【スペインでトイレ!】どこに行けばいい? 気持ちよく過ごすために知っておくこと

【スペインでトイレ!】どこに行けばいい? 気持ちよく過ごすために知っておくこと

スペインのトイレ事情について紹介します。観光で街を歩いていて、急にトイレに行きたくなる場合がありますよね? そのようなとき、どうしたら良いか知っておきましょう。そして、できるだけ気持ち良いトイレを使いましょう。


初めての土地で一番気になること

旅行するときに心配なことの一つは、「トイレに行きたくなったときはどうしたらいいか?」ではないでしょうか。公衆トイレがどこにでもあるような土地でも、公衆トイレが危ない場合もあるでしょう。フランスに滞在していた人の古いエッセイを読むとトイレの前におばあさんが座っていてお金を払わなくてはいけないなどと書かれています。(今もそうなのでしょうか?)すると、いくらくらいあげるのだろう、怖いことは起きないのだろうかと、いろいろな考えが頭をぐるぐる回り始めます。

1990年にスペインのバルセロナに行ったときは、一度だけ有料トイレに入ったことがあります。丸い形の小さな建物で100ペセタコイン(60センチモ)を穴に入れると、ドアが開きます。中はなぜかロックミュージックが大音声でかかっていました。当時、有料トイレはそこだけでした。

マドリードの主要駅アトーチャ駅に有料トイレができていました。入り口に地下鉄に乗る時のような機械が置いてあって、1ユーロコインを入れると内部に入るシステムになっています。北ヨーロッパの人や日本人が利用しているようでした。

しかし、スペインではバルやレストラン、ホテルのトイレを使えます。無料でどこでも入れます。バルというのは、「コーヒーが飲めて、軽食を食べられる居酒屋」とでも言えばいいのでしょうか。最近は、日本にもスペインバルがあるので、耳慣れたことばになっているかもしれません。

よく、日本の観光客がスペインのトイレは汚いという話をしていますが、ちゃんと行くべきトイレに行けば、気持ちよく過ごせます。日本でも、例えば1990年代の新宿の地下鉄の公衆トイレは信じられない汚さでした。また、地方に行くと、穴が彫ってあるだけのトイレもありました。(それはそれで楽しい思い出ですが。)

トイレに入るには、なんて言えばいいの?

スペインでは身障者用のトイレを用意しなくては行けません。場所があれば、健常者用トイレとは別に身障者用のトイレを設置していますが、古くからあるレストランやバルは身障者のためのアイテムを設置して兼用にしています。

トイレに入りたくて、バルやレストランに入ったら、まず、挨拶をしましょう。

オーラ!(¡Hola!)

ポドリア パサール アル バニョ、ポル ファボール? (¿Podría pasar al baño, por favor?)

トイレは バニョ、アセオ、セルビッシオなど言い方はいろいろですが、バニョが一番簡単で、普通の家に滞在してトイレに行きたいときも使えます。ポルファボールは英語のプリーズに当たる言葉でなくても意味が通じます。

バルの人がクラロ、または別の言い方で何か言いながら、トイレの方を指差してくれたら、グラシアスと言って、トイレに行きます。

顧客以外お断りと書かれていても

最近は、外国人も増えたこと、経済的な問題で浮浪者が増えたことも関係しているためか、「顧客以外のトイレ使用お断り」と書かれたバルやホテルも増えてきました。しかし、それはあくまで建前で、私たちのようなかわいいオリエンタルの女性は問題なくトイレを使用させてくれます。(もちろん日本人男性も)。私はトイレが近いので、よくあっちこっちのトイレを使っていますが、今まで断られたことがありません。

トイレによっては、生理用品やコロンなどが設置している場合もあります。そういうと高級レストランだと思われるかもしれませんが、ごく普通の軽食の食べられる定食が10ユーロ程度のところです。ごっそり持って行くような人はいないのでしょうね。(ケチンボなスペインセニョーラもそういうことはしないようです。)

マドリード郊外でレストランのトイレの壁で見つけたフレームに入った写真。

妹尾河童さんが、トイレウォッチングの本を出版していましたが、トイレの飾りつけなどを見て回るのも結構面白いです。素敵なホテルやレストランはトイレも凝っています。

スペインのバルはサービスいろいろ

バルはトイレだけではありません。お水も無料で飲ませてもらえます。もちろんこれは、顧客オンリーのサービスになりますが。スペインは海沿いの街以外は水事情が良い場所が多く、水道の水も普通に飲めます。地域によっては、水道の水の方がおいしいという場合もあるくらいです。例えば、私が住んでいるアンダルシアの山麓にある村カソルラがそうです。ちなみに日本で売られているミネラルウォーターのカソルラはカソルラの水ではありません。セグラというところのミネラルウォーターですが、カソルラという名前がヨーロッパでは有名なので、カソルラという商標にしたそうです。

水道の水を欲しいときは、「ウン・バソ・デ・アグア、ポル・ファボール」と言います。薬を飲みたいときなどに便利です。

バルのテラッサ(バルの外にテーブルが置いてある所)に座っていると、猫がやってくることがあります。彼らもスペインのバルはおいしいものがあることをよく知っているようです。

これで安心して旅に行ける!

無料でトイレを使うことに抵抗がある場合は、コーヒーを一杯いかがですか? 全国どこでもだいたい1ユーロ20センチモが一般的です。たまにパラドール(国立ホテル)など、少し高いところもありますが、都会も田舎もコーヒーだけは一律の値段です。

トイレの心配がないと旅はさらに楽しくなります。

この記事のライター

スペインに住んで18年になります。小さな素敵な町やお祭り、工芸品などスペインらしいスペインの旅を楽しむ情報をお届けします。

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