パースに春が来た!ワイルドフラワーが咲き誇るキングスパークフェステバルへ出かけよう!

パースに春が来た!ワイルドフラワーが咲き誇るキングスパークフェステバルへ出かけよう!

南半球のオーストラリアでは、日本とは季節が逆なので、9月が春の始まりです。パースの街の中心地にあるキングスパークでは、この時期「キングスパークフェステバル」が開催され、西オーストラリア固有のワイルドフラワーが満開になります。この時期にしか見られないオーストラリアの大地に力強く咲く花たちの特別な魅力を楽しみましょう。


街中にある公園としては、世界で最も大きい公園 キングスパーク

パースには、キングスパークという大きな公園があります。世界的に有名なニューヨークのセントラルパークよりもさらに大きく、街中にある公園としては、世界で最も大きい公園とされています。

広さは約400ヘクタール、東京ドーム85個分の大きさです。小高い丘の上にあるので、見晴らしも良く、ここから見えるパースの市街地やスワンリバーの風景は、パースの代表的な景色としてポストカードにも使われています。市街地からも気軽に足を伸ばせる憩いの場として、パース市民にも、観光客にも親しまれている美しい公園です。

パース市民の憩いの場 キングスパーク

キングスパークの敷地の3分の2以上は、ありのままの自然が残された「ブッシュランド」と言われる土地です。全部を見て回るには車が必要ですが、森林浴をしながら、サイクリングやウォーキングができるコースも整備されています。

キングスパークの残りの3分の1は「パークランド」呼ばれるエリアです。ボタニックガーデン(植物園)、戦争慰霊塔、展望台、噴水広場、ツリートップウオーク、カフェ、ギフトショップなどがあり、観光客がまず第一に訪れる場所になっています。パークランドの奥には、パーベキュー施設や子供用のプレイグラウンドもあり、こちらは、パースの地元の人々で賑わっています。

いつ行っても、緑の美しい芝生、多様な植物、公園内の設備など、すべてが、よく手入れされていて、とても気持ちよく過ごせる公園です。

キングスパークの一番の見所はボタニックガーデン(植物園)

ボタニックガーデン 入り口

キングスパークの一番の見所は、西オーストラリア州特有の植物を展示しているボタニックガーデンです。

オーストラリア全土には、約25000種の植物が存在していますが、そのうちの半分以上が西オーストラリアに自生しています。さらに、その7割が西オーストラリアでしか見られない珍しい固有種です。

このボタニックガーデンでは、北半球の日本、そしてオーストラリアの東海岸のシドニーやメルボルンでも見ることができない珍しい植物に親しむことができます。

家族連れ、お年寄り、たくさんの人が美しいお花を楽しんでいます

樹齢750年のバオバブの木

キングスパークのシンボルツリーとも言える大きなバオバブの木です。サツマイモが地面に刺さったような姿は、とてもユーモラスで、存在感があります。

アフリカやマダガスカルに生息するバオバブの木は、オーストラリアにも原生種があります。キングスパークのバオバブの木は、重さが約36トンで、西オーストラリア州の最も北にあるキンバリーから3200km離れたパースまで運ばれてきた大木です。樹齢は推定750年だそうです。

本来は、西オーストラリアの北方の熱帯雨林で育つ木なので、パースの乾いた夏、雨の多い冬には適さない植物なのだそうです。雨の多い冬は、根元をビニールシートで覆い、大量の雨が流れ込まないようになっています。夏には、土に埋められたパイプから、水を補給できるようになっているそうです。

パースの春の訪れを告げるキングスパークフェスティバル

キングスパーク スビアコ側入口

南半球のオーストラリアは、日本とは季節が逆なので、暦の上では9月が春の始まりです。毎年9月になると、パースでは「キングスパークフェスティバル」が開催されます。1か月間さまざまなイベントが開かれて、多くの人で賑わいます。

パースは、1年を通して暑いイメージがありますが、実際には、6月から8月までの冬の間は、日中の気温も15度前後と低くなります。また、冬は雨季なので、天気の悪い日も多くなります。

ですから、パースで暮らす人々は、9月の春の訪れを心待ちにしています。そして、大人から子供まで、一斉に色とりどりのワイルドフラワーが咲き誇るこの時期に、キングスパークのボタニックガーデンに足を運びたくなってしまうのです。

色鮮やかに咲き誇るワイルドフラワー

西オーストラリア州固有のワイルドフラワーを楽しもう!

西オーストラリアのワイルドフラワーは、決して派手な花ではありません。1つ1つを見ると、小ぶりで地味な花が多いですが、これらの花が一面に咲いた風景を見ると、自然の美しさに魅了されます。

エバーラスティング

エバーラスティングは、花はカサカサとしたドライフラワーのような感触で、名前の通りに、永遠に咲き続けるというイメージがあります。ピンクの濃いもの、薄いもののほか、白や黄色の品種もあります。オーストラリアの広い大地に咲いている花畑は圧巻です。

エバーラスティング 花畑

ゴールデンワトル(ミモザ)

まん丸の可憐な黄色い花を咲かせる黄色いワトルは、日本でもミモザという名前で、春の花として定番ですね。ゴールデンワトルは、オーストラリアの国花にもなっています。

パイメリア(ホワイトバンジン/ライスフラワー)

パイメリアは、ピメリア、バンジーン、ライスフラワーなど別名もいろいろあります。小さな花が集まり、こんもりと丸くなっていて、大きな花のように見えます。白色のほか、ピンクのものもあります。

パイメリア すこしピンクがかっています

レッドアンドグリーンカンガルーポー 

カンガルーポーは、カンガルーの前足(paw)に似ていることからこの名前が付けられました。有名なのは、赤と緑のコントラストが鮮やかなレッドアンドグリーンカンガルポーです。茎がすっと伸びて、先端についているく花の形がユニークですね。黄色や黒色の花をつけるものもあります。西オーストラリア州の花に定められています。

レッドアンドグリーンカンガルーポー

エレモフィア・ニベア(エミューブッシュ)

エレモフィア・ニベアは、エミューブッシュというオーストラリアらしい別名もあります。葉はシルバーリーフなので、全体に柔らかい印象があります。紫のベル型の花をつけます。

バンクシアの一種

大きな円柱型の花をつけるバンクシアもオーストラリアを代表する植物で、たくさんの種類、様々な色のものがあります。乾燥した大地で、大きな花を咲かせるバンクシアの姿には、たくましさを感じます。花が終わった後の実もおもしろい形状をしています。また、大きな花には、たくさんのミツバチがやってくるので、バンクシアの蜂蜜も有名です。

結婚式の写真を撮るカップル

キングスパークでは、結婚式もよく行われています。この日は、結婚式の写真の前撮りをしているカップルに出会いました。美しい緑の芝生は、純白のウエディングドレスがよく映えます。また、この時期は、カラフルなお花をバックに、素敵な記念の写真が撮れそうですね。

小さな子どももお花に見とれています

パースが誇る美しいキングスパークは、いつ来ても、さわやかな緑と美しい風景に癒されますが、9月のキングスパークフェスティバルでは、珍しいワイルドフラワーも親しむことができ、さらに特別な雰囲気を味わえます。

今回は、ほんの数種類の花しか紹介することができませんでしたが、実際には、いくら見ても飽きることがなく、きりがないほどのたくさんの植物があります。

また、パースの郊外に車を走らせると、大地に力強く咲いている本当のワイルドフラワーも楽しめます。この時期には、ワイルドフラワーを巡るツアーもありますので、そちらもおすすめです。パースの春を思い切り満喫してほしいと思います。

この記事のライター

オーストラリアの西海岸、パース在住です。オーストラリアの日々の暮らしの中で見つけたお気に入りを紹介していきたいと思っています。

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