スイスが誇るヨーロッパ1の滝ライン・ファルは最高のエンターテインメント!

スイスが誇るヨーロッパ1の滝ライン・ファルは最高のエンターテインメント!

チューリッヒからほど近い町、ノイハウゼンにあるヨーロッパ最大の滝ライン・ファル。緑色に澄み渡った美しいラインの水を贅沢に湛えたその姿は圧巻です。眺めるだけではなく、その中心部まで船で行けるのも魅力の一つ。夜間にはライトアップされ、また違った表情を楽しむことができます。今回はそんなライン・ファルの魅力をレポートします!


スイスの大自然を巡る私たちのバカンスは、このライン・ファルでフィナーレを迎えました。旅行を計画している段階では、どのような順番で回るか散々迷いましたが、ライン・ファルを最後に取っておいて大正解だったと思います。グランド・フィナーレとでも言いたくなるような華やかな締めくくりになりました!

電車の駅を降りたらライン川沿いをお散歩!

ライン川の風景

ライン・ファルのあるノイハウゼン(Neuhausen)という町にはあまり多くの宿泊施設はありません。

そのため、私たちは鉄道の便も良いお隣の町、シャッフハウゼン(Schaffhausen)に宿泊しました。泊まったのはホテル・プロムナード(Hotel Promenade)。Booking.Comで見つけました。口コミの評価が高かったのが選んだ理由です。泊まってみた感想としては、まずまず、と言ったところです。特に不満はありませんが、テンションが上がるほどかわいい宿ではありません。部屋は広々としていました。

ライン・ファルへはホテルの目の前にあるバス停からバスで行くのが便利です。ライン・ファルのすぐ近くまで運んでくれます。ですが、私たちは電車でしか行けないものと思いこんでいたため、行きはシャッフハウゼンの鉄道駅からノイハウゼンまで電車に乗り、そこからはライン川を辿って15分ばかりの道のりを歩きました。

下調べ不足から生じた不測の事態でしたが、このライン川沿いのお散歩がとても素敵だったので、これからライン・ファルを目指す方にも是非おすすめしたいと思います。真夏でもこのあたりの気候は穏やかで、歩くのも苦になりません。街路樹が適度に日陰を作ってくれていますし、何よりライン川の美しさは必見です!

これほどの大河を流れる水が、これほどまでに澄んでいる場所が他にあるでしょうか?途中に架かっている橋の上から水面を覗き込めば、川を泳ぐ魚たちの姿が見て取れます。川底の石の影まではっきりと見え、エメラルドグリーンの世界を堪能することができます。

途中、滝の方向へ向かってかなりのスピードで泳いでいる中年女性の姿が見え、そのまま落ちやしないかと若干心配になりました。

滝の手前に架かるアンティークな橋は記念撮影のバックに最適!

右手奥に橋が見えます。

ノイハウゼンの鉄道駅からライン川沿いをライン・ファルに向かって歩くと、最後に現れるのがこの橋です。ライン橋(Rheinbrücke )もしくはライン・ファル橋(Rheinfallbrücke )と呼ばれるこの古い橋は、ライン川沿いの遊歩道から間近に眺めることができます。

街路樹の緑の間から見え隠れするライン橋はとてもアーティスティックで、素敵な写真が撮れますよ。夜間のライトアップ時には、この橋もアートの一部となって大事な役割を果たしています。

この橋の姿が見えたら、ライン・ファルはもうすぐそこ、という合図です!

アドベンチャー気分を満喫できるボート・ツアー!

ライン・ファルを肌で感じることができるように、ボートツアーのサービスが提供されています。4種類のコースの中から好きなものを選び、チケットを購入します。チケット売り場手前に、詳しいコースの説明が図解されているので、ドイツ語や英語が分からない人でも問題なく理解することができます。

私たちが選んだのは、滝の中央にそびえる大きな岩に上陸するコースと、ライン・ファルのギリギリまで近づくクルージング・コースを組み合わせたコンビ・チケットです。

4つのコースともに、チケット売り場と出発地点はシュリュッスリ・ヴュルト(Schlössli Wörth)という、ライン川に突き出したような形で立っているレストランの裏側です。

ちなみにこのレストラン、この日のディナーのために前日に席予約を入れました!

ボートからの眺め

岩に登るコースは想像以上の大迫力でした。ライン・ファルに直接船をつけるような形になるため、近づくにつれてどんどん強くなる水しぶきに、帽子が飛ばされないように抑えるのに必死でした。場所によっては目を開けているのも困難なほどです!

下の写真からその臨場感が伝わるでしょうか?ちなみに、左手奥に見える三角屋根の建物が、ディナーを予約したレストランです。その左手脇に、ボートの発着場があります。

ライン・ファルのど真ん中に突き出た岩には、細い石の階段が蛇行して取り付けられています。足元は水しぶきのため滑りやすくなっていますし、片手で帽子を押さえ、もう一方の手で手すりを掴んで登るので少なからず緊張感があります。

頂上までたどり着くと、圧巻の眺めが眼前に広がります。ものすごい勢いで流れ落ちる水と激しい水しぶきが、異様なほどに透明なのが印象的です。

足場は狭く、たくさんの人が同時に船で運ばれてくるため、岩の上はとても込み合います。ですがマナー違反をする人は見当たらず、きちんと列に沿って進んで360度の眺めを堪能することができました。

岩の上からの眺め

滝を目の前に眺めながら食事ができます!

ライン・ファルでは昼と夜で2つのレストランに行くことができました。ランチには予約が必要なかったライン・ファル・パーク・レストラン(Restaurant Park am Rheinfall)に入りました。

このレストランの魅力は何と言ってもその立地です。ライン・ファルを正面に見据えながら食事を楽しむことができます。

料金は良心的でサービスも満足のいくものでした。お昼時にも関わらず、並ばずに良い席に通してもらえたことが何より大きかったと思います。肝心の料理ですが、正直に言うと「可もなく不可もなく…」といったところです。決して不味くはありませんが、食事を楽しみに行くというよりは、景色を楽しむ休憩所だと思って立ち寄ると良いかと思います。

ランチに入ったレストランからの眺め

夜ごはんには先述した、ライン川に突き出したような形で佇んでいる、シュリュッスリ・ヴュルト(Schlössli Wörth)というレストランに入りました。大人気店な上、席の数がとても少ないので、予約必須です。

というのも、このレストラン、全席からライン・ファルが良く見えるように作られているんです。それ故の席数の少なさ。プロのサービス精神を感じますね。店の半分以上の壁は大きなガラス張りになっていて、美しい景色を楽しむことができます。

そして何より、ご飯がとっても美味しいんです!私たちは日替わりのディナーコースをオーダーしました。前菜から高い食レベルを確信し、テンションが上がりました。メインのお魚もお肉もとても美味しく、手の込んだ味付けが成されていました。店員さんたちもとても親切でした。

ぜひ再訪したいレストランです!

魚料理

夜になるとライトアップされる滝の美しさは必見!

私はこのためにライン・ファルに来たかったと言っても過言ではありません。夜9時ころからライン・ファルはライトアップされて、様々に色を変えて楽しませてくれます。

レストランからだと少し距離があるので、その幻想的な雰囲気の中に入って内側から存分に楽しむためには、遊歩道を辿って滝に近づく必要があります。

私たちはレストランの食事を堪能しすぎて、食事を終えた時にはもうすでに23時近くになっていました。ライトアップの時間は日によって異なります。この日は23時までの予定だったため、私は急いでレストランを後にし、滝の方へ早歩きしました。

残念ながらその現像的な雰囲気は、カメラに納めるととたんに姿を潜めてしまいます。2、3枚撮ってみた時点で撮影を諦め、目と脳にしっかり焼き付けようと努力しました。

多くの観光客がこのライトアップを楽しみにしているのだろうと踏んでいたのですが、辺りにはほとんど人影は見当たりませんでした。ですがスイスは治安の良さもその魅力なので、この時間に女性だけで出歩くことへの恐怖はまったく感じられませんでした。

淡い光に照らされて、ライン・ファル橋も美しくその姿を水の向こうに浮かび上がらせていました。

レストランからの眺め

まとめ

都心部からいとも簡単にたどり着けることのできる、自然が生んだ絶景ライン・ファル。涼やかな水しぶきと美しい景色が、日々の疲れを癒してくれます。チューリッヒ近郊に行く機会があれば、是非また立ち寄りたいお気に入りのスポットになりました。

半日や日帰りの旅程でも充分に楽しめるので、スイス旅行を計画中の方はぜひ旅程に組み込んでみてくださいね。

この記事のライター

ヨーロッパ在住歴13年の経験を活かしてイタリア、スイス、ドイツ、フランスのちょっとディープな観光情報をお届けします!

関連するキーワード


スイス チューリッヒ

関連する投稿


スイスの美しい湖畔の小都市ルガーノでゆったり癒し系のバカンスを満喫しよう!

スイスの美しい湖畔の小都市ルガーノでゆったり癒し系のバカンスを満喫しよう!

イタリアとの国境からほど近くに位置するスイスの美しい都市ルガーノ。ゆっくりとした時間の流れる洗練されたスイス文化と、活気あるイタリア文化の良いところを混ぜ合わせたような、魅力あふれる町です。この記事では2年の滞在歴を活かして、ルガーノ周辺で楽しめるアクティビティから絶景スポットまで、私のおすすめ観光情報をご紹介します!


不思議なほどのエメラルドグリーンに輝くスイスのブラウ・ゼーで癒しのひと時を!

不思議なほどのエメラルドグリーンに輝くスイスのブラウ・ゼーで癒しのひと時を!

アルプスの大自然が作り出す神秘の光景を楽しむことができる、スイスのブラウ・ゼー。公共交通機関を使ってのアクセスが容易なのも魅力です。スイス観光の拠点となるインターラーケンから一歩足を延ばして、妖精でも出てきそうな独創的な雰囲気を楽しみに出かけてみませんか?この記事では私のブラウ・ゼー初体験を詳しくレポートします!


真夏でも真冬?壮大な氷河の世界が広がるスイスのティトゥリスへ冒険に出かけよう!

真夏でも真冬?壮大な氷河の世界が広がるスイスのティトゥリスへ冒険に出かけよう!

スイスには真夏でも訪れることのできる氷河のトンネルがいくつかあります。その中でも、公共交通機関で簡単にたどり着くことのできるお手軽な氷河トンネルを有するのがティトゥリスです。氷河の上を行くリフトに乗ったり、ソリ滑りを楽しむこともできるおすすめスポットです。この記事ではそんなティトゥリスの魅力をご紹介します!


ロートホルン電車で別世界へ!ブリエンツ湖畔から乗る絶景登山電車を満喫!

ロートホルン電車で別世界へ!ブリエンツ湖畔から乗る絶景登山電車を満喫!

スイスでも指折りの有名登山電車ロートホルン。コバルトブルーに輝くブリエンツ湖の全容をロートホルン山頂から眺めることができます。登る途中の景色もとてもスイスらしい美しさで、心が洗われるようです。小さな子ども連れのファミリーや、体力に自信のない人でも大絶景を見に行ける、ロートホルン電車の魅力をご紹介します!


のどかなフリムスでの滞在と馬車で森を抜け辿り着くルイナウルタの大絶景!

のどかなフリムスでの滞在と馬車で森を抜け辿り着くルイナウルタの大絶景!

スイス旅行の醍醐味と言えば、やはり大自然の美しさを肌で感じることでしょう。都会の喧騒から離れた静かな山間の町フリムスで出会った素敵なホテル兼レストランの魅力と、優雅な気分が味わえる森を抜けて行く馬車のサービス、そしてスイスのグランドキャニオンとも呼ばれるルイナウルタの息を呑むような大絶景をリポートします!


最新の投稿


狎鴎亭(アックジョン)で無料で暇つぶし!現代(ヒョンデ/ヒュンダイ)モータースタジオソウル

狎鴎亭(アックジョン)で無料で暇つぶし!現代(ヒョンデ/ヒュンダイ)モータースタジオソウル

ソウルの高級エリア、狎鴎亭(アックジョン)。整形外科や皮膚科、ハイセンスなブティックなどが立ち並ぶ女性観光客には人気のエリア。しかし、カップルや家族での旅行の場合、男性や子供は時間を潰すのに苦労しそうなエリアでもあります。今回、ご紹介するのは「現代(ヒョンデ/ヒュンダイ)モータースタジオソウル」です。


観光でオランダに来たら必ず通る、アムステルダム中央駅を徹底解剖してみました!

観光でオランダに来たら必ず通る、アムステルダム中央駅を徹底解剖してみました!

アムステルダム中央駅には、ただ通過するだけではもったいない充実した設備があります。建物の外装や内装のインテリア、おいしいレストランやゆっくりできるカフェ、話題のオーガニック素材を扱ったグッズのショッピングなど、隠された見どころもたくさんあります。ぜひ見学して自分なりの楽しみ方でエンジョイしてください♪


クマさんが目印!「ひろケーキカフェ」でふわっふわの美味しいパンケーキを食べてみよう!

クマさんが目印!「ひろケーキカフェ」でふわっふわの美味しいパンケーキを食べてみよう!

タイ人は辛いものが好きなイメージが強いですが、甘いものもだいすきで、おいしいスイーツショップもたくさんあります。バンコクの数あるスイーツショップの中でも、とくに人気があるお店の一つに「ひろケーキカフェ」があります。ひろケーキカフェは店名もメニューも日本語なので、日本人としては、なんだかホッとできる場所でもあります。


行き当たりばったりに寄ってみると面白い!道端オランアスリーのテントをのぞいてみよう!

行き当たりばったりに寄ってみると面白い!道端オランアスリーのテントをのぞいてみよう!

オランアスリーとはマレー語で(森の人)と言う意味です。マレーシアではずっと昔から森に住んでいた原住民のことを指します。今でもオランアスリーは森周辺で生活し、自然を知り尽くしています。マレーシアの道路を走っていると時々オランアスリーのテントを見かけることがあります。森で取れたハチミツなど様々なものを売っているのです。


旅行者でも優しくウェルカム!マウイ島で見つけたローカルの集まるおしゃれカフェのカフェ・カフェ・マウイ

旅行者でも優しくウェルカム!マウイ島で見つけたローカルの集まるおしゃれカフェのカフェ・カフェ・マウイ

今回は私がマウイ島のラハイナ地区で滞在中何度も通ってしまったとても居心地のいいカフェを紹介します。カフェ・カフェ・マウイは見た目がおしゃれでドリンクや食べ物の味もよし!そして何といっても居心地が最高にいいので何度も通いたくなってしまうお店なんです。カフェ・カフェ・マウイはラハイナのローカルの方が集まるお店でしたが、旅行者だった我々にも非常に優しく接してくれました。


アクセスランキング


>>総合人気ランキング