東南アジアは物価が安い?
インドネシア、ジャカルタに来るまでは、(東南アジア=安い)というイメージでしたが、こちらに来て驚いたのは物価の高さです。
輸入関税が高いこともありますが、プラスティック製品、本、衣料品は日本より高いことが多いです。日本人が普通に買い物にいく、デパートやモール、大型スーパーなどは元の値段が高くつけられ、常に50%OFFなどの割引で売られています。
ジャカルタの人口密度は世界有数でもあり、大都市部は家賃が高いので人件費は安くても家賃の高さが値段に反映しているということもあるかもしれません。
デパートや路面店、モールよりも実店舗を持たない。もしくは田舎にある業者を家に呼んで注文したほうが安く仕上がる場合がほとんどです。
1日~4日でできるオーダーグッズ
旅行や仕事での短時間での滞在の場合でも可能なオーダーグッズです
■パサールバッグのカスタマイズ

パサール(市場)でよく売られていてるバッグ
ジャカルタ駐在の奥様、子供がほぼみんな持っているバッグです。荷造り用の紐で編んで作られていて、パサールでだいたいRp25000~40000(日本円で215~350円くらい)で売られています。

バティックでできたリボン
インドネシア伝統のバティックでできたリボンを持ち手に巻いてくれるお店があります。みんなが同じようなパサールバッグをもっているので、好きなリボンを巻いてカスタマイズしています。このバティックは、安いプリント生地もあるのですが、このお店は本物のバティックを使用しています。
これでRp40000(350円くらい)ですので、市場で買うよりは少し高いですが、市場では売られていない白のバッグもおいてあるので、自分用だけでなくお土産にもぴったりで人気があります。リボンを選んで巻いてもらうだけなので、大体10分あれば作れてしまいます。

出来上がりのバッグ
Bintik(ビンティック)
Jl.Aditiwarman No.5 Kebayoran Baru
+6281517001775
■ガラスビーズのアクセサリー

リサイクルのガラスビーズ
リサイクルガラスのビーズを使ったアクサリーが作れます。とても素敵な一軒やのお宅で作ります。大小さまざまな色、柄のビーズの中から好みのものを選ぶとオーナーのマダムが、商品の用にセンスよく組み合わせたり、並べ変えたりして驚くほど素敵なアクセサリーに変わります。
ピアス、イヤリング、ネックレス、チョーカー、タッセル付の飾りなど色や長さの好みを伝えると、自分で選んだビーズに組み合わせてくれます。価格はピアスでRp25000(日本円で220円くらい)

鞄につけるタッセルやイヤリングなど
写真にはありませんが、子供用のネックレスも入れて全部でRp250000(日本円で2100円くらい)です。
ビーズとビーズの間の金具のパーツやヒモの長さ、色など全て自分で選ぶのは大変ですが、マダムがいる日にいけば好きなテイストやメインとなるビーズを選ぶと、あっというまに商品化。あとは従業員のおねえさんが作ってくれますので選んで完成までに1時間30分くらいでしょうか。最初に選ぶコツをつかむまでに、テンションあがりすぎて時間がかかる場合も...
Yekti.K
Jl.Kalibata Tim No.49 pancoran Jakarta Selatan
+62 21797948
4日~1週間でできるオーダー
ジャカルタだけに4日以上旅行で滞在する人は少ないでしょう。ジャカルタに住んでいる家族や友人を訪ねてきているか、出張かではないでしょうか?日にちは少しかかりますが、現地に滞在している間にギリギリ間に合う。もしくは、出来上がり後に託す人がいる人のためのオーダー品です
■バティックの服
パサールマエスティックという布地や服飾の市場があります。一昔前は危険でディープなスポットでしたが、市場はモール型に改装され、モールを取り囲むように生地屋さんがあります。
布地を買うときはお店の人に「ワンピースを作りたい」などというと「3m」と必要量を教えてくれます。インドネシア伝統のバティックから、安価なバティック風プリント、普通の服地までたくさんの生地屋があります。好きな生地を選んだら、モールマエスティックの最上階にある縫い子さんのいる階へ。

布地を買って作ったインドネシア民族衣装
小さなテーラーさんの中からこれ!という店を選んで交渉します。一番いいのは自分のもっている服をサンプルで持ち込んで、そのままコピーしてもらうのが上手にできます。ただし、最短でも4日かかり、インドネシア時間でそれも送れて6日になったり1週間以上かかったりします。通常はデポジットで半額ほど払って、出来上がり後に残金を払いますが、旅行者の場合はそれもできないので、在住者の知人に後はお願いするしかないです。
タイやベトナム、韓国のオーダーのように出来上がり後に日本へ発送などはできませんのでご注意。
2週間以上の大物
■蛇皮おばさんの皮製品

蛇皮で作ったサンダル
ジャカルタでは、店を回って買い物するよりもバザー会場や自宅に数人集めて業者に来てもらうという買い物の仕方が多いです。「蛇皮おばさん」と呼ばれる皮製品屋さんは、10人以上集めたら、サンプル品を持って家に注文をとりに来てくれます。
蛇、コブラ、ヤギの皮で鞄、サンダル、ゴルフのスコアカード、財布などが作れます。色、ヒールの高さなど好みの組み合わせで注文します。サンダルは1足Rp320000(2980円くらい)でオーダーできます。はきやすいので、バザー会場で見かけたらそのときに注文したりもします。だいたいこの皮製品で2週間です。
■オリジナル家具

タイルを買いに行って家具屋さんに持ち込んで作ってもらった棚
バリにある素敵なバリ風の家具とはまたちょっと違うインドネシア、ジャワの家具。既製品の家具は○トリ風のものでもすごく高いのに、家具工房ばかりあつまる通りにある店に頼むと1万円や2万円でデザインもサイズもお好みのものが作れます。日本まで持って帰ることを思うとなかなか手がでませんが、自分で運送の手続きまでできるなら可能ではあります。家具はものによりますが2週間から1ヶ月くらいで完成します。
短期間の滞在にチャレンジできるオーダーから、旅行者が簡単には持ち帰れない家具まで紹介しましたが、このほかにもビート版やビーチサンダル。名前入りのメモ帳などなど、日本では高くて作れないオリジナルデザインのオーダー物や、カスタムメイドまで安価に作れるジャカルタのオーダー。出来上がってみないとわからない。というのも楽しみの一つです。
2017年4月よりジャカルタに在住。旅行者と同じように観光スポットめぐりをしてますので、在住者ならではの情報をあわせてお届け