観光地にある市場と何がちがう?
メキシコには、メキシコシティ中心部にあるシウダデラ市場(Mercado de la ciudadela)や、前回紹介したグアナファトにあるイダルゴ市場(Mercado Hidalgo)など、大きな市場があり観光客を魅了しています。
今回紹介したいのは、地元民の生活に欠かせない市場です。何が違うのかというと、まず場所です。
メインの大通りから外れ、奥に入ると空気は一変、観光感など全くありません。大通りから遠ざかるにつれ、人々はさらにのんびりな様子。そして道は砂利の荒道に、野良犬は増え、雑多な雰囲気が漂ってきます。ここにお店が並び活気づいているのです。
この写真はまだ綺麗な方ですが、どうしてですかね…電線の靴。(これには様々な説があるそうです。今度地元の人に聞いてみたいと思います!)
奥に入りすぎると、少し怖い雰囲気を肌で感じます。メキシコの陽気な雰囲気で優しい人が多い反面、犯罪が多いのも事実です。地元の雰囲気を楽しみつつ特に盗難には気をつけなければなりません。
規模も観光地の市場と違います。大きな広場に店を出すのではなく、道にぎっしりとお店が並び、狭く長く続いています。道によって雰囲気や売り物が違うのも面白いです。
市場の名前もあるのか無いのか…地元密着ですので日本人どころか観光客がいません。アジア顔の私が行けば目立つ目立つ。写真を撮れば「なぜこんな普通の場所で撮るのか」と不思議そうに見つめられましたし笑われたりもしました。しかし目が合えば笑顔を見せてくれるのがメキシコの良いところです。
お店のつくりはとっても簡易的
市場の天井はすべてビニールで覆われ、木の棒で支えているだけです。突然の暴風雨もメキシコではめずらしくないので大変です。でも吹き飛ばされないのが不思議、みなさん設置は手馴れているのでしょうね。
商品を並べる台は折り畳み式の台もありますが、段ボールやプラスチックコンテナを積み、布をかぶせただけのものも多いです。
市場に行ったらフルーツを買ってみよう
市場ではフルーツを買うのがおすすめです。
スーパーマーケットで売っている食材の方が見た目はキレイですが、市場で買う方がはるかに安いです。そして日本では見たことのない種類も並んでいるのでメキシコの食文化を知ることができます。
何を買おうか選んでいると、試食がどんどん出てきます。マンゴー、スイカ、オレンジなど、お店の人が目の前で切って渡してくれるのです。頼んでもないのにメロンまで!気前の良さったらないです。食べなきゃ損!
市場で食べきれなかった試食は持ち帰ります。試食の域を超えていますね。
市場は美味しいものであふれている
ローカル市場では観光地にあるようなお土産品は少ないですが、衣類や日用品は豊富に並び、メキシコで欠かせないチーズやチリの量り売りもあり、生活に必要なものがここでは買えます。
肉類も売っていますが、保冷されているわけではなく、台に並べられているだけです。衛生的に買わない方がよいでしょう。
またタコス屋さんも並び、食事が出来るのも楽しみの一つです。
ロングサイズのケサディーヤ(トルティーヤにチーズと具材を挟んだもの)がここでは人気でした。私はポテト入りがお気に入りです。
私が市場で買えて嬉しかったものがハチミツです。小さな台車で歩きながら売られていました。黄色いフタの瓶に入れてもらいます。甘くて美味しいです。新鮮なハチミツがなんと120円!良い買い物しました。
まとめ
ローカル市場では生活に密着したものにあふれていますので、メキシコをより深く理解することができます。午後には終わる市場もありますし、また、犯罪の危険性から、訪れるなら午前中~昼頃が良いと思います。観光地は違う雰囲気とパワーで元気が出ますよ!
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