マングローブ自然保護区のあるエリア
■カプック(KAPUK)
埋め立て地が多い、海沿いのエリアで大きな一戸建てが立ち並び中華系インドネシア人が多いエリアです。バリにもある大きなプールのウォーターボムやゴルフ場などにはたまにくることがあっても、車での移動が基本のジャカルタでは目的なく周辺を散策することはないので、新しいスポットを発見することは難しいでしょう。

中華系インドネシア人の学校
幼稚園から高校までが集まった巨大な仏教系の学校があります。ジャカルタのコンベンションセンターよりも大きいのではないかと思われる施設で、この周辺にいかに中華系が多いかわかります。マングローブ自然保護区はこの学校と海の間にあり、道路を通っただけでは見ることができませんし、中華系の学校と中華系が多くすむ一戸建てエリアの奥にありますので、日本人はまず行く用事がない場所です。
1階がレストランやカフェ、2階3階が住居や事務所というルコという集合住宅がならび、意外に韓国系や中華系のレストランや和食のレストランが多く、行けば食べるものには困らないエリアで新しい店が多いのも特徴です。
いよいよマングローブ自然保護区
正式名称はTAMAN wISATA ALAM ANGKE KAPUK JAKARTA MANGROVE RESORT
(観光スポット・ジャカルタ カプック アンク マングローブリゾート)です。この施設、公式ホームページがなく、フェイスブックかインスタグラムだけ、入場するときによくもらう案内や地図などもありません。

広い敷地内。現在地がどこだかはわかりません
入ってすぐに敷地内の案内図がありますが、すでに今自分のいるところがどこだかわからない地図です。ただとにかく広い。

植樹用の苗

企業や学校単位で植樹できます
自然保護区といっても、基本は人工的に作られて管理されている樹林です。企業や学校などの単位で植樹できるらしいです。3年前に植えた木はまだまだ小さいです。海の中に植えられているといっても、岸辺寄りの水は澱んでいて少しにおいます。いつかこのマングローブが水をきれいにしてくれないかなー

カヌーかボートに乗ってマングローブ樹林を見ることができます
このマングローブは海の中に植えられています。バリ島のようにボートかカヌーに乗ってマングローブ樹林を見ることができるのですが、公務員なのか「乗りたい」といっても「休憩中」とおじさんが休憩を優先させるというこのインドネシアらしさ。
ちなみに6人乗り、8人乗りのボートは1艘Rp350,000(3000円くらい)で、カヌーや手漕ぎボートになるとひとりRp100000(850円)です。意外と高いです。

海の上を渡る手作り感満載の橋
施設内の地図を見ても場所が分かりにくいのですが、海の上を渡る長い橋もあります。ただし、木や竹で作った手作り感あふれる橋で、隙間だらけです。足元の水が見えて、別の意味でスリリングです。
水上コテージ?宿泊できます

小さな小屋に宿泊もできます
スリリングな木の橋を歩いていくと、小さな小屋が並んでいます。一応水上コテージですね、宿泊も可能です。学校などの宿泊学習などにぴったりです。

大きなコテージもあります
ぎしぎし音をたてるスリリングな橋を歩くこと10分。大きな水上コテージがあり、ここまでくると、海風も気持ちよく、水のにおいもきになりません。大きく育ったマングローブ林も見ることができます。夕方この景色の中ドレス姿で写真を撮る人がいるくらい、フォトジェニックな場所です。
ここでウエディング撮影がよく行われていて、それでこの場所を見つけました。ウエディング撮影が多いからか、Wedding photoは入場料がRp150000と別に設定されています。
敷地内には売店や、宿泊施設、ミニアスレチックなどいろいろありますが、広いので暑い中全て見るのは大変です。
ジャカルタに来て、大都会と排気ガスに辟易したら、帰りには少し早めに出発して、空港に行く前に立ち寄ってみてはどうでしょうか?観光ガイドブックにも載ってないレアなスポットです。
2017年4月よりジャカルタに在住。旅行者と同じように観光スポットめぐりをしてますので、在住者ならではの情報をあわせてお届け