【スペイン】蚤の市に行ってみよう!見て楽しい、買って楽しいアウトドアショッピング

【スペイン】蚤の市に行ってみよう!見て楽しい、買って楽しいアウトドアショッピング

スペインの町や村では毎週メルカディージョ(蚤の市)がたって野菜や衣類などが売られます。定期的なメルカディージョ以外にもお祭りの時などに、市がたち、ハンドメイドのものや珍しいものが売られますから、もし、どこかを旅行してそういうイベントがあるときはぜひのぞいてください。どのようなものが売られているかを紹介します。


アウトドアショッピング

マドリッドで帽子が売られていた。これは無許可の出店ですが、帽子の種類が見ていて楽しい。

スペイン人は外の空気を吸いながら、アクティビティーが好きです。人と会って、ペチャクチャおしゃべりしたり、新しいものを見つけたりできるのが、蚤の市です。蚤の市はスペイン語でメルカディージョ。小さな市という意味です。

野外でお店をするのももちろん許可が必要ですが、許可なしで勝手に営業している人もいます。市や村が許可している市、国や州が許可していくつかの市や村を回る市、イベントやお祭りに合わせて企画された市などいろいろあります。許可された市では安心してお買い物ができ、騙される心配もありません。

マドリッドの本市

マドリッドに行くとよく見かけるのが本の市です。古本の市、専門書の市、セルバンテスの誕生日を記念して毎年おこなれる4月23日前後の市など。私は一度、日本では高くて買えなかった日本で出版されたワイエスの画集が安く売られていたので購入したことがあります。画集は意外と狙い目です。ワイエスの画集を買った後、荷物が重くなりましたが、満足でした。

中世時代の生活を垣間見るメルカード・メディエバル

革製品を売っている中世の服を着用した人

中世市場(メルカード・メディエバル、Mercado Medieval)は全国ネットで企画されている市です。たぶんスペインが企画しているのだと思います。フェリアなどのお祭りのあとに民芸品などを中心にした市がたちます。

売っている人は作っている人たち本人で、中世市場に申し込み、〇〇に行くように言われるのだそうです。行く場所は一応希望を出していますが、あまりあてにならず、ほぼ、毎年違う場所に行くそうです。いつもは自分の工房に閉じこもっているので、楽しみにしていると言っていました。

手作りの石鹸とお香

セラミック、アクセサリー、手染めのTシャツなどの衣服や袋物、ハーブ類を使った石鹸、お香、ろうそく、革製品など。

洋服ダンスに入れる香りの良い防虫剤

中世市でイチオシアイテムはこれです。一袋たったの2ユーロで、見た目もかわいい防虫剤です。衣類の防虫剤は人工的なものだと匂いが気になってしまいます。ハーブを使った防虫剤は香りがよく、ドレッサーを開けるたびに幸せな気分にしてくれるので、お気に入りです。ハーブ油などを固めているので、香りが薄くなったらナイフで削るとまた香りがしてきます。そうやって使って行くと1年間ずっと香りが続きます。

香りはラベンダー、タイム、薔薇など。ラベンダーが気に入っています。

銅製品、銀製品のお手入れグッズ。磨きサービスもしてくれます。昔のお金持ちは(今もかも)銀製品のスプーンやフォークを使っていたので、1日中、銀製品を磨くためだけに雇われた人がいたそうです。そのくらい、銀や銅のお手入れは大変なのですね。

銀製品を使っていたので、卵料理にナイフを使うのはマナーの上でも禁止事項になっています。卵に入っている硫黄が銀を台無しにするそうです。フォークの場合は軽くさして口に入れるので、卵が付着する部分が少ないから大丈夫なのだそうです。

食べ物が人気!各地特産品からハンドメイドのものまで

スペイン人が意外とハーブティーを飲むって知っていましたか?スーパーマーケットでもティーバッグのハーブティーがよく売られています。一番よく飲まれるのは、カモミールティーです。カモミールティーはマンサニージャ(小さなりんご)と呼ばれ、即効性がかなりある万能薬として家庭に常備されています。風邪引いたかなと思ったときや、吐きそうと感じたとき、すぐにカモミールティーを飲みます。

そのほか、眠れないときにリンデンティー、ミントティー、サルビアティーなどが日常的によく飲まれます。中世市では、あらゆる症状に合わせてハーブティーが売られていました。

一種のグミ。フルーツジュースを固めています。

日本でも最近、ドイツ製ハリボーのグミが売られていますが、あのびっくりするカラフルなお菓子類の着色料にちょっと心配になります。中世市で売られているグミ類はナチュラルな材料を使って、着色料も使わず、自然な色のままです。それでもカラフル。こういうお菓子が伝統的に子どもたちのお菓子だったので、グミのように色がついていても違和感がないのでしょうね。

グミに似ていますが、砂糖漬けのフルーツ類。中央くらいにある赤いものは、花の砂糖漬け。手前にある生姜を買いました。パパイヤ、マンゴー、バナナなど。着色料不使用でこの色!

フルーツを使ったお菓子以外にも焼き菓子やガリシアのパン、そして毎年、楽しみにして買っているのがメノルカのチーズです。メノルカは地中海にある島で、マジョルカ島、イビサ島のそばにある小さな島。少し、潮の香りのするチーズがお気に入りです。

店を見ながら歩くだけでも楽しいですよね。人はそこそこ多いのですが、おしゃべりができないほど忙しい訳ではないので、売っている人たちにどこから来たのかきいたりして楽しく過ごしました。マドリッド近郊の小さな村やガリシアやソリアの人が多かったです。多分、地元ではないところに行くようになるのでしょう。アンダルシアの作り手たちは北部スペインで作品を披露していることでしょう。

コルドバの中世市のお知らせ。写真などで中世市の様子がよくわかります。

地元の手づくり蚤の市も楽しい!

私の住んでいるアンダルシア・カソルラの地元で企画される手づくり市も楽しいメルカディージョです。作り手たちのハンドメイドの作品や地元の特産品など、お祭りがある日に同時開催されます。

焼き菓子(ビスコッチョ)は切り売りです。重さを測って値段が決定されます。木の実が入ったもの、チョコレート風味、など。スペイン人は松の実が好きで、お菓子だけではなく、料理にもよく使われます。

地元で作られているパテ類です。パテは主にレバーですが、豚や牛、鶏以外にイノシシや鹿のレバーを使ったものもあるのが、山に囲まれた地域の特徴です。レバー以外にハムや魚のパテもあります。オードブルに使われるほか、学校に持って行くおやつのサンドイッチにも活躍します。

陶器のペンダントヘッドに革製の紐。

地元女性作家アナのペンダントヘッドが、大人がつけても大丈夫なかわいさで惹かれます。アナは基本的には画家で、絵を描くのが主な仕事ですが、布に手描きしたものやアクセサリーを作るほか、歌手としても活躍中です。

自然の多い場所には、こういう作り手が多く住んでいます。

カゴ作りの講座の生徒さんたちの作品も

カゴなど、植物のツルなどを編み込んだ工芸品も豊富です。左にいる髪が少なめの男性が、カゴ作りの先生で、「マルトの会」という車椅子を使う人たちの組織が無料講座を企画しています。左にいる人たちは、皆、生徒さんたちです。

先生はなんと94歳(この写真の時点で)で、元気いっぱい。健康の秘訣は、毎朝早く起きて、山にカゴの材料を取りに行くこととオリーブオイルをたくさん食べることだそうです。

売られているカゴ製品。

カゴを編み込んだボトルにワインを入れて、カゴの部分を濡らしておくと冷たさが保てます。昔ながらの魔法瓶ですね。

蚤の市に行こう!

市がたつと人出が増えます。

どこの町にも必ず蚤の市が開催されています。特別な中世市ではなくても、地元で毎週定期的に開かれているメルカディージョも楽しいものです。ツーリストインフォメーションでまず問い合わせてみましょう。思わぬ、掘り出し物が見つかるかもしれません。

この記事のライター

スペインに住んで18年になります。小さな素敵な町やお祭り、工芸品などスペインらしいスペインの旅を楽しむ情報をお届けします。

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