テキサスを抜け出して芸術とメルヘンの世界へ。お隣のニューメキシコ州、サンタフェでアートに触れるひとときを。

テキサスを抜け出して芸術とメルヘンの世界へ。お隣のニューメキシコ州、サンタフェでアートに触れるひとときを。

私の住むテキサス州はニューメキシコ州と州境を接していますが、隣り合っていてもそれぞれの街によって全く違う表情や雰囲気を見せてくれます。ニューメキシコ州を代表する街の1つ、サンタフェは、何と言っても歴史と芸術があふれるアートの街。アメリカにいながらにしてメルヘンな気分を味わえるサンタフェの見所やおすすめをご紹介します。


アーティストの住むかわいい街、サンタフェ

サンタフェはアメリカ最古の街の1つであり、ネイティブアメリカンをはじめスペイン、メキシコの混ざった文化が色濃く根付いています。そんなアメリカ本来の文化に触れられるという風土が、多くのアーティストたちを惹きつけ、彼らの開くギャラリーがいたるところに存在する街中は何とも独特で、魅力的な雰囲気を醸し出しています。

街中に彫刻などのアートがあふれています

キャニオン・ロードでギャラリーを堪能

もっとも多くのギャラリーが集まるのがキャニオン・ロード(Canyon Road)という通りで、ここはぜひ訪れていただきたい場所です。通りに面して各アーティストのセンスが光るギャラリーが並んでおり、自由に見学することができます。

とあるギャラリーの入り口。ツタに覆われている感じもなんとも雰囲気があります

ネイティブアメリカンの彫刻が立つギャラリー。歴史の深さと影響が感じ取れますね。

美術品にそれほど興味がなくても、おしゃれでカラフルな色使いやデザインの看板や外観などを目にすると、思わず足を止めて中を覗いてみたくなってしまいます。

こんなカラフルでポップなギャラリーもあります!

こちらのギャラリーも、なんとも可愛らしい入り口が出迎えてくれます

年間を通して割と観光客が多い場所ではありますが、皆さん静かに見学されているので、この辺り一帯は割と落ち着いた閑静な通りと言う印象です。ギャラリーの外を通りに沿ってゆっくり散策するだけでも、十分雰囲気を楽しめて洗練された気分になれる場所です。

外にはこんな彫刻なんかもあります

閑静な通りと街並み

ミステリアスな教会、ロレット・チャペル

サンタフェは1600年時代に始まるスペイン統治時代の文化の影響も受けており、街中ではアメリカ最古の教会などを含めいくつかのチャペルも見学することができます。

中でも私が一番面白いと思ったのが、こちらのロレット・チャペル(Loretto Chapel)です。チャペル自体は小さいのですが、中では「奇跡の階段」と呼ばれる360度の螺旋状に設計された、何とも不思議な、でも美しい階段を見ることができます。

見事な設計の螺旋階段は見応えばっちりです

外から見たロレット・チャペル

驚くことに支柱のないこの階段は、未だに誰がどのようにして造ったのか詳細は解明されておらず、サンタフェのミステリーの1つとされています。この教会は結婚式にも利用することができ、その際にはこの階段を上ることもできるそうです。

1873年設立。17:00には閉まってしまうので見学時間にはご注意を!

サンタフェのおすすめカフェ、カカワチョコレートハウス

サンタフェに行かれたらぜひ立ち寄ってほしいカフェが、こちらのカカワチョコレートハウス(Kakawa Chocolate House)です。エリキシル(Elixir)と呼ばれる、メキシコ風、ヨーロッパ風といったユニークな種類の揃ったチョコレートドリンクをぜひ味わってみてください。

カフェの外観。カフェの建物ですらおしゃれで街並みにマッチしています。

豊富なチョコレートドリンクメニュー。左がメキシコ風、右がヨーロッパ風となっています。

また、ショーケースに並ぶ様々なチョコレートはすべて店内で手作りしているそうです。ダークチョコレートやキャラメル、エスプレッソといった王道フレーバーから、アプリコットやトウガラシ味といったちょっと変わったものまで揃っており、どれにしようか迷ってしまいます。

トリュフのような、一口サイズの彩り豊かなチョコレートが並びます

店内はウッド調のシックな色合いの家具にブルーの鮮やかな陶器が映え、サンタフェらしいおしゃれで落ち着ける雰囲気です。私はシンプルなダークチョコレートとメキシコ風のチョコレートドリンクを一緒に試してみましたが、ドリンクも基本カカオ72〜100%とダークテイストに仕上げているからか甘さ控えめで全くしつこくなく、旅の途中のリフレッシュに最適でした。

チョコレートのほかにもホームメイドのアイスクリームやクッキー、ギフトボックスなども揃っているので、おみやげにもぴったりです。

鮮やかなブルーの陶器がシックな家具によく映えます。チョコレートもドリンクも美味でした。

サンタフェへのアクセス

サンタフェにはサンタフェ市営空港という空港がありますが、小さくてフライト数も多くないので、隣町のアルバカーキ国際空港を利用するのが便利だと思います。サンタフェの街はアルバカーキ空港から車で約1時間半の距離です。

ちなみに私が訪れた時は、当時住んでいたテキサス州の西に位置するラボックという街から、車で約5時間半かけてドライブで行きました!日本人の感覚だと少し衝撃を受けるかもしれませんが、さすが車社会のアメリカ、特にそれが顕著な中南部では、6時間前後のドライブであればみんなへっちゃらで当たり前のように受け入れていますし、倍の十何時間かけてドライブなんていうのも決して珍しいことではありません(笑)。

サンタフェのダウンタウンはそれほど大きくはないので、主要なスポットは徒歩で回れる距離ではありますが、内陸かつ高地に位置するサンタフェはかなりの乾燥地帯のため、夏場の日中などは特に気温も上がって長時間外を歩き回るのはきついかもしれません。喉が渇いたらカフェなどで休憩を挟みつつ、水分補給を忘れずにしてくださいね。

また、朝と夜の気温差が激しいのも特徴なので、暖かい服装も持参するのをおすすめします。

まとめ

街全体が芸術色で彩られており、まさにアーティストが息づく街であるサンタフェでは、アメリカにいるのを一瞬忘れてしまうほど、他では体験できない独特の雰囲気を味わうことができます。ニューヨークやロスのような主要都市ほどアクセスも良くなく、メジャーな観光地でもないですが、たまには足を伸ばしてアートの世界にどっぶりと身を包み、心ゆくまで堪能してみてはいかがでしょうか。

この記事のライター

アメリカ中南部、テキサス州ダラス在住です。旅行・海・カフェを愛する日々の中で見つけたおすすめ情報をお届けします。

関連するキーワード


アメリカ サンタフェ

関連する投稿


ステーキだけじゃないテキサス料理!日本ではあまりなじみのないテックス・メックス料理の魅力に迫る

ステーキだけじゃないテキサス料理!日本ではあまりなじみのないテックス・メックス料理の魅力に迫る

テックス・メックス料理という言葉を聞いたことがあるでしょうか。テックスはテキサス、メックスはメキシカンから来ており、要は「テキサス風のメキシコ料理」のことです。日本ではあまり見かけないですが、日本人の口に合うものや、テキサス独自にアレンジされたものもあります。今回はそんなテックス・メックス料理の魅力を少しご紹介します。


1日の始まりは朝食から!ダラス近郊で朝食やブランチが楽しめるおすすめカフェ3選!

1日の始まりは朝食から!ダラス近郊で朝食やブランチが楽しめるおすすめカフェ3選!

アメリカ人は朝食が大好きで割としっかり食べます。忙しい平日は簡単に済ませてしまう場合も多いですが、休日などにはブランチとして、ゆっくり時間をかけて、レストランでしっかりした食事を楽しむ人が多いです。今回はそんなアメリカ式の朝食、ブランチを楽しめるお店をいくつかご紹介したいと思います!


ハワイでビーチ雑貨を買う!まず行って欲しいのがハワイとビーチに特化した雑貨店のサンド・ピープル!

ハワイでビーチ雑貨を買う!まず行って欲しいのがハワイとビーチに特化した雑貨店のサンド・ピープル!

今回はハワイのオアフ島ワイキキ周辺でとてもかわいいビーチ雑貨が買えるサンド・ピープルというお店を紹介します。ハワイではたくさんのビーチ雑貨が買えますが、特に日本人の好みにぴったりのおしゃれ雑貨店といえばサンド・ピープルなんです。私もハワイに行くと必ず何度も立ち寄ってしまうかわいいお店なんです!


貧しい地域に健康な食事を!超健康的アメリカン弁当が食べられるエブリテーブルでランチを食べてみた!

貧しい地域に健康な食事を!超健康的アメリカン弁当が食べられるエブリテーブルでランチを食べてみた!

今回紹介するエブリテーブルというお店は、ロサンゼルス内でより貧しい層が住むサウスロサンゼルスエリアの人々の健康を助けるために作られたお店です。貧しい地域ではファーストフードが人気で、健康に良くない食事によって病気になってしまう人が多いです。そんな問題を解決するため、低価格で体に優しい食事を売り出したお店を紹介します。


旅行中には注意も必要!危険なエリアで有名なサウス・ロサンゼルスを車で走ってみた

旅行中には注意も必要!危険なエリアで有名なサウス・ロサンゼルスを車で走ってみた

今回は、ロサンゼルスの行っては行けない危ない地域について紹介します。楽しいことがたくさんあるロサンゼルスではありますが、実際住んでいて怖い事件を毎日のように耳にする危険な街でもあるんです。今回の記事ではロサンゼルス内で比較的安全な地域や行ってはいけない危ない地域、また治安の悪い地域を見分ける方法を紹介します。


最新の投稿


インドネシアのお土産はバティックだけではありません。欧米人に人気のインドネシアの木彫り

インドネシアのお土産はバティックだけではありません。欧米人に人気のインドネシアの木彫り

インドネシアのお土産の代表といえばバティック(布)ですが、実は欧米人には、インドネシア各地の木彫りが大人気です。住宅環境のせいもあるかもしれませんが、日本人はあまり目をむけていない木彫り。博物館や美術館には、木彫りの物があり、見ることもできますが、各地の特徴があり手に入りにくい貴重なものも多いのです。ベルギーには専門の雑誌まであります。日本人がよく利用するお店には取り扱いが少ないこともありますが、各民族の伝統が反映された面白いものや、味のあるもの、1つとして同じものがないという高価なものもありますので、購入できるお店とあわせて紹介します。


【ベトナムホーチミン】ローカルスパでオイルマッサージとボディスクラブを初体験!!

【ベトナムホーチミン】ローカルスパでオイルマッサージとボディスクラブを初体験!!

ベトナムに来てから、ベトナムはマッサージ天国なんだよ〜多くの人が教えてくれました。いいサービス、良心的な価格でリラックスできる娯楽として海外から来た人だけでなく、ローカルの人々もたくさん利用しているようです。今回は私が現地の女性たちに連れて行ってもらったローカルのCoconut Spaというマッサージ屋さんを紹介します


コーヒー好きにたまらない、カフェ天国のジャカルタ人気カフェめぐり

コーヒー好きにたまらない、カフェ天国のジャカルタ人気カフェめぐり

インドネシアはコーヒーの生産量・輸出量が世界第三位です。コーヒー栽培は植民地支配していたオランダが持ち込んだものですが、インドネシアの気候にあい地域や各島ごとに特徴あるコーヒーが作られています。国内のコーヒーメーカーも多く、インドネシア人が気軽に楽しむ、インドネシア独特の飲み方のコーヒーから、若いオーナーがこだわってブレンドしたコーヒーを出すカフェ、インスタ映えするお洒落カフェまで様々です。おなじみスターバックスでもインドネシア各地のコーヒー豆を使ったコーヒーもだされているので、ジャカルタにきたらコーヒー好きの人には天国です。インドネシアのお土産として最適なコーヒーや、幻のコーヒー、今話題のカフェなどを紹介します。


人生初マウイ島!島で最も歴史のある町、ラハイナタウンで自転車を借りてフラフラとサイクリングで散策してみた

人生初マウイ島!島で最も歴史のある町、ラハイナタウンで自転車を借りてフラフラとサイクリングで散策してみた

自然いっぱいのマウイ島を満喫するために自転車をレンタルしてみました!出だし好調でしたが思った以上に登り坂が多く苦戦!運動不足の足が悲鳴をあげながら、美しい海と平原を冒険してきました!今回はラハイナ地区のマップ、マウイ島でのバイクレンタルの価格、またサイクリング中に見つけた美しい景色の写真などを紹介します。


街中が世界遺産!街歩きが大好きな人にオススメの場所、ベトナムのホイアンの魅力とは?

街中が世界遺産!街歩きが大好きな人にオススメの場所、ベトナムのホイアンの魅力とは?

ベトナムのハノイとホーチミンの間にダナンというベトナム第3位の都市があります。ダナンから南にバスで1時間ほどの場所に、ホイアンという街があります。ホイアンはとても小さな街ですが、街中が世界遺産になっていて、建物がとにかくとても可愛いんです!歩くだけでもとても楽しい気分になるので、街歩きが大好きな人にぴったりの場所です。


アクセスランキング


>>総合人気ランキング