【スペインの城シリーズ】ニエブラで処刑シーンを想像する旅! 怖いけど楽しい博物館

【スペインの城シリーズ】ニエブラで処刑シーンを想像する旅! 怖いけど楽しい博物館

思ったより好評だった【スペインの城シリーズ】第2回はアンダルシア、ウエルバにあるかつて都として栄えたニエブラという街です。ニエブラは古代ローマ人の時代にすでに栄えていた街ですが、その後、西ゴート族、ムスリム、そしてキリスト教国カスティーリャとあらゆる文化が交差した街です。この古い街の城をみてみましょう。


ニエブラに近づいていく!

お城のある街は遠くからでもすぐわかります。山のてっぺんに城がありますね? スペインの町や村は独立してはっきりと境界線を持った一つの集落なので、遠くから近づくと、「たどり着いた!」という感じがして嬉しいものです。そのため、電車よりバスか車の方が絶対いいです。日本人に人気のマドリッド郊外のトレドがその典型です。バスで近づいていくと、「これが私の探していた『スペイン』だ!』と叫ぶ人もいます。

ニエブラはどこにあるの? ニエブラへのアクセス

左にセビージャが見えます。

ニエブラはアンダルシア西部にあるウエルバ県にあります。セビージャからウエルバの県都ウエルバ市に向かう途中です。ついでにエル・ロシオにも行けるシチュエーション。

スペインで最大のお祭りのあるエル・ロシオ!アンダルシアの小さな村へバスで行く

http://travelclip.jp/articles/124

スペイン最大のお祭りロメリア・デ・エル・ロシオが開催されるエル・ロシオはウエルバにある小さな集落です。エル・ロシオはウエルバ県にあり、セビージャからも比較的近い場所です。セビージャに行くついでに、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。エル・ロシオとその周辺の観光スポットを紹介します。

セビーリャからニエブレへ、国鉄(RENFE)、バス、どちらでも行けます。どちらの場合も約1時間半くらい。国鉄が7ユーロ、バスが6ユーロ(2017年)くらいです。バス会社はダマス(Damas)、貴婦人という名前のバス会社です。セビージャのバスステーションは、カテドラルの少し北にあるアルマ広場(Plaza de Arma)です。バスの本数は多くはありませんが、セビージャに宿泊して、日帰りで行くことは可能です。

ニエブラの城の周りを歩く

街に入るとすぐに城が見えてきます。積み上げられた石はリフォームされていないので、歴史の重さや中世の面影が一層感じられます。このようにほぼ完全な形で残っている城は少ないのです。車で来た場合、真ん前に駐車できます。観光はあるのですが、観光地というほどではないので、いろいろな意味でとてもコンビニエンスな街です。

ニエブラというのは「霧」という意味ですが、やはり霧が立ちやすい立地条件にあるのでしょうか。この日も雲が多く、あまり青い空をみられませんでした。

塔の部分って大抵丸く作ってますよね。丸く作るのは、壊されにくいからだそうです。物理の時間に習ったことを思い出しながらなるほどと。現在でも、丸く作った家がありますが、四角く切った石やレンガで丸く作るというアイデアが出てくるというのがすごいと思います。

典型的なお城の旗ですよね。トランペットにもこのような旗があって、王様が登場するときにファンファーレを演奏する様子を思い浮かべます。

外灯

周りを歩いているだけでもかなりの満足度。にエブラの城は10世紀くらいにイスラム系の国が作ったものです。コルドバがイスラム系の国であった頃、この地域の首都として、レブラ(Lebla)と呼ばれていました。コルドバとセビージャ、そして、このニエブラとは、グアルダキビル川で繋がっています。ニエブラは鉱山があったので、それも重要なポイントでした。

レコンキスタの時代に、カスティーリャがムスリム様式の城の上から、新たに城を築きなおしました。

こういうよくわからない一角もありました。

多分、ここに閉じ込められたりしたのでしょう。小さな窓というより、無理やり開けてしまった窓があります。そこから、光が入ってくるのですが、同時に寒いときは、寒さも入ってきます。アンダルシアは暖かいイメージがありますが、ちゃんと冬には零度前後になるのです。

ニエブラ城、内部は処刑博物館

内部は処刑博物館ですが、処刑はカスティーリャ、つまりキリスト教国のものです。どのような、処刑が行われていたかを見てみましょう。日本では佐渡にこのような処刑博物館があります。どの国も、いかに苦しく残酷にできるか、と競うように処刑方法を考えていたようですね。

たるに詰められるという刑罰です。

絵だけ見ると新しいキャラクターのようで、残酷性は感じられませんが、かなり重いですし、自由がなくなります。その上、このまま放置されて、場合によっては飢え死にしていたそうで、そういう殺され方はかなり残酷ですよね。苦しみ方は頭を切られるより大きいのではないでしょうか。

処刑絵図

ありとあらゆる処刑の仕方が描かれています。実際のところ、このように処刑が同時進行で行われていたのかどうか。もし、そうだとしたら、地獄そのものですよね。中世時代の絵画は、どことなくかわいさがあるので、残酷な場面も非現実な様相を見せています。このような絵画は庶民に、悪いことをしたら大変なことになる、ということを教えるために描かれていたのです。

縛り首

オーソドックスに縛り首なのかと思ったら、つったまま放置!
どういう罪状でこうなるのでしょう。結局は死刑なのですが、死刑も罪によって種類があるようです。

首切り

首切りというのは、切られる方ももちろんですが、切る方にとってもかなり重労働だったのではないかと思います。専門で仕事をしているとしたら、人生観変わってしまいますよね。こういうのを見ると、なぜ、ギロチンが発明されたのか理解できます。

ニエブラ城のコンサート会場も見える塔の上

スペイン人は外でのアクティビティーが大好きです。飲んだり食べたりするのも、広場に置いたテーブルで(テラッサと呼ばれます。)すし、サッカーの試合があるときも外に設置したテレビがあるバルをですと、外でゆっくり差かーの観戦もできます。夏は、野外映画やコンサートなど、それぞれの自治体で企画した催しがたくさんあります。このニエブラの城のパティオでも夏の間、いろいろな催しが企画されているそうです。

上に登ると素敵な景色

黒猫と白猫の求愛場面

見晴らしが良いので、景色の写真を撮ればよかったのですが、ちょうど黒猫が白猫に言いよっている場面に出くわしてしまい、ずっと、二匹の関係レポートをしておりました。こちらの記事にアップするため、写真を見ていたら、ずっと二匹の姿が続いてます。というわけで、美しい街の風景はありません。

アンダルシアは特に野良猫や放し飼い猫の多い地域です。猫のためのスペースが十分あるのは、住みやすいところだという証拠なのではないでしょうか。

開館時間
月曜日から金曜日 0.00 〜14.00 h. 17.00 〜21.00 h.
週末、祝日、10.00〜14.00 h. 17.00 〜21.00 h)

観光地化されていないところのタイムテーブルは、昔からのスペイン時間で、スペインの昼ごはんとシエスタの時間午後2時から5時まで閉館になります。

お土産やさんも中世のまま

お土産屋さん

ニエブラのおみやげ屋さんは、ニエブラやその周辺で作られたものばかり売っていました。最近は世界中、どこかでまとめて作ったようなおみやげが増えているので、とても好感が持てました。特にカゴ類やカゴの材料で編んだ動物などはおすすめです。せっかくのおみやげはこういうお店で買いたいですよね。

ニエブラの街の様子がよくわかるビデオを張っていますから、どのような感じの街か体感してください。

ニエブラ城を歩く

ニエブラは、観光客もあまり多くない街ですから、バルやレストランも地元民のために静かで、ボリューム満点、リーズナブルでした。人も親切で、特に東洋系観光客は滅多に来ないせいもあり、親切すぎるくらいです。あまり、観光名所ではない、歴史あるスペインらしい街を旅してみましょう!

この記事のライター

スペインに住んで18年になります。小さな素敵な町やお祭り、工芸品などスペインらしいスペインの旅を楽しむ情報をお届けします。

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