ラディーノ文化とマヤ文化が入り混じる町、サルカハ。どうせならメルカドがある日に街を歩いてみよう!

ラディーノ文化とマヤ文化が入り混じる町、サルカハ。どうせならメルカドがある日に街を歩いてみよう!

グアテマラ第2の都市、ケツァルテナンゴ(通称シェラ)からバスで20分。サルカハはこぢんまりした小さい町で、基本的にはスペイン語を話すラディーノの町です。これがメルカドのある火曜と土曜はガラッと印象が変わって、マヤ族のインディヘナ(先住民)で道が埋め尽くされます。中米で初めて建てられたカトリック教会もここにありますよ!


コルテを買うなら断然サルカハ!

中米グアテマラにもいろいろと面白いところがありますが、今回ご紹介するのはちょっと穴場的な街、サルカハ。グアテマラ第2の都市、ケツァルテナンゴ(通称シェラ)に隣接した小さい街です。

ここは、何といってもコルテ(絣の織物の巻きスカート)で有名。コルテはマヤ系先住民の伝統衣装で、小さい女の子からおばあちゃんまでが色とりどりのコルテで街を歩いています。

サルカハに限らず、マヤ系先住民が住む町や村では大抵どこでも彼ら自身によってコルテが織られています。でもここサルカハはコルテを織る規模が桁違いに大きいのと、コルテの糸の産地としても有名なんですね。

他の場所と比べて売られているコルテの量も格段に多いし、他よりも安い値段でコルテを買えます。バイヤーもコルテを大量に買い付けにサルカハに来ます。

サルカハに行くなら、メルカド(マーケット)がある火曜か土曜がおすすめ。セントロ(街の中心部)周辺はコルテだけでなくいろんな物が売られ、周りの村から買い出しに集まるマヤ族で埋め尽くされる様子は圧倒されるほどです。

女性なら、色とりどりに並べて売られているコルテを見て回るだけでも楽しいかも。もちろんメルカドの中を人込みをかき分けて歩くときには、貴重品はしっかりとガードすることをお忘れなく。

メルカドの日には、周りの町からコルテの糸を大量に仕入れる人たちもやってきます。彼らはここサルカハで染めた糸を仕入れて自分たちの町に持って行って、彼らのスタイルでコルテを織ります。

下の写真は店で売られているコルテ。広げると長さが6メートル以上あって、これをグルグルと腰に巻き付けて、最後はこれまたカラフルな帯できつーく縛ってほどけないようにしてはくようです。

筆者の妻も何着か買って持ってますが、本当にきちきちに締めないと歩いているうちにほどけてきてしまうらしく、かなり疲れるらしいです。それで最近は、スカートに仕立て直してもらってはいてますね。

店頭に並ぶ色とりどりのコルテ

中米最初の教会、エルミータ

サルカハでもう一つ有名なのは、中米で最初に建てられた教会、サン・ハシント教会(通称エルミータ)。

中米で初めて建てられたカトリック教会

スペインからの征服者がグアテマラにやってきた際に1524年に建てられたカトリック教会で、いくつかの大きな地震にも崩れず当時のまま建っています。

中米最初の教会ということですが、見に来る人はそんなに多くないです。この日は高校生くらいの若者の団体さんが10人くらい、門が開くのを待ってました。実はここは普段閉まっていて、近所のおばちゃんが鍵を持ってるんですが、見学に来たというと入り口を開けて中を案内してくれるシステムになっています。中は特別どうということもなく、薄暗くて質素な感じです。

教会の隣にはバスケットコートが併設。

バスケットコート側から見たエルミータ

町の様子は?

ここから数区画セントロ方面に行くと、こちらは普通に使われている街のカトリック教会。

失礼して中を覗いてみました。

教会の前は整備されてちょっとした広場になっています。

カトリック教会と、その前にあるサン・ルイス公園

ここの周りにはドミノピザやアイスクリーム屋「Sarita」などもありますし、ちょっとベンチに腰掛けて一休みするのもいいかもしれません。

さらにセントロの方に近づいてみましょう。この日はメルカドの日ではなかったんですが、野菜や果物、ちょっとしたものは毎日道で売られています。

メルカドの日でなくても町の中心部には毎日市が立っている

食用のイエルバ(菜っ葉)

左の方にシラントロ(パクチー)があるんですが分かりますか?シラントロはここグアテマラでも、いろんな料理やサルサに欠かせない野菜です。1ケツァール(=約15円)で15~20本くらいくれます。

それ以外のわさわさした葉っぱは、イエルバといってスープとかに入れて食べます。種類によっては茎がものすごく固いものがあるので要注意です。

左下にあるのはアボカドで、1個1ケツァールまで値切れればお買い得。といっても日本で売っているようなメキシコ産のいいアボカドは、ここでも1個3ケツァールくらいします。

右上にある茶色の束は、オコテといって松の木の樹脂がいっぱい含まれた部分。火を起こすのに使います。

上の写真の野菜を売ってたおじちゃんとおばちゃんは、写真を撮ってもいいか聞いたら「あ、いいよ」と言った途端どっかに行ってしまいました。インディヘナ(先住民)の人は特にシャイで、写真に撮られるのが苦手みたいですね。

下の写真は、高台から見たサルカハ市内です。

いかがでしたか? サルカハはシェラからバスで2~30分、バス代も2.5ケツァールで行けるので、シェラに来た時にはぜひ寄ってみてください。

ちなみにこのバスは、いわゆるチキンバスとも呼ばれる地元の人たちの足なんですが、このバスがまた色んな意味ですごいです。また別の機会にご紹介したいと思います。

この記事のライター

メキシコに4年住んだ後、今はグアテマラ在住5年目。隣同士なのにこんなに違うメキシコとグアテマラのいろんな魅力をお伝えしていきます

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