小さな楽園モノーポリで南イタリアライフを満喫するために押さえておきたいポイント

小さな楽園モノーポリで南イタリアライフを満喫するために押さえておきたいポイント

南イタリアのプーリア州に位置するモノーポリは、日本ではまだあまり知られていないバカンスの名所です。「紅の豚」の舞台となった美しいアドレア海での海水浴をはじめ、ショッピングにグルメに、五感を満たしてくれるようなスローライフが待っています。この記事ではそんなモノーポリを満喫するための、おすすめポイントの数々をご紹介します!


隠れた楽園モノーポリは、「白い街」とも呼ばれます。これは、青い海沿いに立ち並ぶ建物の外壁がことごとく白いためで、その白さが海の色と見事なコントラストを作り出しています。

まずは私が実際訪れて、大好きになった海水浴スポットの数々をご紹介します。

極上の海を独り占め!モノーポリでおすすめのビーチ

モノーポリにはたくさんの小さなビーチが点在しています。南隣の町カピートロ(Capitolo)へと続く海岸線には、プライベート・ビーチから野性味あふれる自然に囲まれたパブリック・ビーチまで、実に様々な海水浴スポットがあります。

私たちはせっかくだからと、ガイドブックやツーリスト・インフォメーションで勧められるような有名ビーチではなく、「地元の人たちが行く」穴場スポット狙いで主な行き先を決めました。

宝石のように輝く水面がフォトジェニック!ポルト・ヴェルデ

加工無しでこの色です!

ポルト・ヴェルデ(Porto Verde)は、モノーポリの旧市街地から徒歩15分ほど南下したところにある隠れた名所です。「緑の港」という名のこのスポットは、自然のままの姿が魅力の小さなビーチで、地元の人で賑わいます。

モノーポリの中心部からバスでも行けるので、歩くのが面倒な時には私たちもバスを利用しました。「カーラ・パラディゾ(Cala Paradiso)」という停留所で降りるとすぐ近くです。バスのチケットは片道1.1ユーロと安いので、気軽に利用できます。

バスのチケットは、運転手さんから直接買うこともできますが、乗車客が多い時にお金のやり取りをしていると後ろが詰まって迷惑になりますし、運航時刻にも影響しかねません。周りに迷惑をかけないためにも、事前に往復分のチケットをモノーポリ中心部で購入しておくことをおすすめします。バス停近くのタバコやさんなどで買えます。

ただし、あまりバスの本数が多くないのであらかじめ時刻を確認しておく必要があります。一時間に一本ほどしか運行していません。午前中にモノーポリの中心街から乗ると、車内はビーチグッズを抱えた人でいっぱいになります。帰りは夕方18時ころから非常に込み合い、満員のため途中の停車駅では乗車させてもらえない人の姿も見かけました。

このカーラ・パラディゾも有名な海水浴スポットで、こちらは有料でパラソルやビーチチェアなどの貸し出しを行っています。ですが人が多いので海水浴を楽しむならカーラ・ヴェルデの方が断然おすすめです。パラディゾには簡単な食事スペースも併設されているので、ここにランチだけ食べに行くのが良いでしょう。

地元民が行く隠れた名所トレ・ブーキとスカレッタ

スカレッタの裏側。泳いでたどり着けます。

「三つの穴」という意味の「トレ・ブーキ(Tre Buchi)」と「階段」という意味の「スカレッタ(Scaletta)」は、隣通しにくっついている小さなビーチです。名前の通りトレ・ブーキには、海に面した岸壁に3つの半洞窟がぽっかり口を開いています。

ですがこの小さなビーチ、アクセスが困難です。急な岸壁を下るか、お隣のスカレッタから膝まで海に浸かりながら移動して上陸するかの二択になります。それ故に人が少なく、場所取りが悠々とできるのが魅力です。

一方お隣のスカレッタには、石を削って作られた幅広の階段を下るだけでたどり着けるので、アクセスが容易です。そして私たちにとって一番ありがたかったのは、ビーチサイドに広い半洞窟があり、天然のパラソルになっていたことです。

イタリア人は日焼けを楽しむためにビーチ中央に陣取る人の方が多いため、半洞窟の影になっている部分は、一番込み合う時間帯でもぎゅうぎゅうになることはありません。この日影のおかげで、毎日パラソルを持ち歩く手間も回避できました。

海の美しさは上の写真の通り。3つの入り江が連なっている場所なので、泳いで3つ全てを覗きに行けます。

知る人ぞ知る穴場スポットなので、もちろん東洋人の姿などありません。地元のイタリア人ばかりがリラックスして、海水浴や日焼けを楽しんでいます。

スカレッタのビーチサイドにある半洞窟

夕焼けの時刻に訪れてほしいポルト・ヴェッキオ

ポルト・ヴェッキオ(Porto Vecchio)は、モノーポリ旧市街に直結した、比較的大きめのビーチです。立地が立地だけに、朝速くから家族連れなどの海水浴を楽しむ人々で賑わいます。

そのため、スペースを確保するのが難しいことと、せっかくの美しい海にゴミが浮いていたりしてげんなりすること、そして日影が全くないビーチだという理由から、昼間に訪れるにはおすすめできるスポットではありません。

ですが、夕食へ向かう前の夕暮れの時間帯にぜひ立ち寄って欲しいスポットではあります。7月のモノーポリでは日没が20:30くらいです。東海岸のため海に沈む夕日は拝めませんが、20時すぎくらいになると空がピンクに染まって海がそれを映し、空と海の境界線があやふやになります。

この時間帯のポルト・ヴェッキオは人出もひき、神秘的で素晴らしい風景をたっぷりと心ゆくまで眺めることができます。一日数十分の魔法の時間を、ぜひポルト・ヴェッキオで楽しんでみてください。

ピンク色の空と海の風景が神秘的です。

圧巻の装飾に心奪われる大聖堂

モノーポリの魅力は美しい海だけではありません。旧市街にある大聖堂は、観光客には必見です。こんな小さな町にこんなにも美しい教会があろうとは予想していませんでした。外観から、とても大きく立派な教会であることは既に見て取れていたのですが、内部に足を踏み入れてびっくり。言葉を無くしました。

写真を撮ればまるで絵画のような画になります。その壮大さ、装飾の緻密さ、信じられないレベルの保存状態、とにかく圧巻です。写真ではスケールまでは伝わらないのが残念で仕方ありません。モノーポリを訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみてください。

誰でも無料で入ることができますが、真夏でも教会内では肌の露出は慎みましょう。ノースリーブにビーチサンダルでも止められている人はいませんでしたが、イタリア全土で共通のルールとして浸透している「教会に入るときには肌を隠す」というのは一般常識ですので、マナーとしてある程度は心がけたほうが、日本人の評判を下げることにもならないと思います。

大聖堂内部

涼しくなる夜に是非旧市街でショッピングを!

モノーポリ旧市街にはたくさんの、個人経営と思われる可愛らしい商店が並んでいます。夏のハイシーズンには特に、夜中まで店を開けているところが多いため、ゆっくり夕食を食べてからでもショッピングが楽しめます。逆に日中の暑い時間は「昼休憩」という名の長い長い休み時間があるため、16時、17時ころまでは閉まっているお店がほとんどです。

イタリア人には、夏の夜には散策をする習慣があります。昼間は閑散としているモノーポリの旧市街も、夜20時を過ぎたあたりからどんどん人が出てきます。「昼間はいったいみんなどこに隠れていたんだ?」と不思議に思うほどのギャップです。

そのため、女性だけで出歩いても全く危険を感じることはありません。メイン通りを外れて細い路地に迷い込んでも、地元の方々が道に椅子を出して涼みながら語り合っていたりする、微笑ましい光景が見られ、怖い雰囲気とは無縁です。

夜のモノーポリは、白い壁に暖かい色の明かりが灯され、とてもロマンチックです。波の音に耳を傾けながら海辺を歩いたり、数々の商店を覗きながら旧市街でショッピングするのもとても楽しいですよ。美味しいジェラートやグラニタを片手に散策すれば、イタリア人気分に浸ることもできます。

まとめ

早朝のポルト・ヴェッキオから見た旧市街

何日でもいたくなるような魅力たっぷりの町モノーポリ。私たちのお気に入りのバケーション先となりました。人々は温かく、海の幸は最高の美味しさで、美しい海をたっぷり楽しめる、言うことなしの町です。

モノーポリから日帰りで行ける距離に、アルベロベッロやマテーラなど、世界遺産に登録されているスポットもあるので、お天気がすぐれない日にはちょっと遠出してみるのにも便利なポジションです。

是非一度、モノーポリで最高の夏休みを送ってみてください!

この記事のライター

ヨーロッパ在住歴13年の経験を活かしてイタリア、スイス、ドイツ、フランスのちょっとディープな観光情報をお届けします!

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