グッゲンハイム美術館でパピーに会う!北スペイン、ビルバオでモダンアートで遊ぶ

グッゲンハイム美術館でパピーに会う!北スペイン、ビルバオでモダンアートで遊ぶ

グッゲンハイム美術館をご存知ですか?スペイン北部、バスク地方にあるビルバオにもグッゲンハイム美術館が、20年以上前に開館しました。モダンアートを楽しめるグッゲンハイム美術館には多くの人が訪れます。グッゲンハイム美術館にある作品、特に人気のあるマスコット的存在のパピーの秘密も紹介します。


ビルバオにあるグッゲンハイム美術館

ビルバオは北部スペイン、バスク地方にある街です。かつて、工業都市として栄え、ビルバオ銀行(Banco Bilbao、バンコビルバオ)は街の財力によって大銀行になっていました。が、ビルバオの工業が凋落し、港も寂れ、銀行も他行と合併してしまいました。そのように寂れた港にできたのが「グッゲンハイム美術館」です。グッゲンハイム美術館は、アメリカ合衆国、ソロモン・R・グッゲンハイム財団が運営する美術館で、1937年にニューヨークに美術館を設置して以降、世界各地に開館し始めました。このビルバオのグッゲンハイム美術館もその一つです。そして、グッゲンハイム美術館ができたことによって、寂れていたビルバオが復活しました。これをグッゲンハイム効果と呼んでいます。

奇抜なデザインの建物もよく話題になります。これはアメリカ人建築家のフランク・ゲーリーの設計ですが、スペイン側は磯崎新を選びたかったそうです。しかし、財団はゲーリーの新しさがビルバオにふさわしいと判断しました。磯崎新さんの設計した美術館を見てみたかったですね。残念です。

グッゲンハイム美術館入り口

グッゲンハイム美術館は、近代から現代のアートを扱っています。モダンアートの良いところは遊び心がたくさんあって、小さな子どもでも楽しめることです。そのため、美術館デビューにふさわしいのではないかと思い、息子を連れて行きました。息子は「小さな子ども」ではないのですが。

グッゲンハイム美術館のマスコット、パピーのこといろいろ

グッゲンハイム美術館のパピー、モダンアートが好きじゃない人にも愛されています。

グッゲンハイム美術館で一番人気と言われるのがこの入り口正面にある花で飾られたテリア犬です。アメリカ合衆国のアーティスト、ジェフ・クーンズ(Jeff Koons)の作品です。シドニー現代美術館(Museum of Contemporary Art Australia )に展示されていた作品をグッゲンハイム財団が、ビルバオのグッゲンハイム美術館のために買い取りました。パピーはオーストラリアのシドニーから海を渡って、はるばるやって来たんですね。

人がそばにいると大きさがわかりますね。パピー

お花に埋め尽くされているところはもしかして、日本の菊人形のアイデアをインスパイアしたのかな?と思ってしまいます。しかし、大きさはなんと12メートル、重さは約15トンもあって、お花を替えるだけでも大変です。また、作りもかなり違っています。スティールの骨組みに土を詰め込んで花を植えています。そして、内部に取り付けられた散水機によって定期的に水やりをしています。ですから、花もちゃんと根がある植木で、植物は成長したり、増えたりします。そのため、時々、庭師がきて伸びすぎた枝などを整えたりしなくてはいけません。そのおかげで、パピーはいつもトリーミングされているのです。

お花を替えるのは、金額で10万ユーロ、期間で10日間を必要とします。運が悪いとせっかくビルバオのグッゲンハイム美術館に来てもパピーを見られないかもしれないですね。年に2回、5月と10月にチェンジするそうですが、行く前に確認しましょう。

頭なでなでポーズ

無粋なうちの息子もパピーを知っていて、インスタグラムに載せるために写真を撮ると大喜びでグッゲンハイム美術館に行きました。ただし、スペイン語ではローマ字読みでプッピー発音します。日本人の耳にはプンピーと聞こえます。

グッゲンハイム美術館でアート鑑賞!

青い光、アンディー・ウォーホール

光を使ったアートは、なぜか心をかきたてます。遊園地のイルミネーションにワクワクするように、素直にアート世界に入って行きます。

赤い光に変化しました。アンディー・ウォーホール

アートとして、実感しているのかどうかわかりませんが、体感できる美術館というのはいいですね。

六本木にもあるクモです。

屋外には常設展がありますが、この蜘蛛のオブジェは特に有名です。六本木にもりますが、ビルバオのごく普通の建物を背景に見るとさらにシュールな感じです。フランス出身でアメリカ国籍の彫刻家ルイーズ・ブルジョワ(Louise Bourgeois)の作品で,題名はMAMAN (スペイン語でMAMÄ)と言います。世界各地に9箇所、ニューヨークやベルリンなどに設置されているそうです。なぜ、蜘蛛がママンになったのか知りたいところです。

広い空間で絵画鑑賞

グッゲンハイム美術館入場料は、ゲルニカが見られるマドリッド、レイナソフィア美術館の倍、16ユーロです。スペイン在住者としては高いと感じるのですが、日本からだと普通の値段なのでしょうね。レイナソフィアの場合は、音声ガイドの機械が別料金で必要な人だけが使うのですが、グッゲンハイムは入場料に含まれているので、高くなっているようです。息子は一所懸命聞いて、そのあと、しつこく説明してくれました。

音声ガイドを楽しんだ人は、そのなかの印象的な解説のフレーズを人に伝えることが多いことがわかっています。そのため、一人一人がプロモーターの役割を担ってくれることとなります。

確かに「印象的な解説」を息子も繰り返し、私に言いたがっていましたが、それはそれで知識として残るのでいいことなのでしょう。でも、私は静かにゆっくりと鑑賞して、知りたいことだけボードや美術館の図書館で調べたいな、と思いました。

開館時間&料金 | ビルバオ・グッゲンハイム美術館

https://www.guggenheim-bilbao.eus/ja/useful-information/hours-and-admission/

ビルバオ・グッゲンハイム美術館。ビルバオ(ビスカヤ)に所在する美術館。開館時間、各種料金、パス、割引がご覧いただけます。詳しくはサイトから、またチケットはオンラインでご購入ください。

ビルバオへのアクセス

車で美術館に行く場合は、駐車場が2時間までしか使えないので、公共機関を使った方が楽です。今回、私たちは、夫が運転して、私と息子が美術館にいる間、市内観光をしていたので問題なかったのですが、美術館にいると、途中で車を移動しなくてはなりません。その点がちょっと面倒だなと感じました。

ビルバオに行くなら、やはり美しい街と言われているサン・セバスチャンにも滞在してほしいです。私たちはサン・セバスチャンのホテルに泊まってビルバオに行きました。バスの場合、ALSAというバス会社のバスを使って、約1時間半、片道7ユーロくらいです。ビルバオから戻る場合、夜の10時が最終ですからゆっくりビルバオの観光もできます。

マドリッドからは、アトーチャ駅、または 駅からイルン行きで、ビルバオまで約5時間。

ビルバオのグッゲンハイム美術館だけではなく、北スペインの美しい街を訪ねてください。

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イルンについてはこちらから。

この記事のライター

スペインに住んで18年になります。小さな素敵な町やお祭り、工芸品などスペインらしいスペインの旅を楽しむ情報をお届けします。

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