレートの数々を扱っているお店です。スイス全土と周辺諸国にも出店していて、ルガーノにも小さいながら店舗があります。

今年2017年の3月に日本にも上陸し、銀座三越に出店したそうですが、もちろん値段は跳ね上がっているでしょうし、品ぞろえも本場には敵いません。チョコレートがあまり好きではない私でも、ここの商品は本当に美味しくて感動しました。是非一度試していただきたいショップです。

見かけもかわいいレダラッハのチョコレート

ルガーノ湖でボートに乗ろう!爆走モーターボート体験

ルガーノ湖周辺にはいくつかのレンタル・ボートハウスがあります。脚漕ぎや手漕ぎのクラシカルなボートから、モーターを搭載したスタイリッシュなボートまで、幅広いラインナップの中から好きなものを選ぶことができます。

手漕ぎや脚漕ぎは何度か他の場所で体験したことがあったので、私たちは意を決してモーターボートに乗ってみることにしました。運転手さんが同乗してくれるとか、丁寧な運転の説明やレクチャーがあるのかと思っていたのですが、レンタル料金を払うとすぐにボートに乗り込むよう指示されました。アクセルとブレーキなどの超基本情報だけを端的に説明され、「じゃ、1時間後に!」と言い放たれ、私たちは出発することになりました。

「モーターボートって免許とかいらないんだっけ?」などと言い合いながら、不安とワクワクが入り混じった状態でスタートしました。最初は恐る恐る運転していたのですが、アクセルを踏むと思いのほか一気にスピードが上がります。最終的にはひっくり返るんじゃないかと思うほどの高速で、湖上ドライブを満喫しました。「何かあっても自己責任」という、突き放された感が、スイスというよりイタリアっぽいなぁと思います。

湖上から眺めるルガーノも、やはりとても美しい町でした。自然の中にすっぽり埋まるような形で静かに息づいている小都市の魅力を、ボートに乗れば違う角度から垣間見ることができます。

すごいスピードで走り抜けると髪の毛が暴れたい放題になるので、髪の毛の長い方は事前に対策をしておいた方が良いかもしれません。

ボートからの眺め

チヴィコ公園で花々と湖の織りなすパノラマを堪能しよう!

ルガーノ中心街のシンボル的観光地となっているのがチヴィコ公園です。正直に言うと、特に何があるというわけでもないのですが、とにかく景色が美しく、公園内に植えられた数々の花々と湖が織りなす風景が、訪れる者を魅了します。

公園内を一周できる遊歩道が整備されており、散策や犬の散歩をする人々で賑わっています。ベンチに座って湖を眺めるもよし、公園入口で売られているアイスクリームを食べ歩きながら花と緑を愛でるもよし、リラックスできる美しい公園です。

チヴィコ公園から見るルガーノ湖

まるで異次元に迷い込んだような景色!サン・サルヴァトーレ山

ルガーノ・パラディーゾ(Lugano Paradiso)という地区からケーブルカーに乗って気軽に登頂することのできるサン・サルヴァトーレ山は、ルガーノ屈指のパノラマ・スポットです。絵画のような景色を一望できるため、観光客にも人気が高く、写真愛好家たちからの評価も高いので、是非一度足を運んでみていただきたいと思います。

山頂には小さな教会とレストランがあり、この教会の屋根に登って眺めるルガーノ湖と町の風景には息を呑むものがあります。

日中に登ってももちろん美しいのですが、私のおすすめは夕暮前の時間を見計らって出かけること。青空の下に広がる大絶景と、夕暮れに染まり表情を変えるパノラマを存分に楽しんだら、レストランに入ってお茶なり食事なりをして時間を潰します。日が暮れて街の明かりがともったころに、再度パノラマポイントへ出て夜景まで楽しんでしまいましょう。

夕暮のサン・サルヴァトーレ山からの眺め

帰りのケーブルカーでは頑張って最前列を陣取りましょう。観光客などは最前列を狙って走るようなことはしませんが、稀に何度もサン・サルヴァトーレ山に足を運んでいる人との競争になることがあります。最前列を確保したい理由は、帰り道で見える町の美しい夜景です。ケーブルカーは前面がガラス張りになっているので視界は良好。最前列に陣取れば、帰り道の間たっぷりと、高い位置から見るルガーノの夜景に包まれることができます。

帰り道のケーブルカーからの眺め

更なる絶景を目指してヴェルツァスカ渓谷まで出かけよう!

ルガーノから半日もあれば日帰りで足を延ばせる名所として、ヴェルツァスカ渓谷を強くおすすめしたいと思います。私の友人が訪れた際、その水の美しさをSNSで発信していて私も興味を持ったのですが、実際に目にしたヴェルツァスカ渓谷は予想をはるかに上回る美しさでした。

ルガーノから電車でテネロ(Tenero)という駅まで一時間足らず乗車し、テネロでバスに乗り換えます。バスで30分弱山道を登って行けばヴェルツァスカ渓谷に到着します。途中、007の撮影にも使われたことで有名な巨大ダムの傍も通って行くので、車窓からの景色も楽しみながら旅ができます。

こんなに簡単に公共交通機関を使って辿り着けてしまうヴェルツァスカ渓谷ですが、その美しさは「秘境」と呼びたくなるほどの神秘に溢れています!

ヴェルツァスカ渓谷の水面

余談になりますが、以前バラエティー番組「イッテQ」でニュースの手越祐也が、このヴェルツァスカ渓谷を訪れているシーンが放送されていました。罰ゲームか何かで、橋から飛び降りるという企画だったのですが、渓谷の美しさが全くクローズアップされていなかったことに正直、落胆してしまいました。

テレビ番組で、しかも面白バラエティーということで、旅番組のように見どころをいちいち紹介できないのもわかるにはわかるのですが、スルーするにはちょっとインパクトが大きすぎるスポットなので、違和感を感じずにはいられませんでした。

イッテQにも登場していたメガネ橋

私たちがこのヴェルツァスカ渓谷を訪れたのは7月の下旬、一番暑い時期でしたが、水は驚くほど冷たく、足を浸した瞬間に「ひぃっ!」と叫び声をあげてしまいました。アルプスの山頂から流れ出る雪解け水の源泉が近いからなのでしょう。それでも地元の方々や子どもたちは、そんな凍り付くような水温をものともせず、飛び込みや水浴びを楽しんでいました。

ちなみにこのヴェルツァスカ渓谷ではダイビングも楽しめるそうです。エメラルドグリーンに輝く水の中を探検するのは、きっととても貴重な体験になるのだろうなと思います。

まとめ

穏やかな時間の流れるスイスの湖畔の町ルガーノ。文化と自然が見事に融合した、独特の雰囲気を、この記事で少しでも伝えられたならば光栄です。私はこの町に2年近く滞在しましたが、その景色の美しさに飽きることはありませんでした。今でも時々懐かしく思い返し、いつかまた訪れたいと願っています。興味が沸いた方は、ゆったりのんびり型のバカンスを是非ルガーノで満喫してみてください。

この記事のライター

ヨーロッパ在住歴13年の経験を活かしてイタリア、スイス、ドイツ、フランスのちょっとディープな観光情報をお届けします!

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