フェッラーラで食い倒れ!美食大国イタリアのローカルフードの魅力をご紹介!

フェッラーラで食い倒れ!美食大国イタリアのローカルフードの魅力をご紹介!

日本ではあまり知られていない美しい古都フェッラーラ。美食天国エミリア・ロマーニャ州に属するこの町は、美味しいものに溢れています。年中食べられるローカル・フードから、食の祭典「マンジャエクスポ」まで、私が食い倒れてきた数々のイタリアン・グルメたちを一気にご紹介します!是非次の旅行の参考にしていただきたいと思います。


美食大国イタリアの中でも、エミリア・ロマーニャ州は特に美味しいものの宝庫です。「太らないのは難しい」と言われているほど。今回私は仕事でこの地を訪れたのですが、幸運にも中日が2日間空いたため、食べたいものを全部食べてきました!以下に詳しくリポートしたいと思います!

数々の出店が並ぶ「マンジャフェクスポ2017(Mangiafexpo)」を満喫!

トレント・トリエステ広場に並ぶ出店の数々

私は全く知らずにフェッラーラに入ったのですが、今年2017年は7月10日から14日まで「マンジャエクスポ」という食の祭典が催されていました。「マンジャ」とは「食べる」というイタリア語。その名の通り、町のメイン広場であるトレント・トリエステ広場には所狭しと食べ物の屋台が並んでいます!
これにテンションが上がらないわけはありませんよね。

7月12日の夜遅くに腹ペコで仕事を終え、同僚たちと「こんな時間ではレストランはもう空いていないだろう。どうしよう?」と話し合っていたところ、地元フェッラーラの方がマンジャエクスポへ行くことを勧めてくれました。

夜中の1時だというのに、まだ食べ物を売っていました!もちろんいくつかの屋台は撤収作業を始めてしまっていましたが、夜中でも美味しいものにありつけるというのは実にありがたかったです。

別日に通常の夕食タイムに再訪しました。その日はたっぷり時間があったので、端から端まで屋台を見て回ってじっくり吟味し、どこで食べるかを決めました。

ファーストフード的な持ち歩きできる食べ物から、しっかり座っていただくレストランまで、実に幅広いお店が並んでいます。私たちはせっかくなので、ちゃんと座って食べるレストラン狙いでした。

ひと際私たちの興味を引いたのが「La Trattoria Ferrarese」です。「フェッラーラのトラットリア」というその名前からして、美味しくないわけないんじゃないかということでここに決めました。
狙い通り、生パスタがぷりっぷりで、最高に美味しい料理をいただくことが出来ました。

フェッラーラ名物の「カボチャのカッペッラッチのピスタチオ風味」や「イカ墨とブラータチーズのラビオリのアーモンド添え」など、一工夫効いたパスタのクオリティーの高さに感動すら覚えました。

ジェラート屋さんも出店していたので試しにシチリアのグラニタを買ってみました。行き当たりばったりで買うジェラートには毎度まったく期待をしていない私ですが、このグラニタの美味しさには驚かされました!ちゃんとシチリア風に作られていて、素材の味が最高に生きています。

後から調べたのですが、このジェラート屋さんの名前はジェラテリア・リゾラ(Gelateria L'isola)。本店は町の中心部から少し離れているので、徒歩では少し行きにくかったと思います。マンジャエクスポに出店してくれていてラッキーでした!

気軽に食べ歩きできる美味しいものもたくさん!

仕事の中日を一人で過ごさなければいけなかったため、レストラン以外の食べ物屋さんにもお世話になりました。毎食ひとりでレストランに足を運ぶのは気が重いものです。マンジャエクスポと軽食やさんで食事を済ませることが出来て大いに助かりました。

ピアディーナ専門店モルディッキオ(Mordicchio)

モルディッキオの巨大ピアディーナ

その軽食やさんのひとつがこちらのピアディーナ屋さん「モルディッキオ(Mordicchio)」です。この店名を日本語に訳すと「噛みつく」とでも言いましょうか。その名の通り、絶対にお上品には食べることが出来ない、超特大サイズのピアディーナを提供してくれています。

そもそもピアディーナという食べ物に馴染みのない人も多いでしょうか。ピアディーナとはイタリアではとてもポピュラーな食べ物で、パニーニなどと並んでバールやパン屋さんでも売られています。

クレープのように薄い生地をこんがり焼いて、その中に生ハムやグリルまたは生野菜、チーズなどを挟んでいただきます。見た目は華奢ですが、意外にボリュームがあるのがピアディーナの特徴です。「足りるかな?」などという心配は無用ですのでご注意ください。

このモルディッキオというお店、フェッラーラの有名店なのですがたどり着いてみてびっくりしました。まるで掘っ立て小屋のような佇まいでとても小さなお店です。イートインスペースもありますが、基本、食べ歩きのお客さんがターゲットのようで、店内で食べる場合でもテイクアウト用の窓口から注文します。

メニューが豊富すぎて迷ってしまいますが、順番が回ってきたらお店のおばちゃんが容赦なく注文を取ろうとするので、早め早めに決めておきましょう。

私は生ハムとアーティチョークのクリーム、そしてモッツアレラが入ったものを注文しました。予想以上のおいしさにびっくりしました。有名店とは言え、ピアディーナの味がそこまで他と違うことはないだろうと侮っていたのです。こちらの生地はとっても香ばしくて食感も最高。本当に美味しいです!

食べ歩き用生パスタのお店ビゴイ(Bigoi)

お店のカウンターの様子

こちらは最近できたばかりだという、テイクアウト用のカジュアルなパスタやさん。パスタは店名にもなっている太麺のビゴイ一種類だけで、合わせるソースのみが選べます。

シーフードやバジルなどのソースが用意されていて、注文を受けるとその場でパスタを茹でてくれます。

生パスタというのでぷりっぷりのものを期待していたのですが、こちらの生パスタは擬音で表すならば「ブニブニ」といった食感です。私はぷりっぷり派なのでちょっとがっかりしましたが、味はそれなりに美味しかったので、レストランでしっかり座って食べるのが億劫な時にパパっと利用するのには良いかと思います。

店員さんたちがとっても親切なのは好印象でした。旧市街地のど真ん中に位置しているので、町ブラしながら食べ歩くのにも便利です。

とびきりのジェラートのためには少し足を延ばして!

ボローニャ通に面するジェラート屋さん

フェッラーラでジェラートを食べるのなら、中心街にあるグロムなどの有名店は無視して是非ジェラテリア・デッリ・アンジェリ(Gelateria degli Angeli)まで足を延ばしてみてください。

私の宿泊施設からだと、旧市街地と真逆の方向だったのですが、「行ってよかった!」と心底思いました。最高のクオリティのジェラートに出会えました。これぞイタリアン・クオリティー!と言えるレベルです。

中心街にあるチェーン店のグロムは日本にも進出していますが、イタリアのジェラート屋の中では正直「まぁまぁ美味しい」というレベルです。その他、フェッラーラで有名な「K2」というジェラート屋さんにも行ってみましたが、こちらも再訪はないな、と思ってしまいました。

最後に行ったこのジェラテリア・デッリ・アンジェリが大当たりだったので、フェッラーラを訪れる人には是非是非おすすめしたいと思います!

イタリアの朝ごはんと言えば美味しいカプチーノとスイーツ!

最後にご紹介するのは、フェッラーラ中心部にある「ダリオ(Dario)」というパティスリー兼カフェです。ここのスイーツは是非一度味わってみていただきたいものばかりです。

お腹いっぱいスイーツを食べたいという人には「アラゴスタ(Aragosta)」と呼ばれる大振りの焼き菓子がおすすめです。「アラゴスタ」とはイタリア語でロブスターのことを指すのですが、この焼き菓子は形がロブスターに似ていることからそう呼ばれています。サクッサクのパイ生地と、中にぎっしり詰まったカスタードクリームが最高のコンビネーションです。

私は最後の日の朝食に、下の写真のような朝ごはんをいただきました。ミニサイズのババとピスタチオのミニシュークリームです。

ババはナポリ発祥のお菓子で、ラム酒にスポンジを漬け込んだお菓子なので、お酒に弱い私はミニョンしか食べられません。お酒大好きな友人たちは拳ほどの大きさのババも美味しそうに平らげています。ちょっと普通ではないスイーツですしとっても美味しいので、お酒に強い方にはおすすめです。

ダリオで提供されるカプチーノもとても美味しく、ハズレ知らずです。カプチーノって一番バリスタの腕が試される飲み物なんだそうです。どうりで、同じメーカーのコーヒーと牛乳を使っていても、お店によって全然味が違うはずです。誰にでも上手に作れるものではないんですね。

ミニョンと呼ばれるミニサイズのスイーツを2ついただきました。

まとめ

フェッラーラにはこのように美味しいものが溢れています。そしてフェッラーラ人は、そのことを誇りに思っています。

私は2日間しか自由な時間がなかったため、食レポできるのはここまでが限界ですが、このほかにもたくさんの美味しいレストランやパティスリーが隠れているはずです。

美しい街並みを散策しながら、そのようなお店に休憩に立ち寄って、イタリアの食文化も楽しんでみては?

この記事のライター

ヨーロッパ在住歴13年の経験を活かしてイタリア、スイス、ドイツ、フランスのちょっとディープな観光情報をお届けします!

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