チョコレートとえば、マヤ族! チョコレート製作所で無料工場見学してみよう!

チョコレートとえば、マヤ族! チョコレート製作所で無料工場見学してみよう!

チョコレートとえば、グアテマラのマヤ族! マヤ族のホットチョコレートを飲みに、ドンニャ ビクトリア チョコレート製作所を訪ねました。マヤ族伝統、マヤ族の力の源。ホワイトハウスにも献上されたチョコレート!!大統領気分でホットチョコレートを飲んでエナジー補給 もちろんお土産にも喜ばれます。工場見学は無料です。


伝統手法でチョコレートを作り続ける、ドンニャ ビクトリア

マヤ族の力の秘密 チョコレート

マヤ族は太古からチョコレートの実を食べたり、すり潰して飲んだりして疲労回復をしていました。なので、スペインがグアテマラを征服するときのマヤ族の抵抗には手を焼いたそうです。武器という武器を持たないのに、ゲリラ戦に持ち込み、スペイン軍が疲労困憊しているのをしり目に最後まで抵抗を続けたその力の源は、チョコレート!グアテマラの主要なお土産品の一つでもあります。

マヤ族とチョコレートには太古から切っても切れない関係があります。

マヤ族は、太古の昔、チョコレートを通貨として使用していました。その後、マヤ族の間に通貨として使用されていたのは金で、金を平たく伸ばしたシートを値段の分だけ叩き割り支払いしていたのだとか。その時の割られた金の破片をマヤ族はピアスにして身に着けています。数学にたけたマヤ族の誇りです。

工場見学中に見せてもらった、昔のマヤ族の通過を加工したピアス。模様は昔の通貨のままです。

その後一部のマヤ族はアステカ人に襲われ捕虜になります。その時の支払いにはマヤ族のチョコレートが使われ、あまりのおいしさにアステカ人はチョコレートを神としてあがめました。マヤ族のチョコレートはそれほど美味しいのです!!

チョコレートはグアテマラ全土で特産品として売られています。そのため質はピンキリです。スーパーで売られているチョコや、パン屋さんのオリジナル商品として扱われている商品はパッケージは可愛いですが、味や風味は本来のチョコレートとはかけ離れています。

カカオの木から実をとって、チョコレートを作る過程は長いのです。

私のお勧めは個人のマヤ族のお宅で作られているチョコです。田舎のマヤ族の家庭では大抵今もまだチョコレート作りが家庭でなされています。そしてマヤ族の夕飯の定番は手作りホットチョコレートを飲みながらパンを食べます。

ドニャ・ビクトリアのチョコレートの凄さ

美味しいチョコレートは普通のマヤ族の家庭で手作りされています。ドンニャ ビクトリア チョコレート工場の入り口です。

今日ご紹介するのは、そんなマヤ族の方、シェラ在住のドニャ・ビクトリアです。ビクトリアおばちゃんは、一見どこにでもいるマヤ族のおばちゃんです。普通の家にご家族と愛犬とともに住んでいます。場所は、ロトンダのバス停手前のガソリンスタンド「プーマ」の向かいです。普通のお家に小さな看板が目印です。

このガソリンスタンドの向かいです。

このビクトリアおばちゃん、普通に先祖代々のチョコレートを作っていたら、評判が評判をよび、なんと、ホワイトハウスに献納するほどに。噂はヨーロッパにも届き、日本でも愛されている、三角柱で有名なスイスチョコのTOBLERONE(トブラローネ)から呼ばれて、ヨーロッパにもマヤ族のチョコレート文化を伝えに行った、凄いマヤ族の方。

ビクトリアおばちゃんのチョコレートの凄さを伝える新聞記事も沢山あります。

マヤ族の伝統、チョコレートの作り方

工場見学の始まりです。

ビクトリアおばちゃんのチョコレートの作り方は、マヤの伝統を守っています。まずカカオを茹でて、熱いうちに実をむいて、種を取り出します。その種を炒って、機械に入れて擦ります。ここからはマヤ族の伝統です。石臼の下にランプの灯をかざし、チョコレートをあっためながら、石臼で引いていきます。重労働です。この作業でまろやかさが増します。

カカオを粉砕し、ペースト状にする機械。

下から火を焚いて、この石の上で丁寧に熱したペーストチョコレートを擦り、仕上げていきます。

この工程で滑らかになったチョコレートに砂糖や、シナモン、アーモンド、バニラエッセンスなどの味や風味を加えます。

パンと同じ要領で、発酵、コネを繰り返します。空気抜きも忘れずにしておきます。

大きな玉にして、しばし保温しつつ寝かします。そしてパンのように、コネては寝かせを繰り返します。

一回に作る量はこれだけ。美味しいものは沢山作れないそうです。

その後それを1リブラ(454g)ごとに、測りで測り分けていきます。正確に測ります。ちなみに、1リブラのチョコレートは15ケツァール(約240円)で売っています。

測りでしっかりはかります。

それを平らにのばし、乾燥棚に置き、硬くなるまで自然乾燥させます。

乾燥棚はマヤ族の伝統工芸品の藁敷が敷いてあり、清潔です。

出来上がりのチョコレート。15Q(約240円)です。とても良心的な値段です。

出来上がったチョコレートはまとめて、木箱の中に保存します。こうすることで、風味が落ちず、おいしい状態が維持できます。買いたい人が来ると、その都度袋に詰めてくれます。

風味が抜けないよう、他の臭いが付かないよう、木箱に鍵をかけて厳重にチョコレートは保存されています。

お土産用チョコレートの持ち帰り方、保存方法

チョコレートはすごく匂いが移りやすい製品だそうです。なので、お勧めの保存方法はタッパーにいれるか、もしくは、コーンフレークの入っていた空き袋に入れてください。マヤの知恵です。気を付けて持って帰らないとスーツケースの中身全体にチョコの匂いが移ってしまったり、シャンプーなどの匂いをチョコレートが吸収してしまったりして、味にも影響があります。

マヤ族の代表として、ビクトリアおばちゃんは世界にマヤ族のチョコレートを広めています。

現在のマヤ族のチョコレートの飲み方

マヤ族の伝統的なチョコレートの飲み方は、土器の中に水、チョコレート、チリを入れて薪火にかけて、木のヘラで丹念にかき混ぜてから飲む、ピリ辛ドリンクでした。ただ、現在も伝統を守ってピリ辛ホットチョコレートを飲むのは少数派のようです。

ドンニャ ビクトリア チョコレート。15Q(約240円)です。これで、2リットルの牛乳と混ぜます。今日は、割って、ひとカップ分を作ります。

現代のマヤ族は、ブレンダーにチョコレートとホットミルクを入れ、スイッチオン。長めにブレンダーにかけます。するとみるみる泡立ってきて、ホットチョコレートシェイクのようになります。お好みで、チリパウダーやシナモンをかけて飲みます。

チョコレート片を入れて、熱々に牛乳を注ぎ、スイッチオン。2分ほど撹拌します。部屋中にチョコレートの気品ある香りが立ちこめます。

薫り高く、美味しく泡立つホットチョコレートの出来上がりです。大統領もこれを飲んでいるのだと思うと、リッチな気分になります。

グアテマラの山岳民族であるマヤ族の多くは、標高が高く一年中寒い地域に住んでいるので、ホットチョコレートを飲んで体の芯から温めています。是非日本のお土産に、グアテマラのチョコレートを買ってみてください。マヤ族のように力が湧いてきて、疲労回復できること間違いありません!

ビクトリアおばちゃんの作るチョコレートは超一級品です。全て手作りなので、少量しかできません。味も質も最高の品です。

この記事のライター

一度きりの人生を思いっきり生きる、をモットーにマヤ族の村で楽しく生きています。人生変える旅に貢献できる情報発信していきます。

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