マドリードのセレブ地帯サラマンカ地区散策!市場と美術館とレストランで住民になりすまし

マドリードのセレブ地帯サラマンカ地区散策!市場と美術館とレストランで住民になりすまし

マドリードで一番安全で気持ちをゆっくりできる、そんなところがサラマンカ地区(バリオ・サラマンカ)です。古くから住んでいる人も多く、のどかなマドリードの一面を見られます。住民たちに混じって、市場や美術館に行って見ませんか。マドリードの別の楽しみ方を紹介します。


マドリードのサラマンカ地区とは?

マドリードのサラマンカ地区(バリオ・サラマンカBarrio Saramanca)はマドリードの中では高級住宅地であると同時に、弁護士などの事務所、高級品のお店などなどが並んでいる地域です。大使館もこの辺りに多く、アメリカ合衆国の大使館や、ちょっと離れますが日本大使館もあります。

マドリードで第一号のスターバックスもアメリカ合衆国の真ん前にできました。2005年に母と一緒に入ったときはお客はほとんどアメリカ人オンリーの状態で、まさかスターバックスが今のように全国的に広がるとは想像できませんでした。

新しいものと伝統的なものがうまくミックスし、住んでいる人の息遣いも聞こえる場所がバリオ・サラマンカです。そして、何と言っても、スリが少ない地域。観光客を狙った物取りもいない(たぶん)ので少し疲れてるかな、というときにオススメの場所です。

スペインの唯一のデパート、エル・コルテイングレス

日本大使館もあるセラーノ通りにあるエル・コルテイングレスです。意外に中国人が多く、中国人の店員も働いています。他のえる・コルテイングレスよりワンランク上の品揃いで、食べ物も結構セレクションされて、見ているだけでも楽しく過ごせます。

本売り場は別棟になっていて、これもかなりの量の本が置いてあります。文房具も素敵なものが見つけられます。多分、ファッション関係もいいのかもしれないですが、個人的にエル・コルテイングレスは本と食料品を買う場所だと思っているので。

サラマンカ地区の平和市場に行ってみよう!

 平和市場の入り口です。

旅行中にどこに行くか? 私は基本的に市場と本屋に行きます。この二つがやっぱりそこの土地の雰囲気がすごくわかって楽しい。インドに行ったときもロシアに行ったときも市場と本屋に行きました。インドの本屋ってとんでもなくていいですよ。「日本に関する本」とか「日本のものを訳した本」とか、探してみるのも楽しいです。本ではないけど「KAKEIBO」が売ってました。日本の主婦はこういうの書いて節約するのだという説明文とともに。

ところで市場です。日本国内の旅行でも市場に行くと、そこの生活や特産品が見えてくるし、おいしいものが食べられます。スペインの市場って、(日本もそうなのかもしれませんが)必ずしも安いわけではありません。むしろ、高いものも結構あります。大型スーパーマーケットに行った方がはるかに安いものもたくさんあります。それでも市場がちゃんと機能して存続しているのはそれなりに理由があるのでしょう。

本当においしいものを食べたいと思ったらやっぱり市場です。たとえばチキンにしても、市馬で買う鶏は身の引き締まりかたが違うし、そもそも色がすごく違う。特にサラマンカ地区の市馬ともなるとかなり厳選してるのではないかと思います。

ハモンセラーノや果物、野菜の買い方は?

八百屋さん。ぶら下がっているのはオレンジ。

八百屋さん。

トマトもいろいろ。意外と緑っぽいトマトがおいしんです。

日常使いのハム類を売っているお店。チャクテリア(charcutería)

値段は1キログラムの値段です。だからと言って、キロ単位で買わなくてはいけないわけではありません。例えば、トマト1個から買えます。1キログラム2ユーロとするとトマト1個100グラムとして、20センチモくらいですよね。

パンを買って、ハモンセラーノを100グラム買って公園で食べるとかなり倹約になります。それに、サラマンカ地区の市場で売っているハモンセラーノですから、第一級品であることは間違いなしです。

ワインや缶詰、お菓子類も

お惣菜屋さんです。

ワインやお菓子、缶詰が前面に出ていますが、基本的にはハムなどを売っている店。

ワイン専門店。ちゃんと座って飲めるようになっています。

地下鉄のベラスケス駅からだと少し歩きますが、お店がいっぱいあるので大変ではありません。ベラスケス通りを歩いていると、ヴィオレッタと言うマンゴ関連のワンランク上のお店があり、そこを少し行くとマジョルカというお菓子屋さんが見えてきます。そこを通り過ぎたところで、右に曲がります。セラーノ通りに出る手前で、少し奥まっていますが、左手を見ながら歩いてください。

せっかくだから美術館にも行ってみる?

ラザロ・ガルディアーノ美術館(Museo Lázaro Galdiano)は、素敵なお屋敷を訪問するような気分になる美術館です。ガルディアーノさんの所持しているコレクションが並んでいます。コレクションの範囲は広く、日本をはじめ、オリエンタルの布地や陶器のコレクション、美術品の幅広いコレクションが並びます。

金の縁取りのある天井

建物そのものもアートと言えます。天井画やドアなどの付属品、階段など、豊かな気分にしてくれるアイテムが揃っています。庭も整えられ、ご近所の人たちの憩いの場となっています。時間がない場合は庭とアネックスで無料展示だけ見るのもおすすめです。

アートのコレクションは15世紀から19世紀の作品です。個人のコレクションなので、本人はレオナルド・ダ・ビンチだと思って購入したが、実際は同時代の他の作家の作品だったというものもあったようです。現在はいろいろな方法で分析できるので、ほぼ、作者を特定できます。

もちろん、本物の作品も多数あります。写真はフランシスコ・デ・ゴヤ。その他、エル・グレコの作品など。

庭園は自由に入れるので、いつもご近所さんが来ています。赤ちゃんを連れて来て芝生で遊ばせたり、ご飯をあげたりして、午後のゆっくりした時間を楽しんでいます。

ラザロ・ガルディアーノ美術館は、セラーノ通りを日本大使館に向かって歩いていると見えて来ます。ピンクの素敵な建物で、展覧会のお知らせのポスターが貼ってありますから、見逃すことはまずありません。

Museo Lázaro Galdiano. Un Museo para el Coleccionismo en Madrid

http://www.museolazarogaldiano.es/

Página web oficial de la Fundación, la Biblioteca y el Museo Lázaro Galdiano. Situado en el 122 de la calle Serrano de Madrid el Museo exhibe obras de Goya, Velázquez, Murillo, Constable, El Bosco… y otras muchas colecciones artísticas.

マーチ財団で美術展と音楽会が無料

フンダシオン・マーチ(Fundación Juan March)は、戦時中に密輸業で成功したフアン・マーチの財産によって作られた文化財団です。無料の展覧会、そして毎週無料のコンサートを開催していますから、チェックしましょう。クラシック、ジャズ、フォルクローレなど幅広いコンサートを企画しています。

日本語ページでフアン・マルクと読み仮名があるところがありますが、マドリードではマーチ出なくては通じません。フアン・マーチはマジョルカ地方出身なのでそちらの読み方がマルクになるのかもしれませんが、マドリードで道をきくときは「フンダシオン・デ・マーチ」と発音してください。

Fundación Juan March [English Site]

https://www.march.es/?l=2

Active, family-run cultural heritage institution which produces art exhibitions and series of concerts and lectures in its three venues of Madrid, Cuenca and Palma. It houses a library devoted to contemporary Spanish music and theater open to researchers. All the Foundation’s activities are free of charge.

サラマンカ地区で食事は?

高級住宅地というとなんだかレストランも高いのでは、と思われがちですが、意外と安いレストランが並んでいます。メニュー・デル・ディアという、いわゆす日替わりランチは10ユーロからあります。ですから、地方の観光地に比べるとずいぶん安いです。おまけに、サラマンカ地区はあまり観光客相手のレストランはないので、まずくて失敗ということもほぼありません。

老舗ホセ・ルイス

その中でちょっとだけ高価でそして歴史的に少しだけ意味のあるレストランを紹介します。ホセ・ルイスは典型的なマドリレーニョ(マドリード風)料理を出し、1950年代に中流階級のシンボルといsて歌謡曲の中で批判されて有名なレストランです。

君は週末はホセ・ルイスで家族で食事をしに行くんだね、僕とは生活レベルが違う、

とかいうようなそういう歌です。マドリードらしい、(ちょっと保守的な)料理が食べられます。

José Luis

https://www.joseluis.es/

José Luis es una institución del buen comer, es alta gastronomía, es una cadena de restauración con la máxima calidad en los productos.

メキシコ資本のファミリーレストランVIP

1960年代に子ども時代を送った中流階級の人たちが今も懐かしく思い出すファミリーレストランビップ(VIP)です。メキシコでは安いレストランとして定着していたのですが、なぜかスペインではちょっとおしゃれなレストランだったのです。日本大使館の人たちもよく使っているようです。

入り口に広めにとったお店があって、書籍から雑貨類、プレゼント用のお菓子など見ていると楽しくなるものがいろいろ並んでいます。書籍は、美術書がかなり多く、比較的リーズナブルな現代美術家の本があります。

人気メニューは大きめボール(頭より大きいボール)に山盛り入ったサラダ。旅行で生野菜が恋しくなったらビップでサラダを食べましょう。

マドリード、バリオ・サラマンカで楽しもう!

マーチ財団前のオブジェ

マドリード、ソルほど人もいない静かなバリオ・サラマンカで、ゆっくりして見ませんか? それもひとつのスペインの過ごし方、スペインを知る方法です。

この記事のライター

スペインに住んで18年になります。小さな素敵な町やお祭り、工芸品などスペインらしいスペインの旅を楽しむ情報をお届けします。

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