ベルガモ観光の勧め!圧巻の教会群とイタリアン・クオリティーの美味しいもの色々

ベルガモ観光の勧め!圧巻の教会群とイタリアン・クオリティーの美味しいもの色々

ヨーロッパ内を移動するときに、交通の要としてとても便利なベルガモ。しかし実は便利なだけではありません。この町は「さすがイタリア!」と言いたくなるような観光地でもあるんです。美味しいものもショッピングも文化遺産も芸術も、ギュッとまとめて一度に楽しむことができる町、ベルガモ。この記事ではその魅力を詳しくご紹介します!


ベルガモはイタリア・ロンバルディア州にある都市です。イタリアが世界に誇るオペラ作曲家、ガエターノ・ドニゼッティの故郷としても知られ、ベルガモの劇場にはドニゼッティの名前が付けられています。

ヨーロッパでとてもメジャーな格安航空会社であるライヤンエアー(Ryanair)の発着便が多いオリオ・アル・セリオ空港を有する町なので、私はこれまで何度となくベルガモの地を中継地点にして旅を重ねてきました。

ですがベルガモ自体も、実は一見の価値のある美しい観光地だということを、最近になってようやく知りました。数時間の空きを利用して町を回ってみると、今まで素通りしてきたことが大いに悔やまれるほどの魅力が詰まっていました。

そんなベルガモの町を、今回はグルメ情報も交えながら詳しくレポートしたいと思います。

まずはチッタ・バッサで肩慣らしの散策を

ドニゼッティ劇場(Teatro Donizetti)

ベルガモの町は2つのエリアに分かれています。「チッタ・バッサ(citta' bassa)」と呼ばれる、鉄道のベルガモ中央駅を含むエリアと、多くの観光の目玉がひしめき合う「チッタ・アルタ(citta alta)」と呼ばれるエリアです。

宿泊施設は両エリアに数多く点在していますが、鉄道駅に近いことと、空港バスの停留所が集中していることから、旅行者にとってはチッタ・バッサに宿泊する方が格段に便利です。私も毎回チッタ・バッサの宿泊施設を利用しています。

宿代に関しては、ベルガモの相場はミラノなどに比べて安く、宿泊施設の選択肢も広めです。私は仕事関係の旅のためにひとりでベルガモを通ることが多いのですが、毎回一部屋一泊30ユーロ~40ユーロくらいで、立地が便利でレビューの得点も高い宿を確保できています。

今回もチッタ・バッサのB&Bに泊まったので、まずはチッタ・バッサの紹介から始めたいと思います。

ジェラートを食べるならやっぱりラ・ロマーナで!

ジェラートを挟むために作られるフォカッチャ

ラ・ロマーナはイタリアで古くから続く老舗のジェラート屋さんです。今ではイタリア全国に数多くの店舗を展開している人気チェーンです。ベルガモではチッタ・バッサの中心部にかわいらしいお店を構えています。

チェーンだからと言って侮ってはいけません。ジェラートのクオリティーは実にハイレベルです。ラ・ロマーナのジェラートは、ピスタチオやレモン・クリームのようなスタンダードなフレーバーもとても美味しいのですが、期間限定で様々な変わり種フレーバーを出しているので、複数回通って色々楽しんでいただきたいジェラート屋さんです。

数年前に、同じくイタリアのジェラート・チェーンのグロムが日本に上陸して話題を呼んでいましたが、私はこのラ・ロマーナこそ日本に上陸した日には爆発的な人気を博すのではないかと思っています。

上の写真は、3種類のジェラートを挟んでいただくフォカッチャです。ボリュームたっぷりなので、「食後のデザートに…」というのは少し厳しいかもしれません。私はランチ代わりに平らげました。

ベルガモで人気だという他のジェラート屋さんもいくつか試しましたが、結局ラ・ロマーナが一番美味しく、立地も便利です。食べ歩きも良いですが、店内に4つほどのイートイン・テーブルがあるので、ゆっくり座って味わうこともできます。

ベルガモでジェラートが食べたくなったら、余計な冒険はせずに迷わずラ・ロマーナへ行きましょう!

ショッピング・ストリートも充実

カルピサベルガモ店の外観

ベルガモはロンバルディア州の中でも比較的大きな都市なので、ショッピングするにもとても便利です。ハイ・ブランドからファスト・ファッションまで、様々な店が軒を連ねています。チッタ・バッサでショッピングと食事を、チッタ・アルタで観光を、という具合に分けてプランニングすることをおすすめします。

イタリアでは7月に入るとファッション関連のお店がこぞって大規模なセールを始めます。値下げの仕方がとても潔いのが、日本のセールとは違うところです。50%オフは当たり前、70%オフの服やバッグもどんどん出てきます。

私が今回ベルガモを訪れたのは7月の末だったので、セールも終盤に差し掛かり、投げ売り状態になっている商品も多くありました。

ただし、イタリアのセールで洋服などを買う時は、破損した部分などがないか入念にチェックしてから購入しましょう。日本では絶対に店頭に並ばないような傷物も平気で「~%オフ」の札をつけて陳列されています。

「訳アリ。だから安い。」というスタンスなのでしょう。とにかく売れるものは売ろうとしているような印象です。もちろん傷物は大きく値引きされているので、「自分で修理するからいいや」という考え方もありです。

カジュアルに美味しい食事ができるイル・コッチョ

イル・コッチョの外観

一人旅にはうれしい味方なのが、こちらのトラットリア「イル・コッチョ(il coccio)」です。持ち帰りもできるカジュアル・レストランで、ファースト・フード店くらいの気楽な気持ちで入店できるのが魅力です。

チッタ・バッサのショッピング・エリアから一本外れた静かな場所に店を構えています。入口は小さいので、うっかりしていると見落としてしまいそうになります。しっかり地図で位置を確認しながら目指しましょう。

メニューは日替わりです。この日はウサギ肉のひき肉で作ったラザニア他、2~3種類のパスタ料理と、付け合わせに各種野菜の料理などが並んでいました。どれもとても手が込んでいて美味しいです。

入店すると、店員さんが親切に声をかけてくれました。今日のメニューの説明をしてくれ、オーダー方法なども教えてもらいました。パスタなどの料理は一人前でも半人前でもオーダー可能ということでした。かなりなボリュームに見えたので、私はラザニアを半人前と、ズッキーニと人参のオーブン焼きをオーダーしました。

店内には4席ほどのイートインスペースがあり、ひとり客にも居心地が良いアットホームな雰囲気です。無料WI-FIも使えるので、旅行中の方は次の予定や移動手段などを再度確認してから店を出ることができるので便利だと思います。

ケーブルカーに乗ってチッタ・アルタへ!

チッタ・バッサ側のケーブルカー乗り場

去年始めて訪れて、その迫力に言葉を失ったベルガモの教会群を是非もう一度見たくて、今回もチッタ・アルタまで足を延ばしました。「足を延ばす」と言っても、チッタ・バッサとチッタ・アルタはケーブルカーで結ばれているので、移動に大した時間はかかりません。

「アルタ」とはイタリア語で「高い」という意味で、「バッサ」とは「低い」という意味です。チッタ・アルタを囲むようにぐるりと張り巡らされた壁は16世紀に建設されたと言われ、ユネスコの世界遺産にも登録されています。チッタ・バッサはその壁の外の地理的に低いエリアを指し、近代的な建造物も見られるエリアです。

その壁のせいで、徒歩でチッタ・バッサからチッタ・アルタへ行こうとすると、ほとんど山登りをすることになってしまいます。一方、直線で運行するケーブルカーに乗ればあっという間に壁の内側へ移動することができます。

チッタ・バッサ側のケーブルカーの乗り場はいつも混雑しています。ここで注意したいポイントは、ケーブルカーに乗り込むために並んでいる人の列と、チケットを買うために並んでいる人の列を間違えないようにすることです。チケットは自販機でも買えますが、自販機の表示がバスのチケットとごっちゃになっていてわかりにくいため、窓口で「チッタ・アルタ」と口頭で伝えて正しい料金を払う方が無難だと思います。2017年7月現在、運賃は片道1.3ユーロです。

夏場にベルガモを訪れる際に注意したいポイントがもうひとつあります。このケーブルカー内では空調が利いておらず、かつ大人数がぎゅうぎゅうに詰め込まれる形になるため、かなり蒸します。乗車時間はおそらく2分ほどのごく短いものですが、熱中症対策に飲み物を持参するなど工夫しましょう。

ケーブルカーのチッタ・アルタ側の駅からは徒歩で簡単に主要な見どころを周ることができます。下の写真の広場の奥に、とんでもない人類の宝が2つ並んで待っています!

ロザーテ広場

チッタ・アルタで必見!迫力の教会群に圧倒されてみては?

チッタ・アルタは美しい教会の宝庫です。私の脳裏に特に強烈な印象を残したのは、2つ仲良く肩を並べているドゥオモとサンタ・マリア・マッジョーレ聖堂です。初めて訪れた時に、その圧倒的な美しさに言葉を失った記憶は鮮明に残っていたのですが、今回再訪した際にも強烈なインパクトがありました。

やはりいくら写真や映像に残しても、実際にライブで感じる迫力は全くの別物です。初めての時と同じくらいの感動を覚えながら、大きな大きな教会内部をゆっくりと一周しました。天井画や壁画の絢爛豪華さには目を見張るものがあります。これほどまでに美しい教会は、イタリアと言えどもなかなかお目にかかれるものではありません。

サンタ・マリア・マッジョーレ聖堂は、黄金の装飾がクリーム色の壁に良く映えて、フェミニンで洗練された印象を与えます。一方ドゥオモは、鮮明なカラーが大胆に使われ、煌びやかな絵画の数々とともに観る者を圧倒します。

順番的にはサンタ・マリア・マッジョーレ聖堂から見学することをおすすめします。どちらも違ったスタイルでそれぞれの魅力に溢れているのですが、ドゥオモの方がよりびっくりするのではないかと思います。後に取っておきましょう。

サンタ・マリア・マッジョーレ聖堂内部

ここでもう一つだけ注意点を。サンタ・マリア・マッジョーレ聖堂もドゥオモも、カトリックの信仰のための場所であるという基本的な知識をしっかり念頭に置いて見学しましょう。

それぞれの入り口には禁止事項や注意点が図解され、表示されています。同じ建物内でも撮影OKなところとNGなところがあるので、扉をくぐる度に確認してルールを守りましょう。どちらにしろフラッシュは禁止です。うっかり光ってしまうと白い目で見られますので、フラッシュがオフになっていることをしっかり確認してからシャッターを切りましょう。

露出の多い服装は好ましくありません。短パンにビーサンでズカズカ入っていく旅行者も中にはいますが、決して真似しないようにしましょう。信仰心を尊重しながら、「お邪魔します」というスタンスで静かにこれらの教会の神秘の美しさを堪能していただきたいと思います。

ドゥオモ内部

まとめ

ヨーロッパでは空の交通の要所となっているベルガモですが、観光地としてもその実力がなかなかのものであることが伝わったでしょうか?

私は飛行機や鉄道の乗り継ぎのためにベルガモでワンバウンド的に一泊することが多いので、観光に割ける時間はほんの半日程度です。それでも充分に楽しむことができる町なので、仕事やトランジットで立ち寄る機会がある方には是非、ポイントを押さえて効率よく半日観光を楽しんでいただきたいと思います。

ベルガモのドゥオモの美しさは、おそらく私が今までイタリア各地で見てきた中でもトップです。とてつもなく大きな力を感じることができる場所です。写真では残念ながらその迫力は全く伝わりません。是非一度、ご自身の目で、肌で、そのパワーを感じてみていただきたいと思います。

この記事のライター

ヨーロッパ在住歴13年の経験を活かしてイタリア、スイス、ドイツ、フランスのちょっとディープな観光情報をお届けします!

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